chouko93 さん プロフィール

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chouko93さん: 蝶子の読書サプリ
ハンドル名chouko93 さん
ブログタイトル蝶子の読書サプリ
ブログURLhttp://chouko9393.seesaa.net/
サイト紹介文活字中毒のライター蝶子が女子の視点で、女子に役立つ書物を紹介します。
自由文幼いころから本の虫、活字中毒のライター蝶子です。蝶子の「脳内書棚」の中から、女子の視点で女子に役立つ書物を紹介します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供43回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2016/01/21 16:57

chouko93 さんのブログ記事

  • 山際淳司著「スローカーブを、もう一球」(1981年)
  • スローカーブを、もう一球改版 (角川文庫) [ 山際淳司 ]価格:604円(税込、送料無料) (2017/5/26時点)↑「江夏の21球」を収録スポーツノンフィクション作家・山際淳司さんの出世作「江夏の21球」は、衝撃的だった。小学低学年で見たあの日本シリーズ。緊迫した21球の攻防の間に、マウンドのリリーフエースと打者、そしてベンチの思惑が入り乱れる。そして、それらは交わることはない。それが、人間臭くて面白い。1979年11月4日 [続きを読む]
  • 芥川龍之介著「或阿呆の一生」(1927年)
  • 河童/或阿呆の一生改版 [ 芥川龍之介 ]価格:432円(税込、送料無料) (2017/5/24時点)日本文学に名を遺す文豪がSNSを使いこなしていたらどんなことを書くだろうと、ふと考える。太宰治ならダメンズっぽい愚痴とか、谷崎潤一郎なら足フェチについてつぶやくとか。紫式部と清少納言がお互いをちくちく皮肉る、なんてことになったら絶対フォロワーになる。芥川龍之介が自殺する1か月ほど前に書き、死後に発表された「或阿呆の一 [続きを読む]
  • 湊かなえ著「夜行観覧車」(2013年)
  • 夜行観覧車 [ 湊かなえ ]価格:1620円(税込、送料無料) (2017/5/23時点)アイドルグループの一員である17歳女子にインタビューしたとき、「お休みの日は部屋にこもって読書してま〜す♪」と話してくれた。湊かなえさんのミステリーなら、ご飯も食べずに読み続けられるのだそうだ。なかなか知的なアイドルだ。(ファンだったら、誰なのかわかっちゃうかもしれない)アイドルも大好きな人気作家・湊さんの「夜行観覧車」。舞台は高級 [続きを読む]
  • 松田美智子著「越境者 松田優作」(2008年)
  • 越境者 松田優作【電子書籍】[ 松田美智子 ]価格:514円 (2017/5/22時点)いつだったか、息子と一緒に映画館で「ブラックレイン」(1989年)を観た。冷酷なヤクザを演じる松田優作さんのひりひりした存在感をあらためて感じる。この時、すでに優作さんは末期の膀胱がんで激しい痛みに苦しんでいた。それでもハリウッドでの成功をつかもうと、消えそうな命の灯を燃やすように撮影に臨み、スクリーンにその姿をたたきつけた。この本 [続きを読む]
  • 宮木あや子著「花宵道中」(2009年)
  • 花宵道中 [ 宮木あや子 ]価格:637円(税込、送料無料) (2017/4/22時点)「吉原炎上」(1983年)、「陽暉楼」(1984年)など五社英雄監督の遊郭を舞台とした映画を中高校生のころだったか、テレビで観て怖気づいた。美しくたくましいお女郎さんらの姿から、思春期の女子は身体を売るという性の行為がとてつもない恐怖に感じられたのだ。「R−18文学賞大賞」(2006年)を受賞した宮木あや子さんの「花宵道中」は、廓の女性たちを描 [続きを読む]
  • 大下英治著「太地喜和子伝説」(2000年)
  • 「女優」とは何だろうか。女性とも違うイキモノ。恋愛も失恋も修羅場でさえ、芸のこやしにしてしまう。女性としての幸せには背を向けつつも、女のエッセンスをいっぱい持っている人。小学生の時からずっと気になっていた今は亡き女優さんのノンフィクション「太地喜和子伝説」(大下英治さん著)を読むと、そんな思いにかられる。喜和子さんの女優人生は東映テレビプロに入った15歳からスタート。その後、杉村春子に憧れて文学座に [続きを読む]
  • ジョン・グレイ著「愛される女(わたし)になれる本」(2003年)
  • ジョン・グレイ博士の「愛される女」になれる本 [ ジョン・グレー ]価格:1296円(税込、送料無料) (2017/4/14時点)2年ほど前に観た舞台で、男性に絶望感を抱いているヒロイン(演じていたのは、一路万輝さん)のせりふが印象的だった。「男は冥王星から来たのよ」。私は深くうなずいた。そうだ。女が地球人とすれば、男は違う星から来た異星人だ。男と女が全く違うという事実を早く知っていれば、過去の山のような過ちや失敗はな [続きを読む]
  • 田辺聖子著「おちくぼ姫」(1979年)
  • おちくぼ姫 [ 田辺聖子 ]価格:475円(税込、送料無料) (2017/4/13時点)平安時代にこんなスリリングなシンデレラ・ストーリーがあったなんて!10世紀末の古典(作者不詳)「落窪物語」を基に、田辺聖子さんがわかりやすく現代語訳した「おちくぼ姫」。西洋に伝承する本家のシンデレラと同じ要素…継子いじめ、意地悪な異母姉妹、素敵な王子さまとの出会いと結婚…などが満載である。古今東西の人類はこの手の話が好きなんだなぁと [続きを読む]
  • 林真理子著「野ばら」(2007年)
  • 野ばら [ 林真理子 ]価格:734円(税込、送料無料) (2017/4/12時点)タカラジェンヌと高級な女性誌の編集記者…キラキラした世界に生きる若い女性たちの恋や友情を描く―というと、わくわくする。けれども、どんなにオモテが美しくてもウラはそうとは限らない。人は子どもから大人になる成長過程で、物ごとには必ずオモテとウラ、光と影の両面があると知らなければならないのだ。林真理子さんの「野ばら」。主人公は宝塚の娘役であ [続きを読む]
  • 夏目漱石著「それから」(1909年)
  • それから/門 [ 夏目漱石 ]価格:689円(税込、送料無料) (2017/4/11時点)ちょうど1年前、梶裕貴さんら声優たちによるリーディングの舞台「それから」を観た。声だけの圧倒的な表現と効果音、シンプルな舞台装置で、明治時代を生きる日本人の苦悩が立ち上がってくる。素晴らしかった。100分に構成された脚本には、夏目漱石が描いた明治の時代背景と現代をさりげなくリンクさせている。隠れキーワードは「戦争」であると解釈した。 [続きを読む]
  • ブライアン・L.ワイス著「魂の伴侶」(1999年)
  • 魂の伴侶ーソウルメイト [ ブライアン・L.ワイス ]価格:668円(税込、送料無料) (2017/4/10時点)ボーカリストの鈴木雅之さんを取材した際、ご自身が好きな曲の一つとして「THE CODE〜暗号〜」(作詞作曲・槙原敬之)を教えていただいた。「あなたと話している誰かのふとした仕草に、アレっと思うことってないですか。ずっと前、どこかで会った気がするとか…」。そういう瞬間、相手との長く深いつながりを感じて懐かしい気持ち [続きを読む]
  • 中島敦著「名人伝」(1942年)
  • 李陵/山月記/弟子/名人伝改版58版 [ 中島敦 ]価格:514円(税込、送料無料) (2017/4/7時点)武術や芸能などの習熟を目指している人は、練習を重ねればそれだけうまくなる―と普通は思う。ところが、頂点を極め、そのまた先へと登りたければどうすればいいか。中島敦の「名人伝」は「究極の一流とはなんぞや」という問いに迫る短編だ。中国の超に住む紀昌は弓の名人になろうと志を立て、達人である飛衛に弟子入りした。飛衛はまず [続きを読む]
  • 桐野夏生著「東京島」(2008年)
  • 東京島 [ 桐野夏生 ]価格:637円(税込、送料無料) (2017/4/6時点)この小説に、モデルとなった実際の事件があったとは!太平洋に浮かぶ孤島に女性1人と男性32人が取り残された「アナタハン島事件」(1945〜1950年)。共同生活をしているうちに、女性を巡って男たちが争うようになり、死者と行方不明者が計13人も出たという。桐野夏生さんの「東京島」は、クルーザーで世界一周旅行をしていた隆と清子の中年夫婦が無人島に漂着して [続きを読む]
  • 松谷みよ子著「ふたりのイーダ」(1969年)
  • ふたりのイーダ新装版 [ 松谷みよ子 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2017/4/5時点)幼いころ、母からこの本をプレゼントされて何度読み返したかわからない。後に松山善三監督によって映画化された作品(1976年)も観て…心を揺さぶられたものだった。映画の記録を見ると、子ども向け作品にもかかわらず森繁久彌、高峰秀子、倍賞千恵子と日本の名優が勢ぞろいして出演している。物語の鍵を握る「椅子」の声は宇野重吉。…なのに、 [続きを読む]
  • 美内すずえ著「ガラスの仮面」(1975年〜)
  • 【漫画全巻セット】【中古】ガラスの仮面 <1〜49巻> 美内すずえ【あす楽対応】価格:10170円(税込、送料無料) (2017/3/14時点)資源ゴミの日に近所を歩いていると、お宝が捨ててあった。コミック「ガラスの仮面」の25巻から最新の49巻まで!嫌がる息子に回収させた。「え〜っなんで!?ゴミじゃん」とぐずくず文句を言った息子は、俳優志望である。「ドアホか!この名作を読まずして、芝居を語るな!!」…といった私は、絶対 [続きを読む]
  • 野坂昭如著「火垂るの墓」(1967年)
  • アメリカひじき/火垂るの墓改版 [ 野坂昭如 ]価格:561円(税込、送料無料) (2017/3/8時点)活字でこの物語に触れるより先に、大好きな俳優・橋爪功さんが朗読する新潮CDの「火垂るの墓」を聴いた。これほど情景を思い浮かべることができるリーディングはない、と思えるほど衝撃を受けた。これは名優のなせる業なのか、それとも作者の体言止めが多い独特の文体のせいなのか…。橋爪さんがひとりで演じる14歳の主人公清太とその妹 [続きを読む]
  • 芥川龍之介著「地獄変」(1918年)
  • 地獄変 [ 芥川龍之介 ]価格:288円(税込、送料無料) (2017/3/1時点)この物語が好きでたまらない。私の中にも、共感するところがあるからか。表現者は、自分が満足できるレベルの「表現」の高みを見てみたい。最高の表現をしてみたい。そのために大切な誰かが犠牲になったとしても、心は痛まない。むしろ、それを客観的に見ていて、自分の胸に刻み込む。そして、「利用してやろう」と思う。画家や作家、劇作家、演出家、映画監督… [続きを読む]
  • 宇野千代・小林庸浩ほか著「宇野千代 女の一生」(2006年)
  • 宇野千代 女の一生 [ 宇野千代 ]価格:1512円(税込、送料無料) (2017/2/28時点)女流作家・宇野千代さんは私のミューズ。まさに「憧れの人」。明治から平成まで98年間の生涯は、作家としての仕事だけでなく文化人との恋愛遍歴やファッション誌の先駆けとなった「スタイル」の創刊、きもののデザイン…と盛りだくさん。正確には結婚と離婚を4回、引っ越し20回。まさに、波瀾万丈の「駆け抜けた」一生。子どもに恵まれなかったのを [続きを読む]
  • 谷崎潤一郎著「フェティシズム小説集」(1910〜1925年)
  • 谷崎潤一郎フェティシズム小説集 [ 谷崎潤一郎 ]価格:518円(税込、送料無料) (2017/2/24時点)文豪・谷崎潤一郎はこんなに女性の「足」に執着していたのか。明治から大正、昭和初期の封建的な色合いが濃い社会にあって、挑戦的でスキャンダラスな実験的短編を次々と発表としていたと思うと、わくわくする。そういえば昔、「子どものころ、母の白い太ももが好きでたまらなかった」という文豪の文章を読んだ記憶がある。このような [続きを読む]
  • 森鴎外著「杯」(1910年)
  • 山椒大夫/高瀬舟改版 [ 森鴎外 ]価格:529円(税込、送料無料) (2017/2/23時点)米ツアーで苦戦が続くプロゴルファー石川遼くんのパパが、愛息に森鴎外のごく短い小説「杯」をプレゼントしたというニュースを読んだことがある。なかなかインテリジェンスなパパである。その「杯」はこんな話だ。12歳前後の日本人少女が泉で水を飲もうとする。少女たちの水をくむ器は銀の杯だ。そこに、14歳の外国人少女(琥珀色のような顔、サント [続きを読む]
  • 沢木耕太郎著「キャパの十字架」(2013年)
  • キャパの十字架 [ 沢木耕太郎 ]価格:1620円(税込、送料無料) (2017/2/22時点)誰かを「取材」をして原稿を書く仕事をしている私には、自分自身にいつも疑念がつきまとう。「私が見聞きした内容は、果たして真実なのか」。私の目を通して物事を見るわけだから、何か違うような気もしたりして。不安極まりない。「真実」とは、この世に存在しないのではないか。そんな読後感を味わうのが、沢木耕太郎さんの「キャパの十字架」。1930 [続きを読む]
  • 村上たかし著「星守る犬」(2009年)
  • 星守る犬 [ 村上たかし ]価格:822円(税込、送料無料) (2017/2/21時点)現代社会では、誰だって村上たかしさんの「星守る犬」(1章の表題でもある)に登場する「お父さん」のような終末を迎える可能性ってある。主人公の「お父さん」は、妻と娘と家庭生活を営む平凡なサラリーマン。飼い犬のハッピーとの散歩が日課である。子犬だったハッピーが大きくなるにつれ、家庭に変化が訪れる。リストラされた挙句、妻から離婚を切り出さ [続きを読む]