通りすがり さん プロフィール

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通りすがりさん: 黒夜行
ハンドル名通りすがり さん
ブログタイトル黒夜行
ブログURLhttp://blacknightgo.blog.fc2.com/
サイト紹介文基本的には本の感想です。映画評や乃木坂46の記事もあります。短歌や資格の勉強法や英語の勉強法も。
自由文サイトに来ていただいたら、プロフィール欄の「サイト全体の索引」から気になる記事を探して下さい。「この本は、こんな人に読んで欲しい!!」「管理人自身が選ぶ良記事リスト」「アクセス数ランキングトップ50」辺りから入るのがいいかもしれません。乃木坂46に関する記事もおすすめです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供233回 / 365日(平均4.5回/週) - 参加 2016/02/03 00:00

通りすがり さんのブログ記事

  • 「夜は短し歩けよ乙女」を観に行ってきました
  • いやー、面白かったなぁ。映画見てて、久々にテンションが上がった。良い映画だなぁ、と思うことはそれなりにあるけど、テンションが上がる映画ってあんまりないから、僕にとってはとても良い映画だった。アニメだということを最大限活かした映画だったなぁ、と思います。森見登美彦の原作は元々読んでましたけど、すっかり内容は忘れてました。けど、森見登美彦の描く世界観が、荒唐無稽だったなという記憶はちゃんとありました。 [続きを読む]
  • 不屈の棋士(大川慎太郎)
  • 人工知能によって、人間の仕事がどんどんなくなっていく、という話は、ちょっと前からじゃんじゃん出始めている。どんな仕事がなくなっていくのかというリストさえ、色んなところで目にするようになった。しかしどうだろう。実際の生活の中で、「人工知能によって、今の自分の仕事がなくなるかも…」と実感できる人は、まだそう多くはないだろう。そういう意味で言えば、現代の職業の中で、最も人工知能の影響にさらされている一つ [続きを読む]
  • 「LION/ライオン〜25年目のただいま〜」を観に行ってきました
  • 内容に入ろうと思います。インドのカンドワという町に住む少年のサルーは、兄のグドゥの仕事をよく手伝っていた。石炭を積んだ列車から石炭を盗み出すのもお手の物だ。石運びをしている母親を楽させようと、妹であるシェキラの面倒もちゃんと見る。ある日グドゥが一週間ほど仕事をしに家を離れるという時、サルーも一緒に行きたがった。夜間の仕事だからサルーにはまだ無理だ、という兄の言葉を聞き入れず、サルーは兄についていく [続きを読む]
  • ひこばえに咲く(玉岡かおる)
  • ただしたいからする、というのは、僕にとっては「文章を書くこと」だろうか、と思う。何故だが、文章は書きたくなる。これは、「誰かに何かを伝えたい」とか「文章を書く練習をしたい」というような動機ではない。それらがまったくない、とは言わないが、そういうものよりももっと、ただ「書きたい」という気持ちになる。自分でも、良く分からない。僕は、なんだかんだこうして文章を書き続けてきたお陰で、「文章を書くこと」が仕 [続きを読む]
  • ちょうかい 未犯調査室1(仁木英之)
  • 内容に入ろうと思います。通島武志は、身内が犯したとある事件により警察を去ることになってもおかしくなかったが、新たな辞令が下り、キャリアでありながらおっちょこちょいな女の子にしか見えない枝田千秋と共に警察庁へと向かっている。そこで知らされたのは、これまでに蓄積された犯罪情報を元に、犯罪を未然に防ぐ任務に就く、ということだ。表向き彼らは、警察庁の外郭団体である犯罪史編纂室に所属していることになっている [続きを読む]
  • 月の満ち欠け(佐藤正午)
  • 物理学には、「ひも理論」という理論がある。これは、原子というのは、ひも状のものが振動することで異なる性質を持っているのだ、というようなところからスタートする理論だ(詳しくは知らない)。ひも理論は、理論としてとても美しいようだ。その美しさを、僕自身は理解することは出来ないが、そういう記述を頻繁に見かける。もしこの理論が正しいとしたら、世界のあり方を説明するのにぴったりな美しさだ、と。しかし、一つだけ [続きを読む]
  • 哲学的な何か、あと科学とか(飲茶)
  • 久々に、ド級に面白い作品を読んだ。自分の趣味のど真ん中、ということももちろんあるが、面白かった理由はそれだけではない。正直なところ、本書に書かれている事柄は、ほとんど別の本で読んで知っていることばかりだった。そういう観点から本書を捉えれば、面白い本ではなかった、という感想になってもおかしくはない。けど、そうはならなかった。何故か。それは、本書が「科学のびっくりする話を集めてみました」というような造 [続きを読む]
  • 不発弾(相場英雄)
  • もし自分がバブルの時代に生きていたら、馬鹿げた投資に足を突っ込んでいただろうか、と考える。現代から見れば、バブルの時代がいかにイカれていたかというのは誰だって分かる。しかし、「バブル」などという名前さえ付いておらず、土地の値段や株価は上がり続けるのが当たり前だ、と誰もが思っていた時代に生きていたら、どうだっただろう、と思うことがある。今の自分の性格であれば、きっとその時代に生きていても、きっと投資 [続きを読む]
  • ハリー・クバート事件(ジョエル・ディケール)
  • 嘘を吐くつもりがなくても、結果的に嘘になってしまうことはある。その時、それが嘘であるとはっきりと言うことが出来れば、世の中の色んな問題は起こらずに済んだかもしれない。しかし、なかなかそれは勇気の要ることだ。嘘を吐き続けるのは、とても苦しいことだ。平然と嘘を吐ける人間も世の中にはいるだろうが、大抵の人は、自分の内側に嘘を抱え続けることに耐えきれない。しかし、真実を明らかにすることは、さらなる苦痛を伴 [続きを読む]
  • 「3月のライオン 前編」を観に行ってきました
  • 勝つことは、誰かを傷つけることと同じだ。勝つことは、孤独だ。『あんたが帰れば、あの家に。おめでとう。父さんに勝ったんでしょ?』強さは、生きるための武器になる。そして強さは、自分を傷つけるための刃にもなる。『得意げな顔してんじゃないわよ』強いことは、弱さを蹴散らすことだ。強いことは、自分の中の何かをどんどんと弱くしていく。『負け犬でも見るような目しやがって』弱いことからは、逃げることが出来る。強いこ [続きを読む]
  • 松ノ内家の居候(瀧羽麻子)
  • 時々テレビで、歴史上の有名人物の末裔、みたいな人が出てくる。そういう人や、そういう番組自体には強い関心はないが、もし自分がそういう末裔だったら、と思うと、なんとなくちょっと楽しい。いやきっと、実際に末裔だったらめんどくさいだろうから、実際には末裔にはなりたくない。だから、ちょっとした想像だ。歴史の教科書にこう載っているけど、実は違うんだぞ…、みたいな言い伝えが色々あったりするだろう。なんかそういう [続きを読む]
  • 松ノ内家の居候(瀧羽麻子)
  • 時々テレビで、歴史上の有名人物の末裔、みたいな人が出てくる。そういう人や、そういう番組自体には強い関心はないが、もし自分がそういう末裔だったら、と思うと、なんとなくちょっと楽しい。いやきっと、実際に末裔だったらめんどくさいだろうから、実際には末裔にはなりたくない。だから、ちょっとした想像だ。歴史の教科書にこう載っているけど、実は違うんだぞ…、みたいな言い伝えが色々あったりするだろう。なんかそういう [続きを読む]
  • 生きてゆく力(宮尾登美子)
  • 内容に入ろうと思います。本書は、宮尾登美子が、主に作家になる前の、家族や住んでいた地域の思い出を描いたエッセイです。僕は宮尾登美子の小説は読んだことがないんですけど、このエッセイはなかなか面白かったです。宮尾登美子は、生家が芸妓を斡旋する仕事をしていたようで、その頃芸妓の卵のような子たちと一緒に生活をしていた。その当時の、貧しいけれど豊かさを感じさせる日々。また、戦時中満州へと移り住み、戦後死ぬよ [続きを読む]
  • 仁術先生(渡辺淳一)
  • 内容に入ろうと思います。本書は、大学病院で講師として医局の中心的立場にありながら、突然下町の診療所に移ってしまった円乗寺優先生の、下町での診療を描いた作品です。「梅寿司の夫婦」円乗寺先生のいるK診療所に、ある青年がこそこそとやってくる。最初何かと思ったが、梅毒なのだという。であればその態度も分からなくもない。この時代は、梅毒であるとなれば忌避されてしまう恐れもあった。そんな青年と、寿司屋で会った。 [続きを読む]
  • 「ラ・ラ・ランド」を観に行ってきました
  • うーん、と思ってしまった。正直、この映画に関して書けることは、特に何もない。少なくとも僕にとっては、全然面白さの分からない映画だった。そもそも恋愛的なストーリーに興味がないとか、そもそもミュージカルが好きじゃないとか、色んな理由があると思う。正直、元々観るつもりのない映画だった。あまりにも世間の評判が高いから、それならと観に行くことにしたのだ。そういうわけで、元々自分には合わないだろうなという予感 [続きを読む]
  • か「」く「」し「」ご「」と「(住野よる)
  • 人の気持ちを知ることが出来たらなぁ…なんて、別に考えたことはない。そんなの、ただめんどくさいだけだ。けど、世の中は、そうではないらしい。自分が良いと思う相手のことを、何でも知りたいらしい。いつどこで何をしていて、どんなことを考えているのか知りたいようだ。けれど、基本的には知ることは出来ない。相手の気持ちは、相手の言葉や態度から推測するしかないのだけど、言葉や態度は嘘をつくことが出来る。気持ちや感情 [続きを読む]
  • 蜜蜂と遠雷(恩田陸)
  • 「学ぶ」というのは「枠」を知る、ということだ。僕たちは基本的に、「知の暗闇」の中で生きている。知らないことだらけだ。しかし、少しずつ「学ぶ」ことで、明るい部分が増えていく。明るくなると、そこに何かが見える。それは大抵、仕切りのようなものだ。「こちら」と「あちら」を区別する仕切り。明るくなった場所に浮かぶそれらの仕切りを確認しながら、僕たちは色んな概念を学んでいく。ある言葉の意味、誰かの感情、雲の形 [続きを読む]
  • 桜疎水(大石直紀)
  • 内容に入ろうと思います。本書は、6編の短編が収録された短編集です。「おばあちゃんといっしょ」竹田美代子は「常世神」宗教団体を立ち上げて詐欺をしている。45歳のホームレスの佐原芳雄という男を教祖に仕立て上げ、もっともらしい来歴ともっともらしい教義を作り上げて、信者から大金をまきあげていた。最も、佐原は最近言うことを聞かなくなってきた。祈祷の最中居眠りをするし、家に誰もいれるなと言っているのに女を連れ込 [続きを読む]
  • むすびや(穂高明)
  • 内容に入ろうと思います。本書は、商店街に店を構えるおむすび専門店「むすびや」を舞台に、商店街の面々との関わりや人生に様々な葛藤を抱える人々の交錯を描き出す作品です。結は「ゆい」と読むが男だ。昔はこの名前で散々からかわれた。そして、名前のせいだとは思いたくないが…、就職活動ですべての会社に落ち、結は仕方なく実家の「むすびや」を手伝うことにした。毎朝エプロンをつける度に敗北感がある。自分は何も出来ない [続きを読む]
  • ハリネズミの願い(トーン・テレヘン)
  • 内容に入ろうと思います。本書は、オランダで絶大な支持を集め、国内外の様々な賞を受賞している作家の作品です。主人公は、一匹のハリネズミだ。彼はひとりぼっちで、家に誰も来たことがない。ハリネズミは考えた。よし、誰かを招待しよう、と。そうして、招待状を書き始める。『親愛なるどうぶつたちへぼくの家にあそびに来るよう、キミたちみんなを招待します。』しかしハリネズミは、自分のトゲが嫌いで、みんなと仲良く出来な [続きを読む]
  • 「スノーデン」を観に行ってきました
  • 僕は、スノーデンを正しいと思う自分でありたい。(一応先に書いておく。この映画はフィクションだが、事実に基づいている。だから、この映画の中のすべての発言を、事実として扱ってこの感想を書く)スノーデンは、NSAというアメリカの諜報機関のスタッフであり、そこから盗み出した超極秘機密を世界中に暴露した。それは、「アメリカは、世界中の通信を傍受している」というものを含む、驚くべきものだった。スノーデンはアメリ [続きを読む]
  • BRODY 2017年4月号 寺田蘭世のインタビューを読んで
  • 僕にとっての乃木坂46の魅力の一つに、「ネガティブさ」がある。僕の中の「アイドル」というイメージを超えて、彼女たちは「ネガティブ」な自分を見せる。全メンバーがそういうわけではないが、乃木坂46にはそういうメンバーが多いような印象を僕は持っている。「ネガティブさ」は、言葉を生む。穂村弘の「蚊がいる」というエッセイがある。その巻末で、又吉直樹との対談が収録されているのだが、穂村弘がサッカー部に所属していた [続きを読む]
  • サイレント・ブレス(南杏子)
  • 死ぬ、ということについて、普段考えることはほとんどない。今僕は33歳。長生きなんてしたくないなぁ、と思いつつも、なんだかんだ、死ぬのはまだまだ先だろうなぁ、と思っていたりもする。時々こんな風に、小説を読んで、自分が死ぬ時のことを考えてみる。僕は、出来るだけ抵抗しないで死にたいな、と思う。医学が進歩して、薬や手術などでほぼ確実に治る病気というのは増えた。そういう、ほぼ確実に治る病気については、医学の力 [続きを読む]
  • 悪医(久坂部羊)
  • これは凄い物語だった。大げさではなく、全国民が読むべき本だろう。『いや、医療の本質は医学に忠実であることだ。医療が患者のご機嫌取りになったら、お終いだ』僕ももし自分が医者だったら、こういう立場に立ちたいと思う。実際に立てるかどうかは別として。『実際、抗がん剤は一般の人が思うよりはるかに効かない』『さらに森川が疑問に思うのは、抗がん剤ではがんは治らないという事実を、ほとんどの医師が口にしないことだ( [続きを読む]