紗和水 さん プロフィール

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紗和水さん: 随所に主となれば立つ処みな真なり
ハンドル名紗和水 さん
ブログタイトル随所に主となれば立つ処みな真なり
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/readingcircleinshizuoka
サイト紹介文韓国ドラマ『シンイ?信義?』のその後の二人を妄想中です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供25回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2016/05/05 15:58

紗和水 さんのブログ記事

  • 溢色(『ダダ。』リブログもどき)
  • 細く、力を入れれば折れそうなほど華奢な手首を掴む。褥に組み敷いて、身動きできないよう押さえつければ、眸は不安げに揺れるのに、その眼差しはより一層強く俺を睨んだ。 「聞き分けがありませんね」「だって、怒られるようなこと、してないもの」 彼女はぷいっと横を向き、絶対譲るものかとの決意を込めて唇を引き結んでいる。 「舎廊棟には出るな、と言い置いたはずですが」「それは……人の呻き声とか、 [続きを読む]
  • 【祝・邂逅完結】校点后記
  •  おかげさまで、なんとか当庵の本編【邂逅】を終了することができました。 コメントやナイスを頂戴したり、ご訪問いただいたり、様々な形でみなさまに応援していただき、最終話まで仕上げることができました。 サポートくださったみなさま、本当にありがとうございました〜!! さてさて、無事に終了したので、あとがき的な裏話やら言い訳やらを書いてみたいと思います。 ご興味のある御方はおつき合いく [続きを読む]
  • 【祝・邂逅完結】校点后記
  • おかげさまで、なんとか当庵の本編【邂逅】を終了することができました。 コメントやナイスを頂戴したり、ご訪問いただいたり、様々な形でみなさまに応援していただき、最終話まで仕上げることができました。 サポートくださったみなさま、本当にありがとうございました〜!! さてさて、無事に終了したので、あとがき的な裏話やら言い訳やらを書いてみたいと思います。 ご興味のある御方はおつき合いく [続きを読む]
  • 邂逅【拾肆/完】
  •  「否、と仰らなくてよいのですか」 途方に暮れたように自分を見つめ返すウンスに、ヨンは真剣な眼差しを弛め、苦笑しながら助け舟を出した。ウンスのために。そして自分の不安を和らげるために。戦場で敵将の思惑を読むのは長けていても、身近な者の心中を推し量るのは昔から苦手だ。ウンスに何を莫迦なことを、と罵られるかもしれぬと思えば、その心奥を問うことに躊躇いがあった。再びこの地に戻って来たウンスが、自 [続きを読む]
  • 邂逅【拾肆/完】
  • 「否、と仰らなくてよいのですか」 途方に暮れたように自分を見つめ返すウンスに、ヨンは真剣な眼差しを弛め、苦笑しながら助け舟を出した。ウンスのために。そして自分の不安を和らげるために。戦場で敵将の思惑を読むのは長けていても、身近な者の心中を推し量るのは昔から苦手だ。ウンスに何を莫迦なことを、と罵られるかもしれぬと思えば、その心奥を問うことに躊躇いがあった。再びこの地に戻って来たウンスが、自 [続きを読む]
  • 邂逅【拾参】
  •  ウンスは明かり取りから差し込む月光の中で、臥榻に座りぼんやりと考えを巡らせていた。自分はどうすればよかったのか、なんと言えばあの人にわかってもらえたのか、考えれば考えるほど思考は深みにはまっていく。一つだけはっきりしていたのは、今宵、ヨンと話すことができなければ、このまま自分たちはすれ違っていくだろうという確信めいた予感だった。この一年、必死にヨンの生きる時代に戻る方法を探し、再び会えること [続きを読む]
  • 邂逅【拾参】
  • ウンスは明かり取りから差し込む月光の中で、臥榻に座りぼんやりと考えを巡らせていた。自分はどうすればよかったのか、なんと言えばあの人にわかってもらえたのか、考えれば考えるほど思考は深みにはまっていく。一つだけはっきりしていたのは、今宵、ヨンと話すことができなければ、このまま自分たちはすれ違っていくだろうという確信めいた予感だった。この一年、必死にヨンの生きる時代に戻る方法を探し、再び会えること [続きを読む]
  • 【告知】更新遅延のお知らせ
  •  ブログ村さんの方ではしばらくご無沙汰しておりました。 本編の更新が滞っておりますが、少々お時間をいただきたく、告知することといたしました。 この2週間ほど別書庫の更新をいたしておりまして、そちらが無事一段落しましたので、今後、本編の更新に戻りたいと思っています。 しかし、ですね。 別書庫のチェ・ヨンssiが本編書庫にまで進出してきそうな勢いで、管理人の脳内を占拠しておりまして、 [続きを読む]
  • 【告知】更新遅延のお知らせ
  • ブログ村さんの方ではしばらくご無沙汰しておりました。 本編の更新が滞っておりますが、少々お時間をいただきたく、告知することといたしました。 この2週間ほど別書庫の更新をいたしておりまして、そちらが無事一段落しましたので、今後、本編の更新に戻りたいと思っています。 しかし、ですね。 別書庫のチェ・ヨンssiが本編書庫にまで進出してきそうな勢いで、管理人の脳内を占拠しておりまして、 [続きを読む]
  • 邂逅【拾貮】
  •  「テマナ、これからどうする?医仙さまは昼飯も夕飯も召し上がらないし、大護軍もいつ御帰りになるかわからん。このまま医仙さまが病の床につくようなことになったら、オレたち、大護軍に死しても償いきれぬ罪を負うことになる」「今は、落ち着く。これが一番です。隊正が大護軍を迎えに行ってるし。大護軍も何日も陣営を空けることはしないはず」「だけど、今までも大護軍は医仙さまと御別れになったあの場所へ行くと、数日 [続きを読む]
  • 邂逅【拾貮】
  • 「テマナ、これからどうする?医仙さまは昼飯も夕飯も召し上がらないし、大護軍もいつ御帰りになるかわからん。このまま医仙さまが病の床につくようなことになったら、オレたち、大護軍に死しても償いきれぬ罪を負うことになる」「今は、落ち着く。これが一番です。隊正が大護軍を迎えに行ってるし。大護軍も何日も陣営を空けることはしないはず」「だけど、今までも大護軍は医仙さまと御別れになったあの場所へ行くと、数日 [続きを読む]
  • シンイ―信義―二次小説【目次】
  • ――巻壹【邂逅】  ・壹話   ・貮話   ・参話  ・肆話   ・伍話   ・陸話  ・漆話   ・捌話   ・玖話     ・拾話(※)      ・拾壹話   ・拾貮話  ・拾参話  ・拾肆話/完   ※の話には無理やり表現が含まれます。 ――巻貮【祝言】 ――巻参【新房】 ――巻肆【蜜月】  ・落花流水(艶色)  ・鴛鴦之偶 ―前篇―(艶 [続きを読む]
  • 邂逅【拾壹】
  •  ヨンは厩舎から適当な馬を牽き出すと、その背に飛び乗り、強く馬の腹を蹴った。自分の中で渦巻くどろどろとした感情を振り捨てたい一心で、馬脚を加速させていったが、脳裏には必死に涙を堪えていたウンスの顔がちらつき、ヨンをさらに苛立たせた。どのような凶事からも、どれほどの悪意ある者からも、必ず御守りすると誓った女人に、自分が何をしたかを思い出せば、少しでもあの御方から離れることが、彼女を守る唯一の術で [続きを読む]
  • 邂逅【拾壹】
  • ヨンは厩舎から適当な馬を牽き出すと、その背に飛び乗り、強く馬の腹を蹴った。自分の中で渦巻くどろどろとした感情を振り捨てたい一心で、馬脚を加速させていったが、脳裏には必死に涙を堪えていたウンスの顔がちらつき、ヨンをさらに苛立たせた。どのような凶事からも、どれほどの悪意ある者からも、必ず御守りすると誓った女人に、自分が何をしたかを思い出せば、少しでもあの御方から離れることが、彼女を守る唯一の術で [続きを読む]
  • 邂逅【拾】(注意喚起済)
  • 「痛い。手を離して。ねぇってばっ」 ヨンに引き摺られるようにして病舎を連れ出され、手を引かれたまま小走りでついていく。何度か振り払おうとしたが、ヨンの指がウンスの手首に食い込み、決して離すまいとする強い意思を伝えていた。ヨンは歩幅の差を考慮せず、ずんずんと無言で歩き進め、ウンスの抗言を聞き入れることもなかったため、ヨンの曹司の前に着いた時には、ウンスの息は上がり、弾む鼓動を抑えようと胸に [続きを読む]
  • 邂逅【拾】(注意喚起済)
  •  「痛い。手を離して。ねぇってばっ」 ヨンに引き摺られるようにして病舎を連れ出され、手を引かれたまま小走りでついていく。何度か振り払おうとしたが、ヨンの指がウンスの手首に食い込み、決して離すまいとする強い意思を伝えていた。ヨンは歩幅の差を考慮せず、ずんずんと無言で歩き進め、ウンスの抗言を聞き入れることもなかったため、ヨンの曹司の前に着いた時には、ウンスの息は上がり、弾む鼓動を抑えようと胸に [続きを読む]
  • 【注意喚起】邂逅の次回更新について
  •  みなさま、このような辺鄙なところにあります、当庵へお越しくださいましてありがとう存じます。 ご訪問くださったり、ナイスを押してくださる方々、お気に入り登録してくださる方々には、とても感謝しており、大変創作の励みとなっております。 お嫌でなければ、今後ともおつきあいいただけましたら嬉しいです。 さて、本日は当庵にて作成中の『シンイ―信義―』二次創作物である、邂逅【拾】を近日中に公開 [続きを読む]
  • 【注意喚起】邂逅の次回更新について
  • みなさま、このような辺鄙なところにあります、当庵へお越しくださいましてありがとう存じます。 ご訪問くださったり、ナイスを押してくださる方々、お気に入り登録してくださる方々には、とても感謝しており、大変創作の励みとなっております。 お嫌でなければ、今後ともおつきあいいただけましたら嬉しいです。 さて、本日は当庵にて作成中の『シンイ―信義―』二次創作物である、邂逅【拾】を近日中に公開 [続きを読む]
  • 邂逅【玖】
  • 「皆も承知だろうが、元からの恢復地における軍拠は計八箇所。今、一領と迂達赤四組をここと鴨緑江のさらに下流の二箇所に配置している。次に元が入寇する場合、狙われるのはおそらく下からだ。よってこの三箇所については、守りを固めておきたい」 天幕の中にヨンの声が響き、木机を囲むリュ・マンスら三名の護軍が神妙な顔つきで地図を覗き込んだ。木机の上には鴨緑江周辺の地図が置かれ、ヨンは赤筆で点在する軍拠を [続きを読む]
  • 邂逅【玖】
  •  「皆も承知だろうが、元からの恢復地における軍拠は計八箇所。今、一領と迂達赤四組をここと鴨緑江のさらに下流の二箇所に配置している。次に元が入寇する場合、狙われるのはおそらく下からだ。よってこの三箇所については、守りを固めておきたい」 天幕の中にヨンの声が響き、木机を囲むリュ・マンスら三名の護軍が神妙な顔つきで地図を覗き込んだ。木机の上には鴨緑江周辺の地図が置かれ、ヨンは赤筆で点在する軍拠を [続きを読む]
  • 【祝・仟客万来】ありがとう存じます
  •  この庵を結んでまだ一か月も経っていないのに、昨日、ご訪問者さまが1,000人を超えました。 お訪ねくださったみなさま、本当にありがとう存じます。 実はわたし、『シンイ―信義―』の魅力にどっぼ〜んと落ちたのは、今回が初めてではありません。 2年前に第一次『シンイ―信義―』マイブームがありまして、ウンス女史と同じような編笠を被りたいがために、歩き遍路を始めてしまったという過去をもっていま [続きを読む]
  • 【祝・仟客万来】ありがとう存じます
  • この庵を結んでまだ一か月も経っていないのに、昨日、ご訪問者さまが1,000人を超えました。 お訪ねくださったみなさま、本当にありがとう存じます。 実はわたし、『シンイ―信義―』の魅力にどっぼ〜んと落ちたのは、今回が初めてではありません。 2年前に第一次『シンイ―信義―』マイブームがありまして、ウンス女史と同じような編笠を被りたいがために、歩き遍路を始めてしまったという過去をもっていま [続きを読む]
  • 邂逅【捌】
  •  瞼の裏に白い光を感じて、ウンスはう〜ん、と唸りながら寝返りをうった。意識が浮上し始めると、耳には刺激的な物音が飛び込んでくる。野太い掛け声や刀剣が打ち合わされる甲高い音。物が地に落下するような衝撃音、どよめき、雄叫び。眼をこすりながら、小さな欠伸をひとつし、手足を思い切り上下に伸ばした。それから、何度も瞬きをしてゆっくりと半身を起こす。 明かり取りからは、朝のやわらかな陽光が差し込んでい [続きを読む]
  • 邂逅【漆】
  •  あなたの寝床を奪うわけにはいかない、と言い張るウンスを説き伏せ、なんとか床につかせたのが、小半時ほど前だった。ヨンは床几を臥榻の横に寄せると、ウンスの寝顔を見つめた。あの時、天門の近くの丘で別れてから、ヨンには四年の歳月が流れたが、ウンスにとっては一年しか経っていないと言っていた。だが、その一年をウンスが本来の居所である天界ではなく、忠敬順孝大王治世下にて過ごしたとあれば、どれ程の困難に見舞 [続きを読む]
  • 邂逅【陸】
  •  ゆらゆらと波の上をたゆたうような気分でいたウンスだが、とんと少し硬さのある場処に着地させられ、急激に意識が浮上し頭がはっきりとしてきた。どうやらうつらうつらと眠っていたらしい。顔を覆っていた黒布が取り除けられると、眼の前にヨンの微笑があった。 「もう死人のふりは結構ですよ」「ここは?」「私の曹司です」「大護軍の……?」 ぐるりと周囲を見回し、ウンスは驚いたように眼を見開いたが、すぐに [続きを読む]