tough6 さん プロフィール

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tough6さん: 有楽町特許センター
ハンドル名tough6 さん
ブログタイトル有楽町特許センター
ブログURLhttp://ameblo.jp/tough6/
サイト紹介文元特許庁審査官、元事務所勤務弁理士で企業知財部員のブログ。実務に役立つ話を発信してます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供198回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2016/02/13 23:56

tough6 さんのブログ記事

  • 試行錯誤すること
  • 先日セミナー後のある受講生の感想。「とても役に立つ実践的なセミナーでした。でも、自分で明細書を書いたり、拒絶理由を対応したりできるか不安です。」いくらセミナーを聞いても、いくら本を読んでも、それだけですべての実務ができるようになる訳ではありません。やはり、自分で頭を使って手を動かして、試行錯誤することが大事です。そうすることで、自分の実力になると思います。あとは、「質」の問題です。試行錯誤するのは [続きを読む]
  • 交通整理
  • 週末にブログ更新です。限界審査には限界があります。完璧なサーチはありません。そして完全に正しい進歩性もありません。時間をかけていろんなDBをじっくり調べて、他の人と協議して「発明」の本質を考え、発明者と適宜意思疎通をして審査することができれば、審査の質は高まると思います。でも、いろんな仕事が降ってくるなか、ノルマと期限に追われながら、滞りなく審査することが求められる状況においては、トラブルがでないよ [続きを読む]
  • お手紙書いておけば
  • 審査官時代にある案件で上司に相談に行った時の話。なかなか良い引用発明が見つからない。書くとしても何とか進歩性をかける程度だ。最初から許してもいいかもしれない。でも発明の構成がそんなに凄いという訳でもない。。。どうしよう(・・;)「一度挨拶程度にお手紙送ってもいいんじゃない。相手の反応見てから許しても遅くないし。┐ ̄ヘ ̄)┌」そんな訳で進歩性の拒絶理由を送りました。結果は、拒絶理由に応答なく拒絶査定。 [続きを読む]
  • 限界
  • 今日は審査の限界について。先日セミナーで「審査官が審査して認めた特許権がなんで無効になるんですか?」と聞かれました(・_・;)ん〜。本当にそうですよね。なんで無効になるの?定量的に分析した訳ではありませんし、分野にもよりけりなので感覚として「審査段階では引かれていない引用文献の新規性,進歩性」が無効理由で結構多い気がします。審査官は自分の特許査定の動向を結構気にします。やっぱり、自分が変な審査をしてい [続きを読む]
  • いろんな業務
  • 今日は審査官の仕事について。実は審査官の仕事は審査業務だけではありません。いろいろな業務があります。審査以外の業務の1つとして分類付与業務があります。審査官の机の上には「審査基準」「審査ハンドブック」「PCTハンドブック」の3種の神器?が置いてあります。そして、「分類一覧表」も、たいてい机の上に置いてあります。この本市販されていないんですね。特許庁オリジナルみたいです。公開公報、登録公報、国際公開 [続きを読む]
  • 1周年を迎えました
  • 一昨日、本ブログは1周年を迎えました(^_^)v自分の体験で大切だったことを忘れないように記録に残そうということで始めました。途中ネタ切れの時もありましたが、無理矢理でも書く作業をすることで、だんだん記憶が読みがえって、書くことも増えてきました。そして、書く作業をすることで、自分の体験を整理して再確認して、仕事に効果的に活かせるメリットも出てきました。さらには、読者の人も徐々に多くなって、セミナーの話も [続きを読む]
  • こんなことあったなあ
  • 週末前にブログを更新します。審査官時代を思い出して。「あそこの会社はおかしい対応しかしないから拒絶査定でいいか(^^ゞ」「ここの特許事務所はいい加減だから厳しめでいいか(。・ε・。)」とかしてたなあ。逆に、「ここの会社はしっかりしてるから、下手な対応できないな(;^_^A」「この事務所は真摯にやってくるから気を引き締めていくかσ(^_^;)」とかしてたなあ。ちゃんとした出願、意見書、手続補正書をしているかどうかは [続きを読む]
  • 頭隠して
  • 今日も出張先からブログを更新します。先日、社内で製造方法に特徴のある発明の発明発掘会議をしていました。会議で事務所の弁理士が、「製造方法クレームは、権利行使も困難だし、お金もかかるし、クレームに書かないで秘密にしましょう。物クレームだけ権利化しましょう。」と言い出しました。はああ?(ノ゚ο゚)ノクレームに書かなくても明細書の実施例はそのまま。しかも、実施例には製造方法の特徴は記載されたまま。あのね。クレ [続きを読む]
  • 違いはあっても
  • 今日は出張先からブログを更新します。昨日の続き。EP弁理士との対話。EPO弁理士曰く、「補正とか、権利範囲をはっきりさせたかったら、発明を見いだした背景を詳しく書くべきだ。そうすることで発明の広がりがはっきりする。発明の詳細な説明にたくさん書くことではない。」ん〜(^_^;)さすがEPという感じですね〜。発明を思想として捉えようという姿勢があります。ここまで極端ではなくても、私たちも「明細書に発明を思想として [続きを読む]
  • EP弁理士との対話
  • 先週から出張と講演の連続です。今日はサクッとブログも更新します(^_^;)先日、EP弁理士と対話する機会がありました。EPOの審判部は、ことさら補正に厳しいことで知られています。審査段階でスルーされても、審判部でアウトになるケースは多いです。日本も審査基準上は厳しいのですが、ガチガチではなく、緩い運用のため、出願人は助かっている状況です(^_^;)そのため、明細書のどこかに記載があれば補正が出来ると考えている人が [続きを読む]
  • 「顕著な効果」part3
  • 今週から4週連続で講演です。体調に気をつけて乗り切りたいと思います。毎週ブログも更新していきたいます(^_^;)前回まで「顕著な効果」の進歩性における考え方を書いてきました。「顕著な効果」part1「顕著な効果」part2今日は「顕著な効果の程度」について書きたいと思います。よく「効果が何倍以上のときに審査官は顕著な効果だと認めるんですか?」と聞かれます。皆さん気になりますよね(^_^;)審査基準には、「顕著な効果」に [続きを読む]
  • 「顕著な効果」part2
  • 土曜日にブログ更新です。昨日の続きです。「当業者の予想し得ない顕著な効果」によって、なぜ進歩性が肯定されるのか?この答えは、審査基準にあります。審査基準には、「当業者の予測し得ない顕著な効果」について以下のように記載しています。「請求項に係る発明が引用発明と比較した有利な効果を有している場合には、これを参酌して、当業者が請求項に係る発明に容易に想到できたことの論理づけを試みる。そして、請求項に係る [続きを読む]
  • 「顕著な効果」part1
  • 今週は社内業務というよりは、来月、再来月と依頼があった講演の準備で大忙しです(・・;)よい準備がよい講演につながると思うので。今日は、進歩性における「顕著な効果」について、多くの人誤解していることについて書きたいと思います。拒絶理由通知の進歩性の記載の最後に判で押したように「本願請求項1に係る発明は、引用文献1に係る発明に対して当業者の予想し得ない顕著な効果を奏するとも認められない。」と書かれてきます [続きを読む]
  • 追加データ
  • 今日は寒いですね。。。週末にブログを更新しておきます。今日は、追加データについて書きたいと思います。発明発掘会議をしていると、先行文献との差異を出すために「追加データありませんか?」という弁理士や知財部員の方多いですよね。「進歩性で顕著な効果を示すために追加データ必要です」と。ん〜。でも少し考えてほしいのです。その追加データから明らかになる構成は何か?そして、その構成によって、変わる目的、課題、課 [続きを読む]
  • 中身を変える
  • 今週は忙しくてブログが更新できません。。。でも来週からは少し落ち着きそうです。夜に簡単に更新しておきます。今日は、明細書の中身について書きたいと思います。先週、社内の会議で、発明発掘会議のときに、先行文献との差異を出すために「本願明細書のストーリーを変えた」、「本願明細書に従来とは違うメカニズムであることを書いた」ということを報告している社員がいました。え?(ノ゚ο゚)ノそんなの意味ないでしょ!疲れてい [続きを読む]
  • 小型化、生産性、効率化、コストダウン
  • なんだか忙しい。。。いまは出張に向かう途中です。明日も出張があるし。簡単に更新しておきます。さて、今日は、書いてはいけない課題、言っても意味ない反論について書きたいと思います。ズバリ、「小型化、生産性向上、コストダウン、効率化」などなど、技術的ではない課題や反論です。この発明の製品は、従来より小型化できたんです。凄いでしょ!と進歩性の議論で言われても、「小型化するのは当業者なら自明の課題です。凄く [続きを読む]
  • ウソの実施例 part2
  • 夜にブログ更新です。昨日に引き続き、「ウソの実施例」について書きたいと思います。昨日はSTAP細胞特許出願が、アメリカで実施可能要件の拒絶理由が通知されたことについて書きました。日本ではまだ拒絶理由が通知されていませんが、おそらく日本でもnature論文の取り下げや理研の報告書を理由に、明細書の実施例の記載から、クレームのSTAP細胞が製造できるとは合理的に推測できないという実施可能要件の拒絶理由が通知される可 [続きを読む]
  • ウソの実施例
  • 夜にブログ更新です。今日と明日に渡って「ウソの実施例」について書きたいと思います。昨年、アメリカでSTAP細胞の特許出願のNon-Final拒絶理由が通知されました(米国出願番号14/397,080、日本出願番号2015-509109)日本では審査請求されていないため審査されていませんが、アメリカでは自動的に審査されるので、拒絶理由が通知されています。詳しい内容は、ググるとそのことを書いているサイトも出てきますし、USPTOのHPから拒 [続きを読む]
  • 書けない話
  • あけましておめでとうございます。仕事納めの日にブログを更新しようと思ったのですが、力尽きてしまいました。そのまま年末年始を過ごして久しぶりのブログ更新です。今年もブログをゆるやかに継続していきたいと思います。1週間に少なくとも2〜3回は更新して、1年間続けていきたいです。今日から仕事始めです。年末年始とゆっくりしていたので、今週は会社生活に慣れるためのリハビリですね(;^_^A今日は、会社で行う特許講座 [続きを読む]
  • 求められる英語力
  • 今年の最終週ですね。クリスマスもあり、大晦日もあり、年末はイベントづくし。年末年始の連休で少しゆっくりしたいです。そのためにも仕事頑張らねば(;^_^A今日は英語力について。英語力大事ですよね。でもどんな英語力が知財で一番必要となるのでしょうか?弁理士試験にTOEICのスコアが導入されるとかされないとか毎年噂になります。私は審査官、弁理士、企業知財部員のそれぞれで英語を使ってきました。そんな経験をもとに知財 [続きを読む]
  • 知財戦略の視点
  • 今日は時間がないので簡単に。いろんな会社の知財部で知財戦略を作成していると思います。うちの会社でもナンチャッテ知財戦略を作っています。。。私も個人でこまごま作っています。知財戦略を作る際に、2つの視点が大事かなぁと感じています。一つは、自分たちが売って来た商品に関する視点もう一つは、ライバルが売っている商品に関する視点知財戦略というと、なんか未来志向の視点が必要だと感じますよね。そういう知財戦略も [続きを読む]
  • 書かないことの意味
  • 今日は「書かないことの意味」について考えてみたいと思います。少し哲学的でかっこいいですね(^_^;)具体例で考えてみましょう。たとえば、クレームに「A物質を含む組成物」とだけ書いてある場合。この場合、A物質が組成物に含まれる量は「任意」です。A物質がありさえすればいいのです。極微量でも超大量でも構いません。いくら明細書にかいてあろうと関係ありません。「長手方向に湾曲しているパイプ」と書いてあった場合。こ [続きを読む]
  • 引用発明の認定 part2
  • 忘年会の山も越えてきました。週末の連休に向けて頑張りましょう。今日は前回に引き続き引用発明の認定について。引用発明の認定引用文献として挙げられている刊行物を発明として見るにはどうすればいいのか?ここは、私自身、これが自然と思って経験的にやっている部分もあるので、その暗黙知を言葉にしていきたいと思います。まずは、刊行物で発明にはならない部分はどこか?ということを考えましょう。真っ先にあがるのは、刊行 [続きを読む]
  • 引用発明の認定
  • 今日も忘年会。。。週末に向けて頑張ります。今日は引用発明の認定について。先日のセミナーで、引用発明の認定に苦しんでいる人が結構いました。審査対象になる、いわゆる本願発明はクレームになります。だから、本願発明の認定は楽です。自動的にできます。一方で、引用発明はどうでしょう。刊行物のどこに書いてあるのでしょうか?刊行物が特許公報だった時は、その特許公報全部でしょうか?クレームだけでしょうか?刊行物が原 [続きを読む]
  • 損得勘定
  • 昨日、一昨日と1日がかりのセミナーが2件。1日話して疲れました。。。それも2日連続で。。。でも受講生の方から好評の言葉を頂き、やってよかったですo(^-^)oセミナーで話していて、補正を軽く考えている人が多いことに気づきました。補正されて特許査定が出たら、その補正は絶対に適法であると考えている人多ですね。特許査定がされているからと言って、すべての補正がOKな訳ではありません。言い換えると、特許査定されても無 [続きを読む]