野元 さん プロフィール

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野元さん: 野元の詩
ハンドル名野元 さん
ブログタイトル野元の詩
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/library_4floor
サイト紹介文どこかの誰かの何かになればいいな、と想って詩を書いています。 新参者ですがよろしくお願いします。
自由文『私を語らないでください』http://blog.goo.ne.jp/library_4floor/e/e4da226fae144fc664116b21cd15d70d
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供201回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2016/03/15 23:17

野元 さんのブログ記事

  • 詩を書いて赦しを
  • 『詩を書いて赦しを』ぼくらは詩を書き終えればなにか赦されたような気がして何なら 人より偉いような気がしてしまうのだけどやっぱりふと気がつくと何にも赦されていない一人ぼっちの自分がいるし街のなかで道のはしを歩く自分がいるし何一つ昨日と何も変わっていないのだけどそれでもぼくらは詩を書いて救いを求めてしまう [続きを読む]
  • 夜のラーメン讃美歌
  • 『夜なラーメン讃美歌』いつまでも夜のままならいいのにこのがむしゃらな気持ちもラーメンを食べたい気持ちも胸をかきむしるような焦燥感もだれにも侵されない安全もすべて明日の朝に奪われてしまうのならばいつまでも夜が続いていけばいいのにぽろぽろと流れるこの涙が街を浸水させてしまうまでこの夜が続けばいいのに [続きを読む]
  • 標準偏差の色
  • 『標準偏差の色』ほら、正義で殴りあおうよほら、愛で殴りあおうよ譲歩もせず理解もせず対話もせずお互いの一方的な言葉で完結させようよ結局ぼくら綺麗な言葉を覚えても自分一人のことしか考えられない動物なんだ心を分け与えることもできなければ食べ物も分け与えることができないほら、ワイドショーとともに投げる石には「当然」って書かれているこれがぼくらの当たり前のせかい今日も電車のなかは白色蛍光灯に曝されている [続きを読む]
  • 月面CD-ROM
  • 『月面CD-ROM』上野の帝釈天の裏の池水面にお月様が浮かんでいる午前0時月はどこにいても視界に写るいいや、僕らが月から目が放せない気づけば、ほら、土方の若者だって階段に座って月を見ているリヤカーをひいた上半身裸の浮浪者だって高層マンションに住む何百人の住人だって窓から顔をだして今夜の月を見ているいいや、僕らは本当は月なんか見ちゃいない僕らが見ているのは自分の頭のなかの幻想月はただその媒介になっている昔 [続きを読む]
  • 今日も家を出る
  • 『今日も家を出る』朝焼けがベットの上の安寧をやぶり胸を焦がしていくカーテンの切れ目から射し込む光は散らばった昨晩のビール缶を映し出す携帯電話の電源を入れると午前五時半メール三十六件着信三件留守番録音二件夢が沈殿した四畳半に現実が混ざっていく日経新聞が玄関のポストに投げ込まれれば隣人のお経が部屋の底を静かに響かせるぼうっと天井を眺めていると目覚まし時計が断末魔の叫び声を上げるテレビをつけるとどっかの [続きを読む]
  • 深夜侵食
  • 『深夜侵食』暗い暗い夜の底白と黒との境界線愛と憎しみとの境界線自分と他人との境界線涙の果てには冷蔵庫の乾いた稼働音雨戸には蛾が一匹羽を休めている隣人が部屋に帰って来た音が部屋に響いて僕と夜との境界線がなくなっていく [続きを読む]
  • 午後二十三時
  • 『午後二十三時』黒と黒との間その境界線あなたの後ろ側の背中のチャック点滅する青信号 愛が藍に変わる瞬間太陽が沈み月が昇るジジジッ..っと背中のチャックが開いていくもう見えない過去の笑顔烏が一羽、ほら一羽と飛び立っていく新橋の這いつくばっているサラリーマンを踏んで野良猫は散歩をしていく鼻歌まじりの祈りはアベェマリアの文言血のついた白線の上をタクシーが走っていくほうら、変わっていく世界が変わっていくドロ [続きを読む]
  • 逃避行
  • 『逃避行』愛に愛を重ねて幾世霜キャンバスに描いた絵は真っ黒でなんだか分からない企画書の責任者名は私の名前表紙には上司の赤い付箋紙「結局、君はなにがしたいの?」デスクには赤い付箋紙ばかり滴ってる遠くなっていく音と近くなっていく音同僚の笑い声と目覚まし時計のつんざく音料理をつくる音と耳鳴り音心通っていた無二の友に電話をしたら「この電話は使われておりません」これは昨日の出来事廃墟のような街を脱け出すと [続きを読む]
  • 今日からの決めごと
  • 『今日からの決めごと』・他人は信用しない。・他人に期待しない。・他人を操作しない。・自分の心を傷つけないようにする。 ・他人の心を傷つけないようにする。・なるべく機械的に無感情で行動する。・他人に八つ当たりしない。・他人と一定の距離を保つ。・他人を批判しない。・自分を批判しない。・よく考える。・一人で生きていく。 [続きを読む]
  • 無題
  • 『無題』くらいくらい月の底ぽつんぽつん一人ぼっちダーン ダーン と愛のおと近づいて 遠のいて 跳ねていくふと肩を叩かれて後ろを振り返っても誰もいない「なにをしているの?」自分に問いかけても返事はなくあちらこちらで花が咲いていくポピーシクラメンひまわり揚羽蝶しだいに世界は明るくなっていくそう、月の闇を太陽が拭ったのだダーン ダーン と空におとが響くこれは愛のおと近づいて 遠のいて 跳ねて跳ねて跳ねていくこの [続きを読む]
  • 原始の朝
  • 『原始の朝』太陽がどんどん沈んでいく海の底に沈んでいく宇宙の底に沈んでいく月はどこだ僕は一人で吼える愛はどこだ僕は這いつくばって探すここは光の届かない夜の胸中たばこの火もつけられない白熱灯の下僕は線路を抜け出して踊りだすしだいにカラスたちはギャアギャアと飛び立っていく裏切者をけっして許してはくれないのだ僕は細い木の枝を幾重にも重ねて焚き火をおこす自分の黒い羽をもぎって火に投げ入れるもうこんなものは [続きを読む]
  • 削り節
  • 『削り節』ガリガリ、ガリガリ...「なにを削っているんですか?」―― 時間ですガリガリ、ガリガリ...「なにを削っているんですか?」―― 体ですガリガリ、ガリガリ...「なにを削っているんですか?」―― 優しさですガリガリ、ガリガリ...「なにを削っているんですか?」―― 安らぎですガリガリ、ガリガリ...「なにを削っているんですか?」―― 関係ですガリガリ、ガリガリ...「なにを作っているんですか?」―― お金です [続きを読む]
  • #531 無題
  • 『無題』愛に愛を塗り重ねて幾世霜数えきれない年月を経て愛の原色はわからなくなったここにあるのは一枚の真っ黒な絵これが愛とは誰も思うまい [続きを読む]
  • #530 お願いだから
  • 『お願いだから』一番大切なのはお金でも名誉でもないんだよあなたの心だよあなたの心が壊れてしまったらいっぱいのお金も周りからの評価もいらなくなっちゃうよねえ頼むから心だけは大切にしていつなん時も心だけは守ってあげて世間は勝手だからさもっと頑張れとか自分を甘やかしすなとか色々言うけれどあの人たちは責任はとってくれないよそんな人たちの言うことに悩むことないだからほんとうにツラいときは心を守ることを最優先 [続きを読む]
  • #529 小さな詩を3つ
  • 『宝石』泥のなかに手を突っ込んでずっと探しているプールの時間に宝物としてまかれた宝石ずっと ずっと 探している『無題』せかいにはいろんな色があってぼくはそのいろんな色のなかの一つすきもきらいも他の色とはちがっていて愛の表現も他の色とはちがういろんな色があってぼくはそのなかの一つせかいは一色じゃない『幸せ』あ、ほら、幸せがみえるよふわふわしていて 桃色でつかめそうで つかめなくて顔がにやにやしちゃう幸せ [続きを読む]
  • #528 心はいつもいない
  • 『心はいつもいない』心はいつもベットのなか毛布にくるまってめそめそ泣いている体はデスクに座って書類をつくっているけどいつも心は夜のなかお愛想笑いの毎日も実体はそこにないずっとずっとひとりぼっちの秘密基地で遊んでいるつまりはずっと心と体は離ればなれ心は詩ばかり書いていて体は報告書ばかり書いているもうずっと体は心に会っていないぐるぐる ぐるぐる 追いかけっこしてるほら、体が泣いているパソコンの前でめそめ [続きを読む]
  • #527 やっぱり人生って最悪だ
  • 『やっぱり人生って最悪だ』やっぱり人生って最悪だ恋は数年の片思いのすえに実らないし視力は悪くなる一方だし友人たちは結婚をして疎遠になるし好きな人を守ろうとして喧嘩して無様に負けて砂利を食べながら土下座させられるし月給は変な控除でどんどん引かれていくしそのくせ労働時間は減らないしバイトくんにはタメ口をきかれるし好きな漫画は打ち切りになるし迷惑メールが一日何十とくるし気絶しそうなくらい疲れた日でも座席 [続きを読む]
  • #526 心が壊れそうな夜に
  • 『心が壊れそうな夜に』心が壊れそうな夜はどうしたらよいのだろう携帯電話の電話帳を眺めても助けを求められる人は一人もいない机に積まれた教科書をひっくり返してもどこにも対処手段なんて載っていない真っ暗な外に出たって月は僕のことを見ているけれど月に喋りかける訳にもいかず道端の石ころを蹴るしかないどこにも行かないどうにもならない墨汁のような自分の心の内側壊れてポタポタと外に漏れていくもうずっと泣いていない [続きを読む]
  • #525 夜の克服
  • 『夜の克服』昔は夜中に外に出てもコンビニなんてのもなくてさ自動販売機の明かりで寂しさを紛らわしたもんだよなんて親父は言うけどさ真夜中一時半のいま外に出ても地元のスタバは開いているしジョナサンもマックもやってるしスーパーもレンタルビデオ屋も行きつけのラーメン屋だってやってるし駅前なんて終電終わってもなお騒いでいるけど親父の言ってること全然分からないんだよ僕らの住む町は一晩中明るくてさきっと寂しさなん [続きを読む]
  • #524 月だ
  • 『月だ』月だ月が俺を見ている公園のベンチに座ってタバコを吸う俺を月が見ている誰も俺のことなんて見ていないと思ったけど月は俺を見ている一人の夜だけど月は俺を見ている [続きを読む]
  • #523 それだけで
  • 『それだけで』悲しいことがあったのね悲しいことがあったのよ辛いことがあったのね辛いことがあったのよじゃあ今はただただ話を聴いてあげるわねええ、今はただただ話を聴いてちょうだいじゃあ今はただただ頭を撫でてあげるわねええ、今はただただ頭を撫でてちょうだい他にしてほしいことはあるかしらいいえ、それだけで充分よ、それだけでいいの [続きを読む]
  • #522 砂糖菓子の正体
  • 『砂糖菓子の正体』わたしの正体を誰も知らない最新のファッション誌にだって載ってないまっ黒できたないモノいつもポッケのなかをさ迷っていて嫌なことがあると隠れてグーパーグーパー顔だけはいつも笑っている仮面はお化粧で固めた特注品おとこの人はいつも幻想を抱いているおんなはいい匂いがして優しいってでも、そんなのウソついでに、おとこの人の夢もウソこの世界はホントウのことのほうが少ないわたしの正体はでろでろので [続きを読む]
  • #521 ああ、
  • 『ああ、』美しき人間はどこですか美しき人間はどこですか美しき人間はどこですか美しき心を持った人間はどこですか美しき心を持った人間はどこですか美しき心を持った人間はどこですかぼくらが道徳の授業で学んだあの美しき心に溢れた人間はどこですかどこにもいないのですいろいろ探してみたのですがどこにもどこにもいないのです今日の今日まで一人だっていなかったのですああ、美しき人間はどこですか [続きを読む]
  • #519 死ぬのなら (+ 告知)
  • 『死ぬのなら』死ぬのならもっとボロボロになってから死になよ地べたに這いつくばって大声で叫んで自分を奮い立たせても手も足も動かせないくらいに疲れ果ててから死になよちゃんと命を使い果たしてから死になよ死ぬのは別にいいんだよ死ぬのなら後悔しないようにしなよもっとボロボロになってからにしなよ―――――――――――いよいよ明日が文学フリマです。写真詩集も無事に出来上がりました。来てくださる方はブース“Eー51” [続きを読む]