八條一海 さん プロフィール

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八條一海さん: 商品先物取引の小説 〜世紀末のちょっと前〜
ハンドル名八條一海 さん
ブログタイトル商品先物取引の小説 〜世紀末のちょっと前〜
ブログURLhttp://kaksr.blog.fc2.com/
サイト紹介文20世紀が終わる少し前。商品先物取引の会社を舞台にした物語。 ※この物語はすべてフィクションです。
自由文20世紀が終わる『ちょっと前』。
携帯電話が少しずつ普及し始め、大企業の倒産が徐々に増えていくそんな時代。
今ではもう、けっして通用するはずがない営業・セールス手法がまかり通った『最後の時代』の空気を取り上げたいと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供7回 / 127日(平均0.4回/週) - 参加 2016/05/18 02:10

八條一海 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • No.7 あやしい会社説明会
  •  就職活動であわただしい夏の日の午後。他に誰もいない大学のサークルの部屋で川崎はギターをいじりつつ、ユリとの会話で次の講義までの時間をつぶす・・・。  「商品先物取引ってどんな会社なの?」 ユリの問いかけに川崎はにわか仕込みの知識を披露する。  「行ってみるとけっこうきれいなビルの会社が多いね。金の積み立てができる会社もあるし、相場のモニターがいっぱいあってなんかカッコいい感じだね。おカネが稼げそ [続きを読む]
  • No.6 垣間見た市場部
  • 説明会担当者の男性職員は質問に答えた。 「たしかにこの業界は早く辞める人が多いです。また、当社もそういう部分もあります。ただ、そういうデータを取っているわけではないので、離職率が何パーセントとか、そういうことは言えませんが・・・。」 ここまでは、少なくとも表面的な笑顔はあった。 「しかし、早くヤメる奴は仕事をナメているんです!仕事なんだから、厳しいのは当たり前だと思いますよ!」 もう、これでこの質 [続きを読む]
  • No.5 いざ、会社説明会へ
  •  川崎はまず、会社訪問に備えて業界研究から始めた。 「先物取引ってのは、今まで全然知らなかったけど、けっこういろんな会社があるんだな・・・。取引所は東京穀物取引所に東京工業品取引所・・・。証券だったら兜町だけど、商品は蠣殻町か・・・。」 川崎は商品取引所など見たこともないが、頭の中ではテレビでよく見る証券取引所のイメージで、商品先物も案外面白いんじゃないか?と思いがむくむくと膨れ上がっていた。 さ [続きを読む]
  • NO.4 商品取引員への誘い
  •  『商品先物取引』恐らくノーマルな大学生活を送っているものにとっては、初めて聞く言葉であるだろう。 経済学部生ならば、もしかしたらそれに関する講義を受けたものもいるかも知れない。また、さらにもしかしたら親や祖父などがそれに『手を出してしまった』ということで知っているものもいるかもしれない。この、十中八九、いや、ほぼ100%に近いケースで『手を出してしまった』という表現になってしまうのは、当事者であれ [続きを読む]
  • No.3 就職活動軌道修正
  •  就職活動を『地域金融機関』に絞っていた川崎であったが、内定を取るのに苦戦をしていた。 「しかし、信用金庫・信用組合も調べてみるとこんなにいっぱいあるんだな・・・。」川崎は東京・神奈川の信金・信組を調べ上げ、片っ端から資料請求ハガキを送り、会社説明会に参加しては、面接で落ちたり、更には書類審査にも通らない状態だった。これはすでに始まっていた就職氷河期のせいもあるかも知れないが、それ以上に、川崎の大 [続きを読む]
  • No.2 金融機関への就職活動
  • 川崎の就職活動は、主にリクルート社から送られてくる『リクルートブック』に載っている会社情報を見て、興味を持った会社へダイレクトメールを送り資料請求をする方法をしていた。 まずは第二地銀、信用金庫、そして信用組合にターゲットを絞り、「東京の会社だったらどこでもいい!」とばかりに、今までおよそ聞いたことのない金融機関も調べ上げ、資料請求、そしてセミナー参加へといそしんだ。変にコリ症の川崎は、にわかに [続きを読む]
  • No.1  始まりのその前
  • 西暦2000年の世紀末。そして『ノストラダムスの大予言』・・・。それを数年後に迎えるある年。東京のとある中堅私大の4年生、川崎新一(かわさきしんいち)は多分に漏れず、就職活動真最中だった。「ん〜・・・、やっぱ就職先は金融機関がカッコいいよなぁ。できれば銀行!だけど全国転勤はゼッタイ嫌だから、手ごろな第二地銀か信用金庫・・・、いや、なんだったら信用組合でもいい!でも、証券会社もカッコイイかも・・・。」就 [続きを読む]
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