トンボ自然史研究所 さん プロフィール

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トンボ自然史研究所さん: トンボ自然史研究所
ハンドル名トンボ自然史研究所 さん
ブログタイトルトンボ自然史研究所
ブログURLhttp://dranathis.blog.fc2.com/
サイト紹介文トンボを中心に動植物の生態、行動、進化、多様性などについて語るブログです。
自由文トンボ自然史研究所を主宰する生方秀紀が執筆するブログです。
講演・学習会・観察会等の講師依頼のご相談に応じています。
http://dranathis.web.fc2.com/index.html
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供71回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2016/02/28 23:35

トンボ自然史研究所 さんのブログ記事

  • コオニヤンマ:トンボ界のファッションモデル?
  • 今年6月前半の県外に脚を延ばしての取材旅行先で、各種のトンボとともにコオニヤンマSieboldius albardae Selys, 1886と出会うことができました(写真1)。 写真1 コオニヤンマSieboldius albardae ♂ (写真は で拡大します)。丘陵地の小川沿いに歩いていた私の眼の前のコンクリート擁壁の上端縁に、1頭の大型トンボがとまりました。シャッタ―をばバシャバシャ押しながら近づくと、飛び立って、少し先の鉄 [続きを読む]
  • トンボ王国訪問記(2):ヒメサナエと小さな虫たち
  • 前回記事「トンボ王国訪問記(1):多彩なトンボ達に迎えられ」の続きです。                             【7月7日、一部修正】昨年6月18日、「四万十市トンボ自然公園」(別名「トンボ王国」)での初日の観察を1時間そこそこで切り上げ、杉村光俊氏(トンボ王国に併設の「四万十川学遊館」の館長)のご案内のもと、飯田貢さん、山本圭子さん(ともにアマチュア昆虫写真家)と私はシコクトゲ [続きを読む]
  • トンボ王国訪問記(1):多彩なトンボ達に迎えられ
  • 「トンボの楽園」という言葉は時々耳にしますが、楽園中の楽園は、やはり高知県四万十市(旧中村市)にある「四万十市トンボ自然公園」(別名「トンボ王国」)でしょう。「トンボ王国」は、公益社団法人「トンボと自然を考える会」が里山であった池田谷の水田や畑地等の一部(約6.8ha)を取得し、あるいは借り受け、トンボの保護区を整備し、管理運営している(出典:トンボと自然を考える会のWebSite)、世界的に見てもトンボ保護 [続きを読む]
  • さすがアフリカ、炎の勝負パンツ:Oxythemis phoenicosceles
  • 私の個人フェイスブックの「友達」のうちトンボ写真を手掛けている方のタイムラインや、トンボ関連の「グループ」のタイムラインには、時たま「おやっ」と思う形態や色彩のトンボが紹介されることがあります。そこに付記されたトンボの種名で画像検索すると、同じ種の個体がさまざまな角度から撮られた写真が閲覧できることが多々あります。それはトンボ好きの者にとって一つの「花園」状態です。今回は、それらのトンボの一つ、Ox [続きを読む]
  • ハッチョウトンボ:恋のドレスアップ
  • 前回記事では、ハッチョウトンボ Nannophya pygmaea Rambur, 1842 とのじっくりした対面の印象と、その「小ささ」に注目しました。今年6月のハッチョウトンボの生息地探訪では、交尾・産卵は見られませんでしたが、真紅に身を染めた個体から灰褐色の迷彩色をまとった個体まで、バラエティーに富んだ個体を観察・撮影することができました。これらの色彩の違いは、大部分、性別と羽化後の成熟度合いに依存します。以下、撮影した写 [続きを読む]
  • ハッチョウトンボ:世界最小のトンボを撮る
  • ハッチョウトンボ Nannophya pygmaea Rambur, 1842 は日本最小のトンボとして名を馳せています。イギリスのアマチュアトンボ研究家、Jill Silsbyさんは著書"Dragonflies of the world" (2001, CSIRO Publishing)の中で、ハッチョウトンボの名も挙げつつ、中国に産するNannophyopsis clara (Needham, 1930)(画像、外部リンク)を世界最小としています。しかし、Nannophyopsis clara の腹長が15mm(同書、162頁)であるのに対 [続きを読む]
  • サラサヤンマ♂:昆虫界のアンパンマン?
  • 前回記事では、木陰で薄暗い湿地上で♀を探索するサラサヤンマ Sarasaeschna pryeri (Martin, 1909) ♂との出会いをとりあげました。同じ6月上旬、県外に脚を延ばしての取材旅行での立ち寄り地点で、陽光の中を飛び回るサラサヤンマ♂に遭遇し、観察・撮影することができましたので、写真を添えて紹介します。現地で、正午を少し過ぎた頃、湿地のある沢沿いの廃林道上を低く飛ぶ小型ヤンマを発見しました(写真1〜3)。& [続きを読む]
  • サラサヤンマ♂:出会いの場での振舞い(前編)
  • 6月上旬の好天の日、耕作放棄された棚田をかかえる谷戸の最上部のため池にトンボ探しに行きました。目的地に近づくにつれて、ヨシの群生にクズ(葛)のツルが巻き付くブッシュが行く手をはばむようになりました。手には軍手、頭には帽子とゴーグルを装い、一歩一歩進んで行きます。一番奥の、池があった場所がヨシ原に埋め尽くされた猫の額のような湿草原で、その草原が谷斜面とぶつかる所は、泥に埋まった細い流れになっています [続きを読む]
  • コシアキトンボの摂食飛翔:熟練すること3億年
  • 6月上旬の好天の日の昼過ぎに、山間部のダム湖にトンボの様子を見にいきました。すり鉢状に深いダムですが、渇水のため、水位が下がり、上流側では本来湖底である部分の土砂が広い範囲で露出していました。そのせいかどうかわかりませんが、湖の水面上や岸辺にはトンボの姿ありませんでした。それでも、ダムに流入する渓流を少し遡ると、アサヒナカワトンボとミヤマカワトンボのそれぞれ1♀が、渓流沿いの木の葉にとまっていまし [続きを読む]
  • カワトンボ科3種:翅も艶やか裏銀座
  • 6月上旬の好天の日の、比較的きれいな水が流れる河川中流部でのトンボの観察は、前回記事のミヤマカワトンボに続いて、今回もカワトンボ科の種が主役を務めます。午前10時半をまわった頃、私は川の堤防沿いの傍流部(写真1)の上流側から下流側へと歩を進めようとしていました。 写真1 カワトンボ科3種が同時に観察された傍流部 (写真は で拡大します)すると、水辺に生い茂るヨシの類の葉の上に、アサヒナカ [続きを読む]
  • ミヤマカワトンボ♀:にこやかにお出迎え
  • 6月上旬の好天の日、午前9時過ぎに、比較的きれいな水が流れる河川中流部にカメラ持参で出かけました。川面の上に岸のから突き出た竹の葉にとまるミヤマカワトンボ Calopteryx cornelia Selys, 1853 ♀が私を出迎えてくれました(写真1)。 写真1 ミヤマカワトンボ Calopteryx cornelia ♀(1) (写真は で拡大します)前脚、中脚の爪で葉の縁を左右からしっかりホールドし、後脚のうちの1本は [続きを読む]
  • クロイトトンボ、シオカラトンボ:群衆シーンに埋没?
  • 今年5月末の私の溜め池巡りでは、コサナエ、ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボ、そしてクロスジギンヤンマが主役を務めました。そんな中、このまま取り上げてもらえないと、ふてくされてしまうかもしれないトンボたちがいます。それは、あまりにもどこにでもいるため、スクランブル交差点を渡る主人公の背景や前景を横切る群集を構成する人々同様、注目されない者たちです。そう、クロイトトンボParacercion calamorum (Ris [続きを読む]
  • コサナエ:若さハツラツ五月晴れ
  • 5月も終わり近い晴天の日、真夏日予報の中、トンボの姿を求めてのプチ遠征です。午前9時過ぎ、私にとって未踏の地であった、ある里山の溜め池に着きました(写真1)。 写真1.数種のトンボが見られ溜め池。ヒシが生育する。(写真は で拡大します)池に着くと、トンボはいないか目をスキャンさせると同時に、水は澄んでいるか濁っているか、水草はあるかないか、水生昆虫の天敵となる魚類やカエル、カメなどがいな [続きを読む]
  • ウスバキトンボの埼玉県の今年度初見記録ゲット!
  • 以前の記事「ウスバキトンボ、今年の初見日はいつ?」で、ウスバキトンボ Pantala flavescens (Fabricius, 1798) の全国一斉初見日調査が現在おこなわれていることをご紹介しました。というわけで、私もトンボの調査中はもちろん、普段のドライブ中も、ウスバキトンボが飛んでいないか注意を払って今日まできていました。そして、今日(5月22日)、私の地元(さいたま市)で今年初めて目撃しました。たった1個体でしたが [続きを読む]
  • クロサナエ:悲劇の処女飛翔
  • 5月中旬も間もなく終わろうとしている、関東の一部都市に真夏日予報のでているこの日、関東山地の少し標高の高いところの渓流を何カ所か回りました。季節が端境期だったせいか、出会えたトンボはクロサナエ Davidius fujiama Fraser, 1936 1♂だけでした。それも、流畔のクモの垂直網にとらえられた若い個体でした(写真1)。写真1 クロサナエ Davidius fujiama ♂ (写真は で拡大します) 午後2時 [続きを読む]
  • ウスバキトンボ、今年の初見日はいつ?
  • 川岸の上をスクランブル飛行するウスバキトンボ Pantala flavescens (Fabricius, 1798)たちです(写真1)。 写真1.ウスバキトンボの群飛 Pantala flavescensの群飛昨年6月19日に四国で撮影したものです。翅の位置取りや動作を可視化するために、輝度を下げ、コントラストを上げています。動体の撮影不慣れなため、ピントは激甘です。ウスバキトンボについては、当ブログに次のような過去記事があります。ウスバキトン [続きを読む]