さすらいの補聴器店員 さん プロフィール

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さすらいの補聴器店員さん: 補聴器販売店の実態
ハンドル名さすらいの補聴器店員 さん
ブログタイトル補聴器販売店の実態
ブログURLhttp://ameblo.jp/hocyoki/
サイト紹介文補聴器販売店で10年以上勤務した経験をもとに、「失敗しない補聴器選び」のサポートをしたいと思います。
自由文およそ10年間で、三つの補聴器販売会社を渡り歩いてきました。現在は補聴器業界から離れましたが、販売店の「売らんがため」の姿勢により、補聴器購入に失敗している多くの方の現状を憂いてブログを始めました。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供35回 / 140日(平均1.8回/週) - 参加 2016/04/30 10:12

さすらいの補聴器店員 さんのブログ記事

  • 耳鼻科受診は必要か?
  • 補聴器を購入する前に、耳鼻科を受診しようか迷われる方も多いと思います。 長年、補聴器を販売してきた立場から言いますと、耳鼻科受診は絶対に必要というわけではありません。 実を言うと、耳鼻科医といっても基本的には耳の病気を治療するのが本業ですので、いがいと補聴器のことを知らない先生も多いのです。(もちろん、詳しい先生もいらっしゃいます) 私が大変迷惑したのは、補聴器を使っている方に 「あな [続きを読む]
  • 補聴器はいつから使う?
  • それでは、いよいよ、補聴器購入に実際に役立つ話を書いていきたいと思います。 ここまで、補聴器業界の暗部を曝け出してきました。それを読んで幻滅した方、嫌な気分を感じた方もいらっしゃるでしょう。 でも、実際に補聴器が必要な方は大勢いるわけです。自分に100%合う補聴器はなかったとしても、少しでも自分に合った、快適な補聴器を装用したいと思うのは当たり前です。 現に私の父も、初めて購入した補聴 [続きを読む]
  • 賞与について
  • ここしばらく記事を更新していなかったにもかかわらず、補聴器業界で働いている方から、いくつかコメントをいただきました。 この場を借りて、あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました 一時期は、このままブログをフェードアウトしようと思っていた時期もありましたが、賛同のコメントを頂いたことで、これまで書いてきたことも、あながち無駄ではなかったのだと思えました。 それで、あらためて自分の [続きを読む]
  • 補聴器業界を離れた理由(8)
  • 日新医療器(仮称)を退社後しばらくして、私はまた別の補聴器販売会社に入社しました。ここは前二社と比べると規模は小さいですが、地域では老舗の補聴器専門店でした。 しかし、結果から言いますと、私はここをおよそ一年で退職しました。理由は、もう書く必要もないでしょう。(前二社とほとんど同じです・・・) ここを辞める時には、もう補聴器業界を去ることは決めていました。 それは、補聴器業界云々という [続きを読む]
  • 補聴器業界を離れた理由(7)
  • 私は、怒りとも悲しみともつかぬ思いに覆われました。まさか顧客無視の姿勢が、ここまで酷いとは思わなかったのです。 私のモチベーションは急激に低下しました。それまでは違和感を覚えつつも、なんとか現状を打破したいと思っていたのですが、今回の上司の言葉で、その思いも打ち砕かれてしまいました。 顧客回りをする気力も失いました。私は、顧客の現状を把握しようと思っていたのですが、そんなことは私の独りよが [続きを読む]
  • 補聴器業界を離れた理由(6)
  • 「古い補聴器を調整するより、新しい補聴器の試聴を優先しろ」 というのが、上司の言い分でした。 会社側の論理としては、ある意味当然です。すでに販売した補聴器を調整して顧客が満足してしまえば、買い替えは進まないと考えるのでしょう。 でも、何十万も出して買った補聴器が役に立たなかった場合、その機種を推奨した販売店にも責任はあるはずです。なのに、調整をする前から 「新しい補聴器を試聴しませんか?」 [続きを読む]
  • ここまで書いてきて・・・
  • 「補聴器業界を離れた理由」 を、ここまで書き綴ってきました。 自分の実際の体験と、その時に感じた思いを正直に書いているつもりですが、ふと 「お前がそんなことを、偉そうに書く権利があるのか!?」 という思いに駆られます。 私はいうなれば、補聴器業界での競争に敗れ去った男だからです。 私だって、売上げを上げたいと熱望していました。そのために様々な営業の本を読んだり、セミナーを受講したりもしま [続きを読む]
  • 補聴器業界を離れた理由(5)
  • 私は、名簿に載っている顧客を隅から隅まで訪問して、現状を把握しようと思いました。 何十万円も出して購入した補聴器が、まったく役に立っていないのでは会社の信用に関わるし、一度補聴器を購入して使えなかった方が、新しい機種に買い替えるはずもない思ったのです。 最初は電話でアポイントを取ってから訪問していたのですが、農家の方だと昼間は家を空けていることが多いし、難聴のため通話が難しいことから、なか [続きを読む]
  • 補聴器業界を離れた理由(4)
  • 先輩と同行したのは二週間ほどでしたが、その期間に、日新医療器(仮称)の様々な実態が明らかになってきました。 とにかく、売り方もアフターサービスもずさんなのです。補聴器を購入した組合員で、実際にうまく補聴器を使いこなしている人は、多めに見てもせいぜい二割ほどでした。それ以外の方の補聴器は、ほぼ 「タンスの肥やし」 と化していたのです。 また、「耳掛け型」 補聴器の割合が多いのが気になりました。 [続きを読む]
  • 補聴器業界を離れた理由(3)
  • 日新医療器(仮称)の営業は、組合員へのルート営業です。しかし、一般的なルートセールスではありませんでした。 月に数回  「補聴器相談会」 を開催し、組合員へ広報紙で告知します。また、「補聴器無料貸出」 のDM(ダイレクトメール)を送り、問い合わせがあった方の自宅を訪問するのです。 私は最初、それを聞いた時、相談会の少なさに驚きました。なぜなら、東洋補聴器(仮称)では月に20回以上も相談会を開催 [続きを読む]
  • 補聴器業界を離れた理由(2)
  • 次に私が入社したのは、日新医療器(仮称)という会社でした。ここは補聴器の専門ではなく、それ以外の医療機器も幅広く扱っていました。 面接の時、前の会社を辞めた理由を聞かれました。「給料が下がり、生活が苦しくなったからです」 と答えると、「お客様と商談した場合、どのくらいの確率で決める(売る)自信がありますか?」 と尋ねられました。 「半分は決められると思います」 と、私は答えました。買い替えを [続きを読む]
  • 補聴器業界を離れた理由(1)
  • ここで、いきなり話が飛びますが、私が補聴器業界を離れるに至った過程を書いていきたいと思います。 私が東洋補聴器(仮称)を退社した理由は、モチベーションの低下でした。自分のやっていることが正しいのかどうか、自信が持てなくなったのです。 私は難聴の方や、聞こえに困っている方の役に立ちたいと思っていました。しかし、会社の指示には従わなければいけません。 私も会社の一員ですから、良い成績は上げ [続きを読む]
  • このブログに嘘はありません
  • 「補聴器販売店の実態」 などと大層な題名でブログを書いていますが、これは単なる露悪趣味で書いているわけではありません。 この業界で働いた者しか分からない、私自身の実体験を書いているのですから、このブログの内容はすべて 「真実」 です。 ただ、物事に対する人のとらえ方は千差万別ですから、私の書いた文を読んで 「何をいい加減なこと言ってるんだ!」 「商売するのに利益を追求して何が悪い!」 と思われる [続きを読む]
  • プレッシャーと闘いながら
  • 私にとって補聴器営業は、毎日が売上のプレッシャーとの闘いでした。 たとえどんなに売り上げても、月が変わればまたゼロからのスタートです。これは補聴器に限らず、どんな営業でも一緒だと思うのですが、つねに数字が頭から離れず、無言のプレッシャーに追われ続けている感じでした。 ただ、月の初めにある程度の売り上げがあれば、精神的には楽になります。例えば、月の上旬に100万円を超えていれば、かなり気持ちに [続きを読む]
  • 補聴器装用の効果
  • 前回の記事で、「補聴器は装用の効果が保証できない」 と書きましたが、効果がないということではありません。逆に、効果は 「必ずある」 と言っても過言ではないのです。 ただ、期待したほどの効果が得られないと、クレームをつけたくなるのが人情です。 補聴器の相談に来られる方は、当然、聞こえの問題で悩んでいます。生活に支障をきたすほど聞こえづらくなったから、やっと重い腰を上げて、補聴器店の門を潜るので [続きを読む]
  • 高い補聴器を売れ!
  • とにかく、知識や技術には疎くとも、自分なりに一生懸命やっていたせいか、最初の月から120万円の売り上げを上げることができました。 そして、最初の一年間は、売上が100万円を切ることはありませんでした。これは、入社一年目の新人としては悪くない成績でした。 給料も上がりました。私はこの調子でいけば、もっと安定した成績を維持して、更に給料が上がるだろうと期待しました。 でもこれは、ビギナーズ [続きを読む]
  • 補聴器は高い!
  • 東洋補聴器(仮称)の営業形態は 「店舗」 と 「相談会」 の二本立てで、担当はそれぞれ決まっていました。 「店舗」 の担当は店に常駐し、チラシや電話帳を見て来店した客に、補聴器を販売します。 「相談会」 というのは、市民会館のような公共施設の一室を借りて 「補聴器相談会」 を開催します。集客は主に新聞折込のチラシで、人口規模に応じた枚数を配布します。 私は最初、相談会の担当から始めました。社用 [続きを読む]
  • 初成約
  • D支店では補聴器に関すること以外にも、発注の仕方や在庫管理、帳簿記入の方法など、実際に店舗を運営するために必要な知識も学びました。 そして、三週間が過ぎた頃、本社より 「欠員が出たE支店に、店番として入るように」 との指示が出ました。いよいよ、実際に店頭に立つこととなったのです。 そのE支店は売上が伸びず、前任者は一年ほどで解雇されたようでした。私はまだ研修中でしたが、その頃には先輩の話の端々 [続きを読む]
  • 補聴器の調整は誰でもできる
  • 前の記事で 「補聴器の調整」 について書こうとしたのですが、話が逸れてしまいました。 私が言いたかったのは 「ある程度の補聴器の調整は、誰でもできる」 ということです。だから、眼鏡店とか電器店とか、補聴器とは直接関係のない業界が補聴器販売に乗り出しているのです。 現在販売している補聴器は、そのほとんどが 「デジタル補聴器」 です。そして、大半のデジタル補聴器は、パソコンのソフトを使って調整します [続きを読む]
  • 実践研修
  • 私が配属されたのは、東北地方のD支店でした。基礎研修を行ったC支店と比べると、顧客が多く忙しいので、実際に使われている補聴器に触れる機会が増え、簡単な調整を任せられることもありました。 ところで、ここで一つ、補聴器の調整について述べたいと思います。 現在、補聴器は専門店以外の眼鏡店や電器店、ドラッグストア等での取り扱いが増えています。そして、その中でも 「眼鏡店」 で補聴器を買う人は、かなりの [続きを読む]
  • 実践研修
  • 私が配属されたのは、東北地方のD支店でした。基礎研修を行ったC支店と比べると、顧客が多く忙しいので、実際に使われている補聴器に触れる機会が増え、簡単な調整を任せられることもありました。 ところで、ここで一つ、補聴器の調整について述べたいと思います。 現在、補聴器は専門店以外の眼鏡店や電器店、ドラッグストア等での取り扱いが増えています。そして、その中でも「眼鏡店」で補聴器を買う人は、かなりの数にのぼ [続きを読む]
  • 研修スタート
  • JR、新幹線と乗り継いで、私は中部地方のC市に辿りつきました。電車を降りてから、事前に渡された地図を頼りに歩いていくと、東洋補聴器(仮称)の支店が見えてきました。 私は元々、大変な人見知りです。緊張と不安で顔を引きつらせながら、支店の扉を叩きました。 今回の研修生は私と、木元さんという男性、そして佐藤さんという女性の三名でした。そして、このC支店の店長が、研修の責任者でした。 つまり、研修 [続きを読む]
  • 採用決定
  • 私の住んでいるA市から、面接場となるB市の支店までは、およそ30kmほどの距離でした。 支店は、駅から徒歩5分くらいのオフィス街の一角にありました。人通りの少ない通りで、どうみても、商店向けの立地ではありません。店内も殺風景で、小売店というよりは、事務所という雰囲気でした。 面接の担当は、その店に勤務している先輩社員でした。最初に訊ねられたのは、「補聴器がいくら位するか知っていますか?」 という [続きを読む]