てんてん さん プロフィール

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てんてんさん: てんてんの記
ハンドル名てんてん さん
ブログタイトルてんてんの記
ブログURLhttp://tenten0323.seesaa.net/
サイト紹介文古田史観にはまりそう! 読書、かな書道、陶芸を楽しんでいます。若冲、北斎が好き。
自由文河井寛次郎の生き方を尊敬しています。ろくろを回しているとき、筆を持っているときが至福の時間です。http://tenten0323.seesaa.net/
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供262回 / 365日(平均5.0回/週) - 参加 2016/02/04 22:45

てんてん さんのブログ記事

  • 行方不明の名品
  • 本日は、もっと知りたいシリーズの「本阿弥光悦」である。ある本を読んでいて、光悦は、「日蓮宗の『不受不施派』なのに、家康から広大な土地をいただいたりして信仰に反している」というようなことを読んで、光悦の評伝はないかと、わが愛する図書館で探したが、パットしたものがない。仕方がないので楽に読めそうな本書を借りてきた。図書館に行く前に、光悦について、読書人の友人に聞いてみると、光悦の母親が日蓮宗の熱烈な信者 [続きを読む]
  • (人が)ありました。
  • 本日は、斉藤愼爾氏の「続 寂聴伝」である。先週は、寂聴氏の生の軌跡、苛烈にして波乱万丈の一般的な評伝であったが、この「続」編は、「源氏物語」の個人全訳、宗教への傾斜、海外作家との交流などを描いている。例によって、読みながら「ほー」、「そんなことも」と思ったことを紹介することに。まず、「源氏物語」の現代語訳について、お互い「源氏」の訳を成し遂げた田辺聖子氏との対談の中での川端康成氏の評価である。①与謝野晶子訳 [続きを読む]
  • 鴉鳴欠
  • 鴉が鳴き欠けた月の端にあらわれている。夜は長く、愁いは多く、寝付かれない。毎月第3週の投稿している細字の課題詩は、今月から江戸の幕末の儒学者で漢詩人、広瀬旭荘の「冬夜不眠起歩庭」である。 [続きを読む]
  • 遠隔ナショナリズム<br />
  • 本日は、池上彰・佐藤優両氏の「新・戦争論」である。お二人の対談集を読むのは2冊目である。佐藤優氏の書かれれたものは読むたびに、「なるほど、そのように読むのか」とか「世界はそのように考えているのか」など改めて考えさせられることが必ず含まれているようで楽しませていただいている。いつものように、「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介することに。まず、新しい国家の形である「イスラム国」についてである。マルクス主義 [続きを読む]
  • 周平、鬼平と裁判官
  • 本日は、原田國男氏の岩波新書の「裁判の非情と人情」である。当書は岩波の「世界」に連載していた「裁判官の余白録」をまとめたもので、刑事裁判に長く携わってきたこともあり、死刑、裁判員制度、冤罪などについて氏の胸の内を綴ったものになっている。例によって読みながら「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介することに。まず、氏が判事補に任官した頃の話である。安田講堂事件のころで、公判が始まると冒頭の意見陳述で不規則発 [続きを読む]
  • 評伝作家から出家
  • 女流・妻シリーズ 28本日は、斉藤愼爾氏の「寂聴伝」である。寂聴氏は、純文学、評伝、エンターテイメント、気候、随筆、社会評論何でもござれでの方である。その方の評伝である。ただ、寂聴氏自らの自伝は、「いずこより」、「私の履歴書」、「見出される時」、「見知らぬ人へ」のほか「文学的自叙伝」と副題がついた随想集まであり、著者の斎藤氏もこれらの自伝を読みながらの評伝である。寂聴氏は、最初に結婚した方との間にお子さんまであ [続きを読む]
  • 天山祭
  • 昭和41年7月16日の草野心平氏が、寄贈した蔵書の文庫落成を記念して、毎年行われる天山祭り。この日は、村内はもとより、県内外から心平先生を偲んで多くの人々が集まる。村の伝統芸能である獅子舞、浦安の舞、神楽舞が披露され、笛や太鼓で川内甚句も披露されるそうだ。 [続きを読む]
  • 儒教と仏教の相性
  • はじめての古代史 24本日は、岩波新書のシリーズ日本古代史③「飛鳥の都」である。著者は、吉川真司氏である。この巻では推古天皇即位直前から701年の大宝律令完成までを取り扱っている。いつもながら、読みながら「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介することに。まず、聖徳太子の事跡といわれている「憲法17条」についてである。「憲法17条」は、後世の加筆、潤色があるか、全くの偽作であるとの説もある。また聖徳太子の政治理 [続きを読む]
  • リテラシー
  • 本日は矢野誠一氏の「人生読本 落語版」である。氏は、演劇・演芸評論家で、落語を中心として評論活動を行っており、本書も落語、落語家を素材に人間像、人の世の諸相を語っている。小生、落語に出会ったのは子供の頃のラジオである。特に学生時代は、談志、志ん朝の出始めの頃でラジオで各局ともに盛んに落語番組が放送されていた頃、一人ラジオで楽しんでいたのを思い出す。また、小生サラリーマンを辞めた時、「これからまず何を [続きを読む]
  • お経とアメイジング・グレイス
  • 本日は、伝説の雑誌「話の特集」の編集長だった矢崎泰久氏の「永六輔の伝言」で、副題は「僕が愛した[芸と反骨]」である。この矢崎氏と永氏とのおつきあいは半世紀に及ぶという。本の紹介文にあるとおり、永氏がおつきあいした先輩や仲間たち、渥美清、三木鶏郎、小沢昭一、野坂昭如、中村八大、いずみたく、三国連太郎、美空ひばり、井上ひさし、皆に共通していたのは「自由と平和への希求、そして反骨の心意気だった」と。本書は永氏に [続きを読む]
  • からごろも
  • 可らころ毛支つゝ那れ二しつ万四あ連八はるゝ 来むる多日越し曽於もふ業平氏の都に残した妻を思うこの歌、行頭を縦に読むと「カキツバタ」になっている。 [続きを読む]
  • 邦を開いた。姓氏を撰んだ
  • はじめての古代史 23本日は岩波のシリーズ日本古代史②吉村武彦氏の「ヤマト政権」である。シリーズの①も明治大学の先生だったが、この方も同じである。ということは、卑弥呼の国は近畿地方であるとの説なのだろうなどと思いながら読みだした。ヤマト政権について書かれており、「謎の4世紀」から推古朝の前夜の崇峻天皇までを取り上げている。例のごとく読んでいて「ほー」、「なるほでね」と思ったことを紹介する。ざらっと見たところ [続きを読む]
  • 泣く子と地頭どちらが強いか
  • 火曜日、乗鞍・上高地散策のバスツアーに参加してきた。平日であり7割が高齢者だが皆さん元気である。両日ともに天候は、薄日が差す程度の絶好の散歩日和であった。朝からちょっと驚きが、Jアラートである。バスターミナルに向かう途中で携帯のアラームが鳴り、何事かなと思う間もなく、どこから聞こえてくるのか拡声器からあの警告である。しかし、周りにいる方を見ると皆さん落ち着いたものである。どうしようもないかと。バスの [続きを読む]
  • 和漢朗詠集 7
  • 春生逐地形序    慶滋保胤東岸西岸の柳、遅速(ちそく)同じからず、南枝北枝の梅、開落(かいらく)已に異なり。東岸西岸之柳。遅速不同。南枝北枝之梅。開落已異。 [続きを読む]
  • 移住者、渡来人、帰化人
  • はじめての古代史 22本日は、岩波新書、シリーズ日本古代史①石川日出志氏の「農耕社会の成立」である。古代史は全六巻シリーズで、中世とか近世シリーズもあるらしい。とりあえず第一巻から読んでみようと。例のごとく読んでいて、「ほ−」、「なるほでね」と思ったことを紹介することに。旧石器時代の狩人たちが狩猟の対象としたのは、シベリア方面から南下してきたマンモスとヘラジカ・バイソンの大型の動物群を投げ槍で仕留めていた [続きを読む]
  • 「悟り」を開いた後は?
  • 本日は、竹内均氏の「悟りを開いた60人」である。氏は地球物理がご専門ながら東大教授を定年後は、雑誌「ニュートン」の編集長を務める傍ら、歴史、気候、人物論、人生論と幅広く活躍している方らしい。いつものように、読みながら「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介することに。取り上げられている「悟り」を得た僧60人を紹介されているが、特別枠3名(釈尊、聖徳太子、玄奘)、法相宗、律宗、華厳宗、真言宗、浄土宗、浄土真宗それ [続きを読む]
  • お家の名誉挽回策
  • 女流・妻シリーズ 27本日は、内田義男氏の「鉞子」である。サブタイトルは「世界を魅了した『武士の娘』の生涯」とある。図書館の評伝の書棚を見ながら偶然手にしたが、「まさかり」を名にする女性は珍しいと思い借りてきた。小生、けっこう本は読んでいる方ではないかと思っていたが、まだまだ足りないようだ。この本の主人公である「稲垣(杉本)鉞子」氏については、全くはじめて聞くお名前である。よけいなお世話かも知れないが小生同様 [続きを読む]
  • 地下若
  • 地下若逢陳後主豈宜重問後庭花地下に眠っている陳の後主に会ったとしても、あの有名な「玉樹後庭花」を所望するわけにはいかないだろう。今月で、この李商隠の「隋宮」は終了である。 [続きを読む]
  • 任那利権の「調」
  • 本日は、ミネルヴァ日本評伝選の「蘇我氏四代 臣、罪を知らず」(遠山美都男著)である。蘇我稲目から入鹿までの蘇我氏の興亡を「日本書紀」をなぞりながらの蘇我家の評伝である。この時代は、稲目が資料に現れてから、馬子・蝦夷が政治の中枢を担いながらも入鹿の時代に中大兄皇子による大化改新に至る烽火ともなった入鹿殺害事件までの90年ほどの歴史である。読みながら「ほ−」「そんなことも」と思ったことを紹介することに。蘇我氏の祖 [続きを読む]
  • 「変」、「乱」、「難」
  • 本日は、葉室麟氏の「日本人の肖像」である。二部構成で第一部は、毎日新聞の矢部明洋記者が聞き役となって古代から近代までの歴史人物達を語った史談集で、第二部は大阪の陣から天皇憲法まで各分野の専門家との対談集である。いつものように、読みながら「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介したい。まず、「承久の乱」の評価である。鎌倉幕府は、当初京の朝廷や平氏の支配からの独立を志向する東国政権の性格が強かったが、承久の [続きを読む]