月白貉 さん プロフィール

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月白貉さん: ぼくと、むじなと、ラフカディオ。
ハンドル名月白貉 さん
ブログタイトルぼくと、むじなと、ラフカディオ。
ブログURLhttp://mujina.hatenablog.com/
サイト紹介文かの小泉八雲のように、故郷を離れて旅を続けるぼくが、ぼくの感覚でその土地を歩き回って綴る見聞録です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供649回 / 365日(平均12.4回/週) - 参加 2016/04/01 16:30

月白貉 さんのブログ記事

  • 誰にでも出来るのに誰もしないでいる、本当はコワい日常観察日記。
  • ここ数日の間に、奇妙な体験をしているので、そのことを今日の日記に綴る。昨日も一昨日も、野生の鳥に、手の届くような近距離まで近付いても、まったく逃げないのである。小鳥だけに限らず、いつもだったら視界に入っただけでも逃げだすような巨大な白鷺たちまでもが、今、目の前にあるパソコンのモニタほどの距離まで近付いても、まったく逃げないのである。逃げないのは鳥だけではない。すぐ逃げがちなウシガエルも逃げ [続きを読む]
  • 人喰い子猫に襲われたけれど、白い子ヤギが助けに来た夕暮れ下山日記。
  • 山中から下山している夕暮れ時、歩いている山道の途中に廃屋があって、おそらくその近隣に住む人々だと思われる身なりをした家族らしき三人の人間が、色の違う三匹の子猫に襲われて喰われているという光景に出くわした。一匹は白猫で、一匹は黒猫で、もう一匹は黒と茶色の斑だった。喰われているのは父親と母親と娘のようで、まだ生きているけれど三割ほど喰われていて、それぞれにうめき声をあげている。もうひとり叫びながら [続きを読む]
  • 本当はコワい夏の逢魔時と、背中を曲げるドッペルゲンゲルの話。
  • ズボンのポケットに入れたスマートフォンを引っ張り出して時間を確認すると、午後6時を少し回ったところだった。この頃随分と日が長くなり、冬場ならとうに闇に包まれている窓の外はまだ水色と薄橙色の光が我が物顔で寝転んでいた。私が台所で牛スジを煮込みながら、午前中に古本屋で安く買ってきたあまり名前も知らない作家の怪奇小説を読んでいると、玄関でカチャカチャと鍵穴の回る音がして、その後ドアが開いて勢い良く風を [続きを読む]
  • 森にある井戸跡の不気味な噂と、本当はコワい通り魔事件の真相。
  • 私の自宅から最寄りの駅まで最短で向かう道程の途中に、必ず通り抜けなければならない小さな森があった。かつては土地を治める大名の別荘地だったと言われているその森には、その中心を横切るようにして木々に囲まれたトンネルのような趣の遊歩道があり、 昼間には散歩やジョギングを楽しむ人々の往来が頻繁に見られたが、その遊歩道沿いには外灯の類が一切設置されていなかった為、夕暮れを過ぎた後の時間にはパタリと人の往来 [続きを読む]
  • アリゲーターガーの湖
  • まだ日の上がらない早朝に私が目を覚ますとサエはもうベットの横にはおらず、台所の方から朝食の香りが漂ってきていた。昨夜のアルコールがまだ背中や首元にへばり付いていて、時折私の耳をかじったり肩をギュウと抓ったりしていた。私はそのアルコールをゆっくりと剥ぎ取るようにして首を傾けて何度か肩を揉みほぐしてから起き上がりリビングに向かった。「お早う、走ってくるの?」サエがリビングに隣接する台所の流し台に [続きを読む]
  • 謎の幻覚性毒成分を持つ、本当はコワい海洋棲軟体動物の話。
  • 無理矢理に参加させられた会社の飲み会から嘘の都合を理由に早々と退散して、ひとりで時々飲みに行く場末の薄汚れた居酒屋のカウンター席に座って粗悪な日本酒を飲んでいると、席をふたつ挟んで隣に居合わせた20代くらいに見える若い女性から声を掛けられた。彼女は茶色い髪の毛をしていて少し西洋人のような趣の容姿を持っており、タイトなジーンズに白のTシャツという姿で、小柄ながら何かのスポーツ選手のような引き締まった [続きを読む]