chemicalX さん プロフィール

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chemicalXさん: 書いてるだけ
ハンドル名chemicalX さん
ブログタイトル書いてるだけ
ブログURLhttp://chemicalx.hatenadiary.jp/
サイト紹介文わりと暗めの日記
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供111回 / 365日(平均2.1回/週) - 参加 2016/03/17 09:13

chemicalX さんのブログ記事

  • 太宰治「人間失格」感想 1948年
  •  中学生くらいのときに一度読んだことがある。だから再読なのかな。改めてみると「人間失格」っていうタイトルはくそいいな。 この主人公、大庭葉蔵に共感できるかできないかで言ったら、僕はできない方になるんだけど、第一の手記の冒頭はすごくわかる。 汽車のブリッジをはいからにするための遊戯だと思っていたら、実用的なものだったとしって興が冷めるくだり。 実用的なものをつまらなくて悲しいという捉え方。 実用(悲 [続きを読む]
  • 田山花袋「蒲団」雑感想 1907年
  • 読まないとして名は聞いたことある小説が多い。「蒲団」なんていうのはその代表格ではないだろうか。蒲団をくんかくんかする変態おっさんの小説として有名である。ぼくも変態おっさんの話だと思っていた。しかし、読んでみたら違った。おっさん自体は変態だった。いまでいうところのメンヘラなのだと思う。メンヘラおっさんである。問題は、くんかくんかされる蒲団に寝ていた芳子の方である。簡単に関係性を説明すると、芳子は主人 [続きを読む]
  • 【おすすめバンド】Descartes a Kant
  • メキシコの男女六人バンド「Descartes a Kant(デカルトカント)」ポップかつサイケデリックで、ダークかつかわいいという反則みたいなバンド。 「The Peter Pan Syndrome」 www.youtube.com短い時間の中で変調しまくるんだけど、どれもキャッチーで耳に残る。この「The Peter Pan Syndrome」で、中毒状態になりました。イントロの不穏な感じからPV含めてすべてにおいて最高だと思います。 「Buy all my Dreams」 www. [続きを読む]
  • 模造クリスタル『黒き淀みのヘドロさん』感想
  • (it COMICS)" title="黒き淀みのヘドロさん 1 (it COMICS)">黒き淀みのヘドロさん 1 (it COMICS)作者: 模造クリスタル出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス発売日: 2017/03/15メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見るヘドロさんを読みましたので、感想をぶん投げさせていただきます。おもしろいからみんな読もう。近所の図書館に寄贈しよう。 模造クリスタルとは まず「もぞくり」について [続きを読む]
  • 病的にポップでありたい
  • この言葉が頭を渦巻いている……。ポップに対する憧れのようなものが芽生えました。とにかくひたすら明るさを追求したらどうなるんでしょうか。カートゥンの世界では、死さえ寓話化されるところがある。悲しみも暗さも、一つの象徴としたい。1円玉、五円玉、10円玉、みたいな、ただの物質として感情を置きたい。私はこれから死ぬまでポップを追求してみせる。わかりにくいものを、わかりやすく。つまらないものを、おもしろく。 [続きを読む]
  • 好きなものを語ろう会
  • ここ数ヶ月でたくさんの人と会って、色んなことにトライした結果、好きなものに触れているときが一番楽しいということに気づいた。好きな本を読むこともそうだし、小説やブログを書いているときが、心が落ちつくし満たされる。「人と会うの楽しいなあ」というのは一瞬だった。壁のない空間に「楽しい」というボールを投げているようなもので、どこまでも「虚しさ」がつきまとった。時々、自分は何しているんだろうと思う。そもそも [続きを読む]
  • 古井由吉とBABYMETALが好きな人
  • 古井由吉のサイン会を予約したとき、その人のことを思い出した。題名で誰だかわかる人はすぐピンと来るだろう。彼とはまったくもって親交はなかったものの、勝手に好感を抱いていた。その人は40年近く古井由吉を愛読していて、人間としても読書家としても僕の大先輩だったわけだ。その人のTwitterを見ると、体調悪いとつぶやいたきり9ヶ月近く更新がとまっている。僕は彼を一度だけ見かけたことがある。古井由吉と大江健三郎のト [続きを読む]
  • 人間なんてどうでもいい
  • 銭湯にある牛乳瓶くらい冷たくなった枕に手をやって「他人」を思う。僕は「他人」と上手くコミュニティを形成できなかった。今年に入ってからそのやり直しをはかっている。社会人になって友達を作るのは難しいかもしれないが、知り合いを作ることは容易にできる。知り合いができればまたその人の知り合いと出会える。そうして細胞分裂みたいに広がっていった。三人しかいなかった僕のLINEは二十人になったしこれからも増え続けるだ [続きを読む]
  • 会話のボールを持っていられない。
  •  あなたはどうですかというボールを僕はできるだけ速やかに相手へ返します。来たら秒で返します。「調子はどう?」「普通です。お返しします」 ボールさばきは一流のそれであり、もはやサッカーというよりちょうどいいリズムとして僕は機能しています。「最近なにかいいことあった?」「ありません。お返しします」 僕は相手にボールを持たせるスタンスなのです。 あるとき監督から呼び出されました。「君がやっているのはサッ [続きを読む]
  • ストレスフリー、シムフリー
  • 比喩を多めにぶち込んで文章を軋ませながらでしか書けなかったのが、いまはとくに違和感なく書けてしまう。なんだかんだ十年近く文章を書いているからだろうか。前はもっとリハビリに時間かかったと思うのだが、質はともかくしてストレスフリーでキーを叩いている。ストレスフリーといえば、最近シムフリーのスマホにした。いまだにシムフリーというのがよくわかっていないのだが、店員に無表情でおすすめされて、シムフリーにする [続きを読む]
  • 好きなものを忘れる
  • 人と話していると趣味を聞かれることが多い。だいたい「小説が好きです」というふうに答えるのだけど、そうすると「好きな作家はいますか?」というふうに問答が続く。好きな作品を言えばこと足りるのだが、なぜか私の頭は働かない。大量にあるはずなのに何一つ思い出せない。頭の中では的が回っており、私はダーツを手にとっている。パジェロ、パジェロ、という声が聞こえてくる。しかし、好きな作家は誰かという問いに対して、国 [続きを読む]
  • ねこのひ
  • 毎日が何かしらの記念日であることをWikipediaや暇人どもが教えてくれる。猫の日は、まあわかりやすい。にゃーにゃーにゃーで猫、納得しよう。しかし、なかには明らかに強引な記念日があって、かつ強欲極まりない記念日もあることを諸君はご存知だろうか。はじめてその記念日を知ったとき、あまりの厚顔無恥ぶりに僕は震えた。五分後、思い出しても震えた。それから毎週火曜日の午前七時と七時五分に震えている。諸君らに [続きを読む]
  • にんじん
  •  比喩でぼかしぼかし書いていく文章は楽しかった。いまはなき上野動物園の遊園地のトロッコが、カーブに差し掛かるときスピードを速めた、あの身体がふわっと浮かぶ気持ちを思い出した。 子どものとき僕はディズニーランドに行くと、最初のアーケードみたいなところの高い屋根に、風船が引っかかっているのをよく見ていた。 だから僕は手のひらにぐるんぐるんと紐を巻きつけていた。家に帰ると安心して風船を離した。 天井にひ [続きを読む]
  • 文章に居場所
  •  ブログに自分のことを刻もうとして7日ほど経った。ピノに換算すると1箱+1/6箱になる。 数ヶ月ほどまっとうな文章を書いていなかったせいか拒否反応がものすごく、ぎらついた注射器の針みたいに、エディッタを見るだけでも恐怖が沸き起こった。 ずっと自分の言葉を探そうとしていた。書いていても書いていても「君は違う」と言われているような感じで、息苦しかった。 ドブ川の泥みたいにドロドロしている自分が、幼稚園児 [続きを読む]
  • こがら
  • 十二月もよそゆきの着物にはじめて身をつつんだとき、余った帯がのびていった畳に浸食していく夕陽の影も、こんぺいとうを口にふくんだ押入れの暗さにはかなわない。曲がった棒を魔法の杖だと言い張る少年から、空き地に隠されている秘密の在り処を教えてもらって、戦争の授業の合間にずっと考えていた。牛乳の匂いのする廊下を歩いた。紙飛行機が窓からの光をひきずって失速していく。通学路には時計がないから追い越していく表札 [続きを読む]
  • ニット帽
  • 朝、ものすごく寒い。皮膚が薄い氷を張られたみたいに冷たい。毛布二枚と布団を被ってもあたたかさをあんまり感じない。僕が出掛けるころ外は真っ暗、それでも何人かとすれ違う。横断歩道の白線がやけに白く光ってみえる。左右に広がる車道を目で追いかけてみると奥の方が黒く潰れている。このまえ帽子を買いました。ニット帽です。あったかいです。www.youtube.com [続きを読む]
  • 田舎の遊園地のメリーゴーランド
  •  今日は調子がいいので、文章と仲良い感じなので、だらだらブログを更新する。まあ眠いからこれ書いたらやめるけど。 曲を変えてみた。さっきまで暗い曲だったので無駄に明るいのにしてみた。 途端に書けなくなった。音楽を聴いていると思考が短文になるので、意味のある文章は書きにくい。 なら何も聞かなきゃいいんだけど、深いところに入れないとむしろうるさい方がいいことに気づいた。 かまぼこを切るみたいな感じで、ぶ [続きを読む]
  • 水深10メートル
  •  いまだに自分の文体がなんなのかわからなくて、文体というのは個性の意味じゃなくて、こういう文章なら絶対に書けるっていう安心感。安心感がほしい。でもいまはすらすら書けているから、そこまで悲しくない。書けないときはほんとうに書けなくて空虚さとか物足りなさを感じる。あんま眠れなくなる。こうしていつまでも起きているのも文章を書くためだが、僕の小説は歪なつみきを積み上げていくような感じなので、文体内容ともに [続きを読む]
  • 植物は眠る
  •  最近の本屋には椅子が置いてあって座りながら読むことができる。本屋はたのしい。色んな本が置いてあるから。きょう読んだ本には「植物は眠る」と書いてあった。なるほどなと思った。 植物はいきものだけど、いきものじゃないというふうに思われていて、生物のなかで独特の位置だと思う。 環境を護るために植物を大事にしようと言う人はいても、植物がかわいそうだから植物を大事にしようという人はいない。 本屋に置いてあっ [続きを読む]
  • 自己への誠実と、社会への誠実
  • 谷川俊太郎の『沈黙のまわり』を読んでいたら「詩は個人的なものではなく社会的なもの」というようなことが書いてあった。およそ六〇年ほど前の文章であるからいまはどう思っているかは知らない。詩は社会的なものと言われると、なるほどなと思う。ちょうど今日ボブ・ディランの特番がNHKでやっていた。彼の歌詞は社会的なものだとすぐにわかる。どこかで詩は自分のために書いているという偏見があった。ネットに流れるポエムのせ [続きを読む]
  • 形ごと失いたい
  • このところうまく眠れない。24時の境目までうろついてしまう。日付をまたぐことが特別ではなくなった。子供のときは1時とか2時とかをどう思っていたのだろう。馬鹿みたいに幽霊が外を出歩いていると思い込んでいたのかな。大学のときは平気で3時まで起きていた。眠くなるまで「タオルケットをもう一度」をずっとやっていたり、好きな音楽を繰り返し聞いていた。眠くないときは無理して眠らなくてもよかった。いまは明日のことを [続きを読む]
  • 映画『神様メール』感想
  • www.youtube.com 神様メールっていうベルギーの映画を見てきた。 不思議なコメディ。 神様ってだいたいいい風に書かれるんだけど、この映画ではろくでなしのダメオヤジなんだよね。 不快ルールとかいうの作るし、事故や戦争を起こしまくっている。部屋に閉じこもってパソコンでそういうことやってるわけ。 引きこもり。 こんな風に書いて大丈夫なのって思うんだけど、設定上ではイエスの父親ということになっているのかな。 [続きを読む]
  • 文体に自分が馴染まないとき
  •  ぼくがほかのひとのブログを読んでいて一番驚かされるのは、文体がほとんど変わらないことである。10記事あれば10つとも同じ。利きワインならぬ、利きブログがあったとしてもミスることなどなさそうだ。おうおうにして文章量もほぼほぼ一定である。 単純に一番思うのは飽きないのかなあと思う。常体と敬体を切り替えている人はたまにいるけど、それだって語尾程度の変化しかないし。それとも文体は変えられないものなのかな [続きを読む]
  • M-1グランプリ 2016 感想
  • お笑いのこと何もわかっていないくせに批評家きどりであれこれ書き連ねるやつやります。友達いないので許してください。1アキナコント漫才ですよね。アキナの前のスタイルは大喜利風味の漫才で、THE MANZAIでもファイナルに残っている。それなりにオリジナリティのある漫才でした。今回は、ソーセージ時代のブラックな部分を残しつつ、漫才に昇華している。おもしろいんですけど、前のスタイルと比較してしまうと弱くなったかなと [続きを読む]