pocketgarden さん プロフィール

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pocketgardenさん: 『今日の一冊』by大人のための児童文学案内人☆詩乃
ハンドル名pocketgarden さん
ブログタイトル『今日の一冊』by大人のための児童文学案内人☆詩乃
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/pocketgarden
サイト紹介文大人だって児童文学を楽しみたい、いや、大人こそ読みたい。 大人が読む児童文学日記と日々のあれこれ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供225回 / 365日(平均4.3回/週) - 参加 2016/05/28 14:09

pocketgarden さんのブログ記事

  • ちょっと行けばある田舎の夏
  • 『翔太の夏』(2008年)那須正幹作 スカイエマ絵 旺文社ずっこけシリーズで有名な那須正幹さんが描いた、田舎の少年たちの夏。これは、男子が好きそう。舞台は瀬戸内海の町から車で30分ほどのところにある山里だそうで、今でもまだまだ豊かな自然があるそう。そう、ちょっと離れればまだまだあるんですよねえ。私が暮らす鎌倉も、山里まではいかないけれど、谷戸と呼ばれる小さな山の中に住宅街があって、歩いていると普通にクワ [続きを読む]
  • こんな形の愛はあり?なし?
  • 『夏至祭の女王』(1994年)ウィリアム・メイン作 森丘道訳 偕成社 ラズロ・アクス絵MAX’S DREA,1977 物語の舞台は、19世紀も終わりに近いヴィクトリア朝後期のイギリスの荒野の中の小さな村。ムーア、ヒース、ハリエニシダにヘザー。『嵐が丘』好きとしては、これらの言葉を聞くだけでもうたまりません。最初の数ページで、もう、ぐぐっとこの物語に惹かれてしまう。≪『夏至祭の女王』あらすじ≫階級制度がまだ厳しかった時 [続きを読む]
  • 性格の悪さピカいち!『夜が明けるまで』
  • 『夜が明けるまで』(1980年)マヤ・ヴォイチェホフスカ作 清水真砂子訳 岩波少年文庫TILL THE BREAK OF DAY Memories:1939-1942 by Maia Wojciechowska,1972これは、強烈な物語!自伝だというからますます強烈。何にびっくり、って主人公の気性の激しさ&性格の悪さですよ。この物語は、産経児童文学賞を取って入るのですが、猪熊葉子さんは推したものの、他の選考委員の方たちから、「こんな性格の悪い主人公のものに賞を取ら [続きを読む]
  • 不都合なものは消えてよい?
  • 『真夜中の商店街』(2007年)藤木稟作 徳永建絵 講談社今日の一冊はコチラ。ん〜、個人的には漫画みたいだな、と感じました。誤解のないように。漫画が悪いとかじゃなく、漫画自体は私も大好き。本読むのが苦手な子はこういう物語から読むと、入りやすいのかもしれません。本が苦手な我が子を見ていると、内容はともかく(←ここポイントかも?)、?長い本読めたー!”という達成感が、違う本にもチャレンジしてみよう!という [続きを読む]
  • 住職最高!『小やぎのかんむり』
  • 『小やぎのかんむり』(2016年)市川朔子作 講談社今日の一冊はコチラ。市川さんの描く物語は、『よるの美容室』(記事はコチラを )もそうだったけれど、丁寧で、優しくて、登場人物とお友だちになってしまう。だから、心に残る。うっかり電車の中では読めません。涙があふれてしまうから。ちなみに、子ヤギではありません、小やぎ。なぜかというとマーシャ・ブラウンの『三びきのやぎのがらがらどん』の大きいやぎ、中く [続きを読む]
  • 他人事ではない『ともだちのしるしだよ』
  • 『ともだちのしるしだよ』カレン・リン・ウィリアムズ/カードラ・モハメッド作 ダーグ・チャーカ絵 小林葵訳 岩崎書店今日の一冊はコチラ。アフガニスタンとパキスタンの国境にあるペシャワール難民キャンプを舞台にした物語。難民キャンプを知らない子どもが聞いたら、それほど胸に迫るものはないかもしれない。でもね、大人はもうその背景にあるものを思うから、泣けて泣けて仕方がない。難民キャンプの惨状を描いてるという [続きを読む]
  • イタリアの宮沢賢治!?
  • 『古森のひみつ』ディーノ・ブッツァーティ作 川端則子訳 岩波少年文庫久々に、ああ物語だなあ!と感じた独特の美しさと世界観のあるイタリアの物語。日本語に翻訳されたのは昨年2016年と最近なのですが、原書が出版されたのは1935年。イタリアの小さいけれど、美しく古い森を舞台とした物語です。みなから嫌われ、冷酷無慈悲なプローコロ大佐が、森を受け継ぐのですが、まあこの大佐がヒドイ。妖精の宿るモミの大木に手をかけた [続きを読む]
  • すごい題材の中高生向き文学
  • 『LSD-兄ケビンのこと』(1991年)M.ヴォイチェホフスカ作 清水真砂子訳 岩波書店TURNED OUT by Maia Wojciechowska,1968テーブルに置いてあったこの本の表紙を見て、「え、これも児童文学なの?LSDってあのLSD?」と夫に聞かれました。ええ!児童文学の中でもヤングアダルトと呼ばれる中高生向きですけどね。児童文学ってふんわりほんわかな世界を描いている、というイメージのある人にとっては、この手の物語は衝撃的な [続きを読む]
  • 夏に読みたい:本が苦手な男子にも
  • 『めざせ!秘密のコッパ島』(2004年)白金ゆみこ作 石井勉絵 あかね書房【ここがポイント!】■ 夏休みに読みたい■ 本が苦手な男子にもおススメ■ 友情と冒険のひと夏の物語■ 老人と子ども(おじいちゃんとだけの秘密)■ ファンタジーなのに、現実味がある!■ 小学校中級から。読み聞かせるなら低学年から。これは、ワクワクしますね〜、特に男子は。演劇化されてるとのこと、納得な内容。ああ、田舎っていいなあ。夏 [続きを読む]
  • メッセージ性が高いと子どもから敬遠される
  • 『ほんとうのことをいってもいいの?』(2002年)パトリシア・C/マキサック文 ジゼル・ポター絵 ふくもとゆきこ訳 BL出版今日の一冊はコチラ。秀作といわれているメッセージ性の高い絵本です。でもね・・・メッセージ性の高い本って、子どもから敬遠される(笑)。大人の「こうあってほしい」という意図が見え隠れするから。こういうものに関し、子どもは敏感に察知します、そして嫌がります。この子どもの察知能力がすごく [続きを読む]
  • トム・ソーヤってこんなだったの!?
  • 『トム・ソーヤの冒険』(1952年)マーク・トウェイン作 石井桃子訳 岩波少年文庫児童文学あるある。有名すぎる or アニメ化されたものは読まないまさに。有名すぎて、知らない人はいないであろう『トム・ソーヤの冒険』ですが、私の場合はアニメでインジャン・ジョーが怖かった印象が強すぎて、その後読む気になれませんでした。例え読む気になっても、あらすじ知ってるのって後回しになりがちなんですよねえ。今回読んだのも、 [続きを読む]
  • 超絶オススメ!梟書茶房 New Open
  • 東京子ども図書館行きがてら、オープンしたての梟書茶房(ふくろうしょさぼう)@池袋エソラに行ってきました!オープン2日目ですからね、さすがに混んでいて40分待ちと言われましたが、お一人さまだと割と早く案内してもらえるようでした。梟書茶房は、ユニークな試みで本業界に新鮮な風を入れてくれている、カモメブックスの柳下氏と、珈琲を偏愛するドトールコーヒーの菅野氏が出会ってできたブックカフェ。本好きにとっては、 [続きを読む]
  • ジャケ買いですわよ、お兄さん!
  • 『エーミールと探偵たち』(1962年)エーリヒ・ケストナー作 高橋健二訳 岩波書店昨日は夕方から東京子ども図書館の読書会へ。今日の一冊はその課題本から。≪『エーミールと探偵たち』あらすじ≫少年エーミールは、田舎からおばあちゃんをたずねる列車の中で、お金を盗まれてしまう。犯人に目星がついていたエーミールは急いで追いかけることに。都会のベルリンの街で、偶然出会った少年たちが協力してくれることになり、みなで [続きを読む]
  • 血のつながりって大事???
  • 『トムのほんとうのうち』(2001年)ジョーン・リンガード作 こだまともこ訳 田口智子絵 徳間書店 128頁 TOM AND THE TREE HOUSE,1998アクセス数ががくんと減る週末はマイナーな本をば(←え?いつもマイナー???)というわけで、今日の一冊はコチラ。≪『トムのほんとうのうち』あらすじ≫トムは「とくべつな子ども」です。それは、トムが、おとうさんとおかあさんに「えらばれた」子どもだからです。そう、トムは養子でし [続きを読む]
  • ひみつ♪な絵本特集
  • 前回の児童文学ピクニックのテーマ『ひみつ・かくれ家』は、絵本もいっぱい。ありすぎるので、いくつかセレクトしてピックアップしてみますね。まずは、3年生の読み聞かせで喜ばれたのがコチラ↓『ひみつだから!』ジョンバーニンガム作・絵 福本友美子絵夜になるとふらっといなくなって、朝になっては帰ってくるネコ。ネコは一体夜どこに行ってるの?そんな疑問から生まれた楽しい物語。犬に見つからないように気をつけながら、 [続きを読む]
  • 愛する家族の突然の死『エイボン家の小さなひみつ』
  • 『エイボン家の小さなひみつ』(2001年)ラルフ・フレッチャー作 はらるい訳 小泉るみ子絵 文研じゅにべーる FIG PUDDING, 1995 Ralph J. Fletcher男5人、女1人の6人兄弟の物語!5年生長男「よい子の見本」であり、兄弟をとりまとめることを両親から期待されているクリフ4年生のネイトはぬけめなく、いつも誰かをからかっている。3年生の長女シンは、ベジタリアンの親友に感化され自分の家に嫌気がさしている。2年生の [続きを読む]
  • 第12回児童文学ピクニック
  • 今日は『ひみつ・かくれ家』がテーマの児童文学ピクニックでした〜。いやあ、秘密テーマのもの多い!そう、秘密って、人を成長させる大きな要素なんです!児童文学って基本成長物語だから、どうしても部分的にせよ、秘密が入ってくる物語が多いんですよね。ところで、こういう成長の原動力になる秘密って何歳ぐらいから発生してくると思いますか?  ↓ ↓ ↓答えは、小学3〜4年生からなんですって。第二次反抗期に入ると、現 [続きを読む]
  • よるの美容院
  • 『よるの美容院』(2012年)市川朔久子作 講談社 234頁第52回講談社児童文学新人賞受賞作とても優しくて、穏やかな時間が流れている物語。色々あるけれど、人っていいな、と思わせてくれる。ああ、これはドラマ化とか映画化されたものを見たいなあ。≪『よるの美容院』あらすじ≫まゆ子とタケルは幼なじみで、中学受験仲間。ある日、タケルの交通事故を目撃してしまったことがきっかけで、次第に声を出せなくなってしまうまゆ子 [続きを読む]
  • 歴史にするには早過ぎる
  • 『太陽の子』 灰谷健次郎作 角川文庫今日は沖縄慰霊の日だそうです。お恥ずかしながら、私知りませんでした。沖縄好きで、何回か遊びに行っているというのに!Yahooニュースにも載りませんしね・・・。教えてくれたKさん、ありがとう!というわけで、今日の一冊はコチラ。『太陽の子』です。昨日紹介した『ナオミの秘密』は、物理的な戦争が終わっても心の中での戦争の苦しみは終わらないユダヤ人の人たちの話でした。同じように [続きを読む]
  • 手渡したい戦争文学
  • 『ナオミの秘密』(1995年)マイロン・リーボイ作 若林ひとみ訳 岩波少年文庫 ALAN AND NAOMI,1977 Myron Levoy今日の一冊はコチラ。うん、想像に難くありませんが、絶版です。読まれないには惜しい作品。ぜひ図書館で探してみて下さい。舞台は第二次世界大戦末期のニューヨーク。ナチから逃れて来て、精神的に病んでしまい、誰とも口を聞かなくなってしまったナオミと、彼女を立ち直らせようとするアランという男の子の物語で [続きを読む]
  • 住宅街の中のパワースポット!?
  • 『めっきらもっきらどおんどん』長谷川摂子作 降矢なな絵 福音館書店今日の一冊はコチラ。何度読んでも飽きない、子どもたちに大人気の絵本です。神社の木の根っこの穴から、妖怪の世界へ転がり込み、妖怪たちと楽しく遊ぶお話です。これは、ホント傑作。絵も言葉のリズムもいい。学校の読み聞かせなんかで読むと、子どもたちが一斉に呪文をとなえてくれるんです。それが、たまらない。昨日三男(4歳)の遠足で立ち寄った、白山 [続きを読む]
  • ブックギャラリーポポタム
  • 昨日は、友人のMMちゃんにブックギャラリーポポタム@目白に連れて行ってもらいました。とてもセンスのいい不思議空間!新刊、自費出版?他の店ではみないような同人誌的なものから古書まで。児童文学の古書はなかなかセンスがよい(←上から目線)。ギャラリーなので、今回はオーガンジーを使ったふわっとした独特の世界が描かれていました。確かにかわいい。かわいい・・・。けれど、私にはアートが正直ワカラナイの〜。どうして [続きを読む]
  • 母親が幸せになって悪いか?自分が最優先ってどう?
  • 『冬の入江』(1999年)マッツ・ヴォール作 菱木晃子訳 徳間書店 392頁VITER VIKEN by Mats Wahl,1993今日の一冊はコチラ。季節外れのタイトルではありますが、次回児童文学ピクニックのテーマが『秘密』であることから読んでみました。≪『冬の入江』あらすじ≫ストックホルムに住む十六歳の少年ヨンは、親友のスルッゴとつるみ、いつも悪事を働いていた。ある夏の日も盗んだカヌーで湖を渡っていると、溺れかけた小さな女の子 [続きを読む]
  • 梅雨時のお楽しみといえば?
  • 梅雨時のお楽しみのひとつは、なんといっても紫陽花・・・よりも、桑の実(笑)。家の近所でも桑の実がたくさんなっていて、指が紫色に染まり、つぶされた実で道路が悲惨な状態になっています。本当は桑で作りたかったけれど、今回は冷凍のミックスベリーで、お手軽にベリータルトをつくりました♪ヨーグルトが爽やかな、フローズンベリータルト。色がキレイでテンションあがります。淵に飾るのは、ブルーベリーよりもラズベリーの [続きを読む]
  • 女の子好み!幻想的な北欧ファンタジー『ムッドレのくびかざり』
  • 『ムッドレのくびかざり』(2003年復刻版)イルメリン・サンドマン=リリウス作 ベロニカ・レオ画木村由利子訳 フェリシモ出版ENHORNINGEN,1962■あらすじサンゴの首飾りの行方をめぐり、“ひみつのお庭”から始まる冒険物語がこちら。ムッドレの首飾りのサンゴが一角獣の角に!?一角獣を追って、相棒の人形アステル・ピッピと川のぬしのおじいさんと、海魔女のところを目指します。途中色んな不思議な住人たちがでてきますが、 [続きを読む]