octpus さん プロフィール

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octpusさん: かかみの歳時記
ハンドル名octpus さん
ブログタイトルかかみの歳時記
ブログURLhttp://octpus11.hatenablog.com/
サイト紹介文岐阜在住 築90年の古民家に起き伏しする媼の俳句日記
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供220回 / 365日(平均4.2回/週) - 参加 2016/02/27 14:04

octpus さんのブログ記事

  • 水を打つ
  • 「古代蝦夷の英雄時代」 工藤 雅樹著 「蝦夷」とは何か。時代によってエミシ・エビスの概念は変わるが、要は「大和朝廷の支配の外にあった人々である」。初期には関東以北の人々を指すときもあったが大和朝廷の勢力の拡大とともに同化が進んで、奈良時代後半以後は東北北部の人々を指した。エミシの社会はリーダを頂く部族社会で、時には朝廷側と戦い、時には交易し、時には従属し、時には部族間で争いと、ひとくくりにはできな [続きを読む]
  • 道をしえ
  •  梅雨に戻ったような天気で、気も晴れぬ。各地の豪雨による災害を知ればますます気は重くなる。加えて国会での集中審議。少しだけ見ていたのだが、嘘やごまかしをせざるを得ない顔というものは見ているだけで情けなくなる。能面のような白塗り顔はともかく、いずれも目が泳いで頬が引きっつていた。カメラというものは嘘はつかないものだと痛感する。 現在読書中の本は遅々として進まず、気分転換にミシンを出す。半額で買ってき [続きを読む]
  • 蝉時雨
  • 「芸人と俳人」 又吉直樹×堀本裕樹著 俳句は全くの素人だという又吉さんを相手に俳人の堀本さんが手取り足取り解説する俳句の入門書。特別に目新しいことはないが、そこは多彩な又吉さん相手。反応がユニークだ。又吉さんは相当自意識の強い人だなあと思う。そして、言葉(概念)の取り合わせ次第で、たった十七音で限りなく大きな情景も深い心情も表現できる俳句は、改めて素晴らしい表現形式だと思う。掲載句より    激情 [続きを読む]
  • 夏の雲
  •  今日から「夏休み」。朝からラジオ体操に出かける子どもたちの声が賑やか。熊蝉の共演も実に喧しい。畑の夏野菜はもりもりと茂り、最盛期。昨日の朝、胡瓜を五本収穫したと思ったら夕方には二本、さらに今朝は四本の獲り頃。だんだん配るところもなくなってきた。 気に入っているNHKの自転車での日本縦断「こころ旅」、「2017春の旅」は今日が最終日。昼の放映にも夜のとうちゃこ版にも食事時間を合わせて見てきたので、 [続きを読む]
  • 白シャツ
  •  ぼんやりこの地方のニュースを見ていたら、高山市を訪れる外国人観光客が増えて、今や「特急」の三割は外国人だという。高山も随分有名になったものだと驚く。 当方が初めて訪れたのは大学時代のサークルの合宿でだった。山沿いのお寺の本堂を借りての合宿で、もちろん当時は高山線は蒸気機関車。庫裏を借りて自炊をしたのだが、町中に八百屋というのがなくて「ここらは朝市でかってくるのだ」と教えられたのが忘れられない。今 [続きを読む]
  • 滴り(したたり)
  • 「崩れ」 幸田 文著 この頃の異常気象による山崩れや酷い時には山体崩壊などという事象を見ていて、幸田さんの「崩れ」を読み直したいと思った。幸田さんはこの作品の取材時が72歳、まさに同年齢だというのも再読を促したきっかけかもしれぬ。案の定、昔なら読み飛ばしてしまったような細部に立ち止まったり、納得したり。過酷な道中での老いの身体の難儀さも、この時しかないという箍の外れた好奇心も今ならよくわかる。日本 [続きを読む]
  • 浴衣
  •  夕餉の支度をしながら名古屋場所の中継を見るともなく見ていた。相撲観戦にも「浴衣デー」なんかがあるのかしらんと思うほど浴衣で観戦の人が多い。今日は力士の人たちの浴衣も紹介していて、これもなかなか華やか。なんでも幕内になると独自な浴衣をこしらえて親しい仲間や贔屓筋に配る習いがあるらしく、自分の浴衣を着るのでなく、頂きものの浴衣を着るのが本筋のようだ。 幸田文さんが「番茶菓子」の「夏のきもの」でゆかた [続きを読む]
  • 梅雨出水
  • 「日本文化の形成」 宮本 常一著 図書館の歴史コーナーに隠れるようにあった一冊。宮本さんの遺作だという。大雑把に要約すれば、長い縄文文化の上に稲作とともに弥生式文化が入りさらに古墳文化ともいうべき大陸の文化が流入して、大量の渡来人をも受け入れ渾然と融合したのが日本文化だという話である。そう言ってしまえば目新しいものではないがおやっと思ったのは、「律令国家を形成していく主動力になる者は、どうやら縄文 [続きを読む]
  • 日傘
  •  「はてなダイアリー」のサービスが変更されるということで、ブログの移動を検討している。近日中に行いたいと思うのでその節はよろしくお願いします。前の画面が気にいっているのでとても残念だがしかたがない。  夏野菜の収穫の最盛期。今年はうまくいってトマトなどもご覧のとおり。なかなか家庭内だけでは消費しきれないほどで、人にあげればまた違った野菜が返ってきたり。ゴーヤも採れだしたので今朝から甘酒に加えてゴー [続きを読む]
  • 日の盛り
  • 「火花」 又吉 直樹著 重版に重版を繰り返した話題作である。今さら何かを語るまでもあるまい。舞台はお笑い芸人の世界だが誰もが思い当たるような青春の友情・挫折物語だ。又吉さんを彷彿とさせる語り手の徳永は、はからずも青春期を離陸した。仮に又吉さんだとすれば、それも見事な飛翔だ。一方、神谷はどうしただろうか。「理想が高く、己に課しているのも大きかった」「周囲に媚びることも出来ない」と徳永に言わしめた神谷 [続きを読む]
  • [読書]日の盛り
  • 「火花」 又吉 直樹著 重版に重版を繰り返した話題作である。今さら何かを語るまでもあるまい。舞台はお笑い芸人の世界だが誰もが思い当たるような青春の友情・挫折物語だ。又吉さんを彷彿とさせる語り手の徳永は、はからずも青春期を離陸した。仮に又吉さんだとすれば、 [続きを読む]
  • 星祭
  •  二十四節気「小暑」。いよいよ暑くなる頃の謂か。 今日は「七夕」。新暦と旧暦と月遅れとあるが、最近は新暦の行事にすることが多いようだ。毎年、梅雨の最中で星空は思うべくもないが当地は今夜は晴れそう。最も、灯りがきつくて星空は見られないが。子どもの頃「天の川」を見た記憶はあるが、あれはまぼろしだったのかしらん。 子どもの頃の「七夕」は、もちろん月遅れでお盆前の行事だった。村なかに竹藪は普通にあったから [続きを読む]
  • 星祭
  •  二十四節気「小暑」。いよいよ暑くなる頃の謂か。 今日は「七夕」。新暦と旧暦と月遅れとあるが、最近は新暦の行事にすることが多いようだ。毎年、梅雨の最中で星空は思うべくもないが当地は今夜は晴れそう。最も、灯りがきつくて星空は見られないが。子どもの頃「天の川 [続きを読む]
  • サングラス
  • 「茨木のり子の献立帖」・「茨木のり子の家」  この二冊ですっかり彼女の私生活に詳しくなってしまった。二冊とも写真集と短文である。前者には家庭人として家計のやりくりや料理に勤しむ彼女の献立表と日記。頻繁に表れるYという同伴者のことも含めて、若き日の活き活きした楽しげな家庭生活が伺われる。ここにはあの毅然たる近寄りがたいような「茨木のり子」は存在しない。それよりもなかなかの料理上手でいつもYを想う一人の [続きを読む]
  • [読書]サングラス
  • 「茨木のり子の献立帖」・「茨木のり子の家」  この二冊ですっかり彼女の私生活に詳しくなってしまった。二冊とも写真集と短文である。前者には家庭人として家計のやりくりや料理に勤しむ彼女の献立表と日記。頻繁に表れるYという同伴者のことも含めて、若き日の活き活き [続きを読む]
  • 七月
  •  「はつ恋」 ツルゲーネフ著 こんな古い本を出してきたのも、近頃は読みたいものがなかなか見つけられないから。図書館の書棚を見回しても小説家も俳人も歴史家も目に付くのは故人ばかり。好きだった人は大方鬼籍に入ってしまわれたのは、こちらも歳をとったせいか。 先日何かの書評欄に上がっていたので思い出して読むことに。昔々学生の頃、読んだはずなのに何も覚えていない。多分ストーリーだけを追ってそれで終わったにち [続きを読む]
  • [読書]七月
  •  「はつ恋」 ツルゲーネフ著 こんな古い本を出してきたのも、近頃は読みたいものがなかなか見つけられないから。図書館の書棚を見回しても小説家も俳人も歴史家も目に付くのは故人ばかり。好きだった人は大方鬼籍に入ってしまわれたのは、こちらも歳をとったせいか。 先 [続きを読む]
  • 梅雨
  • 「蒲生邸事件」 宮部 みゆき著 面白かったと人にも薦めてきたのが、この人の「火車」。「理由」と「模倣犯」も読んだがSF風仕立てのこの本にはなんとなく触手が動かなかった。以前読んだ本で、関川さんと鶴見さんが高評価されていたので読んでみようと思った次第。随分厚い本なのにぐんぐん読めたというのは面白かったということか。だがタイム・スリップという設定があまりにも非現実的で(そこはSFなんだから当然なんだが)冷 [続きを読む]
  • [読書]梅雨
  • 「蒲生邸事件」 宮部 みゆき著 面白かったと人にも薦めてきたのが、この人の「火車」。「理由」と「模倣犯」も読んだがSF風仕立てのこの本にはなんとなく触手が動かなかった。以前読んだ本で、関川さんと鶴見さんが評価されていたので読んでみようと思った次第。随分厚い [続きを読む]
  • [読書]梔子(くちなし)
  • 「北政所」 津田 三郎著 基本的にフィクションよりこういう歴史ものが好きだとつくづく思う。副題に「秀吉歿後の波瀾の半生」とある。慶長三年秀吉が63歳で死んだ時、北政所は51歳。寛永元年77歳で亡くなるまでの26年間、豊国神社の別当「梵舜」の日記を中心に語 [続きを読む]
  • 梔子(くちなし)
  • 「北政所」 津田 三郎著 基本的にフィクションよりこういう歴史ものが好きだとつくづく思う。副題に「秀吉歿後の波瀾の半生」とある。慶長三年秀吉が63歳で死んだ時、北政所は51歳。寛永元年77歳で亡くなるまでの26年間、豊国神社の別当「梵舜」の日記を中心に語られる。栄華を極めた女性であったが、相次ぐ身内の死、(小早川秀秋も長政も清正も正則もみな彼女の縁者であった)豊臣家の滅亡、豊国神社の破却など晩年は [続きを読む]
  • ブログを書き始めた時、ゆさゆさと揺れ。揺れの時間が案外長くて部屋の本棚をまじまじと眺める。揺れの大きかったのは御嶽山の麓の王滝村あたりらしい。我が家あたりは震度2か3か。 この三日は「梅雨の晴れ間」で本格的梅雨前の仕事をいろいろ。大物洗濯から浴室のカビ取り、冷蔵庫の整理、樋の掃除(これはTに頼む) 少し時期はずれだが「木の芽味噌」つくり。水上さんの精進日記でよく使われていたのが「すり鉢」。何かとい [続きを読む]
  • ブログを書き始めた時、ゆさゆさと揺れ。揺れの時間が案外長くて部屋の本棚をまじまじと眺める。揺れの大きかったのは御嶽山の麓の王滝村あたりらしい。我が家あたりは震度2か3か。 この三日は「梅雨の晴れ間」で本格的梅雨前の仕事をいろいろ。大物洗濯から浴室のカビ取 [続きを読む]
  • おはぐろ
  •  今日6月22日は、当市の「平和の日」。72年前大規模な空襲を受けた日である。今でも基地の町だが、かっては陸軍の飛行場とそれに隣接して軍需工場があった。米軍はそれを狙って空爆をしたわけで、工場の従業員や動員学徒169名が犠牲になったという。大規模な空襲は29日にもあり58名の死者を加えている。いずれの場合か父も間近で遭遇したようで、側溝に伏せて難を逃れたという話を聞いたことがある。この後7月9日は [続きを読む]
  • おはぐろ
  •  今日6月22日は、当市の「平和の日」。72年前大規模な空襲を受けた日である。今でも基地の町だが、かっては陸軍の飛行場とそれに隣接して軍需工場があった。米軍はそれを狙って空爆をしたわけで、工場の従業員や動員学徒169名が犠牲になったという。大規模な空襲は [続きを読む]