ゴーヤ さん プロフィール

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ゴーヤさん: ゴーヤのBL小説部屋
ハンドル名ゴーヤ さん
ブログタイトルゴーヤのBL小説部屋
ブログURLhttp://bittergourd.seesaa.net/
サイト紹介文「じれったい」がBLの真骨頂と信じて止まない管理人です!長い眠りからさめて連載再開しましたw
自由文仕事柄、病院が舞台の小説が多いです。病院の裏の世界をのぞき見しながら、じれじれの二人をお楽しみください♪
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供224回 / 365日(平均4.3回/週) - 参加 2016/05/18 23:40

ゴーヤ さんのブログ記事

  • 俺を見ろSS1(2)
  • 試薬を少し撹拌して、遠心分離器に並べていく。スイッチをONにして、また20分の待ち。これが最後の行程だ。問題なく遂行できたことに一安心だった。さて、この20分はなにをしようかなと思って、結局また直弥のほうに足が向いた。先ほどより近くに椅子を持って行って、また直弥を眺めた。直弥はなぜか眼鏡をかけたまま寝ていて、どうしようか逡巡したが、眼鏡をはずしたところが見たくなったので、とってみることにした。椅子をソフ [続きを読む]
  • 俺を見ろSS1(1)
  • 冷房が空気を送る音がなり、冷蔵庫の音が永遠と響く。遠心分離器がまわる音がする。今は朝の4時。初めての実験での徹夜の日だった。当直業務は医者になってからずっとやってきたし、夜に起きていることはそこまで苦はない。しかし、こうやって静かな時間を過ごしながら実験を続けるというのは、あまり経験が無くて少し緊張していた。直弥がせっかく計画してくれた実験を間違えるわけにはいかない。陽香里が作ってくれたコーヒーを [続きを読む]
  • 近況&お知らせ
  • こんにちは。ゴーヤです。最近寒くないですか?8月なのに。直弥が第1話で言っていた、季節がひとつ早まっている説、頷けませんか?みんな違うって言うんですけど、実は去年も8月は涼しかったんですよ。今年は8月寒かったなっていう記憶、是非とも覚えていて下さい。多分来年も7月のほうが暑いです。これ、直弥というか私の推してる説なんですけどねー。ところで最近仕事がやや忙しくなってきて、執筆に時間とりにくくなっています [続きを読む]
  • アンケート結果発表
  • こんにちはー!『俺を見ろ』、楽しんで頂けましたでしょうか?さて、7月の末にやらせて頂いたアンケート結果を発表しますです〜!!この度は、ご投票頂き、ほんとにほんとにありがとうございました!毎日増えていく投票に、私は毎日とても幸せな気持ちをもらっていました。結果、計86票の票を頂きました。少ないのか多いのか、よく分からないですけど、ホントにホントに感謝の気持ちで一杯です☆ひとつひとつ大切に頂きました。さ [続きを読む]
  • 俺を見ろ(あとがき)
  • 久しぶりの連載いかがでしたでしょうか。最後までお読み頂き、ありがとうございました!お楽しみ頂けたかな・・・?直弥は非常にかわいい人間です。ここまで喋らない人間も珍しいですが。気付いたら,ラストのシーンは「ありがとう」しか、直弥は喋っていませんwwwそれに気付いて喋らせようと考えたのですが、喋らないのも直弥らしいと諦めましたw平山も無口な設定でしたが、それに拍車がかかった直弥くんです。でも、どうやら崇 [続きを読む]
  • 俺を見ろ(53)
  • はぁーっと、崇裕が後ろにあったソファに倒れ込むように背を預けたから、引きずられて直弥も崇裕の上に乗るように倒れ込む。目の前に、崇裕の嬉しそうな顔が見えた。「殻に閉じこもってる直弥も十分かわいかったけど。」恥ずかしげもなく崇裕が言うので、直弥はなんと答えればいいか分からなかったから俯いた。しかし俯いた顎を掴まれ、強制的に視線を戻させられる。見上げた崇裕の目がいつもとは違った。その目を見ていると、いて [続きを読む]
  • 俺を見ろ(52)
  • 「今のお前には、俺がいるだろ。」そうして今度は真っ正面から抱きしめられた。片手で頭を押さえられ、肩口に唇が押し当てられたのが分かった。柔らかな口づけだった。その言葉と行動の意味が、今の直弥には理解できた。あの幼い頃の絶望の日から、直弥は自分の心に沸くものすべてに無意識に蓋を閉めてきた。それは自己防衛の本能だった。しかし、それでも抑えきれずに感じていた、崇裕の魅力、崇裕への独占欲。それが何なのか、直 [続きを読む]
  • 俺を見ろ(51)
  • それでも崇裕は続ける。「もし、ずっとずっと未来だっていい、時間を操作することができるようになったら、過去に戻るひとが現れるだろ?その人が今までに見つかるはずだと思う。でも、誰もそんな人を見たことがない。ということは、今後長い年月、どんな未来まで行っても絶対に時間を動かすことはできないんだ。」「・・・。」「直弥。」そこで名前を呼ばれた。直弥はまた泣きたくなった。「タイムマシーンは絶対にできない。」一 [続きを読む]
  • 俺を見ろ(50)
  • ふと気付けば、直弥は見知らぬ場所にいた。・・・テレビ?どこかのリビングのようだった。なんだか凄くあったかい・・・と思ったら、人の気配がすぐ後ろにあった。というか、後ろから誰かに抱きつかれていた。驚いて身動ぎしたら、逆にさらに強く抱きしめられた。思い出したくもない思い出を見たばかりで、直弥は自分の状態がすぐに理解できなかった。心が重かった。ずっと忘れていたことだった。忘れたくて忘れたくて、必死に忘れ [続きを読む]
  • 俺を見ろ(49)
  • 蔑むような、軽蔑するような。そんな顔。「お前、気持ち悪い。」大きな口をあけて彼が言った。その言葉が何重にもなって、直弥の耳に響き渡った。「お前、気持ち悪い。」「お前、気持ち悪い。」「お前、気持ち悪い。」何回も何回も声が響く。直弥は息をのんだ。手が震えた。その手には汗がしたたり落ちるほど流れていた。すると、周囲から笑い声が聞こえてきた。はやし立て、なじるような笑い声。耳を塞ぎたくても身体が動かない。 [続きを読む]
  • 俺を見ろ(48)
  • 気付けば直弥は懐かしい場所にいた。懐かしいと分かるけど、すぐにはどこかは分からなかった。それに懐かしいからと言って、心安らぐ場所ではない。むしろ、変な胸騒ぎがする場所だった。机、椅子、机、椅子。目の前に大きな緑の板。無音だった空間から、だんだん周りの音が聞こえてきた。皆のはしゃいだ声が聞こえてきて、そしてそれで分かった。ここが、学校であること。なんで学校にいるのか分からない。でも、そこは自分の通っ [続きを読む]
  • 俺を見ろ(47)
  • 「響くんはいつも面白いことを思いついてやっているから、こうなることは分かっていたけど、まさかこんなに早いとはねー。」飲み会には金田を含めた現研究室所属だけでなく、以前研究室にいて直弥が手伝ったこともある人たちも現れて、大人数が集まった。皆が口々に話している。確かに嬉しいニュースであることは分かっていたが、突然開かれたにも関わらず、こんなにも沢山のひとが集まるなんて、直弥はただただ驚いていた。「さ、 [続きを読む]
  • 俺を見ろ(46)
  • 「おめでとう!!!!」「?」「どうしたんですかっ!?」何かいつもと違うことに気付いた陽香里が嬉しそうに間に入ってきた。新堂が嬉しそうに身体を揺らしている。「???」こんな子供のように嬉しそうな新堂を見たことがなかった。その右手には、なにやら紙が握られている。「いや、ほんとはまだオフレコなんだが、我慢ができん!」「新堂先生、どうしたんですか?」今度は後ろから崇裕が声をかけた。准教授なのに、喜びすぎて [続きを読む]
  • 俺を見ろ(45)
  • その日も直弥は研究室で実験をしていた。以前やっていたTh2の実験で、別の場所では崇裕がTh22に関する実験を進めている。飲み込みの早かった崇裕は、すでにTh22関連に関しては主動で実験を進められるようになっていた。最初は直弥のアイディアに則った実験をしていたが、今では自分で内容を考えてやっていた。陽香里は自分のデスクでまとめを行っているようだった。いつもの風景。いつもの静かな空間。遠心分離器の音と、実験道具 [続きを読む]
  • 俺を見ろ(44)
  • 隣で毛布が動く音がして、崇裕を見れば、単にこちらへ寝返っただけだったようだ。まだ規則正しい寝息が聞こえる。毛布で覆われているが、そこから覗く崇裕の顔を見て、もう一回直弥は溜息をついた。どうせ陽香里のことを邪魔しても崇裕を独占なんてできない。医者で、優しくて、華があって。研究室の外の崇裕のことは知らないが、あの学会の時みたいに、沢山の人に囲まれているであろう崇裕を、研究室にこもっている自分が独占でき [続きを読む]
  • 俺を見ろ(43)
  • ふと目を覚ませば、日は少しあがったようだが、まだ若干暗かった。時計を見ようとしたが、視界がぼけていて見えない。昨晩、眼鏡をどうしたか全く思い出せなくて、目を細めながら手当たり次第探れば、サイドボードになじみの感覚があったので、それを装着する。6時。見回せば、崇裕は自分のベッドに大人しく横になって、まだ寝ているようだ。直弥はあまり酒を飲まないのだが、昨日は昼から夜までずっと酒ばかり飲んでいたので、や [続きを読む]
  • 俺を見ろ(42)
  • 直弥も眠いなと思って、目を閉じかけて、ふと起きた。おいおいおいおい…崇裕はさっきタックルして直弥を押し倒して抱きついたまま、そのまま眠り始めてしまっていた。「離せよ。」小さく言って体をよじっても、崇裕は一段と腕を強めただけだった。ま、いっか。…と諦めて、目を瞑ってから、また直弥は目を開けた。いやいや、良くないだろ、この態勢で寝るって。下を見れば崇裕が、直弥の胸に頬をすり寄せていて、その両腕はがっち [続きを読む]
  • 俺を見ろ(41)
  • しばらく時間が経って、やっと外人たちが帰る様子を見せてきた。「別の場所で誰かと合流するんだって。俺たちはそろそろ帰るか。」そう言って、振り返った崇裕の目はかなり座っており、顔色は変わっていないものの、酔っていることが伝わってくる。「うん。」居ても立ってもいられなくなって、するりと崇裕の腕から抜けて、直弥は席を立った。外に出れば、ロンドンの夜はかなり冷え込んでおり、少し厚着をしているものの、それでも [続きを読む]
  • 俺を見ろ(40)
  • そのパブは、大きなテーブルが何個かある形になっており、その一角に2人は座っていたが、なにかしらのグループが相席として座ってきた。その人たちも、やはり直弥たちが日本人だと分かって話しかけてきた。やっぱり直弥には何を言っているのかサラサラ分からなかったが、崇裕が応対をしてくれた。そして、どうやらラグビーの話で盛り上がっているようだ。日本人の名前もちらほら聞こえるから、おそらく日本の試合について話してい [続きを読む]
  • 俺を見ろ(39)
  • 今日見たあの大きなスタジアムで、あんなに沢山の観衆に囲まれて、同じ日本人がプレイして、そして劇的な試合をしたのかと思うと、それだけで直弥のテンションもあがった。目の前にいた外人が、今度は握手を求めてきて、そして「Great」だかなんだと言って去っていった。今日、何度こうやって言われたか分からない。しかし、皆が皆、嬉しそうに話しかけてくるお陰で、ひどく苦手意識のあった「ガイジン」に直弥の中で抵抗が薄れて [続きを読む]
  • 俺を見ろ(38)
  • 「イギリスらしく、パブに行こうぜ」ラグビーからの帰り、そう言って崇裕に連れられて、イギリスの居酒屋に2人は入った。直弥もまだ興奮が冷めやらず、そのままホテルに帰る気はなかった。パブの中はやはりラグビー一色で、色々な国の旗が貼られ、そしてテレビはラグビーの試合が流れていた。よく見ればさっきの試合の再放送のようで、ふたたび会場の興奮が呼び起こされる。戸惑いながらカウンターで酒を買い、そして店の一角に2人 [続きを読む]
  • 俺を見ろ(37)
  • 「とりあえず、相手の陣地にボールをつくか。もしくは蹴って、ゴールに入れるか、それで得点。ボールは前に投げちゃいけない。はい、これでOKだから。」崇裕からずさんなルール説明を受けただけだったが、それでも試合は非常に面白かった。鋭くて華麗なパスの連携遠くから蹴ったのに入ってしまうゴール力強いタックルと、それによって切り開かれた道を全速力で走る選手。パスの音、タックルの音、キックの音。それらが聞こえてきて [続きを読む]
  • 俺を見ろ(36)
  • 沸き立つひとびと、外国という異国感、天気がよい青空。それを肴にしたビールは確かに美味しく、直弥のビールも進んだ。ビールを飲みながら辿り着いた試合会場は、すでに大盛り上がりだった。各所で売店やら催し物が開かれ、皆の笑顔がその場に溢れていた。スタジアムの正面に、大きなモニュメントがあって、その姿を見てやっと何を見に来たのかが分かった。「ラグビー?」「そーゆーこと。直弥は知らないだろうけど、いまW杯開催 [続きを読む]
  • 俺を見ろ(35)
  • 翌日、3日目の学会は午前中で終わりだったので、2人は観光に行くことにした。崇裕が忙しそうだったので飛行機やらホテルやらの色々な準備は直弥がしたが、この観光の1日だけは崇裕が準備すると言って聞かなかった。「結局どこいくの?」そう聞いても崇裕は誤魔化してばかりで教えてくれなかった。日本でもそうだったし、ロンドンについて当日になったというのに、やっぱり崇裕は教えてくれない。そんな崇裕に引き連れられるように [続きを読む]
  • 俺を見ろ(34)
  • さらに質問をしようとしてくる外人に向かって、自己紹介し、そして代わりに答えてくれているのが分かった。せめてもの礼儀と、とりあえずその場にふらふらと立って聞いていれば、崇裕は的確に答えてくれている、と思われる言葉が聞こえて安心した。しばらく崇裕が色々と答えたのに、まだまだ話したそうな外人だったが、そろそろ本気で疲れてきた直弥の雰囲気を察した崇裕は、その外人を適当に流して、そして直弥を引きずるようにし [続きを読む]