野元 さん プロフィール

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野元さん: 野元の詩
ハンドル名野元 さん
ブログタイトル野元の詩
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/library_4floor
サイト紹介文どこかの誰かの何かになればいいな、と想って詩を書いています。 新参者ですがよろしくお願いします。
自由文『私を語らないでください』http://blog.goo.ne.jp/library_4floor/e/e4da226fae144fc664116b21cd15d70d
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供378回 / 365日(平均7.2回/週) - 参加 2016/03/15 23:17

野元 さんのブログ記事

  • #505 溺れるほどに
  • 『溺れるほどに』溺れるほどに深い夜溺れるほどに深い愛両手をばたつかせて沈んでいく二人して沈んでいくベットの底に死んでいくああ、けだるいくてはしたない時間溺れてなお離れられない [続きを読む]
  • #504 優しい詩3
  • 『優しい詩3』きみがどう思おうとぼくはきみに生きていてほしいし きみがどんなに罪悪感を負っていてもぼくはきみの笑顔が毎日みたいしきみがどんなに自分を嫌ってもぼくはきみのことを愛しているしきみが自分の弱さを呪ってもぼくは君のすべてをいとおしく思うしきみが今日死ぬことを選んでもぼくは君との明日を諦めないよ [続きを読む]
  • #502 ずっと響いている
  • 『ずっと響いている』夜はずっと心のなかで響いている朝になっても 昼になってもたとえ再び夜が訪れてもぼくらのなかには深い夜がずっと響いている食事をしていてもお風呂に入っていても仕事をしているときでも愛する人といるときでもぼくらの心にはずっと夜が響いているどこまでも続いていくような深い夜がほら、ずっと、心のなかで延々と 延々と 響いている [続きを読む]
  • #501 自分の詩
  • 『自分の詩』ひさしぶりに自分の詩を読み返して涙が出たああ、その気持ちわかると心のそこから思った 世界中のひとが理解してくれなくてもこの詩だけはぼくのことを解ってくれると思ったそうだ、ぼくの詩はぼくのための詩だ誰の心にもとどかなくてもぼくだけにとどけばいいそれだけでいいんだった [続きを読む]
  • 優しい詩2
  • 『優しい詩2』新宿南口まえの歩道の真ん中でクロネコが死んでいました人波がクロネコの死体があるところだけ避けていきますぽっかりとそこだけが孤独でしたぼくはクロネコの死体のそばに立ちましたそうしてそおっとクロネコの死体を靴で裏返しにしましたクロネコの顔を見たかったのですそうしたらドロッときたな汁が腹から流れてぼくの新品の靴(¥3240)のつま先を汚しましたぼくがきたな汁をアスファルトに擦り付けていると知れな [続きを読む]
  • #499 優しい詩1
  • 『優しい詩1』さあ、今夜駅のプラットホームに飛び込もう疲れたと嘆くこの連綿とした日々に終止符をつけよういまこの瞬間まで持ち続けてきた 夢も 恋心も 義理もすべてあきらめて あきらめて あきらめて首にまとわりついた真綿は自分で断ち切ろういいのさそれで今夜プラットホームに飛び込んでもいいのさもう他人の言葉にも自分の言葉にも縛られなくていいのさ さあ、今夜は最後の夜だ明日からの日々のために精算をつけよう [続きを読む]
  • #498 産業愛棄物
  • 『産業愛棄物』愛もなき世界にいったい何を信じればないいの梅の花が咲いたことも今日の空が青いこともみんな知らない大切なことはパソコンや携帯電話で知ってクリーム色の部屋にとじ込もっているみんな疲れている愛もない日々に疲れているなんて、可愛らしい僕ら自分で自分の首を絞めて神に助けを求めている神さまなんてとうに僕らが見放したのに結局今日も拠り所もない世界に生きているとりあえずの情報で自分を慰めているとりあ [続きを読む]
  • #397 ニンゲン見つけた?
  • 『ニンゲン』東京にはニンゲンはいないのですよく目を凝らしてみるとどうやらニンゲンらしい人はいるのですがやはりそれは見間違いでどうにもニンゲンは見当たらないのですお前はどうだって?私は鏡のまえに立ちますうーん、どうやらこいつもニンゲンじゃないみたいですだってまったく表情がないもの [続きを読む]
  • #496 やっと今夜は眠れる気がする
  • 『やっと今夜は眠れる気がする』「すきだよ」その言葉に何度騙されてきただろう学習をしないわたしの涙腺は今夜も機械的に涙を作っていくわたし、あなたとわたしの“好き”が違うことにやっと気づいたのあなたは持ち物としてのわたしが好きなのねアクセサリーとしてのわたしの身体が好きなのねわたしは違うのよわたしはあなたとの未来が好きだったのこれじゃあ全然想いが通じないわね「仕方なかったんだ」そうね、仕方なかったのよ [続きを読む]
  • #495 無理解
  • 『無理解』ねえ、自分を理解してくれる人なんていないんだよ本当に理解してくれる人なんていないんだよ僕らは一人ぼっち僕らは誰かと一緒にいても一人ぼっちなんだあなたが大切な人を理解していると思っても真に理解してなんてしてないんだだって、相手と自分は違う人間だものみんな都合よく理解しているだけなのさ [続きを読む]
  • #494 上野公園叙情歌
  • 『上野公園叙情歌』ギターの音が響いているギターの音が ほら 公園に響いているガシャガシャ かき鳴らしているのはホームレスの男人生まだまだこれからさまだ何も終わっちゃいねえまだ何も始まってもいねえああ、今日も生きれた幸せだあ明日も生きれたら幸せだあ神さま神さま、俺にも出来ることおくれよ下手くそなギター 下手くそな歌気だるい午後まだ何も終わっちゃいねえまだ何も始まってもいねえ自然と口ずさんでいる [続きを読む]
  • #493 しあわせになろうよ
  • 『しあわせになろうよ』しあわせになろうよいやだよ、こわいよしあわせになろうよいまのままでいいよしあわせになろうよしあわせになんてなりたくないよしあわせになろうよいまでじゅうぶんだよしあわせになろうよなんでならなきゃならないんだよしあわせになろうよいやだよ、うるさいよしあわせになろうよいやだよ、しつこいよしあわせになろうよいやだよ、こわいよしあわせになろうよだから、いやだってしあわせになろうよもう! [続きを読む]
  • 2/23 日記(詩集のこと)
  • お久しぶりです。梅の花が咲きました。もうすぐ春ですね。花粉症の方は大変な時期だろうけど、僕はやっと春かー!ってわくわくしています。5月7日の文学フリマで販売する写真詩集の作製も着々と進んでいます。この間は表紙も完成しました。【写真詩集の表紙】どうですか?すごく良くないですか?去年の詩集の表紙とは段違いですね。(去年の表紙)なぜに去年はこれで満足したのか…。今回の表紙は友人に描いてもらったのですが、僕 [続きを読む]
  • #492 みんな叫んでいる
  • 『みんな叫んでいる』世界中の人が愛を叫んでいる時には詩のなかで時には自室の出窓で時にはミサイルにのせて世界中の人が愛を叫んでいるほら、君も 私も必死に愛を叫んでいるけれど愛が充足することはないほら、赤ん坊でさえ叫んでいる [続きを読む]
  • #491 トラウマ
  • 『トラウマ』菊の花百合の花黒い棺【また明日ね】鋤かれた髪固く閉じた青い唇線香の匂い【いくつかの思い目の写真】お袋さんの泣き顔親父さんのしかめっ面弟のよく分かっていない顔【おそろいの文房具】笑顔の遺影木魚の音黒い霊柩車【一緒に馬鹿笑いしたあの話】もう戻ってこない笑顔もう戻ってこない時間もう戻ってこないすべて【僕だけが知っている将来の夢】灰になったすべて灰になった喉仏がぱりりと割れた [続きを読む]
  • #490 無題
  • 『無題』「好きだよ」って呟いた自分の声に目が覚めたいったい誰に言っていたんだろうわからない僕は誰かを好きなのだろうかわからないぼおっとする頭には誰かの影が映っているけど僕はその人が誰かは思い出せない [続きを読む]
  • #489 なあなあ。
  • 『なあなあ。』なあなあ。別に仕事が出来なくたっていいんだよ。スポーツも下手でいいんだよ。勉強だって苦手なものは苦手でいいんだよ。心だって弱くていいんだよ。とりあえずは、君が生きていることだけでいいんだよ。それだけは忘れないでくれよ。なあなあ。それだけはさ。 [続きを読む]
  • #488 春が来る
  • 風が歌っているびゃうびゃう びゃうびゃうそれにつられて木々が踊っているざあざあ ざあざあ陽射しからは草の匂いがする子供たちはけらけら転げ回っているああ、もうすぐ春が来る春が来る春が来る [続きを読む]
  • #487 傷物のこころ
  • この心の深い深い傷はわたしの大切な身体の一部この痛みがあったから人を愛することを知れたこの痛みがあったから自分一人で立てるようになったほんとうは傷つきたくなかったけどこの悲しみのおかげで人の優しさを知れた生涯消えない傷痕だけどこの標しさえあればこの先何度でも立ち上がれると思う [続きを読む]
  • #486 いま
  • 『いま』いま ですいま しかないのですぼくたちには いま しかないのですかこは かわらないのですみらいは まだきまっていないのですかこもみらいも なやむひつようは ありませんいつだって ぼくたちには いま しかないのですさあ いきをすって いま をいきましょうたいせつなのは いま ですいま しかないのです [続きを読む]
  • #485 時間
  • 『時間』雪が降っているしんしんと降っているしんしんと僕の心に降っているしんしんと彼女の心に降っているしんしんとあの日の出来事に降っているしんしんと墓石の上に降っている最初から何にもなかったようにすべてが白く覆われていく冷えきった空白の部分何があったのかはもう思い出せない [続きを読む]
  • #484 夜あるく
  • 『夜あるく』夜をあるく今夜はまあるいお月さま缶コーヒーを自動販売機で買って夜をあるく携帯電話は家に置いてきたジーパンのポケットには小銭だけ明日の朝には大人になってしまう運命でも今夜は夜をあるくこの騒々しくて静寂な時間が生きる時間明日の朝には機械になってしまう運命でも今夜は子どもに戻る酔いどれの生き物を追い抜かし夜を鼻唄まじりにあるくこの夜は続いていく朝になっても心のなかで続いていく騒々しくて静寂な [続きを読む]
  • #483 路上
  • 『路上』真っ暗な道を一人で歩いている道には街灯がぽつんぽつん空には青いお月さま小石を蹴るとからんからんと町に響いた真っ暗な道を一人で歩いている目には青い泪がぽつんぽつんふと足を止めてみる誰かの声がする後ろを振り返っても誰もいない真っ暗な道を一人で歩いている路上には青い海がざぶんざぶん身体はどんどん浸かっていくやっと楽になれる、と思うと携帯電話が鳴った真っ暗な道を一人で歩いている空からは青い雨がぽつ [続きを読む]
  • #482 僕らはいつも過去に生きている
  • 『僕らはいつも過去に生きている』零時過ぎの新宿駅丸ノ内線の改札を抜け京王線西口に向かうその間には何十人もの家無き人たち例えばあの車イスに座り眠る老婆昔はきっと花娘だっただろう今は菜の花の広告の前で首を傾げて眠っている私は終電の各駅停車に乗り込んだ発車ベルが鳴り最後の電車が駅を出る一瞬目を瞑ったと思ったらもう目的地目の裏には美しき思い出電車を降りると寒風が身体を突き刺した今日はひどく粗末なは服を着て [続きを読む]