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floatの空想日記 https://float-space.hatenablog.com/

日常生活における「無駄」に「価値」を見出したい。不真面目なことを真面目に書きます。

まだまだ始めたばかりですが、どうかよろしくお願い致します。

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2016/05/23

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  • BUMP OF CHICKENの銀婚式─Silver Jubileeに参列したら「好き」が溢れてた

    ライブ──生で音楽を聴くことが久しぶりすぎて、前日になっても全く実感が沸かないまま、「Silver Jubilee」当日を迎えた。電車で会場まで向かうドキドキや、ライブに参戦する人たちで埋め尽くされた会場付近の賑わいが、遠い過去のライブの日の記憶とリンクして、デジャヴみたいに「この感覚、どこかで…」と小さくざわめきが走った。コロナ禍になって、当たり前が当たり前に流れることさえ許されなくなった窮屈な毎日に慣れていたから、楽しかった遠いライブの記憶が忘れてしまっているんじゃないかっていう不安もあったけれど、ライブ当日を迎えて目の前の光景を見たら、忘れている不安さえ忘れて、私の中で積み重なっていた幾…

  • 「親知らず抜歯 TOUR 2022 -Final-」ライブレポート "ベテラン歯科医師が奏でる素敵なアンサンブル"

    私は3月13日(日)に、近所の歯科クリニックにて、親知らず抜歯ツアーファイナルをおこなった。抜歯がおこなわれたのは右下と左上の親知らずで、それぞれ約1ヶ月の間隔を空けてゆっくり計画的に進めていったという。今回のツアーは小中学生の頃にリリースした「歯並びの矯正」以来の歯医者さんで、実に10年以上ぶりのライブツアーとなった。ツアー開催の発端となった出来事は、去年の年末から少し奥歯に痛みを感じ始めたことである。当本人もこのまま放っておくとヤバいのではないかという危機感を感じていたという。そのため、急ピッチで近所の歯医者さんに予約の電話を入れ、隠せないドキドキを纏いながらツアーは開催された。かなり久々…

  • 木洩れ日とプリン

    靄がかかった頭の中に追い打ちをかけるように、文明の利器を通じてやってきた果てしない情報たちがガツンと目の前に現れる。まるで小学校の体育の時間にやったドッヂボールみたいに、容赦なくポジティブな情報もネガティブな情報も目に見えるボールとして頭にぶつかってくる。あの頃は頭はセーフだったけれど、今じゃもうアウトなのかもしれない。というかドッヂボールで頭に当たったらセーフっていうよく分からないルールは何なんですか?むしろ頭にボールをぶつけた人をアウトにしてほしいくらい。 自分から見る自分と他人から見る自分は同じようで全然違っていて、その見え方が違うことの振り幅に驚いたりする。それが生きることの面白いとこ…

  • 微睡み

    つまるところ、体育の授業でチーム戦の競技をやっているときに、自分がミスをしたらどこからか聞こえてくる「ドンマイ」という言葉に、ものすごく助けられていたような気がする。背負っていた重い荷物が外されて、スッと心が軽くなったような。負の感情が消されるだけじゃなくて、何か次に進むためのモチベーションのトリガー的な役割までも担っていた。その言葉は“誰が”発したのかは全くもって関係なくて、もはやその言葉、すなわち母音と子音と喉を震わせて出てくる音だけで、こんなにも人の心が揺さぶられるのは、一体何なのだろうと不思議におもう。 言葉というものに、こんなにも敏感になったのはいつからだろう。先天的か後天的なのかも…

  • 流しそうめんの正体を僕らは知ってる

    某バンドの某曲にこんな歌詞がある。 流しそうめんの正体を僕らは知ってる 流しそうめんといえば、夏の風物詩のひとつである。竹を半分に切ったものを並べて、そこに水とそうめんを流して楽しむ夏の大々的なイベントだ。 しかし、私たちは「流しそうめん」と当たり前のように言うけれど、果たしてその言葉の本質をきちんと捉えて使っているのだろうか?こういう命題は、ある種の常識的な物事に対するアンチテーゼ的なものを含んでいるともいえる。 そもそもこの「流しそうめん」という言葉は、「折りたたむ」+「傘」=「折りたたみ傘」、「話す」+「声」=「話し声」といったような、複合名詞の一種であり、「動詞」+「名詞」の組み合わせ…

  • すごく奥が深い気がする飲み会というイベント

    僕はたばこのにおいも好きじゃないし、お酒も全く飲めない。 飲み会というワードは聞こえはなんだかすごく楽しそうな雰囲気を醸し出しているけど、ふたを開けてみると、そこには人生のすべてが詰まっている。組織のなかの、小さくて、大きくもあるコミュニティのなかの、暗黙のルールが敷かれたうえでの、話し合い。 フラットなようでフラットじゃない言葉の交わし合い。多くの人は、喫煙所の会話や雑談で、その人となりを知って、社会で生きていく術を身に付けていくらしい。乾杯のときは、若い人はグラスを先輩よりも下に捧げるらしいとか。飲めと言われたら断らないほうがいいらしいとか。こんなの学校じゃ教えてくれなかった。 傍から見れ…

  • 『BUMP OF CHICKEN aurora ark TOUR in NAGOYA DOME 9/21.22』に参戦したけれど、マボロシだったのかもしれない

    人生のルールブックには載っていない感情に飲み込まれて、心の辞書でこの感情を引いてみても、どこにも見当たらないような、そんな気がした名古屋ドーム2days。 思い返してみればいつもそうだ。BUMPのライブに参戦するたび、そこで湧き出てくる感情はひとつひとつちがっていて、だからこそ同じライブは二度と見ることができないのだろうと思う。ひとつひとつのライブがかけがえのない瞬間だから、自分の感情をさらけ出すように最大公約数的に、分散と発散できたら、それはいつか幸せや楽しかった思い出に変わるような気がする。 いつもBUMPのライブに参戦するとIQが2になり、「最高」「ヤバい」といった語彙力皆無の妖怪と化す…

  • よく分からない絵を描いたら、よく分からないことになった

    いろはすって何で無色透明なのに味がするんだろう、と不思議に思っていたら、いつのまにか日が暮れていた。 もも、みかん、なし、いちごミルクとか、色んな味のいろはすを飲んできたけれど、未だに透き通った透明な水になぜ味が付いているのか分からない。それに、液体に「いろ」がついていないのに「いろはす」という名前なのも謎だ。せめて「いろ」をつけてほしい。でも「いろ」をつけたら、それは「いろはす」じゃなくなる。いろはすのパラドックスだ。 こんなことを考えながら、いろはすの横に目を移すと、そこには6枚切の食パンがあった。そもそも食パンと言う名前、これは「主食用パン」の略語らしいが、逆に食用じゃないパンなど存在す…

  • あたりめを食べました

    「なにか硬いものが食べたい。」 そう思い立ったのは夜の23時30分。 僕は色んなお菓子が収納してある、お菓子ボックスに手をのばした。 夜の23時過ぎにお菓子ボックスをあさるその姿は、おそらく傍から見れば、なんとも滑稽な姿に見えていたことは間違いないだろう。 何か硬いものが食べたい、そんな欲望はとどまることを知らずに、僕はお菓子ボックスをのぞき込む。 ガサガサ、ゴソゴソ。 ポテトチップス、これはサクッとした食感で、硬い感触とは程遠い。 カントリーマアム、これはクッキーの柔らかいバージョン。絶対にしっとりしている。 飴ちゃん、いや、これは硬すぎる。というか飴ちゃんは本来舐めるものだ。しかしある程度…

  • 人生で初めてタピオカを飲んだ

    皆さんはタピオカという飲み物をご存知でしょうか? そう、最近、中高生のあいだで大ブレイクしているあれだ。 たちまち、タピオカ屋さんを見かけるたびに、行列ができている。それは、ディズニーのアトラクションの待機列のように、通りすがる者をぎゃふんとさせる。 そして日本人たるもの、行列ができているお店を見かけるとなぜか無性に気になってしまう。 何かに操られるように、ふと気づけば、僕は行列に並んでいた。看板にはタピオカという4文字が羅列している。 なんだろう、タピオカって。 なにかしらの飲み物であるということ。そして、タピオカは、普通のドリンクとは違い、直径5ミリくらいの丸くて黒い粒のようなものが入って…

  • 希う

    シャボン玉が割れる速度のように夏のそよ風を感じる素肌のように街中できらめく人の声のようにふわふわした雲が綿あめに見えるように主観と客観が行き来するように思い出がどこかでリンクするときのように チョコレートはとても甘くて、キムチはとてもからい。そんな当たり前の風景を見て感じとったものが、剥製で出来た馬のように、もう動かないものだとしても、私たちには生きているという不確かな実感があるから、なんとなく大丈夫だと思う。 なぜ私がここに生まれたのか、ここにいるのかをを問いだすと、連想ゲーム的にあらゆる角度から言語化できないレベルに達して、最終的には、仮説や空想のはざまで置いてけぼりになる。 生まれてから…

  • 「せやかて工藤!」というセリフを一度でいいから言ってみたい

    突然ですが、皆さんは名探偵コナンというアニメをご存知でしょうか? というか逆に知らないという人に出会ってみたいほど、超国民的なアニメとなっている名探偵コナン。 アニメの主人公は江戸川コナン、本名は工藤新一。 映画ではいつものように、毒薬を飲まされて小さくなった経緯と近況を説明するのがテンプレートになっています。 そして最後に、コナン君の決め台詞である「見た目は子ども、頭脳は大人」「真実はいつも一つ!!!」と言い放ち、本編がスタートする流れとなっている。 さらに、名探偵コナンに登場する「西の高校生探偵」と呼ばれている人物が存在する。 そう、服部平次である。 彼は、大阪生まれ大阪育ちで、生粋の関西…

  • お家に帰ってきて1番初めに口にする言葉ランキング

    突然ですが、お仕事やお出かけから帰ってきたとき、皆さんは第一声に何という言葉を発しますか? ただいま?おかえり?やっほー? もし嬉しいことがあったときは、「ねえねえ聞いて聞いて!!」と、やたらテンション高く誰かに報告しますよね。 しかし、それはお家に帰ってきたときに誰かがいる場合のみ。 一人暮らしの身にとっては家に帰っても誰もいないわけです。 そう、つまりそこにただただ四角い空間が存在しているだけなのです。 僕対部屋の空間、そこはただただ時間という概念によってのみ、空間というものの存在がなされます。なんかハイデガーみたいですね。 というわけで今回は、一人暮らしをしている場合、家に帰ってきて一番…

  • マンションから聞こえてくる「喘ぎ声」に私たちはいかにして立ち向かうべきなのか

    マンションで暮らすことは自分との戦いだ。一人暮らしというある種の自立を経て、実家暮らしでは経験できなかったことを、試行錯誤しながらも少しずつ普通の生活に近づけていく。 洗濯物、毎日の食事、部屋の掃除、その他諸々の所作をすべて自分で振舞わなければならない。時にはめんどくさくなってサボってしまうことだってある。それでも生活をしていかなければいけないから、見よう見まねで透明のマニュアルを見ながら精一杯パフォーマンスをする。 そう、つまり一人暮らしは自分との戦いなのである。 そんな一人暮らしのなかで、もっとも大きな問題はマンションから聞こえてくる「女性の“喘ぎ声”」だろう。 「アン…アン…///」とい…

  • アルファベットA~Zのなかで、電車のつり革として一番適しているのは?

    突然ですが、皆さんは電車の“つり革”を見たことがあるでしょうか…? 一般的につり革とは、電車などの乗り物で、立っている乗客たちが、乗り物の揺れや動きから身を守るために、上から吊るされている道具のことを言います。 また、電車のつり革は多種多様なものが起用されており、東京ディズニーリゾート内を運行する舞浜リゾートラインでは“ミッキーマウス”のかたちをしたつり革、JR東日本では、バレンタインデー前後の期間限定企画として“ハート型”のつり革が設置されるなど、今やつり革界隈はとどまることを知りません。 そんな、斬新で新鮮なアイデアで盛り上がりを見せるつり革界隈ですが、このあいだ電車に乗っていて、つり革を…

  • くす玉の垂れ幕に書かれていたら「えっ!」と思う言葉5選

    こんばんは、こんにちは、もしくは、おはようございます。 こういう記事を書くの、久しぶりな気がしますが、どうかお手柔らかにご覧いただけたら幸いです。 突然ですが、皆さんは「くす玉」を割ったことがありますでしょうか!? 一般的に「くす玉」といえば、企業の創立記念日や新しい店舗のオープン記念日、入学式や結婚式、パーティなどのお祝い事など、多岐にわたって使われることが多いイメージがありますね。 さらに球状になっている割り玉のなかには、紙テープや紙吹雪などと一緒に、メッセージが書いてある垂れ幕が現れ、会場内もしくはオーディエンスに集まる人たちの拍手喝采に包まれます。 クラッカーやビックリ箱をいとも容易く…

  • 太陽系探索7日目/マックノート

    着火した線香花火からパチパチと火花が散るように、刹那的にすべては過ぎ去っていく。そんな一瞬の生活のなかにも一瞬はたくさんあるから、ひとつ残さず全部を丁寧に切り取ってシャッターを押したいけれど、次々とやってくる明日は待ってくれない。渦巻いた忙しい感情のなかでも、悩めば悩んだ分だけ、考えれば考えた分だけ、少し成長したような気がするけれど、それは一種の自己満足みたいなもので、すべては他人が自分のことをどう思ってくれているかに収束する。決して、悩んだことはすべてが無駄になることなんてなくて、それどころか無駄なことなんて何ひとつ存在さえしない。無駄なことも無駄じゃないことも、すべてひっくるめて、一つのか…

  • 太陽系探索6日目/ヘールポップ

    発車のベルは、伝えられなかったあの子への気持ちやモヤモヤを埋めるかのように脳内の隙間に鳴り響く。流れていく夜景を眺めながら、無意識の向こう側にまでたどり着こうとするけれど、何も知らないから言葉の概念の輪郭をなぞることしか出来なくて、未熟な自分に途方に暮れる。言葉の輪郭をなぞるだけじゃ物事の核心には迫れない。だけど怖くて触れることができない。なぜならすべてを知ってしまったら、電車に揺られながら感じているこのふわふわとした感覚や想像力、経験もすべて失ってしまうような気がするから。考え事は半永久的に交錯し合って終わることがないけれど、“悩み”というものに対して、少ない言葉のカケラで解決策を紡いでいく…

  • 太陽系探索5日目/ハレ―

    マスタード色に塗られた記憶のなかでは、誰かを好きになることさえも、退屈になって気が緩む。与えられた場所で花を咲かせるために、あらゆる手を尽くすけれど、あんまり上手くいかなくて、“慣れ”というものに自分が染まっていく。このままでいいのかなあって思うけれど、時間というものは止まってくれなくて、何か分からないものに置いてけぼりになったりする。異性の人との接し方なんて分かっているフリしながら何も分かっていなくて、そんな自分に恥ずかしくなったりする。何でも“初めて”って恥ずかしい。 やっとこの頃から異性の人を気にかけるようになって、心躍るようなたくさんの出来事やイベントが発生したけれど、やっぱり慣れない…

  • 太陽系探索4日目/ドナテイ

    読書感想文と人権作文とポスター、教科の宿題と自由研究。夏休みが始まって、どうにかして7月中にすべての宿題を片付けようと意気込むけれど、それは言葉だけで摩耗して、気付いたらお盆過ぎになっていたりして、もうすぐ夏休みが終わろうとするなか、必死で残りの宿題を片付ける、というのが定番の流れになっている。夏休みの宿題は面倒だけれど、一度そこに身を投げ出せば、意外と楽しいことに気付いたりする。夏休みの宿題は、夏休みを何倍にも楽しくするためのガソリンみたいなものだ。ひとつ宿題をやり終えた後の達成感は、夏休みを楽しくさせるエネルギーやパワーに変わって、蒸し暑い毎日を充実させてくれる。外の暑さに比例するように僕…

  • 太陽系探索3日目/テバット

    真っ白な絵の具のキャンバスに、感情という色が混ざり合って、ひとつひとつの色が結び合って虹色に輝いていた。今でもあの頃の記憶を鮮明に思い出すことができるのは、ダイヤモンドの原石のように、光沢を帯びてキラキラに煌めいていたからだろう。何事にも支配されることなく心は広大で自由だった。少し成長した体と心と一緒に、二度と来ることのない夏がまたやってくる。思春期という貴重な切符を手にして、自分のことを好きになったり嫌いになったり、友達と笑いあったりふざけ合ったりした。もちろん恋愛だって、“好き”って気持ちの正体なんて分からないまま、恥ずかしさに隠れて自分を出せないでいた。噂が噂を呼んではたちまち学校中に広…

  • 太陽系探索2日目/レクセル

    薬の副作用的な速度で、夏の蒸し暑さは、好奇心旺盛な子どもの頃の身体を刺激してくる。時間とともに少しずつアップデートされてゆく探求心や知的好奇心は、夏場になると、とどまることを知らない。朝早くから捕まえにいったカブトムシと、虫よけスプレーの匂いと一緒にみた花火、日射しが照り付ける中おばあちゃん家で行ったBBQ、友達と心マックスではしゃぎまくったプール。どんな場面でもスーパースターになれた。 子どもの頃は、野性的で本能的だから、未来に起こる出来事をあまり予測できない。だからあの頃は「今」という時間1秒1秒を噛みしめて敏感に生きていた。毎日がドキドキで魔法のような日々だった。子どものころは学校が世界…

  • 太陽系探索1日目/クリンケンベルグ

    終業式がおわり、待ちに待った夏休みの開幕が告げられる。夏休みは何して過ごそうかなってぐるぐる考えていたあの時間が好きだった。ランドセルに詰め込まれた重くて大きな荷物は、楽しみに満ち溢れた夏休みを体現しているようだった。真夏の日射しとセミの鳴き声、乾いたプールサイドとドキドキの通知表。胸の高鳴りは夏本番の合図で、予期できない夏のイベントの数々は思い出すだけで、生きる希望に変わる。 小さいころは、生きている実感なんてないに等しくて、毎日が刺激に満ち溢れていて、それはとてもキラキラに輝いていた。扇風機を目の前にすれば、喉から声を出して宇宙人になれた。田んぼの畦道を渡れば、用水路に目が移って、未知の生…

  • 結婚披露宴の“ケーキ入刀”に代わる愛の共同作業7選

    突然ですが皆さんは結婚披露宴に参加したことがありますでしょうか? ちなみに僕はありません。参加したことがない、と言い切るとウソになってしまいますが、18年くらい前に、一度結婚披露宴に行った記憶があるのですが、そんな遥か遠い記憶の類は、経験したことがないのと同義のようなものなので、ここでは参加したことがないと言っておきます。 僕の過去の話はさておき、結婚披露宴で欠かせないものは何でしょうか?今や、結婚式披露宴の花形となっている定番の演出「ケーキ入刀」です。ケーキカットはホヤホヤの新郎新婦が行う初めての共同作業。ちなみにケーキ入刀は、ケーキをカットすることによって、ゲストのみんなに幸せをおすそ分け…

  • 恋と初夏の涼風

    空が薄暗くなってきたころ、恋のモヤモヤに似た蒸し暑さ漂う空気を肌で感じながら、どこか知らない遠い場所で、野太く鳴り響く花火の音が、かすかに耳に飛び込んでくる。それに気を取られて、そっと窓のカーテンに手を伸ばす。僕がこの部屋にいるあいだに、別の場所では賑やかそうなお祭りが繰り広げられているみたいだ。てのひらで掴めそうなくらい小さな花火が瞼にうつる。その瞬間、僕は、鈴虫と虫よけスプレーのにおいを思い出しながら、“夏”を感じたような気がした。夜道を歩いていると、ふと前触れもなく訪れる蒸し暑い初夏の涼風は、刹那的に幼いころの記憶を呼び起こしてくれる。“夏”という季節を生まれてから二十数回は体験してきた…

  • もし空からお金が降ってきたらやりたいこと7選

    「もし宝くじで10億円当たったら何したい?」誰もが一度は妄想したことのある議題だろう。貯金?海外旅行?高級車買う?一軒家購入?アメリカン・ドリームを夢に見る頭の中の妄想はとどまるところを知らずに、私たちの時間をいともたやすく奪っていきます。そんな、脳内がお花畑と化している最中、「当たるわけないよ。現実見なよ。」なんて言われたら、スマブラのキャラ“ドンキーコング”でBボタンから繰り広げられるジャイアントパンチを、とりあえず一発食らわせておきたいところです。 とは言っても昨今では「お金」というものは、幸せになるためには必要不可欠であり、あって困ることはありません。幸福を追求する権利はみんな誰にでも…

  • 風船

    無数に立ち並ぶビルの街並みや、地下鉄の駅のホームのにおい、暑い季節が間近に迫って期待と不安に胸を躍らせる6月。儚く刹那的に、何度も“あの頃”を思い出しては、らせん階段のようにスルッと頭から抜けてゆく。悲しい思い出も、楽しい思い出もぜんぶ、年齢を重ねるたびに昇華してゆく。昇華しては抜けていく。その繰り返し。においと景色。この二つは、遠い過去の記憶を呼び覚ますための重要なアイテムで、それはふとした瞬間に降りてくる。その瞬間は懐かしさと同時に楽しいという感情も湧き出てくる。ああこの瞬間のために生きてきたんだなあって感じることさえあったりする。悲しい記憶も楽しい記憶もぜんぶ、これから先生きていくなかで…

  • 旅行

    いつも見ている景色なのに、今日はどこか違って見えた。旅から帰ってきた日は、身体に絡まる隅々の細胞たちが言うことを聞いてくれなくて、摩耗し切った肉体に残るのは猛烈な疲れと眠気しかない。次々と目の前に現れる見慣れない風景に、日常では味わうことのない唯ならぬ刺激を受けて、身体が良い意味で悲鳴を上げている。ちょっとだけ、いつもとは違う自分に出会えた気がするから、どこか遠くの場所に旅をするのはすごく好きだ。クリームパスタに添えるパセリのような、休憩時間に嗜むコーヒーブレイクのような、ふとした何気ない瞬間にするキスのような。こんなちょっぴりした気持ちよさみたいなものが、少しずつ重なって非日常に変わる。変わ…

  • 喜怒哀楽÷4=?

    他人の感情に惑わされたくないって嘆きながらも、自分の刹那的な感情で他人を惑わしている自分自身に嫌気がさしてしまうことがある。こんな自分が嫌だなあって思いながらも、受け止めていくしか方法はなくて、できるだけ自分の負の感情は外に出さないように意識しているけれど、心の内側に入り込んでいけばいくほど、自分という存在が崩れていくような気がして、アンバランスな感情を平行に保つのがとても難しい。日常を生きていると、嬉しかったり、楽しかったり、悲しかったり、モヤモヤしたり、多種多様な感情たちで頭の中が埋め尽くされて忙しくなる。感情に数字的な概念は存在しなくて、日常生活で生じるすべての感情を、感情の数で割っても…

  • リレーのに“バトン”に代わる!日常生活のアイテム5選

    突然ですが、皆さんは今までにリレーをしたことがありますでしょうか? リレーとは、バトンと呼ばれる縦長で筒状の道具を、第一走者から順番に第二走者、第三走者へと渡し繋いで行き、タイムを競う競技のこと。小中学生の運動会や体育祭で、クラス対抗リレーなどをしたことがある人も多いと思います。 そんなリレーで、勝敗を分けると言っても過言ではないほど重要となってくるのは、テイクオーバーゾーン内で行われるバトンパスでしょう。テイクオーバーゾーン内で、いかに効率良くバトンを次の走者に受け繋いでいくかの技術が、最終的なタイムに大きく影響してきます。すなわち、足が遅いチームでも、バトンパスの技術に磨きがかかっていれば…

  • 手紙

    ちゃんと元気に生きてるよって伝えるために、両親とは月1くらいで会っているんだけれど、会うたびにほんとに自分は両親に何も親孝行できていないなって思ったりする。そもそも親孝行って何だろうって考えたりするんだけれど、僕はもう生きているだけでれっきとした親孝行だと思っている。こう言うと、自分がまともに親孝行できていないことに対して、言い訳や正当化しているみたいに聞こえて、また自分が嫌になることもあるけれど、生きているという確固たる事実だけで幸せだって思えるし、この世に自分という存在を見出してくれてありがとうって気持ちで胸がいっぱいになったりする。両親の気持ちは、僕が思っている以上に計り知れないし、すべ…

  • 3月も早くも中旬になって本格的に季節が移り変わっていく。僕は“春”という曖昧な季節が大好きだ。春から連想される言葉の中でパッと出てくるのは“卒業”という2文字だ。この時期になると無意識的にYouTubeで卒業ソングを聞いている自分がいる。ダイヤモンドの原石のようにキラキラと輝いていたあの頃を思い出すと、自然と涙が出てくる。毎日授業があるのが当たり前で、時には面倒だな、眠たいなと思いながら授業を受けていたけれど、今となってはそれが全て当たり前じゃなかったんだと気付かされる。そしてそんな感情は“懐かしさ”となって脳内に沸き起こってくる。二度と戻ってこない魔法の時間が走馬灯のように脳内を駆け巡る。時…

  • 「BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER」 2/11 さいたまスーパーアリーナ ライブレポート

    思い返すとあれは約9か月前。2017年5月1日、BUMP OF CHICKENツアーPATHFINDERが発表された日だ。あまりの突然すぎる大きな情報に僕は戸惑いと嬉しさを隠せなかった。反射的に感情が昂ぶってしまった。彼らはいつもこうだ。大きくて膨大な情報を一気に発表して、私たちの感情を狂わせてくる。追いつかない情報に必死になって食らいつき、何とかすべての情報を把握したときには、どこからか名前のない涙が、心の底から溢れ出ていた。止まらない胸の鼓動がワクワクやドキドキに変わり、早く9月にならないかなって思いながら、変わらない生活とただひたすら戦っていた。 僕はこれまで、ありがたいことに何度かBU…

  • 「BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER」 1/11 日本ガイシホール ライブレポート

    あれは5年ほど前のできごと。WILLPOLISツアーで、初めてBUMPのライブに参戦したのが日本ガイシホールだった。しかもライブというイベント自体が人生で初めてで、どことなく幼かった自分にとっては、すごく楽しみで緊張していたのを今でも鮮明に覚えている。その当時、置かれていた状況や心境までもが、昨日のことのように思い出せる。それくらい自分のなかでは、大きくて大切な体験だった。今では当たり前のようにライブに行くことができて、当たり前のようにTwitterで繋がっているたくさんのフォロワーさんたちとお会いすることができて、5年前の自分から見れば、本当に信じられないと思うし、本当にありがたいなぁって心…

  • こころのかたち

    小学校の頃の思い出のかけらを摘む作業が大好きだ。夢を見ていた、見させてくれていたあの頃に思いを馳せるのは楽しい。もっと過去の自分を好きでいたい。何もかもに素直だったあの頃のまま、今に至れたらなって、時々思う。忘れてしまったこと、失ってしまったことがとても悲しくて寂しい。私たちは、望んでいなかったたくさんの人たちの人生の中を、何度も会釈しながら自分の人生を歩んでいる気がする。僕もそのうちの一人。だけど、誰一人として、目の前の風景を望んでいなかった景色だと思いたくないはず。間違ってなかった、正しかったって思っているはず。というか、とてもじゃないけれど、そう思わないと、この星を生きていけないような気…

  • 2018年のはじまり

    明けましておめでとうございます。2018年。平成30年。こうやって数字で、今生きている時代をあらわすと、近未来的な道の上を歩いているような、そんな感覚を覚える。当たり前が当たり前じゃないような、時間が過去のどこかで止まっているような、そんな感覚。止まってくれない時間の流れに、狂わされないように、惑わされないように、この先も生きていけるのかなって不安に思うけれど、同時に楽しみな感情も沸いてくる。いつまでもワクワクや好奇心を忘れないで生きていきたいと思う元旦でございます。 大晦日は、思い返してみれば、毎年決まって同じ行為を繰り返している気がする。ガキの使いをメインで見て、CMに入るとNHKの紅白に…

  • 「BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER」 12/16 石川産業展示館4号館 ライブレポート

    当日は雨。豪雨と風が吹き荒れるなか、入場待機列で凍えそうな胸の奥を、ライブ前のドキドキで覆い隠しながら、ただただ自分のブロック番号が呼ばれるまで待っていた。番号が呼ばれたと同時に、この極寒の中から抜け出すかのごとく、颯爽と会場内へと足を運ぶ。傘は会場内には持ち込めないそうだ。僕は傘を端っこの分かりやすい場所に置き、ブロックへと駆け出した。ちなみにブロックはD-2。ブロックに入ると出島に薄らマイクスタンドが見える。この時点ではまだ距離感覚は掴めない。整列番号が遅かったため、会場に入った途端、すぐにいつものスタッフさんによる楽器の音出しが行われていた。この音を聴くとライブに来たんだなぁと改めて強く…

  • 忘れないように

    僕は夜中という時間帯が大好きだ。沈黙で埋め尽くされる空と、パソコンのファンの音だけが狭い部屋中を駆け巡る。社会の歯車が悠々としたスピードで動いているから、夜行性の僕にとっては快適で最高すぎる環境なのだ。夜中だけは、自分の感情に素直に正面から向き合える。緩やかに進む社会の歯車とは対照的に、僕の頭の中の感情や考え事は煮えたぎるように活発的に動く。これと言って特に生産的な活動をしているわけではないけれど、頭の中を様々な感情たちがぶつかり合ったりしていく様を、俯瞰的に見たりして、正しい感情だけを取り出しては、そこに浸ることを繰り返している内に朝がやってくる。冬は日が昇るのが遅いから好きだ。なぜなら自分…

  • 好きな人には好きって言えるように

    今すれ違った人は、どんなことを思っていて、どんな毎日を生きているのだろう。電車の中で隣に座っている人、目の前に座っている人は、どんなことを感じていいて、どんな人生を生きているのだろう。こんな、考えていてもどうしようもないことをよく考えてしまう癖がある。答えのない物思いにふけながら、最終的には、自分に与えられた人生というものに、自分は正直で素直に生きているのかなぁとか考える。たまに、世間は冷たくて残酷だ、社会は甘くない、厳しい世界だなんて、今までの人生を生きる途中で幾度も耳にした、根拠のない誰かの言葉をふとした瞬間に思い返しては、少し目の前が滲んだりする。人は、世間のことを考える時や述べる時、少…

  • 過去に戻るという感覚

    夢を見ていたあの頃に比べたら、叶えるための努力や行動なんて何も残っていなかった。すべて消え失せてしまった。瞬く間に消えゆく流れ星のように、それは一瞬で僕の心から、生きる術さえも奪っていった。僕には何ができるんだろう。何が残されているんだろう。自問自答も出来ないくらい、もう一人の僕は返事さえしてくれない。人は悲しさを乗り越えた時、初めて強くなれるっていうけれど、やっぱり心のどこかには寂しさや悲しさはずっと残っていて、でも逆にそれがあるから、少しは胸張って生きていこうって思える。 僕には、幼稚園からずっと幼馴染の友達が何人かいる。同じ場所で、同じ月日に生まれただけの人たちが周りにいて、気が付いたら…

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