いつきさらさ さん プロフィール

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いつきさらささん: わたしをさがしていますか
ハンドル名いつきさらさ さん
ブログタイトルわたしをさがしていますか
ブログURLhttps://sagasiteimasuka-poet.theblog.me/
サイト紹介文いつかの日常から非日常まで綴っています|『わたしをさがしていますか』発売中(pocket.jp)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供409回 / 365日(平均7.8回/週) - 参加 2016/01/18 23:40

いつきさらさ さんのブログ記事

  • 折り紙
  • 角と角をあわせてずれないように半分こほらできた重ねることをくりかえすだけ簡単でしょう放射状に刻まれていく美しい折り目どうしてもそのとおりに折れなくておっきいおててになりない泣いて母を困らせた角を角を合わせてもずれないように重ねても折り紙のように美しくは混ざり合えなくて笑って自分を慰めた放射状に刻まれていく無数の折り目ほらできた重ねることを繰り返すだけずれたって破れたってわたしはわたしでこの上 [続きを読む]
  • トーザ・カロット岬の毛糸屋さん-7
  • トーザ・カロット岬に夏の光がふりそそいでいます毛糸屋さんではひぐらしの悲しみという名のレース糸が入荷したばかりレース糸もうっとりするほど素敵だけどやっぱり毛糸が好きでみかんの蕾の色の毛糸をひとたままたひとたまアルバイトのお給料が出るたびにそろえました何を編もうか大きいの小さいの難しいのに挑戦してみようかなこんがらがったらほどけばいい間違えた場所まで戻ってひとつひとつひとあみひとあみそこからま [続きを読む]
  • いつかのライオンのように
  • 波しぶきのように雲がゆらゆらしていつのまにかどうぶつの格好になりましたキリンや象に似たものやきみの飼い猫にそっくりなのとかスローモーションの海のようにゆらゆらと波しぶきは姿を変えていくのです空がなくなっても海がなくなってもいつかのライオンのようにゆらゆらと雲はおどけているのですきみがいなくなってもぼくがいなくなってもまあるい世界のどこかでゆらゆらと雲が歌っているのです ラ [続きを読む]
  • そんなこともある
  • 世界がキライこの星もこの時代もキライ遠くに行きたいつまり今はそんなに自分のことが好きになれない時期らしいそんな朝もあるそんな夜もあるそんなこともある ランキングに参加しています [続きを読む]
  • 大好きだから
  • さっきまで自分の中のやさしさを少しいい気になって見せびらかしてたさっきまで自分の中の喜びを少しやけになって見せびらかしてた今しがたきみがあははって楽しそうに見せてくれた笑顔にはやっぱりかなわなくてぼくはいつものようにちょっぴり落ち込んで「どしたん?」ってきみに不思議がられるんだ大好きなのに居心地悪いんだ大好きだからもどかしいんだ ランキングに参加しています [続きを読む]
  • 空とキスして
  • 空とキスして空に浮かんだ空を抱きしめきみが笑った空とキスして空を泳いだ空を抱きしめぼくも笑った空とキスして空を走った空を抱きしめ心が透けた ランキングに参加しています [続きを読む]
  • 今日この頃
  • 下向くほうが簡単だし誰とも目を合わさなくていいうつむくほうが綺麗に見えると誰かれともなく信じてる今日この頃下向くほうが気楽だし自分とも目を合わさなくていいうつむくほうが知的に見えると誰かれともなく信じてる今日この頃下向くほうが安心だしかみさまを恐れていられるうつむくほうが正直に見えると誰もが信じてる今日この頃 ランキングに参加しています [続きを読む]
  • わたしをさがしていますか
  • わたしはわたしを生きていますかわたしはわたしを楽しんでいますかおぼつかなくとも今日を歩いていますかわたしはわたしに苛立ってなりふりかまわず罰したくなるそれでもわたしはわたしでいていいですか小さく名前呼んでくれますかわたしをさがしていますか ランキングに参加しています [続きを読む]
  • トーザ・カロット岬の毛糸屋さん-6
  • 今日は君のため息を拾いにきたよそろそろ泣きたい季節でしょ月が隠れるのも雨の日の約束も今年はどうも早すぎるだから君のため息を拾いにきたよなんだか下向く季節でしょ星の色も毛糸の色も濃くなりすぎるため息つくぐらいで染まるのがちょうどいいんだがね毛糸屋さんはまあるい手で器用にリュックのひもをとき"薄曇りの朝に傘を持たない勇気"という名のころころした玉をおまけですまいどありがとうございます ふたつ握らせ [続きを読む]
  • あの頃
  • 言われたんだすごく美人さんだねって悩みなんかないんだろうってどうにもこうにも苦しくなって家中の鏡を布でくるんだ窓にぼんやり映るぐらいでちょうどよかった言われたんだほんとに優等生だねっていつも正しいんだよなってどうにもこうにも悲しくなって歌ばかり歌って過ごしたぼんやり耳が楽しくなるぐらいでちょうどよかった言い返せなかったんだおたがいさまでしょって笑えなかったんだありがとうってまたまたご冗談をそ [続きを読む]
  • アナリーゼ
  • 思いきりジャンプしたその先に解決なんて見いだせないまま思いきりジャンプしたトニックもドミナントも狂いっぱなしで導かれるなんてまっぴらで思いきりジャンプしたその先に解決なんて見いだせないまま思いきりジャンプしたトニックもドミナントも暴れっぱなしで導かれるなんてまっぴらで分析できればいいのに恋に落ちる瞬間も ランキン [続きを読む]
  • 好き
  • 例えばおはようを交わすように卵の焼き加減を選ぶように今日の空模様を確かめるように好きそう伝えられたらよかった ランキングに参加しています [続きを読む]
  • 信じてました
  • ガマンをすればするほど強くなるのだと信じてました泣けば泣くほど優しくなるのだと信じてました叫べば叫ぶほど気持ちが楽になるのだと触れあえば伝わるのだとかたくかたく信じていました ランキングに参加しています [続きを読む]
  • うわさ
  • 空がイライラと星を避けていきますなくなるなんてありえないでしょおとなたちもこどもたちもだあれも信じなかったのです空はうねうねと星を避けていきます赤い空も青い空もだいすきだったのにあのうわさほんとらしいよもうすぐなくなるって空のつぎは海なんだってでも今すぐってわけじゃないんでしょ拡散しといたけどみんな言ってるし大丈夫じゃないのかななんとかなるんじゃないのかな ランキン [続きを読む]
  • こぼれていった
  • 無意味に泳ぎ続けることに飽きて岸にすわりこんだ楽しげなさざめきもうつろな気分も欲望も祈りも憎しみも塊になって流れている水面をのぞきこめばとびきり醜いあたしが浮かんでて慌てて指先でかき回した今は泳ぎ続けるのに飽きてなんとなく岸にすわりこんだ輝く言霊も薄れゆく自我も諍いも夢も嫌悪も塊になって流れている水面をのぞきこめばいつの間にか誰もいなくて慌てて両手で水を掬ってみたあたしが揺れて指先からこぼれ [続きを読む]
  • きみの背中が見えなくなるまで
  • だいすきだったバツが悪そうに斜め上見あげるとこもとてつもなくウソが下手なとこも白くないと月じゃないそんなふうに言い放つとこもだいすきだった大丈夫だからありがとね泣かないからきみの背中が見えなくなるまで [続きを読む]
  • 朽ちていく僕らの日常
  • 干からびていくクリームソーダ朽ちていくきみの笑顔蝉は命を謳歌し空は焼けるほどの青錆びていく心の扉朽ちていくきみの涙蝉は愛を謳歌し風はむせるほどの青干からびていくクリームソーダ朽ちていく僕らの日常蝉は命の果て森は悲しいほどの青 [続きを読む]
  • 夢の出口に一人佇む
  • 本のページを破るように喜びだけをきみに手わたせればいいのにしおりがわりの小さな傷が悲しみを増幅するからぼくはもう表紙を開けることすらできずにいる好きなページに行き着くように心の処理スピードも改善されればいいのにしおりがわりの懐かしい涙がそれを拒むからぼくはもうあの日にさえ閉め出されたままだ本を閉じるような綺麗な終わりはないのに本を開くような素敵な始まりを求めてしまういぎたなく眠りながら [続きを読む]
  • Calystegia
  • 手に触れて体をつないで声を聞いた瞬間をくりかえしても悲しみが深くなるだけで心に触れても抱きしめても意味はなかったのだとしたらどうして出会ったのだろう想いを閉じ込められればよかったのにそうして外科手術のようにとりさってしまえたらよかったのにふたりのなにもかもを [続きを読む]
  • はちみつ色のまあるい子
  • はちみつ色のまあるい子生まれてすぐ道端のダンボールでみいみい言ってて助けてもらった人以外には心を開かなかったんだってはちみつ色のまあるい子近づきたいけどイカ耳になっちゃうおかーさん以外は怖い人おかーさん以外は信じないでも世界はおかーさんだけじゃないはちみつ色のまあるい子塀の上にいるのを見つけてこっそりデジカメ構えたつもりだったのに喜んですぐに足元にかけよってくるそうして膝にのせてくれとせがむ [続きを読む]
  • ほんの少し夢を見た
  • 翼ある命に憧れてわたしたちは時々ほんの少し空を借りたどんなに真似ても同じようにはなれないのだしほんの少ぉし夢見るだけで幸せだったある時もう少しだけ空を借りてもう少しだけとどまれないかそんなことをわたしたちは思いついたあと少しほんの少しもっともっとついには翼ある命に嫉妬してしめだそうとした空も風もひとりじめしたくて同じようにはなれないことも憧れだけで幸せだった日のこともすっかり記憶から追い出し [続きを読む]
  • ふわふわ
  • 終わりもしなければ始まりもしない空から閉め出されそうになって星からずり落ちそうになってそれでもそんな声がするだからこころをときどき脱ぐようにからだもときどき風に遊ばせてみる終わりもしなければ始まりもしない大地から閉め出されそうになって海からずり落ちそうになってだけどこころがふわふわただよってからだと分かれてしまうから眠れぬ夜がちらばっていくのです [続きを読む]
  • もう誰もいない
  • 月の見える場所にはいない時間軸と待ち合わせの場所をわざとまちがえたから触れ合っても風は動かず夜はふたりを隠してはくれなかった星の流れる場所にはいない波のように光がうちよせ愛した記憶も隠してしまう月の見える場所にはいないもう誰もいない [続きを読む]
  • 塞がる
  • 遠くでアラーム止め忘れのあわてんぼはだれ遠くでチリンチリン自転車こいできみはぼくを猫みたいだと笑った遠くでなき声それがだれかたしかめるまえに夢が閉じた [続きを読む]