けい さん プロフィール

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けいさん: 何故死んでしまったの…祥一郎の生きた証
ハンドル名けい さん
ブログタイトル何故死んでしまったの…祥一郎の生きた証
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/mothra04281030/
サイト紹介文私は2015年末、20数年共に暮らした伴侶である祥一郎と突然死別しました。これは彼の生きた証です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供394回 / 365日(平均7.6回/週) - 参加 2016/03/02 09:33

けい さんのブログ記事

  • 不思議な夢
  • 祥一郎と私はいつものように食事をしている。何を食べているのかは覚えていない。とにかくいつものように食事をしている。私は少々物足りなくて、何故かオイルサーデンの缶詰めを開け、それを食べ始め、祥一郎にも、「これ、食べる?」と言って差し出す。でも祥一郎は微妙な表情だ。場面は変って、私は寝ている。明らかに今住んでいる部屋だ。しかし、私の寝ているベッドが少々大きくなっている。シングルからセミダブルくらいに大 [続きを読む]
  • 半世紀を過ぎて思う。
  • ゲイの皆さん、今ゲイライフを楽しんでますか?いや、楽しんでいる人も、そうでない人も、別に・・・・・という人もそれぞれいるでしょうね。当たり前だけど。そもそもゲイであるということは、セクシャリティであり属性のことでもあるので、自分のアイディンティティの核を成すものだから、楽しむ楽しまないという概念で考えること自体ナンセンス(これはもう死語やな。)かもしれませんが。それでもそういうアイディンティティが [続きを読む]
  • 私の故郷
  • ブルースター  花言葉:望郷故郷・・・・・・・・・なんて無くても人は生きていけるけれど、子供のころから転居を繰り返し、ひと処に落ち着くことの無かった私にとって、なんとなく故郷というものに若干の憧れがあったのは事実だ。別に山紫水明の地や、田んぼと山々が広がる景色の土地でなくとも構わないから、そこへ還れば自分の心身が休まる、リフレッシュできる場所があればいいなあと何となく思っていた。私の祖先(といって [続きを読む]
  • 知られたくない自由
  • 先日の日記で、祥一郎の死後、図らずも性的マイノリティが直面する様々な問題や課題が私の眼前に横たわってきたと書いた。その中にカミングアウトの問題がある。私は別にカミングアウトを特に推奨する立場でも無く、またそれを否定する気持ちも無い。それぞれの人がそれぞれの価値判断で行えばいいと、基本的には思っている。しかし世の中に、例えばゲイの存在が徐々に認知されるようになり、(それもオネエタレントの全盛の影響と [続きを読む]
  • カミングアウトした本当の理由
  • ノジギク   花言葉:真実先日の日記で、祥一郎が旅立って行ったことで、今まで見ないふりをしてきた問題や課題が眼前に横たわるようになったと書いた。その中のひとつに、カミングアウトの問題が有る。祥一郎が荼毘に付されてから数日後に、今現在存命の兄弟や従兄弟達にある動気があってカミングアウトすることにした。50代も半ばを過ぎてのカミングアウトだ。その動気というのは下に記す本文中にも書いてあるが、別に自分が楽 [続きを読む]
  • 盛り場で柄にも無く思ったこと
  • 先日のオフの日、例によって何の予定もない私は、また上野の街へふらふらと出掛けて行った。別にコリアンタウンで韓国食材を買う予定も無く、勿論誰かに会う予定も無く、気まぐれで出て来たのだ。時刻は午後5時。今から時間を過ごすとなれば、酒を飲むくらいしか選択肢が無いと言うか思いつかない。つくづく時間の過ごし方の下手な私。そういえば先日、とあるゲイのNPO団体の人から貰った上野野郎ページが鞄に入れたままになっ [続きを読む]
  • 変えてはいけないもの
  • ルリハコベ   花言葉:変化部屋の近所にまた何軒か新しい家が建とうとしている。祥一郎が、私が、何度も何度も通った道筋はこうして徐々に変ってゆく。新しい家、新しい人々、こんな東京の片隅の小さな街でも、変化の波は変らずににやってくる。祥一郎が亡くなってからしばらくは、そんな変化が、ふたりが暮らした環境が変ることが腹立たしかった。「なぜふたりが暮らした歴史があるこの街を変えるんだ。やめてくれ!ふたりはま [続きを読む]
  • 聞かん坊の祥一郎
  • エーデルワイス  花言葉:想い出祥一郎・・・・・・・・・お前は本当におっちゃんの言う事聞かなかったよなあ。セッションでも「言う事聞かなかったからね。」って自分で言ってたけど。まだ元気な頃に、フラフラしているお前にしょっちゅう「早くなんでもいいから仕事みつけなさい。週二、三回のバイトでもいいから。そうでないと共倒れになるかもしれないし、お前も何かちょっと買いたいものも買えないし、国保料くらい払わない [続きを読む]
  • 祥一郎………突然の死
  • ゲイカテゴリー読者の皆様、はじめまして。私がこのブログを始めたきっかけになった、パートナーとの死別のお話しをしたいと思います。1年と2ヶ月前、あの悲劇から私の人生は大きく変わり、その後の自分の価値観やこれからの人生の在り方を根本的に見直すことになった出来事です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [続きを読む]
  • ご挨拶
  • ブログ村、ゲイカテゴリーの皆さん、こんにちは。そして初めまして。けいと申します。私はつい先日まで死別カテゴリーでブログを続けていましたが、思うところあってこちらに移って来ました。どうぞよろしくお願いします。さて、どうして移ってきたかをお話ししようと思います。別に死別カテゴリーが嫌になったとか、ブロガー同士で軋轢があったとかそういう事ではありません。あそこで知り合った同じ死別体験者との交流もそれなり [続きを読む]
  • 部屋に帰っても・・・・
  • 友人としこたま焼き肉を食べて飲んで別れた後、そのまま部屋に帰るのがいやで地元の繁華街をこれからどうしようか彷徨う。行くあてはあるような無いような・・・・・・。フラフラと歩いた挙句、何ヶ月振りかになるボトルキープしてあるスナックのドアを開ける。平日の、閑散とした店内。随分と久しぶりなのにボトルを置いてくれていたマスターに感謝しながら、殆どひとりカラオケ。空気も読まずに昔の歌をひとしきり歌った後、追い [続きを読む]
  • もう沢山だ・・・でもいつか笑顔を取り戻したい
  • 「けいさんの笑顔が好きです。」これはバレンタインデーで職場の女性上司に義理チョコをもらって、そこに書いてあったメッセージだ。「その笑顔を振りまいて仕事してくださいよ。」これは上司が、ごく稀に見せた私の笑顔を見て、やや叱責気味に言われた言葉だ。はっきり言ってもう沢山だと思う事が有る。私は介護職。サービス業に従事している。サービス業は笑顔が基本なのは自分でも分かっている。なかなか出来ないからこそ、「・ [続きを読む]
  • ふたり力を合わせて・・・・・
  • ユーフォルビア・フルゲンス   花言葉:協力祥一郎・・・・お前との20数年に及ぶ私との生活。今、ふたりで一生懸命やったことを想い出すよ。最初は何だったかな。そうだ、ふたりで初めて暮らした谷中のぼろアパートから、大阪へ引っ越しするときの荷作りだったな。狭い部屋でドタンバタンと段ボールや荷物と格闘したよね。あの時、住み慣れた東京から離れる決心をして、おっちゃんに着いて行くことにしたお前は、どんな気持ち [続きを読む]
  • 半世紀よりも濃い一年と二ヶ月
  • 祥一郎・・・・・・・・・もう3月になってしまったよ。お前とこの世で別れてから一年と二ヶ月が過ぎた。ひとことで言って長かったよ。いっぱい悲しんだし、泣いたし、後悔もした。色々な想いや感情が、おっちゃんの今までの人生の分よりも遥かに多く渦巻いた一年と二ヶ月だった。半世紀の年月よりも、ずっと濃い一年と二ヶ月だったような気がするよ。心がかなり疲れているのが分かる。そうだな、心を酷使したからかな。おまけに肉 [続きを読む]
  • 夢をみて、そして感じる為に
  • 霊的なワークショップをするようになってから、夜寝る前に、「きょうも食べ物をありがとうございました。そして地球上の全ての魂に安寧と向上を。どうか祥一郎と夢で逢えますように。そしてその夢を覚えて帰れますように。」とお祈りしてから眠るようにしている。お祈りする対象は、源(みなもと)。まあ言い方はいろいろあり、神様でも創造主でも宇宙でもいいのだが、要するに万物の根源的存在とでもいうのか、そういう存在だ。そ [続きを読む]
  • 恐怖と不安を想う時
  • 「・・・・・病院に行って診断を受けたら、それが確定になってしまうじゃないか・・・。」これはセッションの際、私が「何故病院に早く行こうと思わなかったの?」と聞いた時に祥一郎が答えた言葉だ。あいつはひがな一日パソコンをいじっていて、体調が悪化しつつあった頃、自分の症状の下血や悪寒、高熱、腹部の張り等を自分で調べなかったとは思えなかった。それもあって私はもう一度、自分の症状を色々検索しなかったのかも尋ね [続きを読む]
  • 祥一郎の才能
  • アケビ  花言葉:才能祥一郎が身体が弱いながらも大病することなく、長続きするある程度やりがいの感じられる仕事を見つけていたら、私達ふたりの暮らしはどうなっていただろう。ふたりで家賃を折半して、今よりも少しは広い部屋で暮らしていたかもしれない。ふたりそれぞれの個室があり、まがりなりにもダイニングキッチンと居間があるような部屋で暮らせていたら、お互いの友人達を招いて、ふたりの人脈ももっと広がっていただ [続きを読む]
  • 私に音楽が戻ってきた・・・・
  • 祥一郎は音楽が無いと生きていけないやつだった。放っておくと一日中パソコンでユーチューブで好みの曲を拾っては、ヘッドフォンで聞いていた。身体を揺すりながらリズムを取り、小さい声で口ずさんでいた。あいつの音楽の趣味は多岐にわたっていたと思う。洋楽ポップスからクラッシック、ミュージカルや昔のアイドルの曲、所謂ニューミュージックや少しは演歌も。とにかく音楽に関しては許容範囲が広かったような気がする。知り合 [続きを読む]
  • 緑の上着
  • 何度目覚めても隣にあるのは、たたんである白い蒲団。お前のつけた染みも無い、真新しい蒲団。ずっと見てると悲しくなるから、起きてみる。隣の部屋でカチャカチャ音がすることもない。窓を開けてもいないのに、風が通り過ぎてゆく。いつかは馴れると思ったこんな暮らしも、はや一年。お前は私が見えるかい?誰にも怒られないのなら、「僕はここだよ。隣に座って。」と言ってみて。すること無いから煙草吸う。 やること無いからパ [続きを読む]
  • 「・・・・おっちゃん、手ぇ握って・・・・・・・・。」
  • 嗚呼、またあの時の祥一郎の言葉が甦る。あいつが旅立つ前々日の夜の、「・・・・・おっちゃん、手ぇ握って・・・・・。」という心細げな言葉が。泣きながら私にかけたあの言葉が。何故私はあの時気付かなかった?何故あの祥一郎の助けを求める声を真剣に受け止めなかった?あの時、この期に及んでまだ私は祥一郎が死に至る病だと気付いてやれなかった。呑気に、「どした?さすがに心細くなったん?大丈夫、もうすぐ病院行くから。 [続きを読む]
  • 祥一郎の金言
  • 祥一郎はとあるブログをやっていた。URLはこちらhttp://blog.goo.ne.jp/ucchi33_2008(興味のある方は読んでみて欲しい。)ときおりあいつが書き連ねた日々の雑感や毎日の出来事、喜怒哀楽を示した文章をぼーっと読みながら、泣いている。このブログで祥一郎は一男一女の父の役になっており、尚且つ職業はバレエの講師という設定だ。こういう自分を夢見ていたのかなあと思うと、私はそれを知らずに、知ろうともせずに共に居たこ [続きを読む]
  • 彷徨う一日
  • 部屋でひとりで居るとどうしようもなく辛いので、昼寝でもして寝逃げしようか、それとも街を彷徨ってみようか迷っていたが、街へ出ることにした。身体は疲れているので、昼寝したほうが翌日の仕事の為にはいいのだろうけど、少しでも気分を変えられる可能性があるのならと、重い身体で電車に乗った。平日の上野の街、20年前よりも遥かに賑わっているような気がする。外国の観光客が多いせいだろうか。すこし春の気配が感じられた [続きを読む]
  • 祥一郎と二匹の猫のお話。
  • 私の都合であちこちに預けることになってしまったシャム猫のレイコを、やっと引き取ったのは、東京から大阪へ祥一郎をつれて戻ってきて一年くらい経った頃だっただろうか。ひとりと一匹はすぐにウマが合い、祥一郎はそれこそレイコを猫可愛がりしていた。おいたをしたレイコを私が叱ると、「反省してるから。悪いと思うてるから、もう止めておっちゃん。」といって庇った。私と喧嘩した時などは、「うちの話相手はレイコしかおれへ [続きを読む]
  • 蘇った自転車 祥一郎を乗せて・・・・
  • 祥一郎・・・・・・以前に書いたお前の愛用していた自転車ね、きょう修理に行って来たんだよ。右側のブレーキはもう効かなくなっていて、左のブレーキも擦り減っていたよ。ベルも壊れかけていたから、その三点を修理した。後ろのタイヤもひび割れしていて替え時だっていうから、近々替えてくるね。それにしても、ブレーキ壊れかけていたのに、お前なんでおっちゃんに言わなかったの?これで坂道の多いこの街をあちこち走り回ってい [続きを読む]
  • 予感
  • ブバルディア   花言葉:予感ある人はなんとなく自分は長生きできないんじゃないか、若くして旅立つんじゃないかと漠然と感じながら生き、そしてその通りになる場合があるという。中にははっきりと「自分は30代で死ぬから、後の事はよろしく頼むよ。」と実際に伴侶や子、親にあらかじめ告げていて、本当にそれが現実になるという例があるらしい。祥一郎は言った。「こっちに来てわかった。うちは早くに還ることに決まっていた [続きを読む]