ダメ人間 さん プロフィール

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ダメ人間さん: 幻造戦記
ハンドル名ダメ人間 さん
ブログタイトル幻造戦記
ブログURLhttp://gennzousennki.blog.fc2.com/
サイト紹介文社会の底辺に生息している「ダメ人間」が憂さ晴らしと気分転換を兼ねて綴っているブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供282回 / 365日(平均5.4回/週) - 参加 2016/01/29 23:58

ダメ人間 さんのブログ記事

  • カードdeダンジョン後編 第4章 第3話
  • 戴冠してから一ヶ月後、シュナイザーは古城ベリセーヌ城にてチェザーレの総帥であるベネディクト・チェザーレとの会談をもった。これはエルザリオン側からの要請でおこなわれた会談であり、非公式の極秘としておこなわれた。 この会談でどのようなやり取りがなされたのか、歴史は黙して語らない。しかし、幾つかの決定が成され、それが実行に移されたのは確かだった。 世界が驚いたのはそれから数日後のことであった。 なんと、 [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第4章 第2話
  •  また、人材の被害も甚大だった。これまで、各国で最前線に立ち、メガシオンとの戦いで活躍してきた将たちが軒並み戦死したのだ。カルナップの英雄イーリアス、ルドリアの智将オルブライト、猛将ライゼン、エルザリオンでも五人の軍将が戦死している。生き残った軍将は、カイル・ルーとアーバネット・マーベラスの二名だけであった。 後方でも死者がでていた。エルザリオン帝国のヴォルガ皇帝が自殺したのだ。作戦の失敗の責任を [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第4章 第1話
  •  ヴォルガ総反攻作戦失敗――三カ国連合軍、メガシオンに大敗を喫する。 その凶報が世界中を駆け巡ると、それまで一応の安定をみていた人心が一気に乱れ、恐慌がおこり、社会秩序が崩壊した。 ヴォルガ総反攻作戦――それは人類の未来をかけた戦いだった。前代未聞の大同盟、空前の大軍、国境を超えた協力は軍・民を問わずなされ、あのチェザーレですら利害を捨てて力を貸した人類が一致団結したこの作戦が、失敗したのだ。それ [続きを読む]
  • こっそりと再開
  • 忙しない7月がどうにか過ぎ去り、気がついたら8月が来ていました。月日が流れるのって本当に早いですね。最近、職場の方で動きがありまして、ようやく何人か新しく入ってくることになりました。おそらく本格的な増員があるのは9月くらいからでしょうが、ようやく超勤地獄から解放され、負担が減るかと思うとうれしいです。いや、本当。しかし、まだまだいそがしい日が続きます。特にお盆は人が足りなくて夜勤込みで14日連勤で [続きを読む]
  • 気持ちが前へ向きません・・・・・・
  • 最近、疲れが溜まっているのか、心が非常に萎えています。原因は、たぶん、リアルでの仕事かな。早番、遅番、夜勤を繰り返し、疲れが取れないだけでなく、年齢相応に身体にガタがきているのか、段々と無理がきかなくなっております。特に足と腰がヤバイです(笑書きたいことは一杯あるし、やりたいこともあるのだけれど、物理的な時間がそれを許してはくれない。仕事は給料が入るけど、同時に心も削られてゆく感じ。夜は睡眠薬が手 [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第23話
  • 「カイル、それからフェリクス」「はッ」「は!」「国へ戻るぞ。この負けいくさの後始末をせねばならん。そして――未来へと進まねばならん」 フェリクスと、カイル・ルーの手を借りながら、シュナイザーは埋もれていた雪の中から立ち上がった。全身が痛み、まともに立つことすらままならず、歩くだけで脳が痺れるような激痛が走った。それでも、シュナイザーは苦痛を表情にはださず、毅然として振る舞った。痛みを身体の芯に刻み [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第22話
  • 「ああ、殿下、ご無事で、ご無事で・・・・・・!」 主君の無事を確認し、カイル・ルーはその場で泣き崩れた。それから彼は詫びた。メガシオンとの戦いに敗れたことを、多くの将兵たちを助けられなかったことを、そして主君の危機に馳せ参じることができなかったことを。「・・・・・・謝る必要はない。お主はよくやってくれた。それに、こうなった原因は俺自身にあるのだからな」 単身でメガシオンに戦いを挑んだことは口にしない。一時のこ [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第21話
  • 「は、はい。怖くて震えていたら、崩れてきた天幕の下敷きになって・・・・・・すみません、お役に立てなくて・・・・・・」「・・・・・・いや、いい。生きていただけで、それでいい」 そう言ってシュナイザーはフェリクスの頬を撫でた。暖かい涙がシュナイザーの手を伝う。氷のように冷たくなっていたシュナイザーの手に、ほんのわずかな温もりが戻った。生きているのだと、シュナイザーは思った。「・・・・・・フェリクス」「は、はい!」「・・・・・・いま [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第20話
  •  単身、メガシオンに果敢に挑むその姿は、逃げ去る多くの将兵たちによって目撃されていた。その内の幾人かは、メガシオンと戦っている人物が自分たちの総帥であることに気づいたが、加勢に向かう者もいなければ、戦いを止めようとする者もいなかった。それは彼らが意図的にシュナイザーを無視したわけではない。その戦いは次元の違う戦いであり、一瞬どころか刹那すらつけ入る隙がなかったからだ。 命を捨てたシュナイザーの猛威 [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第19話
  •  シュナイザーの命令は津波のごとくエルザリオン軍を駆け巡り、将兵たちがまるで鞭で打たれたかのように故国の方角へと向かって走りだした。兵士たちが逃げてゆく。走ってゆく。武器を捨て、甲冑を脱ぎ捨て、泣きながら、あるいは必死の形相で、ただひたすら命が助かることを望みながら、地獄の戦場から脱出しようと駆け去っていく。しかし、そのなかに命令を下した当の本人の姿はなかった。 シュナイザーの姿はなおも戦場にあり [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第18話
  • この時、単身でメガシオンに挑んだのがシュナイザーであった。王太子という立場にありながら、これまで誰よりも長く最前線でメガシオンと戦ってきた彼には勝つ自信があったからだ。あるいは、自分がメガシオンに戦いを挑むことによって、この悲惨で凄惨な現実から少しでも逃避したいという思いがあったのかもしれない。 いずれにせよ、シュナイザーは躊躇なくメガシオンに戦いを挑んだ。多くの者はこの行動を無謀と考えるだろうが [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第17話
  • 「黒い城」への総攻撃を開始したカルナップ軍とルドリア軍は、その直前になってあの大爆発に巻き込まれ、二〇〇万を越す将兵が一気に消滅したとのことだった。その中にはカルナップの英雄イーリアスや、ルドリアの智将オルブライト、猛将ライゼンも含まれており、大量の将兵と指揮官を一気に失った両軍は、大混乱に陥ってもはや戦争が継続できる状態ではないということだった。すでに生き残った一部の兵士たちは戦場から離脱しつつ [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第16話
  •  率いる部下が次々と殺されているなか、孤軍奮闘していたのがカイル・ルーである。彼はシュナイザーから受け取った剣を振るって独りでメガシオンと互角に渡りあっていた。銃撃を避け、荷電粒子砲を避け、振り下ろされるセラミックの大剣を弾いて、メガシオンたちに斬撃を浴びせる。受け取った剣の切れ味は凄まじく、メガシオンたちの強固な金属を易々と切断することができた。この戦いが始まって以降、カイル・ルーはすでに三体も [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第15話
  •  もはやエルザリオン軍が戦いどころではないのは明らかだった。 この隙を見逃すようなメガシオンではなかった。ここぞとばかりに攻勢を仕掛け、エルザリオンの兵士たちを次々と葬ってゆく。無抵抗な人間たちに対して、メガシオンたちは一切容赦しなかった。かくして大量殺戮が実行された。 兵士たちが殺される。強い兵士も、弱い兵士も、分け隔てなく殺されてゆく。重機関銃で撃つまでもない。ましてや荷電子粒子砲や電磁砲を使 [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第14話
  •  ・・・・・・最初、その物体から放たれたのは強烈な光であった。続いて凄まじいまでの衝撃波が地上と上空を走りぬけ、最後に超高熱が半球型の空間となって膨張し、半径十数リーグ圏内にいたすべての存在を消滅させたのだ。それは凄まじいほどの大爆発であった。いや、もはや「大爆発」などという陳腐な言葉では言い表せないような爆発だった。世界中からありったけの火薬や燃料を集めても、これほどの爆発を生みだすことは不可能であろ [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第13話
  • しかし、地球人たちが大量破壊兵器の研究と開発を止めることはなかった。核兵器に変わる新たなる破壊兵器――より強力で使用後の汚染が心配なないクリーンな兵器――を手に入れようと、地球人たちは躍起になって開発に没頭した。その過程において開発されたのが、新型エネルギー「ゼロ」であった。「ゼロ」は完全に無から精製されたエネルギーである。正確には、宇宙に充満するダーク・マターから取りだされた物質の一種で、研究の [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第12話
  • この惑星に到着して以来、メガシオンたちは「指令」に従って知的生命体である「人間」たちを殺し続けてきたが、殺戮が進行するにつれ、自分たちの被害も増える一方であり、そのことに関して危機感を募らせていた。すでに本星に向かって何億回となく増援信号を送っているのだが、返信や連絡は一切なく、孤立の戦いは決して楽観しできない状態に突入していた。兵器製造やエネルギー補給にはまだ充分な余裕があるものの、僚機の減少を [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第11話
  •  カルナップ軍とルドリア軍には、エルザリオン軍が用意した投石器や巨大弓が倍以上用意されており、ガラス製の樽に詰められた「真水」の総量は数万タラー(一タラー、一・二トン)に達した。これを「黒い城」に雨のごとく降らせることによって城全体を融解させてしまおうというのが三カ国連合軍の作戦の真髄であった。そしていま、作戦遂行に邪魔となるメガシオンたちをエルザリオン軍が必死になって引きとどめている最中であった [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第10話
  • もし、この時、事前の打ち合わせどおりカルナップ軍やルドリア軍が動かなければどうなるか。裏切られたエルザリオン軍は孤軍でメガシオンたちと戦わねばならず、カルナップやルドリアの仕打ちを罵りながら地獄へと堕ちていくことになるだろう。 だが、カルナップ軍の指揮官イーリアスにしても、ルドリア軍の総指揮官オルブライトにしても、この後に及んで裏切るような真似はしなかった。ふたりとも卑怯者ではない。可能性は低くと [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第9話
  • 「八リーグか・・・・・・」 報告を受け、シュナイザーは考えを巡らせた。まだ充分な距離が稼げているとはいえない。欲をいえば一五リーグ、いや、一〇リーグは欲しいところだ。しかし、これ以上時間が経過すれば、自軍の被害はさらに増え、その損害は取り返しがつかない領域に達するだろう。それに、これ以上の部下たちを死なせたくない、という想いも一方ではあった。 シュナイザーは別の天幕で情報の収集と分析をおこなっている部下 [続きを読む]
  • 弱音と泣き言
  • 本当に独り言ですが、最近、心が折れそうになっています。ダメ人間としては、会社務めはほどほどに、好きに小説を書いたり、カードゲームの作成を進めたりしたいと思っているのですが、最近、恐ろしいほど仕事が続いています。残業、残業、残業の嵐!早番からの遅番、夜勤明けてそのまま早番、休みでも出勤して仕事、こんな感じばっかりです。4月からこの状態が断続的に続いていましたが、ここ半月はより顕著になって仕事が続いて [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第8話
  •  戦闘開始からわずか一時間あまりで第二軍と第三軍の戦死者の数は二〇万人に達し、隊単位での全滅も増え、ついに戦闘状態が維持できなくなった。 同日、一四時二〇分、シュナイザーが待つ本陣に報告がもたらされた。「第二および第三軍、戦場から完全に離脱しました。代わってアーバネット・マーベラス軍将率いる第五軍が戦場に到達。続いてクルス・メルリッカー軍将が率いる第七軍とカイル・ルー軍将率いる第八軍も攻撃を開始し [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第7話
  •  一瞬にして数万を越す命が昇華された。つい数秒前まで生命を輝かせていた人馬の群れは、一瞬にして肉片と化し、原子レベルで無へと還され、次々と命を落とし、ろくに戦えもせずに殺されてゆく。死に差はないというが、たしかにその通りだった。屈強な騎士も、気が弱く薄弱な兵士も、護るべき家族がいる者も、天涯孤独だった者も、老いも、若きも、貴人も、貧民も――メガシオンに殺される者に一切の差は存在しなかった。メガシオ [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第6話
  •  シュナイザーが本陣で祈りにも似た言葉を口にしていた頃、戦場では激烈かつ壮絶な戦闘が繰り広げられていた。 ハイドン率いる第二軍と、エルストラ率いる第三軍とが、千人単位の群集団に別れ、四方八方から戦場に殺到した。 戦場ではメガシオンたちによる殺戮が続いていた。雪原は一面、人馬の死体で覆いつくされており、まるで赤い湖が突然、出現したかのごとく、雪という雪が真っ赤に染まっていた。だが、そのような悲惨で凄 [続きを読む]
  • カードdeダンジョン後編 第3章 第5話
  •  二五ミリ重機関銃が猛烈な勢いで火を噴き、巨大なセラミック製の剣が振り回される。そのつど死が量産され、戦場は瞬く間に処刑場と化した。雪原は人馬の血で赤く染まり、肉片が散らばり、ボロ布のようになった死体が延々と転がっているその光景は、まさに地獄と呼ぶほかなかった。 この時、第四軍と第六軍を襲うメガシオンを迎撃するため、待機していた第二軍と第三軍が出撃し、側面からの攻撃を開始した。それぞれの軍の指揮官 [続きを読む]