坂東蚕 さん プロフィール

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坂東蚕さん: ロマン燈籠
ハンドル名坂東蚕 さん
ブログタイトルロマン燈籠
ブログURLhttp://peitipas.blog.fc2.com/
サイト紹介文年下の幼馴染みに男の恋人?どんどん知らない男になっていく近くて遠い幼馴染みの短編を連載中
自由文ほのぼの日常系/幼馴染み/初恋再会もの/リーマン系/幕末・新撰組刀剣アクションBLも連載中。短編長編完結済あり。健気な受×俺様攻め多めです。

参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供224回 / 365日(平均4.3回/週) - 参加 2016/04/19 17:42

坂東蚕 さんのブログ記事

  • 一緒にいようよ 2
  • 「タラノメって何? 咲。見せて見せて」 と、剛志の腕に腕を絡め、アンジーが満面の笑顔で寄って来る。 「ああ。ここにあるから、剛志に採ってもらったら?」すっかり我が物顔のアンジーに、咲は眉間を曇らせて言う。思わず口調も刺々しくなり、慌てて周囲を見回した。だが当のアンジーも、剛志ですら気にする様子は見られない。 こちらの不機嫌丸出しの声にすら気づいていない二人に、追いうちをかけられる。 やはりアンジー [続きを読む]
  • 一緒にいようよ 1
  • 幼馴染みの剛志がゲイの男性を、こんなに自然に受け入れるなんて思ってもみないことだった。咲は雑木林に分け入って、下草をナタで払う剛志の背中を追いながら、釈然としないものを感じていた。  剛志の側には、三日前から彼の家にホームステイに訪れているイギリス人達。 春の山麓に鴬の声がこだまを返し、周囲に顔を巡らせてみれば、薄日の射し込む伐採跡に、ぽつんと一本タラの木がある。「やった。タラの芽みっけ」咲は一瞬 [続きを読む]
  • 【一緒にいようよ】あらすじ
  • 山深い過疎村の鍛冶(かじ)職人として働く咲(さく)は、幼馴染みで茅葺(かやぶ)き職人の剛志(ごうし)に頼まれ、彼の家にホームステイにやって来た十数名のイギリス人の世話を手伝うことになる。イギリスの茅葺き職人養成学校の生徒達であり、その一人でもあるアンジーが剛志に一目惚れしたと公言し、剛志にアプローチし始めて……。誰よりも親しんできた年下の幼馴染みが別人のようになっていく。近くて遠い『幼馴染み』を描 [続きを読む]
  • 【一緒にいようよ】連載スタートのお知らせ
  • 【一緒にいようよ】は、このサイトを始める前、諸々の事情で閉鎖せざるを得なくなった旧サイトに掲載していた短編です。ですので、もう読んで下さった方もいらっしゃるかもしれません。旧サイトに掲載した時、ブログ村でのインポイントがあまり奮わず、不評だったのかなと思いまして、新しくサイトを開設するにあたり、掲載は見送った作品でした。ですが、いつも拙作を読んで下さっている方から思いがけなく、「また、【一緒にいよ [続きを読む]
  • 【向かい風を行く】あと書きとして。
  • 『向かい風を行く』を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。今回は個人サイトを作って初めてブログ村で注目記事1位と、ランキングトップ3入りという、貴重な体験をさせて頂きました。応援して下さった皆様に、心より深く感謝申し上げます。この話は「人と人が分かり合うなんて、できないよね」という、すごく当たり前のことが書きたくなって書きました。自分の都合のいいように期待しても、その通りにはならないし、理解 [続きを読む]
  • 向かい風を行く 最終話
  • 「メンズなのに、こんなにがっつりやるんですか?」「メンズメイクは肌荒れとかシミを隠して清潔感をアップさせるのが目的だから。ベース作りは、しっかりやる。しっかりやるけど、メイクしてるってわからないようにやらないといけないし」美貴に説明しながらも、甲斐にも言い聞かせているように視線を転じた榊原は、一瞬でプロの顔になっていた。そんな彼に必死に食らいつく甲斐の仕事ぶりを静かに観賞していると、甲斐が湯気の立 [続きを読む]
  • リンク先を変更します。
  • いつも当サイトにご訪問頂き、ありがとうございます。今まで小説投稿サイト『カクヨム』に掲載していました【東京ラプソディ】へのリンクを外しました。【東京ラプソディ】も、エブリスタさんの『天下分け目のBL合戦』企画への投稿をと考えています。一括投稿ではなく、改稿を加えつつ連載形式で投稿したいと思いましたので、『カクヨム』に掲載していた分は下書き状態に戻しました。申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいま [続きを読む]
  • 向かい風を行く 80
  • 「だけど、ノンケと付き合ってくのはしんどいぞ? 男にも女にもヤキモチ焼かなきゃならないし。お前みたいに独占欲強い奴、それこそマジで地獄だぞ」「……榊原さん」「だから、俺にしとけば楽させてやれたのに」 甲斐への未練をあからさまに口にされ、甲斐も美貴も一瞬顔を強ばらせた。口調は、いつも雑談の延長のようだった。だが、柔和な微笑みを封印し、甲斐に一瞥をくれた榊原の眼差しは陰鬱に陰っていた。美貴は思わず顔を [続きを読む]
  • 向かい風を行く 79
  • 「あのさ……。あれからあの噂ってどんな感じ? 甲斐は俺には気にするなとしか言わないけど」続いて美貴の顔全体にクリームのようなものを塗りたくり、榊原は思案気に顔色を曇らせた。「大丈夫ですよ。もう表立っては皆、何も言いません。それに手筒花火の本番で、あの甲斐を見ちゃったら、誰も何も言えないですよ」「そっかー。やっぱり俺も見たかったなあ、それ」「来年もやりますから。来年はぜひ、来て下さいよ。待ってます」 [続きを読む]
  • 向かい風を行く 78
  • 「こいつ、結構嫉妬深いから大変だよ。ふらふらしてると、そのうち監禁されるかも」甲斐は慌てて榊原を制したが、榊原は構わず甲斐をからかった。iかなり前から榊原にだけはゲイだと打ち明け、榊原には自分達の話もしたいと、美貴も甲斐に言われていた。甲斐がそうしたいというのなら、断る理由は何もない。甲斐は榊原から付き合ってくれと告白され、交際自体は断ったものの、師弟関係も気の置けない関係も、継続しているようだっ [続きを読む]
  • 向かい風を行く 77
  • 手筒花火の祭りのあと、しばらくして、美貴は榊原に頼まれて、フォトスタジオを訪ねていた。その日は榊原がヘアメイクを担当しているメンズ雑誌の撮影日らしい。それなのに、読者モデルが病欠になってしまったと、榊原から早朝に電話が掛かってきた。『せっかくの週末なのに、呼び出したりして申し訳ないんだけど。もし、予定がなければ午前中だけ頼めないかな』「予定はないんで、時間は大丈夫ですよ。でも、俺みたいな童顔のチビ [続きを読む]
  • 向かい風を行く 76(R18)
  • 「甲斐……、あっ! あ、あっ……」浅く深く少しずつ官能を高めるように追い上げられ、敏感なそこを穿たれる。美貴は仔犬のように喉を鳴らし、あられもないよがり声を張り上げる。自分でも自分の声で感じている。強靭に腰を打ちつける甲斐の律動も激しくなる。だからもう、されるがままに声を上げ、かぶりを振って身悶える。送り込まれる抽挿に歓喜して、シーツを固く握り込む。卑猥な声がとめどなく溢れ出る。媚びを含んだ嬌声で [続きを読む]
  • たくさんの御礼を。
  • ブログ村のバナー張り忘れの自分のミスで、しょげていた私を激励して下さるように、昨日はたくさんのバナー を頂きまして、本当にありがとうございました。どんなに励みになったかわかりません。このお話も、そろそろ終盤にさしかかってきています。どの小説も、読んで下さる皆さんに最後の一行まで楽しんで頂けるよう、気合い入れて頑張ろうと思えました。ありがとうございました。また、エブリスタの方でも応援のお★様を [続きを読む]
  • 向かい風を行く 75(R18)
  • 「……んっ、……っふ」美貴は思わず目を閉じた。剛直で擦られた箇所が疼き出し、息も鼓動も速くなる。緩慢な抜き差しは徐々に深くあざとくなり、既に探し当てていた前立腺を攻められる。その一か所を固い切っ先で突かれたり、擦られたり撫でられたりするたびに、心臓が破裂するかと思ほど、鮮烈な快感が身体中を駆け巡る。「ああっ! ……んっ、は……っ、あっ」美貴は甲斐の背中に爪を立て、顎を反らせて感じ入る。突かれたそこ [続きを読む]
  • また、やってしまいました。
  • 今、ブログ村のマイページを確認したら、インポイントがいつもの半分もありません。大ショック。今回の更新、そんなに不評だったんだ。何が地雷だったのか……。思い当たる節が多々あります。やっぱり、そうか。そうなのか……。なんか泣きそうとか思っていたら、今日の更新、バナーの貼り忘れに気がつきました。もし、バナーが貼ってないから しなかった、という方がいらっしゃったら。そして、貼ってあったら して [続きを読む]
  • 向かい風を行く 74(R18)
  • 洗ってあげると言われて初めて、美貴はその処理の必要性に気がついた。ということは、済んだら一緒に風呂にも入るつもりでいるのか。この男。けれども、風呂では寝室のように電気を消したりしないだろう。ほぼ相手の顔しか見えないような薄闇の中でするのではなく、煌々と点された灯りの下で、あの場所を甲斐にさらけ出すのか?弄られるのか?甲斐にあんな場所をまじまじと凝視されつつ、そんなこと。美貴の頭に次ぎから次へと疑問 [続きを読む]
  • エブリスタ連載中のBLタイトル変えました。
  • エブリスタさんの『天下分け目のBL合戦・夏の陣』に、手塚エマの筆名で連載中のBL小説タイトルを、【君の匂いがする時は】に、変えました。『色は匂えど散りぬるを』では、硬い印象だったので。京都の老舗お香屋さんの跡取り息子が、特殊な五感の少年とチャラい刑事の間で揺れまどう三角関係。ミステリアスでサスペンス要素も含んだ(つもりの)BL小説です。プラチナ文庫さんのピュアラブ部門での参加です。今日からは毎日1 [続きを読む]
  • 向かい風を行く 73(R18)
  • 「俺は要らない。ゴムなんか」「……えっ?」「お前がいいなら中で出せよ」甲斐はぎょっとしていたが、甲斐の手首を掴んだままで訴えた。 きっと、このマンションは政治家一族の甲斐家の男が愛人達に会うために、ラブホ代わりに使っている『ヤリ部屋』を兼ねた別宅に違いいない。サイドテーブルの引き出しに、オイルとゴムが入っているのを知っていた甲斐。 初めて寝る相手の前立腺まで難なく探しあてる手際のよさ。甲斐もこの部 [続きを読む]
  • 向かい風を行く 72(R18)
  • 「……はっ、あっ、甲斐。あ……っ」静謐な部屋に粘膜を擦るねちねちという淫靡な音が響いていた。いつしか美貴は抗いがたい情欲の波に呑み込まれ、あられもないほど夢中で性器を扱きたてた。背を弓なりに反らして喘ぎ、卑猥に腰を揺らめかせる。 その手元からはみ出た亀頭に舌を這わせて吸いつく男。性器にかかる荒い息。節高の人差し指でも内襞を擦られ続けているうちに、腰の奥から濃艶で甘美な愉悦がわき起こり、自慰する右手 [続きを読む]
  • 向かい風を行く 71(R18)
  • 「ヨシキさん、ちょっとだけ自分でしてて」と、美貴の手を取り、性器を握らせ、美貴の膝を立てさせる。「えっ? ……えっ?」「俺はこっち、してるから」甲斐はサイドテーブルの引き出しから小瓶を出して蓋を開け、オイルのような液体を美貴の股間にとろりとかけた。「わっ、なに、冷た……っ」慌てる美貴を上目に眺めて薄く笑み、甲斐はオイルを掌にも受け、両手を擦り合わせている。その、オイルをまとった人差し指で後孔に優し [続きを読む]
  • 向かい風を行く 70(R18)
  • 「ヨシキさん……」湿った音を立てながら唇を離し、甲斐が甘く囁いた。真上から覗きこ込む甲斐の目も劣情に熱く潤み、猛っている。その双眸に見下ろされ、拘束されているだけで、身体の芯が震え出し、達してしまいそうになる。だから、もういい。どんな醜態をさらしても、今は甲斐と抱き合いたかった。心から。この後もしも幻滅され、甲斐に意図的に距離を置かれ、自然消滅してもいい。それでも甲斐を感じたい。この気持ちに嘘はな [続きを読む]
  • 向かい風を行く 69(R18)
  • 「全然変じゃないですよ」顔を覆った手の甲に苦笑とともに吐息がかかり、手首を掴んで離される。「嘘、ウソ。絶対嘘だ。ほんとのこと言えよ、バカ」美貴はムキになって否定した。それでも甲斐は満面に、こぼれるような微笑みを黙って浮かべているだけだ。「ヨシキさんは何しても可愛いよ」やがて、ぐずる子供を宥めるように言いながら、甲斐は右手で美貴の乳首をいじり出し、尖りきった先端をこよりのように摘んでいる。「もっ…… [続きを読む]
  • 向かい風を行く 68(R18)
  • 甲斐は男同士のセックスに慣れている。悔しいぐらいに知っている。それは流れるような愛撫や所作が雄弁に語っていた。それなのに自分は初めてだ。こんな時の反応は何が正解で何が駄目かも、わからない。 女の子みたいにすればいいのかも、それとも男なんだから、自分も甲斐に同じようにするべきなのかもわからない。そして何よりも恐いのは変に喘いで白けさせることだった。 ヤッてみたら本当に思ってたのと違ったと、後で甲斐に [続きを読む]
  • 向かい風をゆく 67(R18)
  • キスの角度を何度も変え、美貴の袢纒の腰帯を解きつつ、甲斐が頬や喉に忙しなく唇を滑らせる。素肌に感じる熱い息。袢纒の下のTシャツも頭抜きに脱がされた。甲斐の唇が立てている湿った音が耳の近くでするたびに、鼓動が刻々と高鳴った。切なくて、嬉しくて、あちこち吸いつく甲斐の頬を手で挟み、美貴は自分から口づける。甲斐は躊躇なく口を開け、美貴の舌を絡め取る。さらに美貴の頭を両手で抑えて固定して、真上から噛みつく [続きを読む]
  • エブリスタで連載始めました。
  • エブリスタさんの『天下分け目のBL合戦・夏の陣』に、手塚エマの筆名で、【色は匂いど散りぬるを】という未発表の新作の連載を始めました。京都の老舗お香屋さんの跡取り息子が、特殊な五感の持ち主の少年とチャラい刑事の狭間で揺れまどう三角関係。ミステリアスでサスペンス要素も含んだ(つもりの)BL小説です。プラチナ文庫さんのピュアラブ部門への参加です。ピュアラブですよ?「溢れんばかりの甘さや切なさ」「純愛」「 [続きを読む]