まっちゃん さん プロフィール

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まっちゃんさん: ロシアの地下資源がよくわかるブログ!
ハンドル名まっちゃん さん
ブログタイトルロシアの地下資源がよくわかるブログ!
ブログURLhttp://russianresources.seesaa.net/
サイト紹介文資源大国と呼ばれるロシアの「どこに」「どんな」地下資源があるか解説します。
自由文資源大国と呼ばれるロシアの「どこに」「どんな」地下資源があるか解説します。
広いロシアのどこにでも資源がある訳ではなく、地下資源は偏在していることが多いです。
特に日本に近い極東ロシアの資源について着目しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供151回 / 333日(平均3.2回/週) - 参加 2016/01/17 21:18

まっちゃん さんのブログ記事

  • 宗谷トンネルの地質その3(地形図)
  • ロシア側が提案してるシベリア鉄道の北海道延伸については、一体何の貨物を運ぶのかよくわかりません。日本とヨーロッパを陸路で結ぶことにより、船よりも早く到達できますが、急ぎの貨物でないならば、これまで通り船でよいのではないでしょうか?この辺のところは物流の専門家が検討するでしょう。さて宗谷海峡を橋またはトンネルで横断することは可能でしょうか。宗谷トンネルの地質の話をする前に、まずは地理的なところを確認 [続きを読む]
  • 宗谷トンネルの地質その2(サハリン概要)
  • 当研究所では宗谷トンネルの実現性はかなり懐疑的と考えています。どんな貨物を運ぶかの議論の前に、なぜか日露間のゲージの議論や宗谷本線の議論が進んでいる感じがします。石油や天然ガスはパイプライン輸送が適しています。宗谷海峡は海底パイプラインで、稚内からは貨車輸送でもよいですが、漁業関係者が反対しないのであれば、日本海を通って石狩湾新港まで海底パイプラインを延伸します。そうすれば石狩湾新港の火力発電所ま [続きを読む]
  • 宗谷トンネルの地質(はじめに)
  • ロシア側がシベリア鉄道の北海道への延伸構想を提案しているとの報道が出ています。それに対し日本側の反応はあまり良くありません。私も夢物語に近いストーリーであると考えていますが、日本にとって本当にメリットがあるのかしっかりとした技術的検討は必要だと思っています。北海道とサハリンの間の宗谷海峡を橋またはトンネルで連絡する構想ですが、北海道出身の地質技師である私は宗谷トンネルの地質がとても気になります。図 [続きを読む]
  • ロシアのとてもありがたいワインとは?
  • “沿海”地方の銅鉱床の紹介が終わりましたので、ここで“宴会”です。ワインで乾杯です。ロシアには人々に「ありがてえ」「ありがてぇ」と呼ばれ続けているワインがあります。 ロシアのありがたいワインとは?(注:コマの人はロシア人ではありません) そのありがたいワインはロシア語でАлиготеと書きます。産地はクリミアКрымです。 ロシアワインАлиготе(英語表記:Aligote) アリゴテAligoteという葡萄品種か [続きを読む]
  • 沿海地方の銅鉱床(Malakhitovoe鉱床)
  • ウラジオストクの北東500kmの沿海地方の北端、ハバロフスクの南150kmにMalakhitovoe銅鉱床は位置しています。図.沿岸地方の鉱産図Malakhitovoe鉱床周辺の拡大(VSEGEI)鉱床の名前は酸化銅鉱物である孔雀石Малахитを意味しています。Malakhitovoeポーフィリー型Cu-Mo鉱床は白亜紀前期の砂岩/シルト岩および頁岩を母岩と、これらを貫く安山岩ポーフィリーおよび角礫ゾーンからなります。変質帯の大きさは200×200mです。鉱物 [続きを読む]
  • ロシア人は松ぼっくりを食べる!?
  • ロシア人は松ぼっくりを食べます。これは本当の話です。私も実際にロシアで食べたことがあります。松ぼっくりКедровые шишкиでも食べるのは松ぼっくりのかさの部分ではなく、中に含まれる松の実です。すべての松ぼっくりが食べられる訳ではなく、食用となる松ぼっくりがあります。日本人が想像するかさが開いた松ぼっくりは食用には向いていません。松の実Кедровый орех私はシベリア鉄道に乗っている時に [続きを読む]
  • 沿海地方の銅鉱床(Sukhoi Creek鉱床)
  • Sukhoi Creek鉱床は沿海地方の北端、ウラジオストクから北東に730kmにあります。むしろハバロフスクの方が近いです。ハバロフスクのから東に約230kmのところにこのポーフィリー型銅鉱床は位置します。図.沿岸地方〜ハバロフスク地方のポーフィリーベルト(Mihalasky et al.,2010) Mihalasky et al.(2010)ではSukhoi Creekという鉱床名ですが、ロシアではSukhoi Logと呼ばれています。乾いた渓谷(水無し川)という意味で.. [続きを読む]
  • 沿海地方の銅鉱床(Nesterovskoe鉱床)
  • Nesterovskoe鉱床はウラジオストクの北東約580kmにある銅鉱床で、日本海までは約6kmの距離にあります。緯度では稚内よりも北になります。図.Nesterovskoe鉱床の位置図(Google Earth)Nesterovskoe鉱床は、50m×200mの範囲で熱水変質岩が認められるポーフィリー型銅鉱床です(Petrachenko et al.,1989)。鉱石鉱物は黄鉄鉱、黄銅鉱、閃亜鉛鉱そして輝水鉛鉱からなります。酸化帯にはマラカイトも認められます。鉱床は花崗閃.. [続きを読む]
  • 沿海地方の銅-(錫)鉱床(Verkhnezolotoe鉱床)
  • Verkhnezolotoe銅-(錫)鉱床はウラジオストクから北東約500kmにある白亜紀後期の閃緑岩質のポーフィリー型Cu-Sn鉱床です。図.沿岸地方〜ハバロフスク地方のポーフィリーベルト(Mihalasky et al.,2010)貫入の境界部は、黒雲母変質の境界と一致しています。鉱体は不規則で、部分的には鉱染状です。鉱染状鉱体は局所的に破砕ゾーンで高品位を示すことがあります。黄銅鉱と白鉄鉱が主要鉱石鉱物であり、少量の閃亜鉛鉱、方鉛鉱、輝水 [続きを読む]
  • 沿海地方の銅-(金)鉱床(Malinovskoe鉱床)
  • Malinovskoe銅-金鉱床はウラジオストクから北東約300kmにあるポーフィリー型のCu-Au鉱床です。図.沿岸地方〜ハバロフスク地方のポーフィリーベルト(Mihalasky et al.,2010)前期白亜紀の堆積岩に貫入した後期白亜紀の複合岩体からなり、その後いくつかのステージの鉱化作用がオーバーラップしています。主に石英-セリサイト変質部に細脈および鉱染状の銅鉱物が産します。鉱石鉱物は黄銅鉱、黄鉄鉱、磁硫鉄鉱、白鉄鉱、硫砒鉄鉱、 [続きを読む]
  • 沿海地方の銅鉱床(Lazurnoe鉱床)
  • 極東ロシア、沿海地方のシホテアリンベルトに産するポーフィリー銅鉱床の中で最も研究されているLazurnoe銅Cu-モリブデンMo鉱床を紹介します。Lazurnoe鉱床では白亜紀前期の堆積岩を貫く2つの岩体があり、西側はおよそ0.8×1.6?、東側は2.0×1.5 ?の大きさがあります。図.Lazurnoe 鉱床の地質平面・断面図(Gonevchuk et al.,2009)西側の貫入岩体は更に、北部ストックと南部ストックに分けられます。北側ストックは漏斗型の形 [続きを読む]
  • 沿海地方の銅鉱床(概要)
  • 極東ロシアの沿海地方Приморский крайの銅鉱床について紹介していきます。沿海地方といってもなじみはないでしょうが、ウラジオストクがある州と言えば分りやすいでしょうか。沿海地方の面積は16.6万km2、人口は約200万人です。図.沿海地方の位置図と首府ウラジオストクの位置沿岸地方の西側には三畳紀〜ジュラ紀の花崗岩体が分布しています。沿岸地方の東側には白亜紀〜古第三紀にかけて広い範囲で様々な組成の火成 [続きを読む]
  • カムチャッカ地方の銅鉱床(まとめ)
  • これまで紹介してきたカムチャッカ地方の銅鉱床をまとめます。銅鉱床としてはポーフィリーカッパー鉱床と塩基性岩に伴われるCu-Ni鉱床があります。カムチャッカ半島にはCentral Kamchatkaと呼ばれるポーフィリーベルトがあります。代表的な鉱床としてKirganik鉱床、Krasnogorskoe鉱床、Malakhitovoe鉱床があります。図.極東ロシアのポーフィリーカッパーベルト(Volkov et al.,2006)カムチャッカ半島の付け根にはKoryakと呼ばれる [続きを読む]
  • カムチャッカ地方の銅-ニッケル鉱床(Kvinum鉱床)
  • カムチャッカ半島の南西部にはニッケル鉱床が多く分布するニッケルベルトがあります。このニッケルベルトの南部にはKvinum鉱床があります。図.Kvinum鉱床の地質図(Tararin et al.,2007)鉱床は小規模シル状の塩基性岩が変成した原生代の片岩や古生代の千枚岩との低角度の衝上断層に沿って、貫入したものです。塩基性岩の分布は延長約1000m、厚さは数mから中央部で最大200mです。接触部の母岩は強い黄鉄鉱化を受けた紅柱石-ザク [続きを読む]
  • ロシアの石炭生産量は世界何位?(2015年版)
  • ロシアの石炭生産量は世界何位でしょうか?2015年のデータ(出典:BP)で見てみましょう。石炭生産量一位は断トツで中国で、世界全体の約半分を占めています。ロシアの石炭生産量(3.73億トン)は世界6位でした。トップテンの順位は2014年と変わりありません(→2014年版はこちら)。またロシアはアメリカに次いで世界第2位の可採埋蔵量を持っています。資源量を生産量で割ったR/P比は421です。つまりロシアは400年間分以上の豊富な [続きを読む]
  • カムチャッカ地方の銅鉱床(Lalankytap鉱床)
  • カムチャッカ地方の北東部、チュクチ自治管区との境界付近にLalankytap鉱床があります。ベーリング海からはおよそ50km離れています。図.Lalankytap鉱床位置図(Google Earth)Lalankytap鉱床は鉱染状の黄鉄鉱, 輝水鉛鉱, 黄銅鉱, 少量の磁硫鉄鉱, 閃亜鉛鉱, 方鉛鉱, 磁鉄鉱などを含む石英細脈を伴う1.2×0.6kmのストックからなります。鉱石鉱物は細脈状のほか、鉱染状も認められます。古第三紀の石英閃緑岩とモンゾ閃緑岩や、白 [続きを読む]
  • カムチャッカ地方の銅鉱床(Malakhitovoe鉱床)
  • カムチャッカ地方の首府であるペトロパブロフスク・カムチャツキー(地元の人は単に”ペトロ”と呼んでいます)から北北西に約230kmのところに、Malakhitovoeと呼ばれる銅鉱床があります。沿海地方にも同じ名前のMalakhitovoe鉱床がありますが、鉱床の名前は酸化銅鉱物である孔雀石Малахитを意味しています。図.カムチャッカ地方のポーフィリー型銅鉱床位置図(Mihalasky et al.,2010)Malakhitovoe 鉱床はサブアルカリ質 [続きを読む]
  • カムチャッカ地方の銅鉱床(Krasnogorskoe鉱床)
  • ペトロパブロフスク-カムチャッキーより北西約130kmにあるKrasnogorskoe鉱床を紹介します。Krasnogorskoe鉱床はポーフィリー型の銅・モリブデン鉱床で、品位は0.9%Cu,0.04〜0.1%Moとされています。原生代の片麻岩に貫入した中新世の閃緑岩ポーフィリーとの境界部に、銅の鉱徴が認められます。鉱化には黄鉄鉱, 黄銅鉱, 輝水鉛鉱, 磁硫鉄鉱を伴う10〜30 本/mの硫化物細脈タイプと、鉱染状硫化物タイプがあります。石英脈は輝水鉛 [続きを読む]
  • カムチャッカ地方の銅鉱床(Tymlat鉱床)
  • 2006年1月にNorilsk Nickel社はRio Tinto社と南東シベリア〜極東地域の探鉱を行うためにNorilsk社51%、Rio Tinto社49%の比率でモスクワに子会社RioNor Exploration社を設立しました。2008年は極東ロシアにおいてポーフィリー型銅・金鉱床を対象に探鉱を実施しました。Tymlat鉱床はその探鉱案件のうちのひとつです。カムチャッカ半島の根元、カラギンスキー湾に面したところにトゥイムラトTymlat村があります。この村から約10.. [続きを読む]
  • カムチャッカ地方の銅鉱床(Kirganik鉱床)
  • ペトロパブロフスク-カムチャッキーより北に250kmにあるKirganik鉱床(Kirganikskoe)を紹介します。図.カムチャッカ地方のポーフィリー型銅鉱床位置図(Mihalasky et al.,2010)Kirganik鉱床は鉱染状鉱石とCu-Au 細脈状からなる銅のポーフィリー型鉱床で、鉱床は標高1700m以上の急峻な山地にあります。Kirganik鉱床の地質平面・断面図を下図に示します。図 .Kirganik 鉱床平面・断面地質図(Zvezdov,1997)ポー.. [続きを読む]
  • ロシアのレアアース生産量は世界何位?
  • 不定期にお伝えしているロシアの資源ランキング。今回はレアアースを紹介します。アメリカ地質調査所のデータから、2014年のレアアースの産出量を見てみましょう。*生産量トン数はレアアース酸化物(REO)としてのトン数*レアアーストン数はランタノイドとイットリウムを含む。スカンジウムは含まない。2014年のレアアース生産量世界第一位は中国で、世界シェアの85%を占めています。ロシアの生産量は2,500tで、これは世界第4位で [続きを読む]
  • カムチャッカ地方の銅鉱床(Karagin Group鉱床)
  • カムチャッカ地方の東側、ベーリング海のカラギンスキー湾にカラギンスキー島Карагинский островがあります。図. カラギンスキー島の位置(Google Earth) この島は無人島ですが、北東部に銅-ニッケルの鉱床があります。いくつかの鉱徴地(Монолитное、Маркеловское、железное)がありそれらをまとめてKaragin Group鉱床と呼ばれています。 白亜紀後期の蛇紋岩化した橄欖岩や蛇紋 [続きを読む]
  • カムチャッカ地方の銅鉱床(概要)
  • 極東ロシアの地下資源の紹介のコーナーは、カムチャッカ地方になります。カムチャッカ地方はカムチャッカ半島に位置する行政単位の一つで、その首府は太平洋に面した不凍港であるペトロパブロフスク・カムチャッキーです。図.カムチャッカ地方の位置図カムチャッカ地方は面積が47万km2もあり、実は日本よりも広い面積を有しています。一方、人口はわずか約36万で、人口密度は極めて低いです。カムチャッカ地方の主な産業は漁業 [続きを読む]