メビー・ラック さん プロフィール

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メビー・ラックさん: メビー・ラック BLOG〜今も明日もLucky Life〜
ハンドル名メビー・ラック さん
ブログタイトルメビー・ラック BLOG〜今も明日もLucky Life〜
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/mebbyluck/
サイト紹介文あなた様とあなた様の大切な存在が 今も明日もLucky Lifeを送れますように
自由文東京都三鷹市の24時間常駐
ペットホテル (REST・STAY) ペットシッター シニアペットヘルパー デイケア保育 シニアペット様ホーム 手作り食&おやつ・プレミアムフード&おやつ オーダーメイドペットグッズ 謝恩グルーミング 迷子ペット様捜索

参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供370回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2016/03/09 12:03

メビー・ラック さんのブログ記事

  • 飼い猫様の窃盗 99
  • メモ帳に、”家主様ご協力頂けたおかげで、S君を無事に保護できました。ありがとうございます。ただいま、S君の搬送準備のため、一旦現場を離れております。再び戻るまで、捕獲器はこのまま触れずにお願い申しげます。このメモ書きを御覧になり次第、お手数ですがお電話ください”というメッセージを二つ分書いた後、その一つをS君捜索用のチラシと共に、捕獲器に張り付けました。もう一つのメモ書きは、門柱脇に設置されている [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 98
  • 幸いにして、S君はまったく動じる様子もなく、捕獲器の中でじっとしていました。おかげで、エサやりの女性からの連絡を待つ間、いくつかの選択肢を思いつきました。思いついたいずれの選択肢も、今尚、私を捜し回っている男たちがいる想定で考えました。希望的観測に頼って油断をしてしまい、最後の最後で失態を犯したくなかったからです。なによりも、S君・エサやり男性・エサやりの女性に危害が及ばない選択をしなければなりま [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 97
  • エサやりの女性は少し考えた後、私に提案なさいました。「とりあえず今夜は、うちに連れて来るかい?」「ご迷惑ではありませんか?」「家の中にはほかの猫もいるから、直ぐに放して自由に過ごさせてあげるわけにはいかないかもしれないけどねえ……」「双方にとってストレスになりかねないので、むしろ、捕獲器の中に入ったままの方がいいかもしれませんね。少しでも落ち着くように、捕獲器を布かなにかでくるんであげれば尚、理想 [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 96
  • 「ところで……」なぜここにいるのかを再度聞いた私に、エサやりの女性はいいました。「今日はさ、いつもよりも早く家を出て、公園にエサやりに向かったんだよ。途中、どこかでこの猫を見かけるかもしれないと思ってさ」「そうなんですね」「でもまあ、さっぱりでさ。それでも最後にもう一回、公園の周りの路地をグルグルしてみようと思ったんだ。そしたらさ、この家の一本裏の道を歩いてたこの猫が、民家に入って行くのを見かけた [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 95
  • 1……。2……。3……。4……。5……。6……。7……。8……。9……。10。手を伸ばしてから10秒数えて、私はスマフォを手元に戻し、録画を停止しました。幸いにして、潜んでいる誰かにバレることはなかったので、静かに短く息を吐きました。そして、直ちに録画した記録を再生し、気配の正体を確認しました。……ん!?映っていたのは、捕獲器を覆うようにしてしゃがみ込んでいる人物の背中でした。そのせいで、捕獲器自 [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 94
  • 気配の正体は、S君なのか……。べつの猫様なのか……。ほかの生き物なのか……。はたまた……。それを探るべく、私は物置の側面を伝い、少しずつ近づきました。そして、とうとう物置の角まで進み、あとは捕獲器を覗き込むだけという状況になりました。この位置まで私が近づいても、捕獲器の傍にいるであろう気配が立ち去る素振りを見せません。そのことから考えられる可能性としては、二つあります。一つは、捕獲器の中に入ってい [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 93
  • 一歩、二歩、三歩と踏み出した時、庭を囲む植木の間から、白っぽい被毛を持った一匹の白猫様が歩いて来ました。……S君!?心の中で呼びかけ、その姿を撮影しようとスマフォを手にした私でしたが、よく見れば、べつの猫様でした。確かに白い被毛で覆われた猫様ですし、首輪も装着しています。ですが、その首輪は青い柄でした。また、S君は去勢済みですが、その猫様は未去勢のオス猫様だと確認できました。これまでの捜索及び寄せ [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 92
  • S君が敷地内に入って行ったお宅までの道のりで、私が見かけた野良猫様たちは三匹いました。三匹とも、エサやリの女性が公園でエサをあげている際に、見かけた野良猫様たちでした。皆の様子からは、お腹が満たされていない、といった印象を感じません。やはりエサやリの女性は、今日はもう、エサやリを終えてしまったのだと考えることにしました。捕獲器の設置を快諾して頂いたお宅に近づくにつれ、私は自らの気配を消すことに集中 [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 91
  • 目撃情報者を装って待ち伏せするという罠から逃れたとしても、私を捜し回っている男たちからの危険がゼロになったわけではないでしょう。今回の電話のやりとりで男たちを挑発する結果になった以上、これから先は、慎重さがより必要になることを覚悟しました。となれば、早々に、つぎの行動にでるべきだと判断した私は、エサやリ男性に電話をかけました。そろそろコンビニに着いていておかしくはないのに、折り返しの電話がかかって [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 90
  • 「これ以上見張ってて頂くのは忍びないので、どうぞ、もうその場を離れてください」私の言葉に、電話相手の男性は混乱を来したようで、苦笑交じりにいいました。「飼い主さん、意味が分からないですよ。飼い猫のこと、捕まえたくないんですか?」「そんなことはありません」「でしょ? だから、見張ってますっていってるじゃないですか。早く来て、捕まえてあげてくださいよ」「お気遣いは本当にありがたいのですが……もしかした [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 89
  • 私が予想した通り、コインパーキング付近に待ち伏せしているであろう、電話をかけてきた男性から着信がありました。それでも、あえて電話に出ませんでした。焦らすことによって、男性の本性を引き出したかったからです。一度目の着信後、間髪入れずに二度目の着信が入りました。数コールを待ってから、私は電話に出ました。「もしもし……」私がまだ話している途中で、男性が口を挟んできました。「今どこですか?」イラつきが滲む [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 88
  • 会話を中断して間もなく、私が潜んでいる茂みの前を、エサやリ男性が速足で通り過ぎて行きました。その数秒後、二人組の男たちも歩いてきました。目を凝らして見た感じ、二人ともに、知らない顔でした。男のうち一人は、周囲に向かってこまめに視線を配りながら歩いています。もう一人の男は、携帯電話で誰かと話しながら歩き、エサやリ男性の背中をじっと見ています。私は、エサやリ男性との会話を再開しました。「今、二人組が通 [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 87
  • しばらくの無言の後、電話相手の男性はいいました。「……分かりました。いいですよ。飼い主さんが来るまで見張ってます」「ありがとうございます」「こちらがいる場所の目印は……」電話相手の男性の説明によると、公園からは少し離れた場所に位置するコインパーキング付近でした。その周辺からは現状、S君に関連する目撃情報は一つもあがってきていません。件のコインパーキングの位置を直ちに把握できた理由は、明るさです。周 [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 86
  • 前回ブログ『飼い猫様の窃盗 85』で綴った違和感と疑心を確信に変えるため、電話をかけてきた男性に、今度は私から訊ねました。「……お電話頂き、ありがとうございます。それで、早急に話したいこととは、何ですか?」「迷子の猫の件ですよ。飼い猫を捜してるんですよね?」S君は私の飼い猫ではありませんが、狙いを探る目的で話を合わせました。「はい。残念ながら、姿すらまだ見つけられずにいます。もう、心配で心配で…… [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 85
  • 違和感を覚えた理由としては先ず、今回の捜索において近所に配布されているチラシは、古い順に、1、S君の飼い主様が自力で捜索をしていた初期に自作したもの2、心無いペット探偵会社が作成したもの3、私が捜索に加わり、『1』に、私の電話番号も追記してあるものの三種類だという事実が関係しています。それら三種類のチラシのうち、・1、S君の飼い主様が自力で捜索をしていた初期に自作したものに関しては、私の電話番号の [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 84
  • 緊張感よりも高揚感に包まれた表情を浮かべたエサやリ男性は、私からエサやリ場所を聞いて、茂みの中を出て行きました。私は無事を祈りながら、着信音をサイレントモードにしたままのスマフォ画面に視線を落としました。エサやリの女性からは、未だ連絡はありませんでした。S君を保護するために仕掛けた捕獲器の様子は、どうなっているだろうか……。捕獲器を設置させて頂いている家主様からの着信も、今のところありません。エサ [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 83
  • 気づいたことは、何なのかと申しますと。もしかしたら……ですが、エサやリ男性に会わせる目的で、キジ白猫様は私を誘導したのではないか、という点です。都合が良すぎる解釈だということは重々承知の上ですが、エサやリ男性にお願いして、エサやリの女性が公園内にいるかどうかを確かめに行ってもらうための機会だと、私は捉えました。こんな深夜帯に、エサやリ男性が公園内を歩いていれば、男たちも警戒することでしょう。だから [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 82
  • どこかスッキリしない表情を浮かべたままのエサやリ男性に、私は本心を付け足しました。「ご丁寧にS君の情報を提供をくださった方を、変に巻き込んで、危険な目に遭わせたくはなかったのが正直な想いです。それでも、隠していたことで不快な思いをさせてしまったのなら、謝ります。申し訳ございませんでした」私は深く頭を下げました。「……分かったよ。もういいって」「ありがとうございます」「ところでさ、その男たちって、ど [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 81
  • フランクさを醸し出しながら話しかけた私の顔を見て、男は目を丸くしました。「あれ!? 何してるんだよ? びっくりした!」こちらとしても、同じ思いでした。男の正体は、つい先日知り合った、遊歩道でエサやリをしている例の男性だったからです。「まさか、こんな時間に、この場所でお会いするとは思いませんでした」「オレもだよ。で、何してたのよ?」「あのですね……」目の前で相変わらずくつろいでいるキジ白猫様を追って [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 80
  • 茂みの中、極力足音を立てないようにしながら、歩みを止めないキジ白猫様について行くのは簡単とはいえませんでした。そんな私に配慮してくれているのか、私との距離が開きすぎると、キジ白猫様は立ち止まって、こちらを振り返ってくれます。何度かそれを繰り返した後、キジ白猫様は茂みを抜けた先の道の上でごろりと横になり、お腹を見せました。深夜帯で人通りはありませんし、公園内の歩道なので車に轢かれてしまう心配はありま [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 79
  • エサやリの女性を呼び出す電話のコールがしばらく繰り返されるのを待ちましたが……結局は留守番電話に繋がり、私の祈りは届きませんでした。それでも、無念に縛られ続けるわけにはいきません。こうなったら、エサやリの女性が公園内にいるかどうか、自分の目で確かめに行こうと決心しました。自動販売機の陰からそっと顔を覗かせ、私は男たちの様子を窺いました。バンの付近には、タバコを喫む大柄の男の姿だけが確認できます。や [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 78
  • 2017年6月3日 by mebbyluck男たちの存在そのものはもとより、彼らが乗っていたバンにも注意しながらの捜索は、いつも以上に気を遣うため、集中力の維持が大変でした。それでも、ここまでの間には、男たちと鉢合わせることは、幸いにしてありませんでした。ついでにいうと、すっかり顔見知りになった野良猫様たちの無事も確認できました。聞き込みで見知った方々とすれ違って挨拶を交わすこともあり、そういう意味では、男たち [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 77
  • S君が入って行ったお宅に捕獲器の設置交渉をするにしても、それに入ってくれるかどうか……こればかりは、正直、無条件に期待できる状況とはいえません。「……でも、可能性が低いとはいっても、捕獲器を設置すれば、Sが入ってくれるかもしれませんよね?」「そうですね。可能性がゼロとはいいきれません」「だったら、Sがお邪魔したお宅に、捕獲器の設置をお願いしてもらえますか?」「そのつもりです。なので、本日も捜索に伺 [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 76
  • S君が向かった先とは真逆に身体を振り、私は茂みの中を進みました。それを抜けた後、S君が向かったであろう方向(公園と道路の境に植わっている垣根を見通せる場所)まで移動しました。予測は的中し、ほどなくして、垣根の間からS君が顔を出しました。S君はそのまま公園を出て、道路を渡りました。近づきすぎないように、かといって見失わないようにしながら私が尾行をしていると、S君は一軒のお宅の敷地内に消えて行きました [続きを読む]
  • 飼い猫様の窃盗 75
  • S君!!!心の中で叫びながらも、冷静さを失わないよう、懸命に堪えました。この状況で重要なのは適切な行動判断で、私の歓喜など、どうでも良いからです。幸いにして、あたかも風景のように溶け込んで動かない私の存在に、S君はまだ特段の警戒心を抱いていないようです。だからといって、私の動き一つでS君の警戒心を発動させてしまう結果になるのは、火を見るよりも明らかです。今優先するべき適切な行動の選択とは、なにか― [続きを読む]