他日庵主 さん プロフィール

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他日庵主さん: 杉山茂丸研究所
ハンドル名他日庵主 さん
ブログタイトル杉山茂丸研究所
ブログURLhttp://sugiyamakenkyu.blog.fc2.com/
サイト紹介文杉山茂丸に関する文献を紹介するブログ。「夢野久作をめぐる人々」の別働コンテンツ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供45回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2016/04/23 08:43

他日庵主 さんのブログ記事

  • 児玉秀雄関係文書1
  • 児玉秀雄関係文書1/尚友倶楽部児玉秀雄関係文書編集委員会編/同成社/2010.5.30発行 児玉秀雄は、日露戦争の際に日本軍の総参謀長を務めた名将児玉源太郎の長男である。自身は大蔵官僚を出発点として、朝鮮総督府会計局長、同総務局長、内閣書記官長、拓務、逓信、内務、文部の各大臣などを歴任した官僚政治家であった。 この資料には、杉山茂丸の書翰が3点、杉山宛書翰が1点含まれている。 杉山が発した書翰のうち2点は、ア [続きを読む]
  • 政界財界五十年
  • 政界財界五十年/中島久萬吉/まつ出版/2004.9.23発行 本書の元版は昭和26年に講談社から出ている。著者は政財界で活躍した人物で、古河財閥の大立者として古河電工、横浜ゴムなどの設立に参与したほか、日本工業倶楽部専務理事、戦後派日本貿易会会長など財界の枢要な地位を占めている。父は土佐の脱藩志士で坂本龍馬の海援隊に所属し、維新後は初代の衆議院議長となった中島信行である。 昭和7年に齋藤実内閣で商工大臣に就く [続きを読む]
  • 原敬関係文書 第二巻 書翰篇二
  • 原敬関係文書 第二巻 書翰篇二/原敬文書研究会編/日本放送出版協会/1984.10発行 この本は1980年代に刊行された『原敬関係文書』全11巻の第二巻である。原敬に関係する一次史料としては『原敬日記』があまりにも有名で、近代史に関心を持っている限りこの日記に触れないでいることは不可能であるが、『原敬関係文書』の方は、日記刊行後も永らくその存在が知られていなかった。原敬文書研究会を主催した山本四郎によれば、こ [続きを読む]
  • 明治外交秘話
  • 明治外交秘話/小松緑/原書房/1976.2.25発行 この本の元版は昭和11年に千倉書房から出ている。著者は福島県出身の外交官で、退官後は著述を能くした。 本書は中外商業新報に連載されたものを纏めて出版したもので、著者が外交官時代の外交裏話といった風情であるが、往時の元老大官と親交が深かったこともあって、様々な逸話が紹介されており、なかなか面白い読み物になっている。 杉山茂丸に関する記述は三ヶ所ある。 ひと [続きを読む]
  • ブログ掲載記事訂正の告知
  •  筆者は昨年8月17日に、朝比奈知泉著『老記者の思出』の紹介記事を本ブログに掲載し、その記事の中で「柏屋は河原アグリという女性が経営しており、この河原アグリと杉山との間には、信一という男子が生れている」と書いた。 この文中、「河原アグリと杉山との間には、信一という男子が生れている」という部分は誤りであるので、ここに訂正する。同記事の上記部分は削除した。 この部分は『夢野久作の日記』の杉山龍丸による註 [続きを読む]
  • 日活向島時代(一回)
  • 日活向島時代(一回)/田中栄三/雑誌『シナリオ』11(1)/1955.1.1発行 田中栄三(1886〜1968)は、ジャパン・ナレッジで調べると新劇俳優出身の映画監督、脚本家である。この「日活向島時代」は、田中が日活向島撮影所に入って映画監督の道を歩み出した時代の思い出を記したもので、NDLサーチによると、『シナリオ』誌の同年6月号まで5回(2月号は休載)続いたようだ。 筆者が持っている昭和30年の『シナリオ』誌はこの一月号 [続きを読む]
  • 寺内正毅宛杉山茂丸書翰紹介
  • 寺内正毅宛杉山茂丸書翰紹介/長井純市・馬場宏恵/法政大学文学部紀要(68)/2014.3発行 杉山茂丸が発した書翰は、明治大正から昭和初期に政界に重きをなした諸家の文書に残されているが、その量はさして多くない。既に翻刻公刊されているものでは、『伊藤博文関係文書』に11通、『山縣有朋関係文書』に17通、『大隈重信関係文書』に18通といったところが目を引く程度である。 そうした中で、未翻刻のものとして「後藤新平文書 [続きを読む]
  • 日清戦争の放火者・杉山茂丸
  • 日清戦争の放火者・杉山茂丸/深海豊二/雑誌『特集人物往来』昭和32年2月号/1957.2.10発行 雑誌掲載記事である。掲載雑誌は、Wikipediaの情報によれば今は中経出版から刊行されている季刊雑誌『歴史読本』の前身誌であるらしい。現在の『歴史読本』もそうだが、この記事の掲載誌『特集人物往来』も、歴史読み物に特化した編集方針を採っており、扇情的な惹句で読者の関心を呼び、平易で読みやすい記事に徹している。従ってそこ [続きを読む]
  • 杉山其日庵風雲録
  • 杉山其日庵風雲録/荒木武行/雑誌『食味評論』23(10)、(11)/1959 この資料は雑誌『食味評論』の昭和33年10月号と11月号に連載されたものである。 掲載誌はいまでいうグルメ雑誌のひとつで、国会図書館の書誌情報によれば、昭和11年以来発行されていたらしく、誌名を何度か変えながら、昭和59年2月まで継続していたようだ。国会図書館には22巻1号以降が所蔵されているので、本篇も国会図書館で閲覧することができる。戦後の資料 [続きを読む]
  • 歴史のかげにグルメあり
  • 歴史のかげにグルメあり/黒岩比佐子/文春新書/2008.8.20発行 著者の黒岩比佐子は2010年に52歳の若さで世を去った。惜しい閨秀を失ったものだ。この著者が書いたのは、近代史をベースにしたいわゆるノンフィクションであるが、実に広汎に文献を調べていて、ノンフィクション嫌いの筆者でも、この著者が書いたものは読んでみたくなるような、信頼のおけるものであった。 本書は黒船を率いて浦和へやってきたペリー提督から、大 [続きを読む]
  • 昭和茶道記
  • 昭和茶道記(全2巻)/高橋箒庵/淡交社/2002.3.29発行 本書は高橋箒庵の単行本『昭和茶道記』と『茶道実演録』に、雑誌発表の昭和期の茶会関係記事を併せて上下二巻本としたものである。 上巻の110〜111ページの「素骨庵宗匠」は、『大正茶道記」でも触れたいわゆる「茶道告訴状」事件について触れつつ、岩原謙三の粗忽ぶりを書いた短い章である。杉山茂丸の名は茶道告訴状事件に関連して記されているのみである。 同じく上巻 [続きを読む]
  • 東都茶会記
  • 東都茶会記(全5巻)/高橋箒庵/淡交社/1989.3.23発行 高橋箒庵の『東都茶会記』に杉山茂丸が登場するのは5回である。以下にその概要を記しておく。 まず、第一巻に収録の「月豆会」(大正2年6月25日)の章。396ページから始まっている。月豆会というのは、茶器の入札会で馬越化生(馬越恭平、大日本麦酒社長などを歴任した三井系実業家)が落札した光琳月豆の軸に由来する。あるとき築地瓢家に金子堅太郎、益田孝、杉山茂丸、 [続きを読む]
  • 大正茶道記
  • 大正茶道記(全3巻)/高橋箒庵/淡交社/1991.10.28発行 箒庵高橋義雄(1861〜1937)が書き残した厖大な量の茶会記は、平成に入ってから淡交社が復刊を始め、『東都茶会記』全五巻、『大正茶道記』全三巻、『昭和茶道記』全二巻に纏められている。『東都茶会記』は明治45年1月から大正8年12月まで、『大正茶道記』は大正9年1月から大正14年12月まで、『昭和茶道記』は昭和期の、それぞれ高橋箒庵が関わった茶会の記録である。  [続きを読む]
  • 近代快傑録(杉山茂丸関係文献・番外編)
  • 近代快傑録/尾崎行雄/中公クラシックス/2014.2.10発行 この本の元版は昭和9年に千倉書房から刊行された。憲政の神様と呼ばれた尾崎行雄が、その六十余年にわたる政治生活の間に交流した多くの人物について語ったものである。 見出しに番外編と付けたのは、筆者が「夢野久作をめぐる人々」に掲載している「杉山茂丸関係文献リスト」には、この本は収録していないからである。すなわち、この本に杉山茂丸は登場しない。 それを [続きを読む]
  • 現代人物管見
  • 現代人物管見/横山健堂/易風社/1910.5.17発行 明治から大正期あたりに書かれた人物評論は面白い。歯に衣着せぬを通り越して、言いたい放題の観がある。現代にここまで書いたら、きっと書いた方が書かれた方から訴訟の嵐に晒されるだろうと思う。 本書もそうした辛辣極まる人物評論集である。著者の横山健堂(1872〜1943)は、黒頭巾の筆名で、読売新聞などを舞台に人物評論を数多く著した評論家であった。 この本では、大隈 [続きを読む]
  • 極到余音
  • 極到余音/金杉英五郎/金杉博士彰功会/1935.6.20 発行 この本は東京慈恵会医科大学の初代学長を務めた金杉英五郎(1865〜1942)の文集である。 金杉は、近代日本における西洋医学の黎明期に、帝国大学医科大学(現・東京大学医学部)を経てドイツに留学した医師の一人で、耳鼻咽喉科の草分けであった。その甥にあたる金杉進という人物は、杉山茂丸の長女瑞枝と結婚しており、杉山家の縁戚に連なっている。また、杉山の次女た [続きを読む]
  • 山口孤剣小伝
  • 山口孤剣小伝/田中英夫/花林書房/2006.3.15発行 幸徳秋水や堺利彦らの平民社の一員であった山口孤剣は、その後社会主義の立場から活動する評論家となった。その孤剣の伝記は、おそらくこの一冊しかないだろう。本書の奥付によれば、著者は初期社会主義研究会の会員とあり、本書の外にも西川光二郎の伝記を上梓している。 小伝と銘打たれているが、どうして小伝などというものではない。A5版ハードカバーで600頁に及ぶ力作であ [続きを読む]
  • 谷崎潤一郎伝:堂々たる人生
  • 谷崎潤一郎伝:堂々たる人生/小谷野敦/中央公論新社/2006.6.25 初版 この本には杉山茂丸を研究する上で重要な事項はない。敢えて採り上げるのは、谷崎潤一郎という作家が、筆者の偏愛措かざる作家であるという、それだけの理由である。谷崎潤一郎の伝記としては、従来の様々な作家研究の積み重ねを踏まえたものであり、浩瀚であるし面白いものだと思う。 杉山が登場するのは288ページ、インドの革命家K・R・サバルワルに関 [続きを読む]
  • 料亭東京芝・紅葉館:紅葉館を巡る人々
  • 料亭東京芝・紅葉館:紅葉館を巡る人々/池野藤兵衛/砂書房/1994.10.24 1版1刷 現在東京タワーが建っている場所には、昭和20年3月10日の東京大空襲以前には、都内有数の料亭である紅葉館があった。明治14年に開かれ、政財界の大立者に愛顧された高級料亭であった。 本書はその紅葉館の歴史を、史料と随筆、関係者の回想などで綴ったものである。著者の池野藤兵衛は、日露戦争下に諜報活動に従事しロシア軍に捕縛銃殺された横 [続きを読む]
  • 東京おぼえ帳
  • 東京おぼえ帳/平山蘆江/ウェッジ文庫/2009.2.23 1刷 小説家平山蘆江の随筆集で、元版は昭和27年に住吉書店から刊行された。ウェッジ文庫は優れたセレクションの文庫で筆者は何冊もこの文庫を買ったものだが、既に休刊となっている。よいものほど売れないという今日の出版情況を象徴するように思う。 この随筆集の特徴は、文庫カバーの裏表紙に書かれた「都新聞の花柳演芸記者を勤め、長唄、清元、娘義太夫、浪曲等々、演芸全 [続きを読む]
  • 甘粕正彦:乱心の曠野
  • 甘粕正彦:乱心の曠野/佐野眞一/新潮社/2008.5.30発行 佐野眞一については、『阿片王』のところで書いたように好きな作家ではないので、本書も内容については特に触れない。 杉山茂丸が登場するのは268ページであるが、その前段として『阿片王』刊行後に、佐野は同書で採り上げた高畠義彦の子息高畠潔氏から手紙を受け取り、面談して高畠義彦が杉山茂丸の縁戚であることを知ったことが書かれている。高畠義彦が昭和6年の十月 [続きを読む]
  • 一世お鯉
  • 一世お鯉/長谷川時雨/岩波文庫『新編 近代美人伝(上)』所収/1985.11.18 1刷 桂太郎の愛妾お鯉についての資料を採り上げるのはこれで三点目となる。手許にはあと二点残っているが、同工異曲になるので、本書でしばらくお鯉ものは打ち止めにしよう。もっとも、本書もまた先に採り上げた二点と同工異曲であることに違いはないのだが。 長谷川時雨は明治大正期に活躍した閨秀作家であり、夫は大衆小説の巨星として名高い三上於 [続きを読む]
  • 戦争と梅干
  • 戦争と梅干/小野賢一郎/宝雲社/1941.3.25 発行 この本の著者小野賢一郎は大阪毎日新聞の社会部長などを務めた新聞人であるが、また蕪子〔ぶし〕と号した俳人で、陶芸や古美術の批評家としても著名であった。本書は小野の随筆集であり、この中に「其日庵主」と題した一章が含まれている。 小野賢一郎は福岡県遠賀郡芦屋町の出身である。芦屋といえば、杉山茂丸が少年期を過ごした村として、杉山茂丸に関心を持つ者にはお馴染 [続きを読む]
  • 小池國三伝
  • 小池國三伝/高須芳次郎/私家版(小池厚之助発行)/1929.12.20 発行 1997年に経営破綻し当時の社長のいわゆる号泣会見で話題になった山一証券の創業者が、この本の主人公である小池國三(1866〜1925)であった。前回のエントリーで採り上げた村上太三郎と同時代に東京株式取引所の仲買人となって、証券業界で活躍した実業家で、その設立した小池商店がのちの山一証券である。 この本は『村上太三郎伝』と同時期に入手したもの [続きを読む]
  • 村上太三郎伝
  • 村上太三郎伝/西村眞次・編/九曜社/1939.3.3 発行 村上太三郎(1857〜1915)は明治期の実業家で、東京株式取引所を舞台に活躍した相場師として知られる。最晩年には衆議委員議員にも当選している。 筆者のウェブサイト「夢野久作をめぐる人々」の「杉山茂丸伝記抄」に「取引所限月復旧問題」と題したコンテンツがある。明治35年から36年にかけて、証券界を震撼させた株式取引の限月短縮にかかる騒動を採り上げて、杉山茂丸が [続きを読む]