めいこ さん プロフィール

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めいこさん: Beautiful World
ハンドル名めいこ さん
ブログタイトルBeautiful World
ブログURLhttp://emunooheya.blog.fc2.com/
サイト紹介文しえぬくんたちの妄想をかいております。ミニョクさん溺愛で偏愛w
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供198回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2016/01/24 06:02

めいこ さんのブログ記事

  • 僕のすきなセンセイ。 75
  • 届きそうで届かなかった爪先。触れそうで触れられなかった指先。そして――――云おうと思って云えなかった言葉。それ等は全てあの鋭い視線に由って拒絶され阻止された。本当は。直ぐに駆け寄ってしっかり抱き留めて『大丈夫か』と問いたかった――――けれど、オレよりほんの数秒前に彼奴の蹌踉(よろ)めく躰をきちんと受け止めたのは…。見覚えのある―――強い視線だった。鋭く鋭利な刃物を連想させるその視線の持ち主は、腕の [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 74
  • 眼の前で起きているコトが理解出来なくて、茫然と立ち尽くした――――さっきまで貪る様に求め合って番っていた彼奴は一体何をしている?行き成り泣きじゃくって…それが落ち着いたかと思ったら今度はよろよろと立ち上がりふら付き乍脱ぎ散らかした服を掻き集め袖を通して往く…目の当たりにしている現実―――頭の中では分かっているけれど、追い付けずに居るオレが居た。何故。如何して。―――否、原因は分っている。きっとあの [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 73
  • この涙に意味はあるのだろうか。僕のココロを行き交う感情に押し流されて流す涙に…。でも、その感情すらあやふや、だ。何が厭なのか。何が駄目なのか。何が嫌いなのか。僕だって分ってはいない。だけど――――全てが「厭」なのだ。彼のくちから、そのコトが語られる全てが――――赦せないのだ。でも、分ってはいる。頭の中ではきちんと分ってはいる。この写真は彼にとっては過去なのだ。もう如何するコトも出来ない過去なのだ、 [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 72
  • 彼奴の指先の隙間から見えたモノ。それは――――古惚けた写真。昨日の夜偶然見つけた一枚の写真。仕舞い忘れたのだろうか、それとも何処からかはらりと落ちたのだろうか。でも、それは確実に…オレのよく知る一枚の写真、だった。オレと――――それから―――――。幼くて。あどけなくて。時間と未来だけはたくさん在ると信じていたコドモの表情をしているオレとそれから…。『コレ、誰?』その問い掛け。オレは――――何と応え [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 71
  • てっきり雨が降っているのだと思っていた。僕は眠っていたのだろうと――――思う。瞼の向こう側は薄い暗闇で視界と云うモノは存在していなかったから。分断されていた記憶はどんなに遡っても思い返せなくて、覚束無い思考回路の片隅から入り込んでくる音に耳を澄ませる――――これはきっと…。水音。でも何処か遠くから聞こえてくるからきっと雨なのだと思っていたけれど、瞼に感じるぼんやりとした明るさは雨の日のそれとは全く [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 70
  • 羞恥と慚愧。オレに抱かれている時の彼奴の表情はそんな感情が手に取る様に溢れていた。頬を紅く染め、恥らい乍睫毛を震わせて止めどなく押し寄せてくる享楽に耐える――――――リネンの上に横たわりオレに組み敷かれて居る時の彼奴・・・。幾度抱いても慣れないのか『灯りを消して』だの『そんなに見ないで』だの彼奴が彼奴として存在するコトすら恥じ入る様な言動に此方の方が躊躇うコトすら在った。――――それなのに。今の彼 [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 69
  • 忘れたかった。只々――――忘れて仕舞いたかった。記憶も。慕情も。どれも――――僕の頭の中から消し去って忘れて仕舞いたかった。誰にだって過去は有る。そんなコトは分かっている――――でも…。ううん、そんなコト如何でもイイ。如何だってイイ。今は―――――。彼の熱量に溺れて仕舞いたい――――その行為が僕の頭の中を空っぽにして代わりに享楽で埋め尽くしてくれる。長くしなやかな指先が僕の双丘をぐぐっと押し開く。 [続きを読む]
  • しあわせはきっとココにある。
  • 今日くらいは。せめて今日くらいは――――。優しく労り乍抱いて遣れば・・・・と思ったのは事実。でも、そんなのは一瞬にして崩れ去る。いつだってそう・・・・・だ。大っぴらに出来ねー関係。その上ココロとキモチを切り売りしている様な仕事―――――オレよりも繊細で純粋な分彼のコトを思い遣れるのは世界中できっとオレだけ―――――なんて、其処まで思って分って於き乍、生身な彼を目の当りにしたら、そんな理性なんか遥か [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 68
  • 生真面目で純朴で大人しい――――そんな彼奴のイメージを拭い去るかの様に微熱を帯びたアツい皮膚に触れ、オレは聊か驚いた。幾度抱いても不安げに眼の奥を震わせ乍オレを見上げる筈の眼の色が今は湿り気と愁いを帯び睫毛を震わせていた。その色香に吸い込まれそうに為る。その上…。『抱いて』―――等と今迄くちにしたコトがないしどけない科白を云い乍荒い吐息を吐く唇にオレは…。呆気無く魅了される。いつもはきちんとしてい [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 67
  • 久し振りに触れた彼の皮膚は吃驚するくらいに冷たかった。でも、それが今の僕には如何し様も無いくらいに心地好く思えて仕舞うのは、きっとこの落ち着かないココロの所為…。その冷たさが。今の僕には―――――。済し崩しに触れて仕舞う。その指先に。その首筋に。その唇に。彼の全てに。触れて。僕は―――――――。無我夢中で。それを。求めた。□□□□□矢張り、僕は見てはいけなかったのだろう。身内の―――それも、母の日 [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 66
  • あの朝から。「彼女」が消えたあの朝から。眼が醒めるのが怖くなった。柔らかく倖せなキモチを抱いて互いの体温と吐息を感じ乍眠りに落ちたのに、それ等の一切合財を眼が醒めた途端に全てを失っていたのだ。夜から朝へと移ろう間に。すっかりさっぱり――――眠っている間にオレは、失っていたのだ。経験したコトの無い呆然自失は、それまできちんと築き上げていた真っ当な感情と云うモノを簡単に押し流した。大事な「何か」を行き [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 65
  • あの日から――――。数日間の記憶はさっぱり抜け落ちている。それは未だに…そうだ。あの日――――「彼女」とぐだぐだに蕩ける様に眠りに落ち、当たり前の様に「彼女」の隣で眼が醒めると思っていた。指先を伸ばせば当たり前の様に触れ。眼を明ければ当然の様に映り。躰を摺り寄せれば決まり切った様に抱き合う。ゆるゆると朝のひんやりとした空気の中で微睡むモノだと思っていた。初めての夜を過ごし。初めての朝を迎える。それ [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 64
  • 頭の中で勝手に思い描いていたソレと。実際自分の躰が体験したソレとは。まるきり違っていた。初めて過ぎて頭が許容量を軽く超えた。でも――――あの瞬間に感じた「彼女」。匂い。質感。体温。それと共に押し流されて仕舞う―――――全ての感情。躰に降り注ぐ享楽。ココロに満ち溢れる充足。今迄感じたコトが無い感覚に、オレはゆっくりと揺蕩う。少し伸ばしただけで触れる「彼女」の欠片――――髪の毛だったり指先だったり唇だ [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 63
  • 流される。流されて仕舞う。濁流の様なアツ過ぎる感情に――――――飲み込まれて流されて仕舞う。行き先等。到底分らぬ儘。其処は。楽園なのか。将又。奈落なのか。それすら分からない儘…。流されて――――――堕ちて往く。多分。ふたりで。ふたりきりで。流されて仕舞う。□□□□□躰がアツい。焼ける様に――――アツい。でもそれは「彼女」も同様、だった。指先で触れる「彼女」の何処も彼処も吃驚するくらいにアツくて、一 [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 62
  • 傍に居たい。近くで触れたい。そんな淡く脆い思春期特有の想いをずっと「彼女」の隣で抱いていた。浅墓な少年の願いは別に大それたコトをする心算は到底無かった。極々普通に燥いで騒げて――――それだけで充分だった…筈。―――――でも。「彼女」に本当に触れた途端、そんなモノは鍍金(メッキ)で塗り固められた下らない上辺だけの感情だと思い知らされた。最初に触れたのは――――唇。柔らかくて吃驚した。ぎこちなく重ねた [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 61
  • ふたりで居る時間が何処と無く曖昧―――――それでいてとても明白に感じるのは、きっと「彼女」と居る存在感がとても薄いかならのだと思う。一緒に居ると云うコト。それだけが…。□□□□□陽射しは疾うに翳っていた。ブラインドの向こう側はもう既に暗闇で夜へと差し掛かっている時間―――――テーブルの上はもう少ししたら片付ける筈の空に為ったふたり分の食器が点在している。橙色の淡い照明が部屋の中の彼是の輪郭をゆっく [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 60
  • 別に何をした訳じゃ―――無い。それに何かを出来る程高校生が持ち合わせている筈も無い←だから、場所は違えど、似た様なコトをする羽目に為る―――――が…。いつもとは違う場所―――たったそれだけのコトにココロの奥底が浮足立つ気が、していた。ふわふわして。きちんと地面を歩いているかどうか定かじゃない…そんな感覚。いつも履いているスニーカーの筈なのに…爪先の感触がおかしい―――それはきっと…。『――ほら、こ [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 59
  • ヒトの記憶と云うモノは――――曖昧な癖に身勝手な解釈をしがち、だ。本来は穿っているのだろうが、狡く賢しく己の好い様に読み取って記憶として蓄積して仕舞う。『あの頃はよかった』―――等と若かりし頃を回顧する老人と何等変わりは、ない。皮肉なコトに。現在よりも――――過去の方が記憶が鮮明に為って仕舞うのだ。幾らセピア色に翳んでいるとしても、まるで極彩色の様にありありと眼の前に浮かんでいる。まるで。今正に直 [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 58
  • 祖父と祖母の間に生まれ――――その後、父と結婚し、僕を儲けた母。数十年の時間はあっという間だったのだろうか…それとも――――僕にその時間を推測する術は無いけれど、高々16年しか生きていない僕でさえ、一言で語り尽くせない想いが在るのだから、母を産み育て見送った祖母としては色々と感じる処が在るだろう。そして、日記に由って新たに知り得たモノも在るのだろう。それが――――。『本当よ、本当なの―――知らなかっ [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 57
  • 季節がゆっくりと過ぎて往く。さくらから紫陽花―――そして新緑。木々の青葉が眼に突き刺さる様に蒼く光り輝く頃…。矢張り「彼女」は頻繁に淋しげな表情を見せる様に為った。何気無い瞬間――――見落としてしまいそうな僅かな時間…。―――例えば。眩しい陽射しを遮ろうと手を翳した時。風が凪いで芙蓉の小さな花弁を揺らす時。夕暮に足元の影が横断歩道に長く伸びて居る時。僅かに会話が途切れた瞬間に「彼女」はぼんやりと何 [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 56
  • 祖母の視線が何を見ているのか分かる―――だから、僕は急いで指先を動かそうとした…。―――けれど。これは…。僕の母の書き記したモノ――――でも…。祖母にとっては。自分のたった一人の娘である我が子の――――遺品。僕とは少しだけ意味合いが異なる。指先に持っていた日記――もう気が附かれている筈だけれど、矢張り体裁が悪くて急いで握り締めて隠しそうに為った時、祖母の眼が少しだけ困惑気味に曇ったような気がしたか [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 55
  • 『こんなん、スプラッタじゃねえかっ』『違うよ―――ほら、此処に医療ドラマって書いて在るでしょ?』『違うだろーがっっ、こんなモン―――――』『…あ』ふたりして同じタイミングで慌てて口籠る。そしてきょろきょろ辺りを見回すと―――――分り易いくらい露骨な咳払いが聴こえてきた。『ほら、ヨンファくんの声が大き過ぎるから』『違うだろーがっ、あんなトコ見せられたらどんな奴だって―――』『―――あ』『あ―――』ま [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 54
  • とてもとても可愛らしいと僕は素直に思った。淡く柔く仄かな時間の移ろいが綴られている―――――それはとても可愛らしく僕には思えた。今の様に通信機器が発達していない中で高校生が時間を合わせると云うコトは、きっと大変だっただろう…でもふたりは模試や定期考査の合間をひっそりこっそりと出逢ったいた。或る時は図書館―――又或る時は何処かのハンバーガーショップ。同じ様な制服の雑踏の中で互いに愛おしく大事な時間過 [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 53
  • それは――――此の国では左程珍しくも無い名前、だった。その言葉を口先で転がす…音にはしないで。くちの中で呟いてみた。それだけで。たったそれだけで。ココロの奥底が嬉しくなって仕舞うオレが―――居る。たったそれだけのコトで。オレはとてもとても嬉しかったんだ…。□□□□□『3年⁈』『―――なんで?そんなに吃驚する??』真坂年上だとは全然思わなかった。イイトコ同い年かと思った。「彼女」は怪訝そうな表情でオ [続きを読む]
  • 僕のすきなセンセイ。 52
  • 僕は頁を捲る。その瞬間、此処は人気の無い暗闇では無く、きらきらと光が溢れる午後の学舎と為る。まるで何処からかざわめきが聴こえてきそうな感覚を覚え乍、僕は―――また。頁を捲って往く。一文字一文字に思いを馳せ乍。◇◇◇◇◇まさかホントに逢えるなんて思っていなかった。着ていた制服が○○学園だったから、もしかしたらどこかで・・・・とかは思っていたけれど。こんな時にいきなり逢えるだなんて思いもしなかったから [続きを読む]