さおとめ つばき さん プロフィール

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さおとめ つばきさん: まよいぶみ
ハンドル名さおとめ つばき さん
ブログタイトルまよいぶみ
ブログURLhttp://labylett.blogspot.jp/
サイト紹介文匙加減:胡椒少々、塩適宜。仕上がりは適度な濃い味で。静で暗めなひと時を切り取った文章です。
自由文なんとなく上手く回らない気持ちたち
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供81回 / 365日(平均1.6回/週) - 参加 2016/03/25 11:45

さおとめ つばき さんのブログ記事

  • 拍手お返事
  • 夜陽様こんにちは。コメントを残して下さって有難うございました&読んで下さって感想まで有難うございました。暗めな文章ばかりですが、人のいただけない部分など、もっと書けたらなぁと思います。保護犬の受け入れ良かったですね〜。出費は餌代だけでも嵩むと思いますが、命に代えられないものですし、きっと夜陽さんならいい関係が築けていけるのだろうなと思います。うちのニャンコ♀も保護団体からですが、今ではすっかり懐い [続きを読む]
  • 空蝉
  •  花が散り終わった。それは、雨のせいでもあり、風のせいでもあるけれど、実はそういう巡り合わせのもとに生きているからだろう。 君との出会いがその運めの元であるとしたら、その運めを恨むべきかはたまた感謝するべきか、僕は若葉の萌え出た木の下に腰を掛けて思い悩んでいる。 答えを出さなければいけない理由はない。しかしこの寂しさになにか理由を付けて判断をしなければ、僕は負の連鎖に負けてしまう気がしている。 何 [続きを読む]
  • 帰途
  •  つまらない感情を弄ぶことがいつから得意になったのだろう。 年配の女性が後ろの席で「新緑で、緑も明るくて綺麗だし今が一番いい季節ね」そう話しているのを聞いて、僕はこの時期が一番苦手なんだと心の中で呟いた。 バスは渓谷に沿ってのらりくらりと走っている。もし今バスが谷底へ落ちたとしたら、僕はどうなるのだろうと想像している。いつも同じ場所でそのことを思い、どうにもならないだろうという結果にしか行き着かな [続きを読む]
  • 日常など
  •  日常についてあまり書かなくなりましたので、少しこちらへ書き残そうと思います。 昨年まではなかなか読むことの出来なかった本も、今年に入ってからは少しずつ読めるようになり、現在では“今まで通り”読んでおります。 あと数ページで終わりの今読んでいる本はこちらです。人との会話から孤独死の話になり、ちょうどその時に気になってメモしていた葬儀関係の本と一緒に購入し読んでいます。 死は、生まれたからには誰にも [続きを読む]
  • 逃避
  • なぜか君の前を通り過ぎた君は下を向いて、本を開いて読んでいる僕はもう一度通り過ぎてみた君は相変わらず下を向いたまま 本を読んでいる僕が前を通り過ぎたのは、片道2車線の大きな道路で、バス停で僕を待つために座ったベンチで本を読んでいる君の、車線を挟んだ向い側君が僕に気がつくはずはないそれに、待ち合せには10分早いこんなに距離が離れていて、そして僕達の間を遮るものは多くひっきりなしだ僕は君との待ち合わせ時間 [続きを読む]
  • 雨の効果
  •  雲一つない青空に、花を散らす風も吹いていないとても天気のいい日だった、そんな昨日に打って変わって嵐のように風が吹き、雷を伴って雨が降る、そんな今日が終わろうとしている。 お天気の良い日は気分が上がり過ぎてしまい、そんな一日は必ずと言っていいほど後悔することも多い。たがらたまには雨も必要だ。 自分の中に何かのけじめをつけなければ、そこで躓いて蹲り身動きが取れなくなってしまう時がある。日常の些細な一 [続きを読む]
  • 桃色の季節
  •  鞄の中には普段から入っているものに加えて、今日は本を一冊忍ばせた。 久しぶりに乗った電車では車両の中ほどの席に腰を掛け、いつの時点で本を取り出そうか考えながら窓の外をぼんやりと眺めた。 桜は満開の時期を通り越して、遠目に見ても薄桃色が褪せていっているのがわかり、その代わりに薄い黄緑色の若葉が混じり始めている。 架橋に差し掛かっとき、土手沿いに植わっている桜並木の間に君を見た気がした。遠いから君で [続きを読む]
  •  月に一度、森の真ん中に位置する祠へお参りをする。 今日がちょうどその日で、生い茂る木々の間にある獣道は、毎日誰かが通う重みにより少しずつ雑草は消え、雪の解けた道は迷うことなく祠へと辿り着けるほどになっている。 僕は森へ入ってからまず最初に白い菫の花を探した。 毎日誰かが好きな物を供えている。供物や供花は決まりではなく、皆それぞれが誰に知れるともなく気持ちを持ち合わせて来ている。 僕の順番は今日だ [続きを読む]
  • 春の夢
  •  泣いて…… 目が覚めると頬には冷たい泪の跡が出来ていました。 さっき見たばかりの夢を、思い出そうと必死で追い掛けても遠のいていくばかりで、切なくてせつなくて思わず布団の中で踞ってしまいました。 もうずいぶんと前に失くしたのに、夢の中では昨日のことのように見ることもあれば、まだ失くしていないかのような時もあります。 円筒形のストーブに載せた薬缶の口が、ヒューと音を立てて湯気をプスッと一度吹き上げま [続きを読む]
  • 如月の別れ
  •  2月も終わろうとしている。 ときどき、楽しい時もあれば、悲しくなる時もあり、苛々してしまう時もある。寂しい時もあるかと思えば、嬉しくて笑っている時もある。 人であることに今更何も不思議には思わなくなったけれど、それでも昔の“人ではないもの”の時を思い出すと、心の中にカサカサと乾いた風邪が吹きすぎていく。 長いトンネルを抜けたような、長い夜が明けたような、眩しくて何も見えなかったこの眼には光が突き [続きを読む]
  • 日めくり
  •  恋がなんだったのかを、覚えていない。どんな匂いで、どんな景色で、どんな雨だったのか、何もかも忘れてしまった。 孤独はいつも隣にいた。泣いているときも、笑っているときも、影のようにいつも隣にいた。夜になるとその姿を自慢するかのように、大きく、大きくなっていった。 コーヒーの匂いも、紅茶の匂いも、僕には毎日新しい匂いで良い気分にさせてくれる。君は、昨日も同じ紅茶を飲んだよと教えてくれるけど、忘れた僕 [続きを読む]
  • 果たされない約束
  •  濃い橙色や薄い水色、灰色、紺色、様々な色をした日の出前の朝に身をおいて君を待っている。少しばかりのお金を家の中から持ち出して胸に大事に仕舞っている。吐く息は白く指先が赤くなり、その冷たさに思わず不安が口をついて出た。――本当? 世界を黄金色に染めながら朝陽が昇り始めると、目を細めて光を背にして暖かさを待っていた。時折振り向きながら、眩さの中に君の影を探したけれど、なかなか姿を捉えることが出来ずに [続きを読む]
  • ある冬の朝
  •  雨に濡れた路面、車が行き交う音に今日は雨だと感じました。身支度を整えて玄関の戸を開けると、冬の朝は薄暗いとはいえ、分厚い雲に遮られたどんよりとした景色は、やはり天候も影響しているなと思いました。 車に乗り込んでカーオーディオの電源を入れラジオを流し、いつものように朗読を途中から聞きました。一週間で一話というペースで話が進むので金曜日の今日は最終回です。 今週朗読されていたのは、松本清張さんの千利 [続きを読む]
  • 懐かしい思い出
  •  2006年頃に参加しておりました『文章塾』に提出させて頂いた作品を9つほど移してきました。 今現在でも全くいい文章が書けるわけではないのですが、今読み返してみると、今の自分とは少し違うところがあることに気が付きました。例えば読点ひとつをとっても、こんなに読点ばかり入れる?と思ったり、小さなことなのですが、今の方が文章の質が落ちているような気もしますし、正しさがどこにあるのか良くわかっていないので、文 [続きを読む]
  • まよいぶみ
  • 書いている人:さおとめ つばき年齢的にはがっつりおばちゃん。書いたり消したりを繰り返し、転々としながらもう15年ほどになるけれど、未だに同じことを繰り返しながらここにいます。文章を書くこと、本を読むこと、写真を撮ることが好きです。メンタルが行き詰まると本を読めなくなることがよくあります。カテゴリ説明SS-Story:ほんの短い文章を書いていますWord :詩のようなBunsho-juku :2006年頃に参加していた文章塾に提 [続きを読む]
  • Barchtta
  •  小舟に続く小さな桟橋に立って悩んでいる。水面は風になびいて枯れ葉を少しずつ端へと追いやっていく。少し考えた後におじさんに小銭を渡して小舟へと進んだ。片足を舟底に入れると一瞬ぐらんと揺れて、驚いた僕はそのまま身動きをとれずにいた。 慣れない櫂に小舟の動きはぎこちない。今しがた先に出ていった恋人同士は上手に進んでいったのに。僕は湖の真ん中辺りへ辿り着いてからしばらく休憩することにした。湖の畔には風船 [続きを読む]
  • ある雨の日
  •  雨の道に車の行き交うしゃらしゃらという音が響いている。薄暗い部屋の片隅にある椅子に座って、厚い雲を映し出す陽の光のもと、読み続けている本をそっと開いた。 昔はこんなに多くなかった車の数が、今はひっきりなしに行き交っている。 ほんの10分ほど、ぐっと本の世界に引き込まれていると、ドアをノックしてエスプレッソの乗ったお盆を持って君が入ってきた。 今日雨はやみそうにないね、と少し笑いながら他愛もない会話 [続きを読む]
  • 化粧
  •  化粧ポーチから真っ赤な口紅を取り出し、鏡も見ずに唇の上を一周させる。途中、荒れた肌に引っかかりを感じたことに眉をひそめて溜息をついた。 口紅を仕舞ってリップグロスを取り出し、今度は鏡を見ながら唇の輪郭を整えていく。 一連の作業を毎朝繰り返し、その度君は私と鏡を交互に見つめている。化粧をしない君にとっては珍しい事かもしれないけれど、私には欠かせない作業である。 自分をどれだけ可愛く、綺麗に見せるか [続きを読む]
  • ご挨拶
  •  昨年は祖母が亡くなり、相変わらず近しい誰かが亡くなるたびに後悔の念が押し寄せてきて、遺影を見てもどうしていいのか気持ちの整理もつかないままに年が明けました。 今年は年頭に『これは一生しない』ということを決めたので、スケジュール帳が○×△の記号で埋まっていっております。 良いお正月を過ごせましたでしょうか。私は三が日の休み(お正月休みというより普通の3連休)は、元旦に何をしていたのか記憶にありません [続きを読む]
  • 少し……
  • 最近また本を読むことができなくなった。ページが全く進まない。読んでも理解していないので、何度も同じところを繰り返し読む。珍しくハードカバーの分厚い本を購入したにもかかわらず、1ページ目を何度も読み返してしまうので、とうとう手を付けなくなった。この他にもあって、しばらくは脳みそを休ませたいところだけど、どうもずっと頭がもやもやしていてモヤがかかったような。今まで苦労なく書けていた年末調整ですら途中で [続きを読む]
  • やさしくないのは、ぼく。
  •  君がいると出来ないことを、君がいない今、やっておこうと思う。 自分のことが嫌で、生きているのがしんどいと思いながら生きているのはきっと僕だけではない。 そんなとき僕は、自分が死ぬことを考える。病気で死ぬのか、事故で死ぬのか、事件に巻き込まれて死ぬのか。今のところ自殺は入っていない。それには理由があるけれど今は書かないでおく。 病気で死ぬ場合余命をどう過ごすか。余命宣告をされる場合、一先ずそれは自 [続きを読む]
  • 濃く深く、やわらかく。
  •  玄関の戸を開くとふわりと金木犀の香りが舞い込んだ。しっかり一歩を踏み出し後ろ手で戸を閉めてから、改めて匂いをぐっと吸い込んで目を閉じる。辺り一面が橙色や薄桃色に輝いて黄金色のしゃぼん玉が飛んでいるような、そんな想像を頭のなかで広げていた。 僕は一人ゆっくりと歩きながら、君の上にもこの香りが降り注げばいいのにと願う。秋のほんの一時だけのこの甘く芳しい柔らかな世界の中、どこの庭に植わっているのかわか [続きを読む]
  • おまたせ致しました
  •  サイトの移転が完了したので、ようやくご挨拶に伺えました。今後共宜しくお願い致します。 家の方の引越しは“荷物の搬入は終わった”というだけで何も片付けが出来ておらず、お風呂に入ること、寝ること、という状態ですが、なんとか生活しております。 --- サイト移転をしながら思ったこと。 短い文章しか書けない:800字以下のものが殆どで、更には500字以下というものも多いと思いますが、長い文章を書くことが出来ない [続きを読む]
  • 本を選ぶ
  •  実生活の中でいよいよ引越し作業が大詰めになってきて、パソコンの移動などもしている。元々賃貸住宅で暮らしているためにさほど物の量は多くはないけれど、“重い”ものは家具などに続いて書籍になる。さぞかし大層な量を持っているかのように聞こえるかもしれないけれど、実際はダンボールにしても3箱くらいで、その中にはお気に入りの写真集などもあるので全てが文庫本というわけではない。 全ての本を持っていくつもりはな [続きを読む]
  • 心の重たい秋の、読書
  •  今日は、大声で無理だと叫ぶことの出来ない日だ。 といっても普段から大きな声を出して“出来ない”などと叫ぶことはないのだけれど、心の中でさえその声を上げる気力がなく、小さく無気力に“今日は無理だ”と唱えている日。 ここ2、3年本を読むことも無かったことに対してとても吃驚した人がいた。あんなに読んでいたのに?と。そう、本を読むことが好きで、本を小さな本棚に並べてニヤニヤしていることが好きだったのに、本 [続きを読む]