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吟遊軍師
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2016/03/14

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  • ブログ再開のお知らせ

    皆さま、ご無沙汰しております。このたび、二年半に渡ってすっかり放置してしまっていたこちらのブログを、再開することにしました。新型コロナウイルスの影響で休校期間が続いている学生たちに向けて、微力ながら何か役に立つことを発信できれば、と思っています。休校により勉強のペースが乱れている、という学生は少なくないと思います。しかし逆に考えれば、これは全体の受験勉強計画をゼロから立て直す、いい機会でもあります。こうなったら、いっそ学校のペースではなく、自分に合った勉強のペースというものを、いっそ自力で組み立ててしまえばいい。いわばDIYの精神で。そういう意味で、この集団を格好の餌食とする「未知のウイルス」…

  • 夏休みに成績が上がらなかった受験生が二学期の始めにやるべきこと

    「失敗」とは「切り替え」のチャンスである 受験生にとって「勝負の時」とされる夏休みを終えて、思ったほど成果が上がらず悩んでいる人が多いのではないでしょうか。とはいえ「勝負の時」など実のところいくらでもあるわけで、終わってしまった夏休みを重要視してみたところで何も得はありません。まずは気持ちを切り替えることです。さて、そこで「気持ちの切り替え」ついでに、二学期の最初にぜひやってほしいことがあります。それは受験勉強計画全体の「戦略」の見直しです。 「戦略」と「戦術」の違いを理解しているか? 戦いには、「戦略」と「戦術」があります。「戦略」とは大局的、長期的な作戦、「戦術」とは個別的、具体的な方法の…

  • 成績が伸び悩む受験生は「法則」の学習を軽んじている

    「法則」を軽視した学習は、結果遠回りになる 最近は特に、「英文法をやる暇があったら、ひとつでも多く英単語や英熟語を覚えたほうが良い」というせっかちな風潮があるような気がします。おそらくそれは、文法中心の受験英語が、結果として実践的英会話能力の向上に繋がっていない、という結果から逆算された価値観でしょう。しかしもしその方法を取るのならば、見たことのない英単語・英熟語がひとつもなくなるくらいまで徹底的に憶え尽くし、ネイティヴ並みの頻度で英文を毎日読みこなさない限り、受験英語に対応することは難しくなります。 「法則」をマスターすることで、憶えることを少なくできる そもそも法則をマスターすることのメリ…

  • 国語現代文を得点源にする方法 vol.1~センスなんていらない~

    「現代文=センス」神話に騙されてはいけない 数ある入試科目の中でも、特に国語現代文は「センス」や「圧倒的な読書量」が求められ、もっとも「短期間で勉強の成果が出にくい」科目だと思われている節があります。しかしこれは大きな間違いです。もし現代文が本当にそのような「センス」を要求する科目だとしたら、はたしてそのような感覚的でアバウトな能力を、試験によって数値化/採点することができるでしょうか?つまり、たとえどんなに根本的なセンスが問われる科目であっても、試験という形で出題されるからには、必ず「採点可能な形」に、つまりは「努力が報われる形」に最適化されているということです。 現代文読解に必要なのは「セ…

  • 勉強しているのに成績が伸びない人は、理解と記憶の「自己判定」が甘い

    受験勉強とは「理解」と「記憶」の積み重ねである 受験勉強の基本は、「理解」と「記憶」の二段階です。本当ならばここに「表現」を加えたいところですが、大学受験までのレベルでそこまで求められることはあまりありません。なぜならば「表現」に関しては、大人数を短期間で、かつ平等に採点するのがひどく難しいからです。たとえば慶應大学の小論文のように、一見「自己表現」を求めているような形式の出題も一部ありますが、それも本当のところは課題文の読解と要約がメインで、持論を展開する余地はあまり用意されていません。むしろ持論に文字数を割きすぎると、課題文の読解を放棄しているように見えてしまい、失点する危険性が上がります…

  • 受験勉強に必須の4段階のうち、最も疎かにされているもの

    受験勉強には4段階のプロセスがある 受験勉強には基本的に、4段階のプロセスがあります。そのうちの3つは、「志望校分析」「計画立案」「計画遂行」です。目標地点である志望校について知り、その情報を元に目標へと至る道筋すなわち勉強計画を立て、勉強を積み重ねることでそれを着々と遂行してゆく。この3段階に関しては、理解してそこそこ実践している人が多いことと思います。しかしそこには、大事な段階がひとつ抜けています。それはその先の就職活動においては重視されていますが、手前にある受験勉強においては軽視されがちなものです。 敵を知り、己を知らずして戦うことなかれ 孫子の兵法に「敵を知り、己を知れば百戦危うからず…

  • 受験勉強の鍵を握る「ついで力」

    受験で求められるのは「能力」などという圧倒的な力ではない 受験に成功する人と失敗する人の決定的な違いとはなんでしょうか? 多くの受験生はこれを愚問と感じ、「結局は能力の違いでしょ」と思っているかもしれませんが、それはむしろ「能力」というものの価値を安く見積もりすぎています。「能力」というものはもっと固有かつ圧倒的なものであって、何千人単位が入れる大学の受験生が共有できるようなレベルのものではありません。ましてや固有の「能力」を測るのは、選考する学校側にとっても非常に面倒な作業なので、画一的な入学試験ではとても対応できません。ゆえに入学試験で測ることができるのは「能力以前の何か」でしかありません…

  • 参考書選びにかけた時間こそが、その先の劇的な「効率化」を約束する

    目の前の単純作業に「逃避」する受験生は伸びない 一般に成績が伸び悩んでいる学生ほど、目の前のことばかりやりたがる傾向にあります。それはけっして「素直」なのではなく、そのほうが彼にとっては「ラク」だからです。単語帳や用語集とばかりにらめっこしている受験生は、特に要注意です。このタイプの受験生は、周囲から見れば一生懸命やっているように見えるかもしれません。しかし実際には、無駄な時間と労力を積み重ねているだけです。「参考書選びに迷ってる時間があったら、一個でも多く英単語を覚えたほうがいい」その気持ちはわかりますが、時間には「かけどころ」というものがあります。そして多くの受験生は、「覚える」ことにばか…

  • 受験勉強とは「RPGのレベル上げ」である

    難易度設定を間違えると、受験勉強が「クソゲー」になる? 突然ですが、ゲームの世界で駄作が「クソゲー」とまで呼ばれてしまう最大の要因はなんだと思いますか?荒唐無稽な世界観? つまらないストーリー? 映像レベルの低さ?どれも要因のひとつではあるかもしれません。しかしゲームの肝は、実のところもっとシンプルなところにあります。「クソゲー」が「クソゲー」たる最大の要因、それは「難易度設定が不適切である」ということです。「不適切」というのはつまり、「難しすぎる」のも「易しすぎる」のもどちらも駄目だということです。あまりに難しすぎればプレイヤーはすぐにやる気をなくし、簡単すぎればまったく歯ごたえがないため、…

  • 「死ぬ気でやれ」とすぐ言う人の勉強法を鵜呑みにしてはならない

    大人の経験談には美化・誇張された「根性論」がつきもの 受験勉強において大事なのは当然その「質」ですが、もちろん最低限の「量」というのも必要です。しかし自らがはるか昔に受験を経験してきた大人たちの中には、とかくこの「量」的側面ばかりを強調したがる人が少なくありません。そこで頻発されるのが「死ぬ気でやれ」といった類の、脅しのような根性論です。そういう大人が発する言葉の多くは、遠い記憶のフィルターを経て美化されたものでしかありません。実際には1日正味4時間しかまともにしていなかった勉強が、記憶の中では「あの頃は1日中勉強していた」という大雑把な武勇伝に生まれ変わり、しっかり7時間寝た上で頻繁に昼寝ま…

  • 受験勉強とは「かなり不利な状況からはじまるオセロ」である

    「負けが見えている」ということは「勝ちも見えている」 大半を真っ黒な石に埋め尽くされたオセロの盤面を想像してみてください。黒を「間違えた問題」、白を「解けた問題」とすれば、受験勉強のスタート地点において志望校の過去問や志望校レベルの問題集に取り組んだ場合、多くの受験生はそんな見るからに敗戦濃厚な状況下に置かれていると言えます。スタート地点なのに、ずいぶんと負けが込んでいる。通常のオセロであれば2対2の平等なスタートが約束されているわけですから、すでに盤面が7割方黒で埋め尽くされているとしたら、それはもう「負けが見えている」と感じてしまうのも無理はないのかもしれません。しかし案ずる必要はありませ…

  • 偏差値の上下動が激しい受験生は、勉強のやり方が間違っている

    偏差値が安定しない受験生は致命的な問題を抱えている 勉強の成績にはもちろん、偏差値や点数の「高←→低」という明確な判断基準があります。しかしもうひとつ忘れてはならないのは、成績が「安定している←→安定していない」というのも、受験生にとって非常に重要な情報であるということです。言い替えると、「成績に激しい波があるかどうか」ということになると思います。標準的なケースであれば、良しにつけ悪しきにつけ、模試の成績などはさほど乱高下しないものです。いったん上がった数字が大きく下がる場合には、やはり何か致命的な問題点があると考えるべきです。 受験においては、圧倒的に「ホームラン<打率」 こういった偏差値の…

  • 勉強とは「自分の弱さと正面から向きあう作業」である

    すべての勉強は「敗北」した状態からはじまる 勉強とは基本的に、自分の「知らないこと/わからないこと」を、ひとつひとつ「知っていること/わかっていること」へと変えてゆく作業です。つまりその初期段階においてはまず、自分が「知らない/わからない」という、目の前の状況に対し「敗北した」状態に置かれるということです。勉強における「苦しさ」とは多くの場合、この「知らない/わからない」という「敗北状態を受け入れることの困難」を指しています。目の前の問題を解けなかった場合、それは一時的に「負けた」状態であると言えます。ではこれを「勝った」状態に、つまり「知っている/わかっている」状態にするためにまず必要なこと…

  • 受験勉強に特別な「集中力」などいらない

    受験生が陥りやすい「集中力神話」 受験生のあいだには、どういうわけか「集中力神話」というものがあります。二言目には「自分は人より集中力がないから勉強ができない」という人が非常に多いのです。しかし本当にそうなのでしょうか? そういう人たちはむしろ「集中力」という目に見えない力に、期待しすぎているのではないでしょうか。W杯決勝戦でPKを蹴るような、特殊な場面で求められる集中力は別かもしれませんが、少なくとも受験勉強レベルで求められる集中力など、取りたてて言うほどのものではありません。坐禅を組んで無の境地に至ったうえで行うような作業ではないのですから。 入試会場は、必ずしも集中できる環境ではない む…

  • 難関大学に合格する受験生が必ず持っている、たったひとつの「スタンス」

    失われたモチベーションを再起動するために 4月から受験勉強をはじめた人は、この1ヶ月で何か明確な手応えを感じられたでしょうか。おそらくは、いまやっていることが本当に正しいのかどうかまだわからない状態でゴールデンウィークを迎えてしまい、いったんモチベーションが低下してしまっている人も少なくないのではないでしょうか。そういう場合は、ただやみくもになんとなく勉強を続けるのではなく、いったん物事の「本質」に立ち戻ってみることです。一見無駄なプロセスに感じられるかもしれませんが、モチベーションが簡単に低下してしまうということは、土台が弱いということです。はたして自分がいったい何と闘い、何を求められている…

  • 受験生の人間関係は「近交遠攻」がお得

    ライバルには大いに利用価値がある 「受験」というシステムが「人を選別する作業」である以上、同じ選ばれる立場にある受験生同士は、もちろん「ライバル」であるということになります。そのライバルのうちには、当然身近な友人やクラスメートも含まれるわけですが、だからといって彼らを過剰に警戒して敵視したり、自分だけが情報をひとり占めして出し抜いてやろうと考えるのは得策ではありません。これは別に「お人好しであれ」と勧めているわけではないのです。もっと端的に、友人や情報交換のできる相手というのは、「受験」という航海を乗りきるために非常に有用な存在であると言いたいのです。戦うべき相手はもっと遠くに、いくらでもいま…

  • 参考書の「まえがき」を読み飛ばしてはならない

    安易に「効率」を求めるあまり、手前にある宝を見落としていないか 受験生活がはじまると、とにかくなんでもかんでも「効率」を求めるようになります。それはもちろん悪いことではないのですが、一見して効率よさげに見えるものが、実際に効率よく働いてくれる可能性というのは、実のところあまり高くはありません。勉強しているにもかかわらず成績が伸び悩んでいるとしたら、これまで自分が効率を求めるあまりに捨ててきた部分、見逃してきた部分に向きあってみることを考えましょう。まだ「要/不要」の選球眼が育っていない段階で下した判断基準は、けっこう間違っていることが多いのです。 「参考書」とは「RPG」である!? これはゲー…

  • ちょっとユルめの大学受験回顧録

    いつも読んでくださっている皆さま、ありがとうございます。このブログを初めて以降、ちょっとタイトなことばかり書きすぎたような気もするので、たまには僕自身の受験生時代の話でも書いてみようと思います。いつものように「方法論」として書いていると、かなり息詰まるような受験勉強をしてきたと思われがちですが、正直周囲に比べても、そこまでせっぱ詰まった感触はありませんでした。当ブログの説明文にもあるように、まさしく「適量の努力」といった按配というか。受験生の皆さんにはその感触を味わってもらって、少し気を楽に持ってもらえたら、と思って自分の体験を書いてみることにします。プロフィール欄に書いてあるとおり、僕は現役…

  • 受験勉強で「何をどれくらいやるか」に迷ったら、過去問に訊け

    「定期試験」と「入学試験」の決定的な違いとは? 「早稲田へ入るためには、AとB、どちらの英単語帳をどれくらいやればいいですか?」 「慶應に受かるには、やっぱり特別な小論文対策が必要でしょうか?」受験に際してそういった疑問を抱き、誰かにその答えをズバッと言い切ってほしいと願っている受験生は、かなり多いのではないかと思います。いっそのこと大学側が「これとこれをやって来い」と指定してくれたなら、どんなにラクだろうかと。そしてまさにそここそが、学校の定期試験と入学試験の、決定的な違いであるわけです。競争相手と同じ教科書で学び、試験範囲までが親切に指定されている学校の定期試験に慣れている学生たちは、実の…

  • 才能でも根性でも運でもなく「考え方」と「適量の努力」で受験に合格する15の方法

    1.「勉強」という作業を無闇に神格化しない 自分が怖れている相手と、仲良くなることはできません。人間、自分が嫌った相手からは嫌われます。勉強は、特別なものでもなんでもありません。「スポーツ」「音楽」「ゲーム」など、皆さんが好きなものとも、必ずどこか通じるものがあるはずです。「勉強」を味方につけるためには、無根拠な怖れや偏見を捨てて、それを日常の一部に取り込んでしまいましょう。exam.hateblo.jp 2.「まずは基礎を固めてから」という過剰な「基礎信仰」は捨てる 「基礎が大事」という言葉を頑なに信じるがゆえに、単語帳ばかりやってそこから一歩も動けない、という人がいます。基礎はたしかに大切…

  • 勉強の精度を向上させるには「自分の中の先生」を育てよう

    受験勉強においては「自分」に教える先生もまた「自分自身」 問題集や参考書を使ってやる受験勉強が学校で行われる授業と大きく異なる点は、基本的に「答えあわせを自分でやらなくてはならない」ということです。これは案外盲点になっていると思いますが、普通採点や評価というものは、その問題を十分に理解している人(たとえば「先生」)がやるものです。しかし自学自習が多くの割合を占める受験勉強においては、自分が間違えた問題、わからなかった問題の採点をも、未熟な自分自身でやらなければなりません。皆さんこれを当たり前のようにやっていると思いますが、これ、実はけっこう大変なことなんです。つまりは「自分が自分の先生になって…

  • 「成績は自動的に上がっていくものだ」という希望的観測は捨てるが吉

    受験生は「後半の伸び」を期待してはいけない 多くの受験生がなんとなく抱いている共通感覚として、「コンスタントに勉強していれば、受験本番に向けて徐々に成績が伸びていくはず」というイメージがあるのではないかと思います。しかしこれは、あくまでも無根拠な希望的観測に過ぎません。もちろん受験本番に向けて、尻上がりに成長曲線を描いていく受験生もいます。しかしそれは「単なる結果論」だと考えておいたほうが身のためです。そういう人たちは、おそらくはじめからラストスパート型の受験計画を想定して走りはじめたわけではありません。本人的にはスタート地点から一気にダッシュして先頭に出るつもりが、後半になってようやく加速が…

  • 伸びる受験生は今日できることを明日に延ばさず、明日できることを今日しない

    「時間」という制御困難な要素を味方につけるために 世の中には、「今日できることを明日に延ばすな」と「明日できることを今日するな」という両極端な人生訓があります。「ならいったいどうすりゃいいんだよ!」って話ですが、わざわざ二種類言われているということは、つまり時と場合によってどちらも必要だということです。もちろん受験勉強においても、それは例外ではありません。ここは適材適所でいきましょう。 どんなに今日という日を頑張っても、「質」が伴わなければ意味がない まず前者の、「今日できることを明日に延ばすな」という気構えに関しては、勉強についてもよく言われることですが、「それができたら苦労はねえよ」という…

  • 結果を出したいのなら、自分の「数字」から目を背けてはならない

    すべての「数字」には意味がある 言うまでもないことですが、受験とは「数字」によってすべてが評価される世界です。逆に言えば、「数値化」できない能力は、少なくとも受験においては意味がありません。高得点という「数字」を求めるのならば、まずはあらゆる数字から目を背けず、真正面から向きあうことが必要です。数字には、言葉と同じく必ず意味があります。しかしなかなか成績が伸びない受験生の多くは、自身の模試の得点や成績表に記された数字から、しっかりとその「意味するところ」を汲み取ることができていません。成績の悪い人ほど、全体の偏差値と合格判定をパッと見てショックを受け、「これ以上はもう見たくない」という気持ちに…

  • 「なんとなく」をやめれば成績は自動的に伸びる

    あらゆる努力を台なしにする「なんとなく」の圧倒的な魔力 「受験」というのはひとことで言えば、「すべてを数値化して評価する/されるシステム」です。試験を課す学校側は、あらゆる項目において白黒はっきりつけていかなければ、生徒を選別することができません。そういった明確なルールの範囲内で闘う以上、我々が日常生活において駆使している「なんとなく」という曖昧な感覚は、受験勉強の足を引っ張るだけでなく、あらゆる努力を台なしにするほどに圧倒的な力を持っています。 「なんとなくの正解」は本質的には「不正解」である たとえば普段問題集をやっているときに、確信は持てないがなんとなくフィーリングで選んだ選択肢が正解で…

  • 受験勉強計画を立てるときには、自分の「ダメな性格」も計算に入れる

    理想的すぎる勉強計画は失速を早める 受験勉強というのは、最初に気合いの入っていた人ほど、意外と失速するのが早かったりするものです。4月から受験勉強をはじめた人の中には、自分がイメージしていたほど勉強がはかどらず、早くも5月のゴールデンウィーク明けにはトーンダウンしてしまう人がことのほか多いのです。その原因はおそらく、勉強計画を立てる段階において、自分に期待しすぎてしまっているからです。受験計画のポイントは、自分自身のポテンシャルを無根拠に過大評価せず、まずは等身大の自分自身を中心に設定することです。理想を追求するあまり、自分自身の「サボり癖」や「だらしなさ」といった弱さを、計画から排除してはい…

  • 受験勉強における「完璧主義」の功罪

    成績が伸び悩んでいるのなら、まずは自らの「完璧主義」を疑え 「勉強はしているのに成績がなかなか伸びない」という場合、主に二つのパターンが考えられます。「勉強はしっかりやっているのだけど、進行ペースが遅い」というタイプと、「勉強の進行ペースはスムーズだが、そのやり方が雑」というタイプです。そのどちらも、ある種の「完璧主義」が原因の根底にあります。「完璧主義」は、勉強を進めるうえで有効な武器にもなりますが、使いどころを間違えると大きな足枷にもなります。前者の「進行が遅い」タイプの場合、「勉強とは基礎から応用へと順番に積み上げていくものだ」という意識が強すぎて、「とにかく基礎を完璧に仕上げないことに…

  • 究極の一冊に辿り着くためには、数多くの参考書に目を通すしかない

    「おすすめ」の海で溺れないためには、確かな「選択眼」を身につける必要がある いまやAmazonのレコメンド機能を筆頭に、待っているだけでなんでもかんでも自動的に選んでくれる世の中になりました。しかしそれが当たり前になっているということは、「誰もがその恩恵を受けている」ということであって、その方法では「他人に差をつけることはできない」ということでもあります。参考書を選ぶ際には、「あれもこれも手を出すな。厳選した一冊を繰り返しやれ」とよく言われます。しかしこの常套句は、多くの名言がそうであるように、大事なプロセスを省いている。それは、「ならばどうやったらその一冊を厳選する選択眼が身につくのか?」と…

  • 受験に勝てる子を育てたければ、親は子供の「努力」を褒めてはいけない

    「努力すること」を褒められて育った子は、「努力することそれ自体」が目的になってしまう 受験というのは、徹底して「結果至上主義」の世界です。これは言ってしまえば受験に限らず、世の中全体がそうであることの映し鏡でしかないのですが、受験においてはどんなに人一倍厳しい努力を重ねようとも、合格点に達しなければ受かることはありません。つまりここでは、「努力」したことそれ自体は、評価基準に入っていないということです。しかし世の多くの親御さんは、何よりも自分の子供が一生懸命に努力する姿を見るのが好きなのではないでしょうか。たとえ結果が出なくても、何かに精一杯打ち込んだことに価値がある。それはたしかにひとつの真…

  • 「最初から面白い」勉強など存在しない

    大人たちの言う「勉強面白い説」は本当なのか? 教師や一流大学出身者はよく、受験生に対して「勉強は面白い」「勉強は楽しんだもん勝ち」というような、ある種脳天気なアドバイスを贈ることがあります。受験生ならば、おそらく一度ならずそのような「勉強面白い説」を聴かされてうんざりした経験があるのではないでしょうか。「それはあんたらが奇特な人間だからだろう」と。実のところこの「勉強面白い説」には「半分の真実と、半分の嘘がある」と私は考えています。つまり「勉強が面白い」というのも、「勉強なんて面白いはずがない」というのも、どちらも真実であり、どちらも嘘だということです。 勉強が面白いか面白くないかは、「習熟度…

  • 勉強への苦手意識を払拭するための考え方~「勉強なんて、ぜんぜん特別なことじゃない」

    苦手意識は、それを「特別」だと思う気持ちから生まれる 何かを「苦手」だと感じる場合、その「何か」を特別なものだと思い込みすぎている、ということがよくあります。そういう場合にはまず、苦手と感じているそれが、「特別な何か」などではなく、ほかの多くの普通のことと本質的には同じなのだと理解することが大切です。 「勉強」は「宇宙人」ではない!? わかりやすくするために、あえて突拍子もない例を挙げてみましょう。SF映画などでもよくありますが、人間が「宇宙人」を苦手だと感じるとしたら、それは宇宙人のことを、人間とは違う「特別な何か」だと思い込んでいるからです。SF映画では、基本的に最初の段階では宇宙人の「違…

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