野間 さん プロフィール

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野間さん: 牛のように黙々と
ハンドル名野間 さん
ブログタイトル牛のように黙々と
ブログURLhttp://iroiro915.blog.fc2.com/
サイト紹介文哲学や夏目漱石の感想
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供351回 / 365日(平均6.7回/週) - 参加 2016/01/16 19:27

野間 さんのブログ記事

  • 村上春樹『アフターダーク』
  • 図書館で村上春樹の『アフターダーク』を借りた。村上春樹は好きな作家ではないが、森鴎外のように日本的な精神を体現した作家だと思うので、読み込んで批判する価値があると思っている。それで今回も批判するために借りて読んでみたのだが、意外に面白いと思った。『ノルウェイの森』の登場人物たちは現実と距離を置きつつ、現実と関われない自分の臆病や消極性を他人に責任転嫁し、終始現実逃避の姿勢を貫いていた。そうして趣味 [続きを読む]
  • 日本兵が日本兵を銃殺「住民虐殺、強姦・強奪許せず」
  • 日本兵が日本兵を銃殺 当事者の元隊員95歳男性が記録に 「住民虐殺、強姦・強奪許せず」http://ryukyushimpo.jp/news/entry-417850.html琉球新報2016年12月26日 08:30 45年6月、球部隊に所属していた飯田さんは摩文仁の壕に潜んでいた。一緒に逃げて仲良くなった日本海軍兵や周辺住民から「自分が隠れている壕で住民にひどいことをしている軍曹がいる」と聞いた。その内容は、住民や子どもを殺害したり女性を強姦したり食 [続きを読む]
  • 『沖縄縣史』を途中まで読んだ感想
  • 「戦争体験者の声を聞け」とよく言われる。しかし証言を読んで行くとある強い不信に突き当たり、時々「声」を聞く作業に辟易する。殆どの人は「自分の苦労話しか語っていない」から。…「新築の材料の材木を軍に奪われた、悔しい。だから戦争はいけない」「強制的に避難させられた。沢山歩かされた。苦労した。二度とあんなことがあってはいけない。平和を訴えないといけない」…という按配で、平和や不戦の動機が極めて私的な感情 [続きを読む]
  • 『沖縄縣史10 沖縄戦記録2』沖縄人の戦争加害
  • 沖縄縣史10 沖縄戦記録2 (1975年) (75頁)(戦後、旅団本部が解散すると証言者はオスとメスの牛を2頭もらう。軍がどこかの農家から没収してあったものが、解散・帰還する事になり、処分に困ったらしい。証言者はその牛を連れて黒島へ帰った) ところが島につくと、私はその牛を二頭とも、思いもかけず島の人に横取りされてしまった。かれは自信たっぷりに主張した。 「私は軍隊に家を貸していたが一銭の金も受け取 [続きを読む]
  • 『沖縄縣史』朝鮮人軍夫の記述
  • 『沖縄縣史10 沖縄戦記録2』(1975年)(46頁 石垣島 平得飛行場建設)《作業中背をのばして休んだりすることは許されず、憲兵や軍の幹部が常に監視の目を光らし、少しでも仕事を休む者があれば、どなり、暴行を加えることさえあった。特に朝鮮人に対しては作業はたいへん厳しいものであった。危険な作業、たとえば爆発物の取り扱い等はほとんど朝鮮人にまかせるという状況であった。》(47頁 石垣島 平得飛行場建設) 《原田 [続きを読む]
  • QAB 安東丸事件(動画有り)
  • http://www.qab.co.jp/news/2017062191764.html2017年6月21日 18時30分慰霊の日リポート(3)「安東丸」川平永光さん「鹿川でみんな死んでいるんですよね。この人たちの遺骨だよということまでは(父親から)私聞いていましたので、いつか埋めに行かんとなと」西表島西部の内離島。戦時中は日本軍の要塞が置かれた島です。この内離島の海岸に20年前、船の残骸が確認されました。これが当時、撮影撮された写真です。私たちは今月、内離 [続きを読む]
  • おすすめ音楽 J-HIP HOP
  • http://www.qab.co.jp/news/2017062191764.html2017年6月21日 18時30分慰霊の日リポート(3)「安東丸」川平永光さん「鹿川でみんな死んでいるんですよね。この人たちの遺骨だよということまでは(父親から)私聞いていましたので、いつか埋めに行かんとなと」西表島西部の内離島。戦時中は日本軍の要塞が置かれた島です。この内離島の海岸に20年前、船の残骸が確認されました。これが当時、撮影撮された写真です。私たちは今月、内離 [続きを読む]
  • 天皇制の理不尽と恐怖
  • 森友学園問題で教育勅語が話題になった。教育勅語を暗唱する児童の様子が「異常」と言われたが、しかし戦時中は教育勅語はまだ序の口で、もっと様々な儀礼や慣習が教師や子供達に押し付けられた。その光景は森友学園などとは比較にならないほどの想像を絶する「異常」状況であった。『沖縄縣史10 沖縄戦記録2』(38〜39頁)から引用国民精神の上から教育上重要な地位を占めていたものに宮城遥拝と御真影の問題がある。当時、 [続きを読む]
  • ゴーヤーのワタの天ぷら
  • ゴーヤーのワタの天ぷらを作った。(本土の料理番組で見たのを見よう見まねで)イマイチだった。また作ろうとは思わない。ただほろ苦くて泡盛と合った。ゴーヤーのタネをレンジで30秒加熱した物。これはなかなかイケる。オススメ。酒とも合う。(とても美味しいという物ではないが…。)沖縄県史の沖縄戦記録編はなかなか読めないでいる。体調が悪いので内容の重い本は読めない。『ハムレット』は何とか読み切った。しかし何度読ん [続きを読む]
  • ハムレットの理性
  • 父を喪い狂ったオフィーリアは、悲劇のヒロインなどではなく(王の言う通り)正気と分別を失った「けだもの」である。美しい存在では到底ない。同じく父を喪い、しかもその死の悲惨な真相を知らされ、しかも復讐を迫られているハムレットは、オフィーリア以上に経験的苦悩を抱えているが、それでもハムレットは理性を保ち、しかも知恵を使うことによって死地を(英国行きを)脱し帰還する。ハムレットの理性に比べると、オフィーリ [続きを読む]
  • 「父が虐殺 戦中の日記」
  • http://pbs.twimg.com/media/DCU2v91UQAAgW7N.jpg:large「父が虐殺 戦中の日記」 1937年からの日中戦争に送られた父親は、数々の残虐行為を日記に残した。「これが、あの優しかった父ちゃんがしたことなのか」。息子は事実から目を背けてはいけないと、17日に大阪市で、父親の「遺言」を語り伝える。 山本敏雄さん(68)=福井県鯖江市=の父武さんは37年9月〜39年6月、中国戦線にいた。戦後、戦場で記していた日 [続きを読む]
  • 『沖縄縣史10 沖縄戦記録2』
  • 『沖縄縣史10 沖縄戦記録2』を図書館で借りた。印象的な箇所があったので紹介したいと思う。長い引用になるが多くの沖縄人に肝に命じて貰いたい教訓が含まれている。(1107頁)日本軍による差別行為があらわにされたことの対極に、沖縄県民の側にも、この差別政策に全身を委ねていく姿勢が形成されていたことについても明らかにしなければならない。とくに沖縄の支配層、上は県庁の上級官吏から、警察官、教員、市町村長、兵事主任 [続きを読む]
  • ハムレットの否定
  • 一般に当たり前とされる常識や観念が、ハムレットの中では崩壊している。ハムレットは常識などといったバイアスを超えて、それ以上の物を見ようとし、苦悩しているように感じられる。 「人間は、王を食べた蛆虫で魚を釣って、その蛆虫を食べた魚を食べるかもしれない。」王も乞食も公平である。つまりハムレットは地位というバイアスを信じない。精神そのものを見ようとする。だから体制側に味方するギルデンスターンのよ [続きを読む]
  • シナリオ『それから』6章〜7章(完結)
  • ○屋内。代助の家。書斎。ーー夜 代助は書斎に仰向けになって寝そべっている。 妄想を始める。 代助の妄想の映像。ーー暗く、燃えている街を、代助はさまよっている。三千代の姿を求めて。どれほど走っても三千代はどこにもいない。ようやく三千代を見つめた代助は肩を叩いて振り返らせた。ハッとする代助。その顔は驚くほど青白かった。代助「どうして行ってしまったんですか。俺を残して」三千代「だって。生きてた [続きを読む]
  • シナリオ『それから』5章〜6章
  • ○屋外。歌舞伎座の外。ーー夕方。人力車に乗り込んで帰ろうとする代助を兄が引き止める。兄「代助。いいかいよく考えるんだよ。お父さんは大変機嫌が悪い。会社が傾きかけているからね。逆らうと、絶縁されるかもしれないよ」代助「絶縁。…それもいいでしょう」兄「何を馬鹿なことを。お前に絶縁される度胸があるものか」代助「試してみましょうか」兄「おい、代助。俺はな、姉さんに言ったんだ。なに、あいつなら度胸がないから [続きを読む]
  • ショートショート『押しつけ合い』
  • 『押しつけ合い』東京都内のある会議室に、47都道府県の首長が極秘裏に招集された。一人一人にスイッチが配られる。クイズ番組のスイッチのような、ちゃちな装置。失望のため息と舌打ちが響く。「政府が極秘に発明した国家機密を見せる」ーーそれだけ言われてろくな説明もないまま、忙しい中強引に招集されたのに、まさかこんな下らない物を披露されるとは…皆は不機嫌な顔でタバコを吹かす。室内が火事のように煙る。非喫煙者の女 [続きを読む]
  • 米軍関係起訴率18.7% 特別扱い浮き彫り
  • 米軍関係起訴率18.7% 2015年一般刑法犯 特別扱い浮き彫りhttp://ryukyushimpo.jp/news/entry-290998.html琉球新報 2016年6月3日 05:01 2015年の1年間に国内で発生した米軍関係者(米兵・軍属・家族)による「一般刑法犯」(刑法犯から交通事故による業務上過失致死傷、重過失致死傷を除く)の起訴率が約18・7%だったことが2日、日本平和委員会の調べで分かった。14年の米軍関係者の起訴率は15・6%で、 [続きを読む]
  • シナリオ『それから』4章〜5章(原作・夏目漱石)
  • 三千代は時間に追い立てられるようにして帰って行った。代助「三千代さんのおかげで頭痛が緩和された。あの人は不思議だ。俺を限りなく楽な心持ちにしてくれる。…俺には是非ともあの人が必要だ」 テーブルの上に椿の鉢が置いてある。代助は落椿を手に取ると、そっと鼻のほうへ持って来て、心ゆくまで匂いを吸い込んだ。そうしてウットリしながら「三千代さん…」とつぶやいた。 5○屋内。青山の実家。兄の部屋。ーー [続きを読む]
  • シナリオ『それから』(原作・夏目漱石)
  • ○屋内。青山の実家。兄の部屋。ーー昼。 梅子は代助に「芝居までまだだいぶ時間があるからゆっくり休んでなさい」と言った。遠くで電話が鳴る音がした。 しばらくして直木がやって来る。代助に「牛込の御宅にご来客だそうです。平岡三千代という人だそうです」と告げる。代助「一人で来ているのかい?」直木「どうでしょうか」代助「きっと一人なんだろうな。平岡は用事だとか言っていたし……待たせておくように伝えてく [続きを読む]
  • 動画『日本軍の重慶爆撃』
  • ○屋内。青山の実家。兄の部屋。ーー昼。 梅子は代助に「芝居までまだだいぶ時間があるからゆっくり休んでなさい」と言った。遠くで電話が鳴る音がした。 しばらくして直木がやって来る。代助に「牛込の御宅にご来客だそうです。平岡三千代という人だそうです」と告げる。代助「一人で来ているのかい?」直木「どうでしょうか」代助「きっと一人なんだろうな。平岡は用事だとか言っていたし……待たせておくように伝えてく [続きを読む]
  • 沖縄の6月、テロの衝動
  • 慰霊の日のある6月は沖縄人にとって特別な月である。死者を悼み、平和の大切さを噛みしめ、不戦の決意を新たにする月だ。そんな沖縄の6月に日本のアイドルグループの総選挙が行われる。沖縄との友好を演出し、沖縄と日本との断絶を覆い隠そうとする意図があるように思えてしかたない。あるいはそういう意図は微塵もなくて全くの偶然かもしれないが、それにしても6月という特別な月にあんな愚にも付かないイベントを行う無遠慮さ無 [続きを読む]
  • 夏目漱石『それから』第二章
  • 代助は三千代への愛が深まると共に平岡への嫌悪を募らせていく。終盤へ行くほど嫌悪が募り憎しみにまで変質する。しかし最初は代助は平岡を好いていた。第二章の代助は平岡の訪問を心待ちに待っており、その様子は幼い子供が友人を待ち侘びるような無邪気な印象すら覚える。だが代助の家で会った二人は会話が全然盛り上がらなかった。これは二人の間に溝が出来たからであるが、代助はそれを久し振りにあった為に会話が噛み合 [続きを読む]