野元 さん プロフィール

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野元さん: 野元の詩
ハンドル名野元 さん
ブログタイトル野元の詩
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/library_4floor
サイト紹介文どこかの誰かの何かになればいいな、と想って詩を書いています。 新参者ですがよろしくお願いします。
自由文『私を語らないでください』http://blog.goo.ne.jp/library_4floor/e/e4da226fae144fc664116b21cd15d70d
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供383回 / 347日(平均7.7回/週) - 参加 2016/03/15 23:17

野元 さんのブログ記事

  • 2/23 日記(詩集のこと)
  • お久しぶりです。梅の花が咲きました。もうすぐ春ですね。花粉症の方は大変な時期だろうけど、僕はやっと春かー!ってわくわくしています。5月7日の文学フリマで販売する写真詩集の作製も着々と進んでいます。この間は表紙も完成しました。【写真詩集の表紙】どうですか?すごく良くないですか?去年の詩集の表紙とは段違いですね。(去年の表紙)なぜに去年はこれで満足したのか…。今回の表紙は友人に描いてもらったのですが、僕 [続きを読む]
  • #492 みんな叫んでいる
  • 『みんな叫んでいる』世界中の人が愛を叫んでいる時には詩のなかで時には自室の出窓で時にはミサイルにのせて世界中の人が愛を叫んでいるほら、君も 私も必死に愛を叫んでいるけれど愛が充足することはないほら、赤ん坊でさえ叫んでいる [続きを読む]
  • #491 トラウマ
  • 『トラウマ』菊の花百合の花黒い棺【また明日ね】鋤かれた髪固く閉じた青い唇線香の匂い【いくつかの思い目の写真】お袋さんの泣き顔親父さんのしかめっ面弟のよく分かっていない顔【おそろいの文房具】笑顔の遺影木魚の音黒い霊柩車【一緒に馬鹿笑いしたあの話】もう戻ってこない笑顔もう戻ってこない時間もう戻ってこないすべて【僕だけが知っている将来の夢】灰になったすべて灰になった喉仏がぱりりと割れた [続きを読む]
  • #490 無題
  • 『無題』「好きだよ」って呟いた自分の声に目が覚めたいったい誰に言っていたんだろうわからない僕は誰かを好きなのだろうかわからないぼおっとする頭には誰かの影が映っているけど僕はその人が誰かは思い出せない [続きを読む]
  • #489 なあなあ。
  • 『なあなあ。』なあなあ。別に仕事が出来なくたっていいんだよ。スポーツも下手でいいんだよ。勉強だって苦手なものは苦手でいいんだよ。心だって弱くていいんだよ。とりあえずは、君が生きていることだけでいいんだよ。それだけは忘れないでくれよ。なあなあ。それだけはさ。 [続きを読む]
  • #488 春が来る
  • 風が歌っているびゃうびゃう びゃうびゃうそれにつられて木々が踊っているざあざあ ざあざあ陽射しからは草の匂いがする子供たちはけらけら転げ回っているああ、もうすぐ春が来る春が来る春が来る [続きを読む]
  • #487 傷物のこころ
  • この心の深い深い傷はわたしの大切な身体の一部この痛みがあったから人を愛することを知れたこの痛みがあったから自分一人で立てるようになったほんとうは傷つきたくなかったけどこの悲しみのおかげで人の優しさを知れた生涯消えない傷痕だけどこの標しさえあればこの先何度でも立ち上がれると思う [続きを読む]
  • #486 いま
  • 『いま』いま ですいま しかないのですぼくたちには いま しかないのですかこは かわらないのですみらいは まだきまっていないのですかこもみらいも なやむひつようは ありませんいつだって ぼくたちには いま しかないのですさあ いきをすって いま をいきましょうたいせつなのは いま ですいま しかないのです [続きを読む]
  • #485 時間
  • 『時間』雪が降っているしんしんと降っているしんしんと僕の心に降っているしんしんと彼女の心に降っているしんしんとあの日の出来事に降っているしんしんと墓石の上に降っている最初から何にもなかったようにすべてが白く覆われていく冷えきった空白の部分何があったのかはもう思い出せない [続きを読む]
  • #484 夜あるく
  • 『夜あるく』夜をあるく今夜はまあるいお月さま缶コーヒーを自動販売機で買って夜をあるく携帯電話は家に置いてきたジーパンのポケットには小銭だけ明日の朝には大人になってしまう運命でも今夜は夜をあるくこの騒々しくて静寂な時間が生きる時間明日の朝には機械になってしまう運命でも今夜は子どもに戻る酔いどれの生き物を追い抜かし夜を鼻唄まじりにあるくこの夜は続いていく朝になっても心のなかで続いていく騒々しくて静寂な [続きを読む]
  • #483 路上
  • 『路上』真っ暗な道を一人で歩いている道には街灯がぽつんぽつん空には青いお月さま小石を蹴るとからんからんと町に響いた真っ暗な道を一人で歩いている目には青い泪がぽつんぽつんふと足を止めてみる誰かの声がする後ろを振り返っても誰もいない真っ暗な道を一人で歩いている路上には青い海がざぶんざぶん身体はどんどん浸かっていくやっと楽になれる、と思うと携帯電話が鳴った真っ暗な道を一人で歩いている空からは青い雨がぽつ [続きを読む]
  • #482 僕らはいつも過去に生きている
  • 『僕らはいつも過去に生きている』零時過ぎの新宿駅丸ノ内線の改札を抜け京王線西口に向かうその間には何十人もの家無き人たち例えばあの車イスに座り眠る老婆昔はきっと花娘だっただろう今は菜の花の広告の前で首を傾げて眠っている私は終電の各駅停車に乗り込んだ発車ベルが鳴り最後の電車が駅を出る一瞬目を瞑ったと思ったらもう目的地目の裏には美しき思い出電車を降りると寒風が身体を突き刺した今日はひどく粗末なは服を着て [続きを読む]
  • #481 帰りたい
  • 『帰りたい』心がきゅうっと絞まりますそうこれは「寂しい」という気持ちです昔通った通学路そこに今立っても彼女はいないのですそこを通ってももう彼女は背を叩いてくれないのですもう戻らない過去が「寂しい」のですあの日々のなかの彼女にはもう二度と会えないのです女々しい僕は後ろを振り向きながら今日も前に進むのです 前から来る人の顔もよく見ずに [続きを読む]
  • #480 優しさという蔓延る病
  • 『優しさという蔓延る病』通勤中に見かけたある女足元を歩いていた雀を蹴飛ばした雀はチッチと小さく泣いて小石のように転がった雀はもう一度チッチと泣いて慌てて飛び去った「なんで蹴ったの?」女の連れの男が言う女は笑って言った「優しさだよ」僕は足早に過ぎ去った空にチッチと泣き声が響いた [続きを読む]
  • #479 無情
  • 『無情』新宿駅山手線外回りプラットフォーム携帯電話から目を離してふと空を見たら青空でふと雲を見たら動いていてああ、そういえば空は青いものだったなとああ、そういえば雲は風に流されていくものだったなと当たり前のことを思い出したりする [続きを読む]
  • #478 不幸な女
  • 『不幸な女』携帯の充電コードが鞄から垂れているそんなに糸で繋がっていたいの耳から垂れているイヤホーンも蜘蛛の糸餌になっているのかカンダタが求めた救いの糸か爛れたような口紅を塗りたくって煉瓦のようなハイヒールを履いて羨ましげに眺めている両目をしていつも糸で首を吊ることばかり考えている不幸な女不幸が好きな女今日も上手に笑えない携帯電話の着信を待つだけの人生ほら空を見上げれば一本の飛行機雲あれも糸ならば [続きを読む]
  • #477 赤
  • 『赤』ほら世界中で悲鳴が上がっているほら聴こえるだろ空が泣いて窪みに海が出来ている窓ガラスが割れて愛が粉々に散らばったほら走らなきゃ炎が後ろから襲ってくる亡者は火縄銃を口にくわえたほら誰が引き金を引くほら誰が引き金を引くほら今日も山手線が止まったほら福音が響いているほら福音が響いている「現在、復旧のめどはたっていません」誰もがたまらない人生誰もがくるくる回っている電柱に吊るした哲学のエンジンをふか [続きを読む]
  • #476 十二月二二日
  • 『十二月二二日』日付十二月二二日気温十九度湿度七八%天気曇りのち雨メール作成件名無題本文「今日は暑いね」宛先不明空気は初夏気分はいつかの五月繋いだ手と手は暖かく笑いすぎた頬は痛かったメール受信件名無題本文「今日は暑いね」差出人不明もう帰って来ない日々人生の黄金期けれど、もう一度 [続きを読む]
  • #475 クジラの背
  • 『クジラの背』人波にさらわれて僕はどこにいくのこの社会もまた海ならばとても泳げないくらいに汚れちまっているほら身体の力を抜けば一人ぽつんと人波のなか浮かんでいる擦りきれたスニーカーには月の橋が架かっていて電車は三分おきにホームに流れてくる無情 無情 無情口は海水で塩辛く鼻は波を吸って息苦しいもう無理だもうやめだいいや、耳にはドビュッシーが響いている黒い波に乗って体はぷかぷかと月に向かっている夜空に [続きを読む]
  • #474 誕生日が過ぎまして
  • 『誕生日が過ぎまして』誕生日が過ぎましてまた一つ真実を知りました誕生日が過ぎましてまた一つ喜びを知りました誕生日が過ぎましてまた一つ罪を犯しました誕生日が過ぎましてまた一つ歳を老いました誕生日が過ぎましてまた一つ大人になりました誕生日が過ぎましてまた一つ子供になりました [続きを読む]
  • #473 ふと
  • 『ふと』ふと立ち寄っただけなのですふと立ち寄っただけなのですふと立ち寄っただけなのです懐かしくなってふと立ち寄っただけなのですもうここに来ることはありません [続きを読む]
  • #472 無題
  • 『無題』手が動かなくなっただからなんだ脚が無くなっただからなんだ目が見えなくなった耳が聞こえなくなった声が出せなくなっただからなんだだからなんだだからなんだ勝手に俺を諦めるなまだ何にも終わっちゃいない [続きを読む]
  • #470 僕らはいま、大声を出すべきだ
  • 『僕らはいま、大声を出すべきだ』疲れた帰り道くたびれたスーツにクタクタの身体浅い呼吸に滲む視界僕らはいま、大声を出すべきだ地団駄を踏んで汚い言葉で誰かを罵って鞄を振り回して僕らはいま、すべてをさらけ出すべきだ明日を生きるために大声で泣くべきだ子供のようになりふり構わず泣くべきだ今日をちゃんと終らせられるように明日の電車に飛び込まなくて済むように僕らはいま、大声を出すべきだ [続きを読む]
  • #469 他人の空似
  • 『他人の空似』ほら、愛が歩いているとことこ とことこ幽霊が歩いている棄てられぬ想い背中に乗せて密かな想いポケットに入れてほら、とことこ とことこ 歩いている行く先には二筋の道朝の光が残る道夕べの光が射す道手に持った時計の針はカチカチ進むキスしたそうな顔の幽霊お化粧してどちらにお行き [続きを読む]