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tadox34 https://blog.goo.ne.jp/tado0831

森の案内人:森林インストラクター田所清のブログです。自然観察日記を書いてブログ歴10年目です。

森閑とした空気に包まれる森の中は神秘の宝庫。そこに息づく植物や虫・きのこなどを観ながら造形の不思議を想い自然の奥深さに感嘆しています。そして、それを感ずる自分がうれしい。だから伝えたい。

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2016/02/04

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  • ブログの更新をお休みします。長い間ありがとうございました。

    グリーンシーズンを終え師走になる区切りで長く続けてきたつたないブログをお休みします。ブログ開設から6500日近くになってしましました。gooのブログに引っ越す以前にも少し期間があるのですが約18年という月日が経ちました。ほぼ毎日の更新で、同じ内容のものも多々あったようです。このブログは誰かのための情報発信ということより自分の眼力を落とさないために続けてきた面があります。自然観察を行いそれを元に不明のものは資料で調べて確信が持てるものだけアップしてきたつもりですが、誤っていたものも多くあったかもしれません。歳を重ねることで出かけることも減ってきましたし、ある意味仕事のような意識で取り組んできたことにも疲れを感じています。また春になると気紛れに書きたくなることもあるかもしれませんが、一旦筆をおきたいと思います...ブログの更新をお休みします。長い間ありがとうございました。

  • 冬虫夏草 カメムシタケ

    この秋山野を散策して印象的なものの一つがカメムシタケに出会えたことです。冬虫夏草に出会えることはなかなかできませんが、その中でこのカメムシタケの出会いは初めてでした。海抜1000m位のブナ林の中でした。冬虫夏草カメムシタケ

  • カメムシタケの胞子のう

    この菌の胞子のうは黄色い細長いものです。長さ2㎝くらい。カメムシタケの胞子のう

  • カメムシタケの基部

    偶然黄色い胞子のうが目に留まったので冬虫夏草かな?と思いそっと基部の枯葉を取り除いてみるとカメムシが出てきました。この時にこの冬虫夏草はカメムシタケだと確信した次第です。冬虫夏草の生態は不思議です。生きているカメムシにどうしてとりつくことができるのでしょうか?自然の奥深さにただただ感心するばかりです。カメムシタケの基部

  • シイタケのほだぎに発生した見慣れないもの

    越後丘陵公園のボランティアで里山の利用の一環として食イベントなどで利用するためにシイタケの栽培しています。この榾木に変わったものが発生して話題になりました。シイタケのほだぎに発生した見慣れないもの

  • ムラサキホコリカビ

    これは変形菌といわれる一群の生物の中のムラサキホコリカビという種です。変形菌は変わった生活史をとる生物で移動する時期と固着する時期があます。異動期はアメーバ状の細胞で木などの表面の細菌などを食べながら成長しやがて集合し固着期に入り胞子を作る体になっていきます。この絵の茶色の細長い部分が固着期の胞子を作るところです。その下に白くなっているところが異動期のアメーバー状の細胞が移動していた痕跡です。ムラサキホコリカビ

  • ムラサキホコリカビの胞子のう

    細長いところをよく見ると下の方が少し膨らんでいます。ここで胞子を作り空中に飛散させます。ムラサキホコリカビの胞子のう

  • クーシンサイ

    先日知人からクーシンサイの苗をいただきました。スーパーにも売られている野菜なのだということを知らなかった私は庭に植えてみました。成長は旺盛であっという間に2m四方を覆うくらいにまでなりました。新芽を食べるのだということで折ってみると茎は空洞でここから「空芯菜」という名がついたことを理解しました。クーシンサイ

  • クウシンサイの花

    栽培して1月くらいすると開花していることに気づきました。花はアサガオです。そこでよくよく観察するとこの種の性質はサツマイモとよく似ていることがわかりました。根茎こそ肥大しませんが荒れ地にも適応できそうな顔をしています。クウシンサイの花

  • クウシンサイの葉

    葉芽や花芽の付き方はまるで西洋アサガオとよく似ています。クウシンサイの葉

  • ツルフジバカマ

    志賀高原の駐車場の脇に鮮やかな青色の花が咲いていました。ツルフジバカマの花でした。全国の山野に生える野草で特に高所に生育するような種ではありません。人の働きで種子が運ばれここに根付いているものと思われます。ツルフジバカマ

  • ツルフジバカマの花

    秋が進んで気温が下がってきているせいか青い色が一層深くなってきているように感じました。花数は多く20個以上はあると思われます。マメ科ソラマメ属に分類されます。ツルフジバカマの花

  • ツルフジバカマの葉

    小葉は4~7対くらいでよく似たクサフジよりは少ない葉数です。ツルフジバカマの葉

  • クチベニタケ

    ブナ林の中に可愛いキノコの集団を見つけました。大きさは2㎝くらいの球状をしています。頂部が赤く染まっているためクチベニタケといわれます。クチベニタケ

  • クチベニタケの拡大

    ホコリタケに近い仲間で成熟すると頂部が裂けて中から胞子が出てきます。赤い文様の真ん中のところのが線状に裂けていくようです。これは裂け始めた状態です。食用には適さないそうです。クチベニタケの拡大

  • ノウタケ

    これもホコリタケに近い仲間ですが頂部に穴が開き胞子を放出するようなことを行わないキノコです。熟すと表皮が剥がれて胞子がむき出しになる性質のキノコです。よい出汁が出るとかで利用する人もいるようです。ノウタケ

  • スッポンタケ

    ユニークなキノコです。まるで卵から芽を出してにょきにょきと伸びてきます。大きさは20㎝弱くらいにはなりでしょうか。柄のところを食用にすることができるそうです。スッポンタケ

  • スッポンタケの傘

    傘と言っていいのかまよいますが、この表面にグレバという胞子を含んだ悪臭のする液体を作ります。この臭いでハエなどを呼び寄せるのでしょう。胞子の散布に一役買ってもらいます。スッポンタケの傘

  • スッポンタケの基部

    幼菌は弾力のある卵状の球体です。これが割れて本体が発芽してくるのですが、中はゼリー状の物質に包まれています。これはあまり臭いはありません。スッポンタケの基部

  • ヒメベニテングタケの傘

    何とも言えない美しいキノコです。この個体は縁が反っていてまるでスカートか防止のようです。まさに見て楽しむキノコです。ヒメベニテングタケの傘

  • エゾリンドウ

    日当たりのよい散策路脇にエゾリンドウがまだ花をつけていました。花の少ない秋の貴重な花です。1輪の花でもとても癒されます。エゾリンドウ

  • エゾリンドウの花

    気温が上がると花冠が思い切り開きます。それでも裂片は平たく開くことはありません。エゾリンドウの花

  • エゾリンドウの葉

    里山に見られるリンドウは茎がしっかりしないので少々だらしない姿になりますが、高原に咲くエゾリンドウは茎はしっかりしていて起立しています。エゾリンドウの葉

  • 田ノ浦湿原の縁のシラカバ林

    志賀高原の木戸池の手前に田ノ浦湿原があります。海抜は約1600mで8haほどの面積があるそうです。その縁にあるシラカバの林が目に留まりました。この地域はダケカンバと混在していることが多いのですが、人の手が入った場所にはシラカバの林ができやすいと思いますので過去に刈り払われた場所のようです。湿原は草紅葉が盛りでした。田ノ浦湿原の縁のシラカバ林

  • イワショウブの秋姿

    湿原は草紅葉の景色ですが、よく見るといろいろな植物が秋の姿をしています。イワショウブはまだ生活のエネルギーを感じます。イワショウブの秋姿

  • イワショウブの果実

    木道から離れたところには枯れ行く直前の輝きを放った株がありました。種子が完成し次世代に命を伝えたと誇らしげにたたずんでいます。イワショウブの果実

  • シラタマノキ

    志賀高原を散策した時のシラタマノキです。亜高山帯の日当たりのよい草地などに見られるツツジ科の低木です。散策路のの裏面にほかの低木やササ類と混ざってたくさん見られまし。果実の時期でしたから白い実がたわわに実っていました。シラタマノキ

  • シラタマノキの果実

    1cmほどの白い果実、おいしそうに見えますがサリチル酸メチルの味がしてとても無理です。アカモノに対してシロモノともいわれます。シラタマノキの果実

  • シラタマノキの葉

    2cmほどの葉には光沢があり厚みがあります。周囲には小さな鋸歯があります。シラタマノキの葉

  • ウツロベニハナイグチ

    きれいなイグチ科のキノコです。カラマツベニハナイグチとよく似ているのですが、こちらは茎が中空です。「ウツロ」という名はこの中空の茎に由来するのでしょう。ウツロベニハナイグチ

  • オウギタケ

    園路の法面にオウギタケが発生していました。逆三角形をした整った形状でした。オウギタケ

  • オウギタケの傘

    図鑑ではもう少し赤い色の傘をしてものが載っていることが多いのですが、この個体は少し黒ずんでいました。かなり成菌に近いようで傘は平たく中央部が少しへこんでいるようです。オウギタケの傘

  • アシナガイグチ

    この菌も里山では初めてです。かなりひょろ長いキノコです。コナラやマツが混じる雑木林に発生するキノコです。変色性はありません。アシナガイグチ

  • アシナガイグチ全体

    管孔は若いうちは黄色。傘の大きさと柄の長さの比が印象的です。アシナガイグチ全体

  • クリカワヤシャイグチ

    キノコ観察会の時のキノコ。クリカワヤシャイグチと判定。採集前は赤色系でももう少し黄色味がかった傘です。クリカワヤシャイグチ

  • クリカワヤシャイグチの裏面

    若いころは裏面は白色に近い色彩ですが老菌は濁ります。柄ももっと鮮やかな赤茶色をしています。クリカワヤシャイグチの裏面

  • ホウベニシロアシイグチ

    これは幼菌です。数年前このキノコ大発生があったのですが今年はやっと目にした程度です。キノコの発生にも周期があるのでしょうか。どことなく神秘的なキノコです。ホウベニシロアシイグチ

  • ホウベニシロアシイグチの裏面

    幼菌ですから管孔がはっきりしませんがこのキノコもイグチの仲間です。ホウベニシロアシイグチの裏面

  • ウラグロニガイグチ

    これも幼菌です。こちらは全体がくすんだ色で裏面は黒色です。ウラグロニガイグチ

  • ウラグロニガイグチ裏面

    名前の通り管孔は黒色。ニガイグチといってもこれは食用にする人がいるようです。ネットで見た内容では美味しいといっていましたが、生食では中毒します。ウラグロニガイグチ裏面

  • ノウタケ

    管理道路脇に発生していました。このキノコもいままで里山では見ていないキノコですが今年は発生していました。ノウタケ

  • ノウタケの頭部

    このキノコはホコリタケの仲間で傘はありません。中の胞子が熟すと表皮が剥がれ胞子が出てきます。ノウタケの頭部

  • ノウタケを割ってみました

    一つのノウタケを割ってみました。ホコリタケに比べかなり柔らかく潰れながら割れました。まだ胞子は熟していなく白色です。煮るとよい出汁が出るのだそうです。ノウタケを割ってみました

  • ベニイグチ

    晴天続きの夏から秋でしたが、その後雨も沢山降って里山のキノコもにぎやかになってきました。いくつかを見ていきます。ベニイグチはとてもきれいなキノコです。なかなか発生しないキノコですが今年は姿を現わしてくれました。ベニイグチ

  • ベニイグチ全体

    かなり細長いキノコでアシナガイグチに似ていますが茎が赤く傘も赤いキノコです。ベニイグチ全体

  • ベニイグチ裏面

    若いころは管孔は黄色ですが古くなるにつれて濁ってきます。ベニイグチ裏面

  • ゲンノショウコ

    ゲンノショウコです。丘陵公園には白花と赤花がありますが、白花が多い地域です。赤花の群落がとてもきれいでしたから載せることにしました。よく言われるのは西日本には赤花が東日本には白花が多く見られ棲み分けのような状態にないっていて、日本海側は赤花が多く見られるそうです。ゲンノショウコ

  • ゲンノショウコ 赤花

    普段白花を見かけていますから赤いゲンノショウコはすごく新鮮な印象を受けました。ゲンノショウコ赤花

  • ゲンノショウコの葉

    この花の色の遺伝現象はどうなっているのか少し興味を持ちました。地域によってなぜ色が異なるのか?白い遺伝子と赤い遺伝子、その適応に気温との関係があるのでしょうか?調べてみると面白いことが分かるかもしれません。ゲンノショウコの葉

  • ニオイワチチタケ

    独特な同心円模様はニオイワチチタケです。雑木林の縁に発生していました。新鮮な個体はあまりしませんが、少し古い個体か渇き気味な個体はカレーの匂いがします。ニオイワチチタケ

  • ガンタケ

    テングタケ科のガンタケというキノコと思われます。雑木林に発生していました。傘の表面にもう少しいぼのような被膜がもう少し付いているとはっきりするのですが少し少ないですね。有毒キノコで胃腸系の障害を起こすそうです。ガンタケ

  • ガンタケ裏面

    柄にはつばがありひだは細かく並んでいます。ガンタケ裏面

  • ガンタケの基部

    基部につぼはありません。傷つくと赤く変色するそうですがそこまで試してありません。ガンタケの基部

  • コシアブラ

    名前だけは知っておられる方が意外と多いのですが、フィールドでこの樹や花を理解されている方は案外少ない気がしています。山菜として利用されることから食べるときにだけ接するためだ思われます。少し前まで高木の先端に花から実に代わるころの姿がありました。コシアブラ

  • コシアブラの花

    すでに花から果実になっているようですが、まだ咲いているようなものも散見されます。高木ですから近くで花を見ることができませんから望遠にしてカメラで撮りました。実はツキノワグマが好んで食べるのだとか。コシアブラの花

  • コシアブラの葉

    ウコギ科ウコギ属の落葉高木。葉は5枚の掌状複葉。コシアブラの葉

  • ツルアリドウシ

    ツルアリドウシは全国の山地に普通に自生しているようです。少なくとも新潟県内では里山から山地のブナ林の林床ではよく見かけます。地を這う姿や小さな花と赤い実、いづれも愛らしさを感じて癒されます。ツルアリドウシ

  • ツルアリドウシの実

    秋は赤い実が目立つようになります。今年結実した実は来年の夏ころまで見られることがあり色彩のない季節に彩を添えてくれる貴重な存在です。花の跡が2つあって、これを目とみるか鼻の穴と見るかでその人のセンスが分かります。ツルアリドウシの実

  • ツルアリドウシの葉

    ツルアリドウシはアカネ科のツルアリドウシ属に分類されます。アリドオシのように長い棘は持ちません。ツルアリドウシの葉

  • タマゴタケ

    7月に見かけるタマゴタケが9月でも新鮮な状態で見ることができました。食用にできるテングタケ科のキノコとしては数少ないものの一つです。生食もできるそうですが火を通すほうが美味しいとか。タマゴタケ

  • ミズアオイ

    月山の話は終わりにして、最近あちこちで観察したものを取り上げていきます。これは丘陵公園の湿地に繁茂しているミズアオイです。かつては田んぼの雑草扱いでしたが、今では絶滅危惧種。農薬や水田管理の方法が変わったために、ほそぼそと水辺で見られる種になってしまいました。農薬の影響のない丘陵公園のビオトープで暮らしています。ミズアオイ

  • ミズアオイの花

    ミズアオイ科ミズアオイ属。花被片は6枚。おしべは6本ですが5つは黄色で1つは紫色です。ミズアオイの花

  • ミズアオイの葉

    よく似た種にコナギがありますが、これを大型にした感じの種です。最近、農薬に耐性のある個体が見つかっているのだそうです(スルホニルウレア系除草剤)。そうすると再び水路に繁茂するミズアオイなどが見られることもあるかもしれません。ミズアオイの葉

  • ミヤマツボスミレ

    登山道をかなり下がって季節外れのスミレに出会いました。どうもミヤマツボスミレのようです。木道脇に群生する中に一輪の花。ミヤマツボスミレ

  • ミヤマツボスミレの花

    ツボスミレは白い花が多いのですが、この花は薄紫の地に紫の筋が特に唇弁に目立ちます。これもこの地域独特の変異なのでしょうか?ミヤマツボスミレの花

  • ツボスミレの葉

    ミヤマツボスミレは低地には見られず深山から亜高山にかけて自生する種です。ツボスミレ(ニョイスミレ)の高山型とされます。ツボスミレの葉

  • オニシモツケ

    中部以北の深山から亜高山まで普通に見られる大型のシモツケソウです。2mくらいになる草本ですからその群生する場所に行くと圧巻です。極端に大きな群落は見られませんでしたが、月山の山域にも各所に見られました。オニシモツケ

  • オニシモツケの花

    大型の種ではあるのですが「オニ」と名付けられるたのは少しかわいそうですね。ボリュウムがありいい花です。多くの虫の憩いの場にもなっています。オニシモツケの花

  • オニシモツケの葉

    単葉にも見えますが一応奇数羽状複葉で頂小葉が極端に大きい。葉柄もあり托葉も持ちます。オニシモツケの葉

  • クロクモソウ

    下山と途中の小沢周辺で見つけたクロクモソウです。四国にもあるそうですが中部以北の深山の湿った場所に生育するユキノシタ科の多年草です。新しいAPG植物分類体系ではいろいろと修正が行われていてついて行けない部分がありますが、この種も属が変わったようです。(ユキノシタ属からチシマイワブキ属へ)クロクモソウ

  • クロクモソウの花

    今まで見ていたクロクモソウの花の色は濃褐色でしたが、月山の個体は白色に近い薄黄色です。別種なのかと疑いましたが稀にこのような薄い色の株もあるようです。クロクモソウの花

  • クロクモソウの葉

    葉は歯車のような鋸歯をした円形の葉です。独特ですから見間違えることはないと思います。クロクモソウの葉

  • オオバノミゾホウズキ

    下山はリフトを使わず山道を歩きました。高度が下がった小沢にはオオバノミゾホウズキが見られました。日本海側の深山の湿った場所にはよく見られる種です。APGの分類体系ではハエドクソウ科ミゾホウズキ科という区分になっているのですね。オオバノミゾホウズキ

  • ウメバチソウ

    7月の話ですからウメバチソウの季節ではありません。異常な高温が続いた夏ですが案外月山のこのころは雨が多く涼しい日もあったようで、もうウメバチソウの花が見られました。ウメバチソウ

  • ウメバチソウの花

    ウメバチソウの高山形でコウメバチソウという種が区分されています。が画像から仮雄ずいの裂片が11ありますから、このコウメバチソウかもしれません。ウメバチソウの花

  • ウメバチソウの葉

    これは茎葉で柄がなくハート形の葉が直接茎についています。根出葉には柄があります。ウメバチソウの葉

  • エゾシオガマ

    尾根筋の登山道にエゾシオガマも花を咲かせていました。群生しているわけではなくポツンポツンと出てきます。月山の弥陀ヶ原の湿原回りには群生していた場所があったような記憶がありますが、姥が岳側の登山道にはそれ程多いとは感じません。エゾシオガマ

  • エゾシオガマの花

    横向きにねじれた黄白色の花が特徴的です。周囲にはヨツバシオガマも見られましたからその対比が面白いです。エゾシオガマの花

  • エゾシオガマの葉

    葉は下部は対生、上部は互生になっています。中部日本から北の高山草原に分布する種です。エゾシオガマの葉

  • ミヤマガラシ

    アブラナ科のミヤマガラシです。この種も低山から高山まで垂直分布の広い種です。月山の山頂部月山神社の石垣の隙間に根を下ろしていました。ミヤマガラシ

  • ミヤマガラシの花

    アブラナ科ですから花の花弁は4枚です。高山帯で見かける黄色いアブラナ科の巣はほぼこれでしょう。ミヤマガラシの花

  • ミヤマガラシの葉

    低山帯では渓谷の河原などで時々見かけますから、湿り気の多い場所で他の草があまりないような荒れ地が好きなようです。ミヤマガラシの葉

  • オウギタケを横から

    綺麗な逆三角形です。ひだは垂性で黄色。不完全なつばがあります。食用キノコです。オウギタケを横から

  • ムカゴトラノオ

    高山帯の草地などに見られる種です。月山の個体数はあまり多くない感じでしたが山頂近くの登山道沿いに見られました。ムカゴトラノオ

  • ムカゴトラノオの花

    穂状の花穂で下部はむかごになるところからこの名前があります。ムカゴトラノオの花

  • ムカゴトラノオの葉

    タデ科イブキトラノオ属の種。茎は分岐せず葉は互生。葉鞘が見られます。ムカゴトラノオの葉

  • ヤハズハンノキ

    風通しの良い尾根筋、灌木帯を構成している一つにヤハズハンノキがありました。ミヤマハンノキもありましたがヤハズハンノキが尾根筋に見られたのは少し意外でした。もう少し低海抜帯で出てくる印象ですが月山では稜線上にも進出しています。ヤハズハンノキ

  • ヤハズハンノキの昨年の果実

    丁寧に探さなかったかめか、今年の雄花や雌花が目に止まらなかったため昨年の果実を記録しておきました。近縁種と極似していて差異が分かりません。ヤハズハンノキの昨年の果実

  • ヤハズハンノキの葉

    葉の先端部が凹んでいて矢筈になっています。15mほどの高木になる種です。ヤハズハンノキの葉

  • ヤマブキショウマ

    ヤマブキショウマは里山から高地まで見られる種の一つです。つまり垂直分布の広い種ということになります。月山の登山道の残雪が少なく比較的風当たりの弱そうな場所に見られます。ヤマブキショウマ

  • ヤマブキショウマの花

    これは雌花で花というよりもう果実になっているようです。ヤマブキショウマの花

  • ヤマブキショウマの葉

    2回三出複葉です。こういう形質の葉をした植物に「ショウマ」という名前が付いていることが多いです。サラシナショウマに似た葉に付けられています。ヤマブキショウマの葉

  • イワイチョウ

    亜高山帯以上の湿地に普通に見られるイワイチョウです。もちろん月山の湿地環境にはたくさん見られます。一見乾燥しているような斜面にも残雪が遅くまで残っていたのでしょうイワイチョウがたくさん見られました。イワイチョウ

  • イワイチョウの花

    普通は5数性の花です。イワイチョウの花

  • 4弁のイワイチョウの花

    よく見ると4弁の花もありました。おしべも4本です。いろいろな種にこのような変わりものの個体があるものです。4弁のイワイチョウの花

  • イワイチョウの葉

    この葉がイチョウの葉に似ていることからなずけられているのですが、個人的にはあまりイチョウに似ていないのではと思っています。イワイチョウの葉

  • ナナカマド

    リフト乗り場の山麓部には亜高木のナナカマドがたくさん見られましたが、牛首から月山に登る尾根筋には矮性のナナカマドが見られます。高山帯ですからタカネナナカマドかなとと思いながら登っていました。ふと思い出して、タカネナナカマドは花穂が下向きに垂れ下がる性質があるはずですからこれはナナカマドが高所に生育しているのだと気づきました。ナナカマド

  • ナナカマドの花穂

    花穂は上向きになっていました。これはナナカマドかウラジロナナカマドの性質です。ナナカマドの花穂

  • ナナカマドの葉

    葉裏は白くありませんからナナカマドの葉です。高山帯にある個体だからと言って高山種と言う訳ではないということを考えておかなければならないようです。ナナカマドの葉

  • マルバシモツケ

    イワシモツケが沢山ありました。登山道にはまだ花のある個体もあるのですがほぼ花は終わり茶色の花柄が目立ちます。マルバシモツケ

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