tough6 さん プロフィール

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tough6さん: 有楽町特許センター
ハンドル名tough6 さん
ブログタイトル有楽町特許センター
ブログURLhttp://ameblo.jp/tough6/
サイト紹介文元特許庁審査官、元事務所勤務弁理士で企業知財部員のブログ。実務に役立つ話を発信してます。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供178回 / 365日(平均3.4回/週) - 参加 2016/02/13 23:56

tough6 さんのブログ記事

  • いやいや。。。
  • 今日朝から出張でした。久しぶりの雨ですが、少し暖かさを感じますね。春ももうすぐという感じでしょうか(^-^)ときどきブログのネタを借りている同期の友人が、このブログのことで面倒な事態に巻き込まれているみたいです(・・;)PV数の上昇とともにいろいろ面倒なことが起きていますね。いやいや。。。厄介な人間がいるのもSNSの特徴ですかね。それ以上に「役に立つよ」というお知らせのほうが多く、つながりができることもあっ [続きを読む]
  • 真摯な対話
  • 久しぶりの更新です。今日もまだ仕事中です。。。徹夜になりそうです。。。なんだか先週PV数がめちゃくちゃ上がっていました(ノ゚ο゚)ノ人気ブロガーさんに記事を引用してもらったことが原因でした。共感してもらってよかったです。炎上だと困りますから(;^_^A今日は先週に引き続いて、特許庁の思い出。いま思う特許庁の良いところとして、真摯な対話システムがあげられるでしょう。官庁の特許庁のほうが、じつは会社や事務所より [続きを読む]
  • 時には優しく時には厳しく
  • しばらくブログが更新できませんでした(・・;)なんだか年度末は忙しいですね。今月、某所で自分のキャリアを紹介することになりました。そこで、審査官補時代の思い出について書きたいと思います。私は特許庁を離れてだいぶ経ちますが、同期、後輩、先輩、上司など仲良くして頂いた方とはいまだに付き合いが続いています。私のいた審査室は、特に風通しがよく、在職中は、いろんなことを吸収することができました。本当に特許庁で [続きを読む]
  • 思い出
  • 先日特許庁の先輩と食事をしました。今日は特許庁の庁の「引用発明1と引用発明2とを結びつける示唆も教示もないので、引用文献1と2とを当業者は結びつけることはできません。」いまの会社が使っている事務所のコメントでもよく見ます。おそらく、多くの弁理士が使っている表現だと思います(;^_^Aでも、引用発明中に示唆があるかどうかは、審査基準で挙げられている動機づけの要因の1つにしか過ぎません。別に、引用発明中に [続きを読む]
  • 楽したいから
  • 今日は意見書でよく見かける駄目な反論について。審査官時代に進歩性に対する意見書の反論として「引用発明1と引用発明2とを結びつける示唆も教示もないので、引用文献1と2とを当業者は結びつけることはできません。」という主張をよく見ました。いまの会社が使っている事務所のコメントでもよく見ます。おそらく、多くの弁理士が使っている表現だと思います(;^_^Aでも、引用発明中に示唆があるかどうかは、審査基準で挙げられ [続きを読む]
  • 足し算、掛け算 part2
  • 昨日の続きです。足し算、掛け算 part1審査官は、「顕著な効果であるか否か」をどう判断しているのか?本願発明が、引用発明A、引用発明Bよりも10倍性能が向上していた場合。その技術分野において、10倍くらい向上することがよくあることならば、10倍は顕著な効果にはなることは難しくなります。一方で、本願発明が、引用発明A、引用発明Bよりも1.5倍性能が向上していた場合。その技術分野において、よくても1.05 [続きを読む]
  • 足し算、掛け算 part1
  • もう2月も終わりですね。まだまだ寒いですが、あと1か月で桜は咲くのかな。今日は顕著な効果について。先日のセミナーで以下の質問がありました。「本願発明に対して、引用発明1と引用発明2とを組み合わせて進歩性無しと言われている場合。本願発明が引用発明1と引用発明2に対して当業者の予測しえない顕著な効果を言うためにはどうすればいいか?本願発明>引用発明1+2であれば審査官は顕著な効果を認めてくれるか?」答 [続きを読む]
  • 本当つかえね
  • 久しぶりの怒り。先週金曜日の出来事。ある特許事務所から明細書案が送られてきました。その明細書の実施例には以下のように書かれていました。「表1の比較例には、請求項1の××の範囲外は効果がないことが示されてる。」は?( ̄□ ̄;)おいおい。なぜに、実施例に「請求項」という言葉が出てくる?審査官時代に明細書中に「請求項」という言葉を誤記で少し見たことがありますが、この明細書には意図的に「請求項」という言葉が [続きを読む]
  • なんとなく
  • 今日はプレミアムフライデーです。我が社でも実施するのですが、私は外勤の予定を入れてしまったので関係ありません(;^_^Aそれにしても、審査基準の中身を知らない弁理士多すぎですね。これは審査官を辞めて、事務所勤務になったときに一番驚いたことです。私がいた事務所だけではなく、他の事務所の弁理士と会話しても審査基準知らない人かなりいました。いま使っている事務所の弁理士も審査基準の中味をちゃんと読んだこと人いま [続きを読む]
  • スーパーマン
  • 特許庁に入庁したてのときの話。先輩審査官を見ていると、毎日素早く発明を理解し、効率よくサーチを行って、的確に判断しながら丁寧にかつ大量にノルマの案件をさばいていました(ノ゚ο゚)ノしかも、審査業務に加えて後輩の指導、部署間の協議、審査室の共通の仕事もこなしていました(さらには使えないサーチャーの相手もしながら。。。)自分にそんなことができるのか?(・_・;)周りの先輩審査官をスーパーマンだと思いました。上司 [続きを読む]
  • 進歩性が厳しいから
  • 弁理士会、弁護士会、JIPAなどなど、いろいろな団体で判例を紹介したり、統計をとったりして進歩性を検討しています。アメリカ、中国、韓国は厳しいとか、EP、日本は甘いとかなどなど。私は、この手の分析にあまり大きな意味がないと思います。社内でも拒絶査定を受けると「中国は進歩性が厳しいから仕方ない」ということをいう人がいます。そのような側面が無いとも言えませんが、そのことで納得して自分の発明を振り返って [続きを読む]
  • 試行錯誤すること
  • 先日セミナー後のある受講生の感想。「とても役に立つ実践的なセミナーでした。でも、自分で明細書を書いたり、拒絶理由を対応したりできるか不安です。」いくらセミナーを聞いても、いくら本を読んでも、それだけですべての実務ができるようになる訳ではありません。やはり、自分で頭を使って手を動かして、試行錯誤することが大事です。そうすることで、自分の実力になると思います。あとは、「質」の問題です。試行錯誤するのは [続きを読む]
  • 交通整理
  • 週末にブログ更新です。限界審査には限界があります。完璧なサーチはありません。そして完全に正しい進歩性もありません。時間をかけていろんなDBをじっくり調べて、他の人と協議して「発明」の本質を考え、発明者と適宜意思疎通をして審査することができれば、審査の質は高まると思います。でも、いろんな仕事が降ってくるなか、ノルマと期限に追われながら、滞りなく審査することが求められる状況においては、トラブルがでないよ [続きを読む]
  • お手紙書いておけば
  • 審査官時代にある案件で上司に相談に行った時の話。なかなか良い引用発明が見つからない。書くとしても何とか進歩性をかける程度だ。最初から許してもいいかもしれない。でも発明の構成がそんなに凄いという訳でもない。。。どうしよう(・・;)「一度挨拶程度にお手紙送ってもいいんじゃない。相手の反応見てから許しても遅くないし。┐ ̄ヘ ̄)┌」そんな訳で進歩性の拒絶理由を送りました。結果は、拒絶理由に応答なく拒絶査定。 [続きを読む]
  • 限界
  • 今日は審査の限界について。先日セミナーで「審査官が審査して認めた特許権がなんで無効になるんですか?」と聞かれました(・_・;)ん〜。本当にそうですよね。なんで無効になるの?定量的に分析した訳ではありませんし、分野にもよりけりなので感覚として「審査段階では引かれていない引用文献の新規性,進歩性」が無効理由で結構多い気がします。審査官は自分の特許査定の動向を結構気にします。やっぱり、自分が変な審査をしてい [続きを読む]
  • いろんな業務
  • 今日は審査官の仕事について。実は審査官の仕事は審査業務だけではありません。いろいろな業務があります。審査以外の業務の1つとして分類付与業務があります。審査官の机の上には「審査基準」「審査ハンドブック」「PCTハンドブック」の3種の神器?が置いてあります。そして、「分類一覧表」も、たいてい机の上に置いてあります。この本市販されていないんですね。特許庁オリジナルみたいです。公開公報、登録公報、国際公開 [続きを読む]
  • 1周年を迎えました
  • 一昨日、本ブログは1周年を迎えました(^_^)v自分の体験で大切だったことを忘れないように記録に残そうということで始めました。途中ネタ切れの時もありましたが、無理矢理でも書く作業をすることで、だんだん記憶が読みがえって、書くことも増えてきました。そして、書く作業をすることで、自分の体験を整理して再確認して、仕事に効果的に活かせるメリットも出てきました。さらには、読者の人も徐々に多くなって、セミナーの話も [続きを読む]
  • こんなことあったなあ
  • 週末前にブログを更新します。審査官時代を思い出して。「あそこの会社はおかしい対応しかしないから拒絶査定でいいか(^^ゞ」「ここの特許事務所はいい加減だから厳しめでいいか(。・ε・。)」とかしてたなあ。逆に、「ここの会社はしっかりしてるから、下手な対応できないな(;^_^A」「この事務所は真摯にやってくるから気を引き締めていくかσ(^_^;)」とかしてたなあ。ちゃんとした出願、意見書、手続補正書をしているかどうかは [続きを読む]
  • 頭隠して
  • 今日も出張先からブログを更新します。先日、社内で製造方法に特徴のある発明の発明発掘会議をしていました。会議で事務所の弁理士が、「製造方法クレームは、権利行使も困難だし、お金もかかるし、クレームに書かないで秘密にしましょう。物クレームだけ権利化しましょう。」と言い出しました。はああ?(ノ゚ο゚)ノクレームに書かなくても明細書の実施例はそのまま。しかも、実施例には製造方法の特徴は記載されたまま。あのね。クレ [続きを読む]
  • 違いはあっても
  • 今日は出張先からブログを更新します。昨日の続き。EP弁理士との対話。EPO弁理士曰く、「補正とか、権利範囲をはっきりさせたかったら、発明を見いだした背景を詳しく書くべきだ。そうすることで発明の広がりがはっきりする。発明の詳細な説明にたくさん書くことではない。」ん〜(^_^;)さすがEPという感じですね〜。発明を思想として捉えようという姿勢があります。ここまで極端ではなくても、私たちも「明細書に発明を思想として [続きを読む]
  • EP弁理士との対話
  • 先週から出張と講演の連続です。今日はサクッとブログも更新します(^_^;)先日、EP弁理士と対話する機会がありました。EPOの審判部は、ことさら補正に厳しいことで知られています。審査段階でスルーされても、審判部でアウトになるケースは多いです。日本も審査基準上は厳しいのですが、ガチガチではなく、緩い運用のため、出願人は助かっている状況です(^_^;)そのため、明細書のどこかに記載があれば補正が出来ると考えている人が [続きを読む]
  • 「顕著な効果」part3
  • 今週から4週連続で講演です。体調に気をつけて乗り切りたいと思います。毎週ブログも更新していきたいます(^_^;)前回まで「顕著な効果」の進歩性における考え方を書いてきました。「顕著な効果」part1「顕著な効果」part2今日は「顕著な効果の程度」について書きたいと思います。よく「効果が何倍以上のときに審査官は顕著な効果だと認めるんですか?」と聞かれます。皆さん気になりますよね(^_^;)審査基準には、「顕著な効果」に [続きを読む]
  • 「顕著な効果」part2
  • 土曜日にブログ更新です。昨日の続きです。「当業者の予想し得ない顕著な効果」によって、なぜ進歩性が肯定されるのか?この答えは、審査基準にあります。審査基準には、「当業者の予測し得ない顕著な効果」について以下のように記載しています。「請求項に係る発明が引用発明と比較した有利な効果を有している場合には、これを参酌して、当業者が請求項に係る発明に容易に想到できたことの論理づけを試みる。そして、請求項に係る [続きを読む]
  • 「顕著な効果」part1
  • 今週は社内業務というよりは、来月、再来月と依頼があった講演の準備で大忙しです(・・;)よい準備がよい講演につながると思うので。今日は、進歩性における「顕著な効果」について、多くの人誤解していることについて書きたいと思います。拒絶理由通知の進歩性の記載の最後に判で押したように「本願請求項1に係る発明は、引用文献1に係る発明に対して当業者の予想し得ない顕著な効果を奏するとも認められない。」と書かれてきます [続きを読む]
  • 追加データ
  • 今日は寒いですね。。。週末にブログを更新しておきます。今日は、追加データについて書きたいと思います。発明発掘会議をしていると、先行文献との差異を出すために「追加データありませんか?」という弁理士や知財部員の方多いですよね。「進歩性で顕著な効果を示すために追加データ必要です」と。ん〜。でも少し考えてほしいのです。その追加データから明らかになる構成は何か?そして、その構成によって、変わる目的、課題、課 [続きを読む]