野元 さん プロフィール

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野元さん: 野元の詩
ハンドル名野元 さん
ブログタイトル野元の詩
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/library_4floor
サイト紹介文どこかの誰かの何かになればいいな、と想って詩を書いています。 新参者ですがよろしくお願いします。
自由文『私を語らないでください』http://blog.goo.ne.jp/library_4floor/e/e4da226fae144fc664116b21cd15d70d
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供314回 / 365日(平均6.0回/週) - 参加 2016/03/15 23:17

野元 さんのブログ記事

  • #523 それだけで
  • 『それだけで』悲しいことがあったのね悲しいことがあったのよ辛いことがあったのね辛いことがあったのよじゃあ今はただただ話を聴いてあげるわねええ、今はただただ話を聴いてちょうだいじゃあ今はただただ頭を撫でてあげるわねええ、今はただただ頭を撫でてちょうだい他にしてほしいことはあるかしらいいえ、それだけで充分よ、それだけでいいの [続きを読む]
  • #522 砂糖菓子の正体
  • 『砂糖菓子の正体』わたしの正体を誰も知らない最新のファッション誌にだって載ってないまっ黒できたないモノいつもポッケのなかをさ迷っていて嫌なことがあると隠れてグーパーグーパー顔だけはいつも笑っている仮面はお化粧で固めた特注品おとこの人はいつも幻想を抱いているおんなはいい匂いがして優しいってでも、そんなのウソついでに、おとこの人の夢もウソこの世界はホントウのことのほうが少ないわたしの正体はでろでろので [続きを読む]
  • #521 ああ、
  • 『ああ、』美しき人間はどこですか美しき人間はどこですか美しき人間はどこですか美しき心を持った人間はどこですか美しき心を持った人間はどこですか美しき心を持った人間はどこですかぼくらが道徳の授業で学んだあの美しき心に溢れた人間はどこですかどこにもいないのですいろいろ探してみたのですがどこにもどこにもいないのです今日の今日まで一人だっていなかったのですああ、美しき人間はどこですか [続きを読む]
  • #519 死ぬのなら (+ 告知)
  • 『死ぬのなら』死ぬのならもっとボロボロになってから死になよ地べたに這いつくばって大声で叫んで自分を奮い立たせても手も足も動かせないくらいに疲れ果ててから死になよちゃんと命を使い果たしてから死になよ死ぬのは別にいいんだよ死ぬのなら後悔しないようにしなよもっとボロボロになってからにしなよ―――――――――――いよいよ明日が文学フリマです。写真詩集も無事に出来上がりました。来てくださる方はブース“Eー51” [続きを読む]
  • #518 朝の缶コーヒー
  • 『朝の缶コーヒー』朝の五時に飲む缶コーヒー乾いた喉に染みていく車窓からは線香花火のような朝陽が射してきて白熱灯の下で眠る黒蟻たちの肩を撫でていくやる気のない瞼はカフェインでご機嫌とり目の下のくまはコーヒーの摂取メモリふと足元を見るとコロコロと空き缶が流れてついていてLINEの通知が鳴ればそこはもう非現実しゃがれた声の車掌のアナウンスに合わせて黒蟻は目を覚ましていく変わっていくのは駅の広告ばかり新宿駅西 [続きを読む]
  • 写真詩集の告知
  • こんばんは。野元です。いつもブログを読んでいただきありがとうございます。5/7に開催される『文学フリマ』に出展するので、告知させてください。文学フリマで写真詩集を売ります。写真詩集の題名は『今夜を生き残る』。「いっそ死んでしまいたい」そんなことを思ってしまう夜のための詩集を作りました。ページ数は70ページくらい。詩には一つ一つ、写真がつけられています。価格は1,500円前後。印刷代で1,400円以上になってしま [続きを読む]
  • #517 命日
  • 『命日』久しぶりに 久しぶりに  久しぶりに行った 行った 行ったカノジョの墓に 墓に 墓に供えられた 供えられた 供えられたお菓子には虫が ムシが 無視が たかり僕は 僕は 僕は 僕は 僕はそれで、僕は、 [続きを読む]
  • #516 汚れていく
  • 『汚れていく』身体の奥が汚れていく精神の芯が汚れていくじわじわと黒く汚れていく二日酔いとともに汚れていく満員電車のなかで汚れていく目元にクマをつくって汚れていくああ、汚れていく 汚れていく 汚れていく僕というものが汚れていくそのうち ちがう人間になる [続きを読む]
  • #515 久しぶりの夢
  • 『久しぶりの夢』久しぶりに夢にカノジョがでた僕らは夢のなかでなぜだかゾンビに追われていて町のはずれにある小さな空き家に逃げ込んだ鍵をかけた扉からはゾンビが執拗に叩いている音が聴こえる僕はこれが最期だと思いカノジョに「すきだ」とか「あいしている」とか言ってキスをしたのだけどカノジョは澄ました顔で「そっか」と言っただけだった僕は膝をかかえて「そうだよ、ずっとそうだったんだよ」とぶつぶつ言った [続きを読む]
  • #514 しんこきゅう
  • 『しんこきゅう』ほら、おおきく息をしましょうおおきく おおきく 空気をすいこんではあーと吐き出しましょうほら、もういちどいちどだけでやめないでおおきく おおきく 息をしてまだまだ おおきく おおきく 息をしてはあーと吐き出しましょうそれだけでわるいことはどこかにながれていきますそんなものですそんなものですよ [続きを読む]
  • #513 死ぬ前にはどうか詩を読んでほしい
  • 『死ぬ前にはどうか詩を読んでほしい』絶望したときはぜひ詩を読んでくれ 詩は誰の詩でもいいきっと笑っちまうくらいの綺麗事が書いてあるから あんたの抱えている辛さなんて一ミリも共感せずにこの世界の素晴らしさをうたっているからでも、だからこそ死にたいと思ったら詩を読んでほしいんだきっとどこの世界の話だよって思っちまうくらい絵空事を言っているからなんで自分だけ辛いのかなってそんなくだらないこと考えさせてく [続きを読む]
  • #512 不幸になってください
  • 『不幸になってください』不幸になってください安心して不幸になってくださいそしたら僕が飛んでいって必ず幸せにしますから僕と一緒じゃないと幸せになれないことを分からせてあげますからだからどうか安心して不幸になってくださいそして不幸になったらすぐその旨をご一報ください必ず幸せにさせますから [続きを読む]
  • #510 限界の二三歩先
  • 『限界の二三歩先』うつむき泣いているひとに差し伸べてた自分の手は真っ黒に汚れていてあれ、おかしいな、と思って必死に手をズボンに擦り付けて汚れを落とそうとするんだけどぜんぜん汚れは落ちなくて泣いているひとに差し伸べていい手なんかじゃなくていつのまにこんなに汚れてしまったのかまったくわからなくておかしいな、おかしいな、おかしいな、と考えていたら泣いているひとが顔をあげてあなた、大丈夫ですか?とぼくに聴 [続きを読む]
  • #509 うなり声
  • 『うなり声』うなり声が聴こえる人間をやめてしまったケモノのうなり声が聴こえる好きだったひとのうなり声が聴こえる部屋の奥から段ボールの奥から心の奥から負け犬のようなうなり声が響いているそんな情けない声をださなくていいのにそんな情けない強がりしなくていいのに泣きたければ泣けばいいのにまだ捨てきれられないものがあるカノジョはケモノのようなうなり声をあげて必死に一線を保っている [続きを読む]
  • #508 好きな子が辞めていく
  • 『好きな子が辞めていく』好きな子が辞めていく 好きな子が社会を辞めていく  好きな子が世界を辞めていく   好きな子が人間を辞めていく    好きな子が生きるのを辞めていくぼくは必死に呼び止める ぼくは必死に手を伸ばす  ぼくは必死にナニカスルけれどぼくの声は出ていない けれどぼくの手はもがれている  けれどぼくはじぶんのことでいっぱいいっぱい そうやって好きな子がいなくなっていくそうやって好きな [続きを読む]
  • #507 詩の服用方法
  • 『詩の服用方法』詩はこころの処方箋副作用のないこの世でいちばんやさしいクスリ詩を服用するには声にだして読んでみて静かな部屋で舞台のうえに立った気持ちになって自分の声に耳を傾けてさあ、声にだしてみて詩はきっとあなたに力を与えてくれるそれがお気に入りの詩ならなおさらほら、声にだしてみて詩がきっと味方になってくれる [続きを読む]
  • #506 最近
  • 『最近』あなたに心の底から信じられる人はいますか最近その人と連絡はとりましたか最近その人と会いましたかあなたは空が好きですか最近空を眺めましたか最近雲や月を眺めましたかあなたはやりたいことをしていますか最近ちゃんと休めていますか最近ちゃんと趣味に没頭していますか僕は今日久々にゆっくりと空を眺めました空は青く雲はゆっくりと流れていきましたただそれだけで心はすっきりとしています [続きを読む]
  • #505 溺れるほどに
  • 『溺れるほどに』溺れるほどに深い夜溺れるほどに深い愛両手をばたつかせて沈んでいく二人して沈んでいくベットの底に死んでいくああ、けだるいくてはしたない時間溺れてなお離れられない [続きを読む]
  • #504 優しい詩3
  • 『優しい詩3』きみがどう思おうとぼくはきみに生きていてほしいし きみがどんなに罪悪感を負っていてもぼくはきみの笑顔が毎日みたいしきみがどんなに自分を嫌ってもぼくはきみのことを愛しているしきみが自分の弱さを呪ってもぼくは君のすべてをいとおしく思うしきみが今日死ぬことを選んでもぼくは君との明日を諦めないよ [続きを読む]
  • #502 ずっと響いている
  • 『ずっと響いている』夜はずっと心のなかで響いている朝になっても 昼になってもたとえ再び夜が訪れてもぼくらのなかには深い夜がずっと響いている食事をしていてもお風呂に入っていても仕事をしているときでも愛する人といるときでもぼくらの心にはずっと夜が響いているどこまでも続いていくような深い夜がほら、ずっと、心のなかで延々と 延々と 響いている [続きを読む]
  • #501 自分の詩
  • 『自分の詩』ひさしぶりに自分の詩を読み返して涙が出たああ、その気持ちわかると心のそこから思った 世界中のひとが理解してくれなくてもこの詩だけはぼくのことを解ってくれると思ったそうだ、ぼくの詩はぼくのための詩だ誰の心にもとどかなくてもぼくだけにとどけばいいそれだけでいいんだった [続きを読む]
  • 優しい詩2
  • 『優しい詩2』新宿南口まえの歩道の真ん中でクロネコが死んでいました人波がクロネコの死体があるところだけ避けていきますぽっかりとそこだけが孤独でしたぼくはクロネコの死体のそばに立ちましたそうしてそおっとクロネコの死体を靴で裏返しにしましたクロネコの顔を見たかったのですそうしたらドロッときたな汁が腹から流れてぼくの新品の靴(¥3240)のつま先を汚しましたぼくがきたな汁をアスファルトに擦り付けていると知れな [続きを読む]