green さん プロフィール

  •  
greenさん: 理学療法士greenの治療ブログ
ハンドル名green さん
ブログタイトル理学療法士greenの治療ブログ
ブログURLhttp://ptgreen.link/truth/
サイト紹介文理学療法で治せる症候・治せない機能障害について、セラピストとしての臨床経験で学んだ治療観を語ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供25回 / 101日(平均1.7回/週) - 参加 2016/06/04 11:51

green さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 失行症は治せるか?〜運動を意識させないことの重要性〜
  • 失行症とは何か? 今回は前記事「すくみ足〜」でも書いた失行症についてです。失行症とは、本来それができるだけの運動機能があるにもかかわらず、ある行為の手順や方法が分からなくなるという高次脳機能障害ですね。 脳血管障害や脳腫瘍(術後)の患者さんに多く認め、肢節運動失行、観念運動失行、観念失行、構成失行、着衣失行、顔面失行、歩行失行などが知られています観念運動失行とは さて、その中でも比較的多く見るのが観 [続きを読む]
  • 療法士的レントゲンの見方〜肩関節の機能障害を読み取る〜
  • 肩は複雑です PT的レントゲンの見方第3弾です今回は肩部編ですが、ご存じの通り、肩複合体は肩甲上腕関節以外にも肩鎖関節と胸鎖関節が連動して運動を起こし、また筋を介して胸肋関節や肋椎関節も肩運動に関与します。滑膜関節ではありませんが、機能的に肩甲胸郭関節や第2肩関節を含める見方もありますね  とにかく肩は複雑ですから、今回はよく見る肩概観撮影に限定して書きました対象疾患としては、肩関節周囲炎、五十肩 [続きを読む]
  • 療法士的レントゲンの見方〜変形性膝関節症の画像と機能障害〜
  • 変形性膝関節症 療法士的レントゲンの見方、第2弾は膝部です。今回は臨床で治療頻度の多い変形性膝関節症(内反型)の画像観察ポイントです療法士はOAの形態変化から、関節・筋の機能障害を予測し、臨床症候と照らし合わせて自分の治療の参考とします。もちろん画像はあくまで見るだけです(診断や説明は×)膝OAの前後像左側:健常者 右側:膝OA赤→:関節裂隙の幅、軟骨下骨の硬化像、骨棘の有無を見ます。関節裂隙の幅 [続きを読む]
  • 療法士的レントゲンの見方〜腰部画像から機能障害を読み取る〜
  • 画像を見る! 運動器・呼吸器・循環器疾患などは症状に応じて、医療機関で必ずと言っていいほどレントゲン検査を行いますよね。それは理学・作業療法の対象患者も同じです。しかし療法士は画像所見に関して診断はもちろん、患者さんにその情報を説明することも業務上一切行ってはいけません(時折見かけますが…) しかし治療を行う上でその情報はとても有益で、治療の方向性を決めるために私は必ず見ます。そう、あくまで見るだ [続きを読む]
  • 嚥下障害は治せるか?〜ご縁はあっても誤嚥はないように〜
  • 誤嚥させてません? 私は色々な病院を見てきましたが、入院患者さんの食事介助場面で「ちょっと!それじゃ誤嚥させますよ」と言いたくなる光景によく出会います。ご家族はともかく、看護師さんや若いSTが食介をしている場面で、頭頸部や体幹の状態に結構無頓着なんですね。これじゃぁ何のための専門家なのか?嚥下障害と理学療法 おなじみの誤嚥姿勢は、頭部後屈&頸部前屈(いわゆる顎上がり状態)で、体幹は屈曲して背中が丸 [続きを読む]
  • 息切れ・呼吸苦は治せるか?〜横隔膜の本来の姿を取り戻す〜
  • 横隔膜はドーム状 ピラティスやヨガなどでも重要視される呼吸。横隔膜はその呼吸活動の75%を担っている立派な筋ですよね。焼肉ならハラミ…美味いですよね〜 ジュル…さて、この横隔膜は解剖学的には胸骨・下位肋骨・腰椎に起始し、肺底部で腱中心に停止するドーム構造であることは専門家の方が周知の通りです画像変化に気づく この横隔膜と肋骨の形状は、胸部レントゲンで確認できますね。特に呼吸器疾患であれば入院時に必 [続きを読む]
  • 猫背はニャオせるか?〜機能障害の段階でしっかり治療する〜
  • 猫背とはニャにか? 猫背は英語で“Cat Back”…ではないんですね、恥かくとこでした医学では円背 round back、亀背 gibbus、突背 hump back、hunch backや、脊椎後弯kyphosisなどと言います。でも「猫背」のほうが可愛いですよね 世間では「猫背改善法」や「猫背矯正整体」など、本や専門の治療院が多数ありますが、果たして“猫背”は実際に治せるのでしょうか?猫背はニャオせる? 外来で腰痛や背部痛の患者さんの理学療法 [続きを読む]
  • 筋緊張障害は治せるか?〜痙縮と固縮と拘縮と攣縮を見分ける〜
  • 「筋緊張」とは何か? 骨格筋は、中枢神経の命令を受けて一定の張力を保っており、これを筋緊張と言います。随意運動が主に錘体路系(皮質脊髄路)の機能だとすれば、筋緊張は主に錐体外路系の機能ですねこれらが脊髄〜錐外筋〜錐内筋(筋紡錘)間で反射を起こすことで、人は無意識下でも絶妙な緊張の平衡を保つことができます(α-γ連関)筋緊張障害を分類する しかしその神経〜筋の経路のどこかに障害が起こると、以下のよう [続きを読む]
  • 胸水は治せるか?〜滲出性と漏出性、触っていいのは〜
  • 理学療法で胸水が減る 胸水とは、肺と肋骨の間にある胸膜腔(壁側胸膜と臓側胸膜の間)に、通常よりも多くの体液が溜まった状態です。「理学療法で胸水が減る」と言うと、にわかには信じ難いかもしれませんが、私が呼吸理学療法を行っていた時期にそのような症例をよく経験しました 胸水には2種類あります。炎症性の滲出性(しんしゅつせい)胸水と、非炎症性の漏出性(ろしゅつせい)胸水です。残念ながら、前者の感染や癌性胸 [続きを読む]
  • 臨床でみる痛みの特徴〜機能障害性疼痛と器質性疼痛の違い〜
  • 機能障害性疼痛の話 私は一時期、外来でいわゆる有痛性疾患の患者さんの理学療法を行っておりました。関節リウマチ、変形性関節症、頸椎症、五十肩、椎間板ヘルニア、急性腰痛症、外傷後疼痛、術後後遺症などです。今回はその経験から、機能障害性疼痛の特徴について書いてみたいと思います ここで言う機能障害性疼痛とは、損傷や炎症、変性、神経障害などの器質的異常(疾患)に由来しない痛みのことで、関節機能障害や筋スパズ [続きを読む]
  • 運動麻痺は治せるか?①〜神経の機能回復と脳血流の関係〜
  • 治療直後に麻痺肢が 脳卒中、脊髄損傷、末梢神経障害などでみられる運動麻痺。今回はその運動麻痺を療法士は治せるか?という問題についてですが、その前に… ある日、同僚のPTが担当している発症3か月目の左片麻痺症例をみる機会がありました。この患者さん、麻痺肢は機能的に筋力MMT4、Br.stageⅤ程度はありそうなのですが、これまで両上肢の拳上運動を行わせても、左手は肩の高さまで上がってませんでした そこで私はい [続きを読む]
  • 運動麻痺は治せるか?②〜運動機能回復の4要素について〜
  •  麻痺に伴う運動障害の回復には、大まかに言って4つの要素があると考えています麻痺自体の治癒 1つ目はpart①で書いた麻痺(神経)自体の自然治癒です。一度、中枢神経細胞から筋接合部までの機能的連絡が途絶えた神経が、虚血、浮腫、血腫、炎症等がひくことで、残された神経伝導が再開して“使える状態”に戻るわけですね 初めは収縮困難ですが、何度か神経筋再教育運動等をさせているうちに、徐々に筋力が戻る(=麻痺が治 [続きを読む]
  • 便秘は治せるか?〜機能性の排便障害と疾患との関連〜
  • 便秘の相談は多いです 今日は軽い話題で便秘について…なんて言ったら、便秘に苦しむ方たちに怒られますね確かに便秘は、人によっては大変危険な徴候ですし、病院や在宅で患者さんからよく相談されます私は患者さんの便秘症の治療というのを意図的によく行います 治療家はよく分かると思いますが、腰痛患者には便秘が多いですよね腰部レントゲンを観ると腸内ガスがよく溜まっています。あと、COPD(慢性閉塞性肺疾患) [続きを読む]
  • 筋萎縮は治せるか?〜筋線維タイプ別の原因とその徴候〜
  • 筋萎縮と筋線維タイプ 筋萎縮とは、種々の原因によって筋の横断面積(筋線維の直径)が縮小した状態で、筋の長さが減少する筋短縮とは異なります。萎縮は英語のatrophyから来ていますが、本来は a(無い)+trophy(栄養)ですから、無栄養症と訳すのが適当ですね ご存じの通り、筋線維は大きく分けて2種類あります。TypeⅠ筋線維(遅筋・赤筋)とTypeⅡ筋線維(速筋・白筋)ですね。TypeⅡ線維はさらにⅡa、Ⅱb、Ⅱd/xの3つに [続きを読む]
  • シビレは治せるか?〜痛みに関連するシビレと神経障害〜
  • シビレの治療は難しい 臨床で治療に難渋する症状に痺れ(シビレ)があります。これは一般的というより個人的な見解ですが、疼痛や浮腫よりも私には治療が難しく感じます。理学療法で痛みは治っても、痺れは最後まで残るという患者さんが結構多いんです 痺れの質(訴え方)もジンジン、ピリピリ、チクチク、など様々。「手(足)に膜をはった感じ」なんて感覚鈍麻に近いものもあります。症状自体が“異常感覚”という不確かなもの [続きを読む]
  • 息切れ・呼吸苦は治せるか?〜胸郭可動障害の質的・量的治療〜
  • 呼吸理学療法とは 「呼吸理学療法」というと、何か特別な専門領域のように思われがちですが、(呼吸に関わる)筋や関節の機能障害を理学療法で治療するという原則は何も変わりません。特殊なのは排痰法くらいかな? 呼吸障害を起こす疾患には、COPDや間質性肺炎、細菌性肺炎、肺癌、神経筋疾患、脊椎胸郭変形、外科術後などがありますが、ざっくり言うとこれらは吸気の障害か呼気の障害かに分けられます 別の表現では拘束性 [続きを読む]
  • “片麻痺歩行”を直す〜感覚障害と筋緊張障害による影響〜
  • 視床だから感覚障害? ある日、外来理学療法に来られた左視床出血による右片麻痺患者さんの話。この方が訴えるには「歩く時に右足を着いている感覚がない」とのこと。簡易型のプラスチック短下肢装具を履き、杖歩行をされています 視床出血ですから、まずは麻痺足の感覚障害を疑いますね?感覚検査をしてみると、確かに足関節や足底の深部・表在感覚は軽度鈍麻です。しかし本人曰く、歩く時の足の感覚が鈍ってきたのはここ最近と [続きを読む]
  • 拘縮は治せるか?〜拘縮は痛くないが、すぐには伸びない〜
  • それ本当に拘縮? 個人的な意見ですが、拘縮にも治しやすい拘縮と、治しにくい拘縮があります。そしてもう一つ、治してはいけない拘縮というものも そもそも拘縮とは、筋や腱、関節包や靭帯、皮膚などの軟部組織(結合組織)が硬く太く、くっつき合って伸びなくなった状態です(伸張性の低下)。四肢にも脊椎胸郭にも拘縮は起こります。 よく整形外科の術後や、片麻痺肢に見られますね。そしてよく言われるのが「痛いからって動 [続きを読む]
  • 浮腫は治せるか?〜自律神経と血管運動の機能障害について〜
  • 治せる浮腫とは? 浮腫のある患者さん、非常に多いですよね。ヒトの体の60%は水分ですから、身体の異常事態は、すぐに水分バランスの異常となるわけです。肢体だけでなく脳や肺などの臓器だって浮腫みます 浮腫にも色々ありますが、主として療法士が治せる浮腫は機能障害性の浮腫です。代表的なのは、女性に多い「最近、脚が浮腫みやすくてさ〜、もう年かな?」の、あのタイプの浮腫です機能障害性の浮腫 通常の血管平滑筋は [続きを読む]
  • 痛みに振り回されないように〜治療の際に何を指標とするか〜
  • 痛みを治せるか? 臨床で患者さんをみていると、疼痛が原因で運動や動作ができないことが非常に多いですよね。痛みを治せるか、治せないか、治療家の価値はここにあると言っても過言ではありません。「痛みに耐えて歩かせる」なんてことをしていたら、それはもはや療法士therapistの仕事ではありませんね痛みの原因と治療 痛みの原因をどう考えるかで、療法士が選択する治療法や手順はまるで異なってきますね。疼痛の原発は神経 [続きを読む]
  • 療法士に治せるもの、治せないもの〜臨床と障害学・症候学〜
  •  このブログの前身であるアメブロ版治療ブログやFacebookなど、私がSNSを始めたのはつい最近のことですが、そのきっかけは療法士が治せる or 治せない症候について、様々な治療者と意見を交わしたいという想いからでした。しかし実際に始めてみて気付いたのですが、「療法士は治療者である」という認識自体が乏しいように感じます 世間では療法士は“訓練士”と思われていますし、ともすれば療法士自身が治療者であることを否 [続きを読む]
  • 過去の記事 …