blackcat さん プロフィール

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blackcatさん: 鉄道ジャーナリストblackcatこと加藤好啓の思索帳
ハンドル名blackcat さん
ブログタイトル鉄道ジャーナリストblackcatこと加藤好啓の思索帳
ブログURLhttp://whitecat-kat.hatenablog.com/
サイト紹介文国鉄における労働組合史を中心に更新しています。
自由文blackcatの思索帳と銘打って、国鉄労働組合やその他組合の主張等を参照しながら国鉄とはどんな組織だったのかをしゃかいげく的側面から検証してみるblogです。
内容が内容だけに難しいのですが、私なりに解釈を加えて解説しています。
不定期更新です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供29回 / 365日(平均0.6回/週) - 参加 2016/04/03 12:09

blackcat さんのブログ記事

  • 国鉄労働組合史詳細解説 77
  • 政府のバックアップを受けて改革に進む当局国鉄に対して、時の政府はどちらかというと放任主義というか自由に任せるところが有り、どちらかと言えば金のなる木として扱ったきた傾向が昭和30年代にはあったのですが、昭和30年代から潜在的に存在していた赤字問題が大きくなり、3K赤字(国民健康保険・コメ・国鉄)ということでむしろお荷物になってきた国鉄に対して抜本的な改革を行う必要がありました。そこで、国鉄としては、現 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史 76
  • 皆さまこんばんは、しばらく間が空いてしまいましたが国鉄改革の歩みと言うことで、本日も綴らせていただきたいと思います。昭和57年のマスコミによるブルトレ手当問題(ヤミ手当問題)に端を発した国鉄問題は、臨調の答申もあって国鉄当局が変わるきっかけを作っていくことになりました。さらには、昭和57年のダイヤ改正は国鉄にとっても初めての減量ダイヤであり、この交渉に際して、従来の方針を変更し、現場協議制を本来の姿に [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 75
  • 昭和57年時刻改正当時の国鉄当局国鉄改革の問題が表面化する前、国鉄も少しづつ変わりつつありました。特に昭和57年11月は東北新幹線開業もあり、新幹線シフトさせつつも大幅な旅客並びに貨物列車を減少させることとなり、運用の合理化、ヤードの集約と言った大規模な合理化が引き続き続けられることとなりました。お客様本位を始めた国鉄当局特に、57年11月の改正では、貨物輸送課長 矢山恒夫氏の説明によりますと、「将来とも生 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 74
  • 皆様こんにちは、久々に更新させていただきます。本日は、昭和58年度の運輸白書を参照しながら、お話を綴らせて頂こうと思います。減少する旅客及び貨物輸送運輸省 昭和58年度運輸白書から引用上記の図を見ていただくとよくわかるのですが、国鉄の旅客輸送は昭和50年頃までは右肩上がりで増加しており、昭和51年から輸送キロは緩やかに増加しつつも旅客数が減り続けました。昭和25年当時と比べると1/10シェアとなっ [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 73
  • みなさま、おはようございます。今回は、国労の労働運動史を底本とせず、昭和57年当時の国鉄当局の動きを大原社会問題研究所の労働年鑑を参照しながら私なりに解説を加えさせていただこうと思います。はじめに昭和56年末のブルトレ闇手当問題に端を発するマスコミによる告発キャンペーン、更には、翌年3月の名古屋駅における特急紀伊衝突事件は、機関士が酒に酔って運転していたこともあり、世間から非難を浴びることとなりまし [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 72
  • 高木総裁とはどんな人だったのか?皆様こんばんは、本日も少しだけ更新させていただきます。今回は最初に高木総裁のことを少しだけ書かせていただこうと思います。高木総裁は、藤井松太郎総裁が、国鉄当局の見解として「条件付き付与」を示唆するなどしたことが、当時の政府自民党に弱腰であると言われて、辞任した後を受ける形で総裁に就任したもので、元大蔵省の事務次官としてのキャリアがあり、最初は本人も固辞していたそうで [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 71
  • 臨調答申と国労 昭和57年7月30日、国労は第44回定期全国大会(東京日比谷公会堂)を開催しており、国鉄の「分割・民営化」を盛り込んだ第二臨調第三次答申(基本答申)が出された日でもありました、基本答申は、下記の11項目からなっていました。職場規律の確立を図るため、労働実態のともなわない手当、ヤミ専従、管理職の下位職代務等)は全面的に是正し、現場協議制度自体も改める。新規採用を原則として停止する。配置 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 70-2
  • すみません、1か月近く更新できませんでした。今回も、国鉄再建に関する小委員会の記録を綴らせていただこうと思います。国鉄と電電公社が辿った道国鉄改革から30年、地方交通線の分離などで、身軽になって出発したJR各社ですが、市場金利の低下と言う予想外の要因や沿線人口減少に伴う利用者の減少さらにそれ以上に過疎化が進む現状にあって、JRの位置づけを今一度考える時期に来ていると言えましょう。鉄道輸送は、ユニバーサル [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 70
  • みなさま、こんにちは。久々に更新させていただきます、今回は2回に分けて「自民党「国鉄再建に関する小委員会の設置について」という、総裁室調査役の南谷昌二郎氏 *1の報告レポートに私なりの解説を加えさせていただき、当時の国鉄の様子に迫りたいと思います。なお、出典は、「 国有鉄道 昭和57年10月号」の4ページ〜8ページ、自民党「国鉄再建に関する小委員会の設置についてから一部引用させていただきました。まず最初に、 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 69
  • 昭和58年5月24日昨年の臨調答申を受けて政府は、「臨時行政調査会の最終答申後における行政改革の具体化方策について(新行政改革大綱)」を策定しました。これは、3公社4現業のみならず、国立病院等や地方自治体まで網羅した内容ですが、特に国鉄に関する部分のみを書き出させていただこうと思います。少し長いのですが、逐条解説を加えさせていただきます。国鉄に関する当面の緊急対策として国鉄経営の危機的状況にかんが [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 68-2
  • 国労の資料では、「7月20日の臨調基本答申に対して」と書かれていますが、複数の資料を参照しますと、7月30日に「基本答申を政府に提出」となっていますので、これは国労側の資料が誤りであろうと推測されますのでそれに基づきお話を続けさせていただきます。三公社、各々の事情第2次臨調は、7月30日に基本方針を提出しますが、最初から3公社の民営化が盛り込まれていました。専売公社は企業性が発揮されていないと書か [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 68
  • 国鉄の経営形態が本当に民営で良かったのか、それとも、この議論は今後の人口減少社会の中に有っての道路ありき行政の在り方を含めて今後考えていく仏要はあるかと思っております。なお、このblogとは別に、「日本国有鉄道の民営化を改めて検証するblog」というものを改めて論じてみたいと思います。なお、場合によっては他のブログでも語らせていただくこともございますが、このblogではあくまでも、国鉄の労働組合などの社会問題 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 67
  • 皆さまこんばんは、気が付くと2週間近く空けてしまいました。申し訳ありません、今回は最初に大原社会問題研究所の「日本労働年鑑 第53集 1983年版・特集 臨調=行政改革と労働組合・臨調基本答申の特徴」から引用させていただこうと思います。    国鉄改革のスタート、元々の目的は財政再建国鉄改革というと多くの人から、「組合潰し」と言う答えが返ってきます。実際問題として、国労の分断工作が有ったり、一部国鉄幹部 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 66
  • 皆様こんにちは、久々に国鉄労働組合史をアップさせていただきます。最初に、再建管理委員会提出した基本答申に対する各党の思惑について簡単にまとめてみたいと思います。各政党ごとの国鉄改革案管理委員会の主張に沿った賛成派自民党・民社党・公明党・新自由クラブなどによる分割民営化容認派自民党は管理員会答申を尊重公明党は本州を含めて5分割ただし、貨物も分割して書く分割会社に割り振り社会党は、民営のニュアンスが異 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 65
  • 久々に更新させていただきます、今回は国鉄改革の動きについて個別に見てみたいと思います。臨調答申と自民党&国鉄の動き一連の動きを箇条書きに書いてみました。これでみますと、臨調の第4部会が分割・民営化は既定事項であるとしたとき、国鉄労使はともに分割・民営化ともに反対していますが、動労は、まだ分割・民営化への容認までは進んでおらず、分割。民営化を受入れようとしていたのは鉄労のみであったと言えそうです。同 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 64
  • 皆さんこんにちは、2週間以上も放置状態になってしまい申し訳ございません。幾つもblogを運営していますとどうしても得手が良い方は更新頻度が高くなり逆に苦手なものなどは後回しになってしまう傾向があります。意識して、均等にと思うのですが中々思うように行きません。困ったものですが、出来る限りの努力はしておりますのでどうかご容赦願います。実はこの blog以外にもwebサイトの方も更新しておりまして、少しづつではあり [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 63
  • 皆さん、こんにちは。本日も「マスコミの国鉄問題キャンペーンと国鉄当局」ということで少しお話をさせていただこうと思います、今回も国労の記事を参考にお話を進めさせていただこうと思います。国労は当時の国鉄最大労組国労はこの当時は国鉄最大の組合員数を誇る組合であったこともあり、数の力を誇示で来ていたように思いますが、「自民党・政府・国鉄当局を包囲する諸活動」これについては十分足並みはそろっていなかったよう [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 62
  • みなさまこんにちは、本日も「マスコミの国鉄問題キャンペーンと国鉄当局」ということでお話をさせていただこうと思います。千葉動労から見た国鉄運動毎回、国労の記事を参照していますので今回は少し視点を変えて、動労千葉からみた国鉄当局の労働運動と言う視点から見てみたいと思います。もちろん、千葉動労を擁護するもしくは、反論するということではなく、あくまでも違った視点から見た場合と言う視点からお話を進めさせてい [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 61
  • マスコミの国鉄問題キャンペーンと国鉄当局昭和57年(1982年)初頭からはじまった国鉄問題キャンペーンはにより、今までの国鉄内の慣行がマスコミを中心に明るみにされ、国鉄再建問題ともからんで国民的関心になっていきました。臨調による意図的なマスコミ操作も加わって、国鉄=悪というキャンペーンに拍車がかかっって言ったと言えましょう。「国鉄改革共闘委員会」で対抗する組合当時の事情について、大原社会問題研究所、日本 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 60
  • 窮地に追い込まれる国鉄昭和57年以降、国鉄としては、減量経営を含む本格的な縮小体制に入ることとなり、ますます国鉄は窮地に追い込まれることとなりました。国鉄の再建策は、第1次再建対策(44〜47年度)、第2次再建対策(48〜50年度)、「日本国有鉄道再建対策要綱」に基づく第3次再建対策(52年度において一部改正)と3回にわたって計画され実行してきましたが、過去3回とも、所期の目的を達することが出来ませんでした。特にマル生 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 59
  • みなさまこんにちは、久々に更新させていただきます。労使対立を強める当局国鉄では、昭和57年になると、それまでの労使協調路線から一変、対立する姿勢を見せ始めました。昭和56年から始まったマスコミによるキャンペーンさらには、名古屋駅での「寝台特急・紀伊」衝突事故など世間は国鉄はたるんでいるのではないかという世論を作るのにちょうど良い環境を生み出してしまったといえましょう。国鉄当局としても現場の職場調査を行 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 58
  • 皆様こんにちは、また2週間ほど放置してしまいましたが、今回も国労運動史を底本に、当時の様子に解説を加える形で書かせていただきます。”国鉄労働者悪玉キャンペーン”に反撃国鉄職員憎しのマスコミのキャンペーンに対して、国鉄職員を擁護する運動も当然のことながら出てくるわけで、下記のような「国鉄労働者をはげます集い」【四谷公会堂】や、「国鉄の経営問題を考えるシンポジウム」【大阪市立大学文化交流センター】な [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 57
  • また、更新できないまま過ぎてしまいましたが、久々に更新させていただきます。ちょっと適当な資料が手元にないのですが昭和57年は東北新幹線が6月23日に開業(上越新幹線は、同年11月15日)いずれも大宮からの暫定開業として新幹線が開業した時期であり、国鉄としても財政悪化と新幹線開業と言う非常に経営的には厳しい時期であり、同年3月15日には、名古屋駅で飲酒した機関士が約20?/hの速度で客車に衝突、大破させた事故があり [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 56
  • みなさま、10日ぶりに更新させていただきます。本日も、国労史を底本に、自分なりの解釈を加え解説させていただきます。国鉄財政の状況は危機的と呼ばれる状況となりました。国鉄問題を語るとき、ローカル線の廃止問題であるとか、特定人件費問題(戦後、出征中の職員が復員したことや満州鉄道の職員を受入れたり、戦時中に買収した私鉄の職員も国鉄職員としてそのまま編入された)等が問題にされますが、他にも新幹線等の建設に関 [続きを読む]
  • 国鉄労働組合史詳細解説 55
  • 皆様こんばんは、またしても2週間近く更新できませんでしたがしばしお付き合いくださいませ。国鉄の財政は、昭和51(1976)年2兆5,404億円の債務棚上げ並びに昭和56(1981)年に2兆8,200億円の長期債務棚上げが行われ、並行して国鉄の財政再建が進められました。昭和57年度運輸白書から引用しかし、実際には損失は増え続け、その内訳を見てみますと、損益勘定利子と呼ばれる鉄道債券・借入金などの利子が利子を生む状態(当時の公 [続きを読む]