読書の森 さん プロフィール

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読書の森さん: 読書の森
ハンドル名読書の森 さん
ブログタイトル読書の森
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/airport_2014
サイト紹介文物語を読むのも書くのも大好きです。読書感想、創作、エッセイなど綴ってまいります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供337回 / 329日(平均7.2回/週) - 参加 2016/06/04 20:36

読書の森 さんのブログ記事

  • 春の嵐 余談の続き
  • ならば、先ず自分の書いた物語を人に読んでもらう事が必要だと思いました。そこで、創作ブログを始めたのです。これが自分としては、非常に面白い。作業でした。スマホの文章は手書きの何十倍も進みますし、有難い事に読者の反応も早いです。ハマり込みました。自分が楽しんじゃってるんですけど、読者が喜んでくださるのが余計嬉しい。もし万一、仮にも作者と名のつくものになったら、反応はさぞかし良かろう。どちらが目的か分ら [続きを読む]
  • 春の嵐 余談
  • 北朝鮮状勢が緊迫する中で、レイプだの年の差だの、何かズレてるブログ作っています。何故か?それはこういうドロドロが混じった男女関係(これからドロドロする予定ですが)を載せたら、どんな反応が出るかなと期待したからです。戦争が起こらない事に私はかけてます。これから生きていく目処をつける為にも、新人文学賞を取りたいです。取る為には応募原稿を書かねばならないです。ワードで作成しようとしました。しかし、種々のネ [続きを読む]
  • 春の嵐 その4
  • かな子はパソコンに向かって、いつもの様にデータインプットをしていた。『あふれた愛』を今野に贈ってから一週間経つ。早とちりな事をしたという後悔と、久しぶりに心のときめきを味わったという気分が混在していた。彼女の仕事は最初と比べ、殆ど単純作業である。電話の応対が意外とテキパキしているという点で営業所に置いてもらっている様なものだ。安定した収入を得られ、自立した生活。誰にも頼れない彼女にとってそれだけが [続きを読む]
  • 春の嵐 その3
  • 風の強い日から数日後、かな子は今野に一冊の文庫本を渡した。天童荒太の『あふれた愛』である。「先日は助けてもらってありがとう。これお礼です」今野は一瞬驚いた顔をしたが、直ぐに笑顔に変わった。「良いんですか、貰っても?大切に読みます」かな子はおずおずと応えた。「本当は置いて飾ってくれてるだけの方がいいのですが」今野にこの本を渡すまで、あれこれとかな子は悩んでいた。硬い殻を被った自分の中にある弱さをいつ [続きを読む]
  • 春の嵐 その2
  • 「ごめんなさい。私みたいなおばさん相手にしてると嫌だと思って。それに私、会社で天然記念物って言われてるでしょう。つまり干からびてるぶりっ子の典型みたいな」かな子は我ながら不器用な言葉を口に出したと後悔した。「そんな事絶対ないです。権藤さん綺麗だし、優しそうだし、とても年に見えないです。ぶりっ子なんて酷い誤解なんです、多分凄く辛い事があったので大人になるのを拒否してると思えます」その言葉はまさに正鵠 [続きを読む]
  • 春の嵐 その1
  • 昼休みに、権藤かな子が会社の外に出ると、桜の花びらが舞っていた。花びらが上空で踊って見えるのは、かなり風が強いからだろう。華奢なかな子は風に翻弄される形で駅前に来た。何処かの店でDreams Come true の『何度でも』のメロディが流れていた。彼女は馴染みの書店に立ち寄った。山積みの新刊の表紙絵に見入ってると、ポンと肩を叩かれた。職場の後輩の今野進が白い歯を見せていた。「へえ、権藤さん本好きなんだ」近くで見 [続きを読む]
  • 第3の男 (続き)
  • 再会したマーチンスはハリーと公園の観覧車に乗る。かって美しかったウイーンの街を俯瞰しながら、ハリーの打ち明け話を聞くのである。戦争、終戦の混乱状態でハリーは想像もつかない闇の世界に入っていったのである。これをハリーはどこか気弱な目で打ち明ける。ただ、その表情をハリーの狡猾さとマーチンスは受け取る。その中にアンナを彼に渡したくないと言う気持ちがある。別れた後、マーチンスは警察にハリーの所在と悪事を通 [続きを読む]
  • 第3の男
  • その昔、テレビの洋画劇場でこの名画を観た。舞台は、第二次世界対戦直後、米英仏ソの統治下にある荒廃したウイーンの街。冒頭に流れるチターの、物哀しいメロデイが忘れられない。若かった私は映画の筋書きも登場する男女の交情も殆ど理解出来なかった。これは1949年に上映されたモノクロ映画である。そして私が観た当時は1960年代。その時代に往年の名画として紹介されたのだ。まさに最早歴史に埋もれたシネマになっている感があ [続きを読む]
  • 三日見ぬ間の桜
  • 「世の中は 三日見ぬ間の 桜かな」江戸中期の俳人、大島蓼太の句である。太平の世にこの句を詠むのだから、昨今のジェットコースターの如き時代は三日見ぬ間の桜どころじゃない。明日は何が起こるか分からない。それでも「散る桜 散らぬ桜も 美しき」(拙作)と桜は艶やかに空を彩った。ただこれほどの激動の世に、一体来年の桜は見られるものかと怖気をふるう。自分は随分歳を重ねてきたが、矢張り来年の桜が見たい。「去年の花 [続きを読む]
  • 東京キッド 続き
  • 今は亡き永六輔が、この歌をとりわけ好きだったと言う。永六輔がこの歌を聴いた時は17歳だった。無惨な敗戦を味わった何も持たない少年にとって、この歌は希望の象徴だったのではないか。今歌詞を読むと驚く事が多い。ビル、マンホール、チューインガム、フランス香水、チョコレート、と言葉が宝石の様に光っている。たった5年弱で見渡す限りの焼け野原の東京に、ビルが立ち並び、マンホールが点在している。復興にかける凄まじい [続きを読む]
  • 東京キッド
  • 「歌も楽しや 東京キッド 粋でオシャレで ほがらかで 右のポッケにや夢がある 左のポッケにゃチューインガム 空を見たけりゃ ビルの屋根 潜りたくなりゃ マンホール」これは、終戦後間も無い昭和25年に流行った美空ひばりの歌である。美空ひばり、この時13歳。デビュー後一年過ぎた頃だ。私はこれをリアルタイムで聞いた覚えがある。それは無骨な四角いラジオから流れてきた。ラジオからの歌の音声は綺麗に耳に届いた。東京 [続きを読む]
  • Secret 最終章
  • サリーが半年ぶりに地面に触れた時、腰をしたたかに打った。幸い芝生が深々と植えてあり、クッションになって骨に損傷はないようだった。久しぶりに味わう空気は春のなまめかしい香りがした。そんな情緒に浸る間も無くサリーはその場所を急いで離れる。ポケットに入れたペンライトを頼りに裏の空き地へ、ビッコを引きながら逃れた。必死で排水管にしがみついて滑り落ちた時、手袋は擦り切れ手も脚も痛かった。それでも早く逃れねば [続きを読む]
  • Secret その7
  • 彼女の寝起きする2階のトイレの窓だけが、開けられる形になっている。おそらく、これ程の小さな空間から抜け出る事は出来ないと考えたのだろうか。せめて外気を味合わせてやろうとの仏心かも知れない。男性の個室は3階にあり、サリーは行く事を禁じられている。男性がサリーの部屋を訪ねる事も許されていない。ジュリーはこのビルの間取り図も添付してくれた。サリーの部屋の窓の使用も分かっているに違いない。サリーは極めて華奢 [続きを読む]
  • Secret その6
  • 今回僕がパソコンで調べた事は恐らく早晩気付かれる事だろう。その前に、サリーは逃げて欲しい。ここに今回の政府プロジェクトの要旨のコピーと、近隣の地図をコピーした。前者は君の身を守るのに役立ち、後者は逃亡に役立つだろう。港にはボートが繋いであるが、それに乗っては思うツボである。操作すれば容易に転覆出来るからだ。即刻、勇気を出して陸から行け。無事を祈る。 名もなき男よりサリーは大きな [続きを読む]
  • Secret その5
  • サリー、僕等の仲間に君が入ったのは、その陰険な目的を誤魔化す為でもある。天真爛漫で仕事に誠実な君の存在は、スパイ行為を働くという僕等の罪の意識を消去する役目も与えられていたのだよ。君の様な女性が加わっているから、僕等の仕事は悪事ではないと思い込まされた。可哀想だけど、外部で君は「可愛い顔して男を骨抜きにする魔女」にされてる。その悪名を受けたまま自滅する事になっている。国の情報撹乱騒動が一段落着いた [続きを読む]
  • Secret その4
  • サリー、実を言うと僕は君が不安を打ち明ける前から、正確に言えばプロジェクトの計画を教授に持ちかけられた時から疑問を持っていた。しかし、教授に逆らう事は研究者としての道を塞がれる事に繋がる。ましてや奨学金を貰ってる身には弱い。それで、知らぬふりをしながら、このプロジェクトの秘密ファイルのアドレスをいつでも引き出せる様にそっとメモしておいた。幸い、身体検査持ち物検査はあったが、財布の中身までは見なかっ [続きを読む]
  • Secret その3
  • さて、ジュリーを見上げたサリーは強引に手を引っ張られた。そして渡り廊下から外れた一角に導かれたのである。そこは唯一監視カメラの設置がされていない場所だった。あまりにも面積が狭く人が出入り出来る場所と看做されなかったからだ。空調機を内蔵した部屋と食糧貯蔵庫の間の僅かな隙間で二人は同時に入れない。彼女はジュリーに押し込まれる様にして壁を背にした。抗議しようとするサリーの口をジュリーは唇で塞いだ。長い様 [続きを読む]
  • Secret その2
  • 「ジュリー、用って何?」ここの職員唯一の女性、サリーは優しい目でジュリーを見た。見た目がいかにも清潔感に溢れた可愛い医学生サリーはこのチームのアイドルだった。男たちが禁欲を守っているのは、勿論監視体制厳しい中での恋愛が将来の道を閉ざす事を知っているのからだ。それと共に、人間の身体の仕組みを熟知している他は、子供の様に無邪気なサリーがそのままでいて欲しかったからである。サリーはジュリーが好きだった。 [続きを読む]
  • Secret その1
  • 外は小雨降る海沿いの街。その一角にある瀟洒なビルの中は24時間空調が効いて快適である。ここに数人の若者が日々研究に勤しんでいる。いずれも大学の研究室から引き抜かれた優秀な頭脳の持ち主である。それぞれ、医学、化学、物理学、心理学、社会学、政治学を専門分野として、国家的プロジェクトになる研究に没頭している。というのは表向きの話で、実はホワイトハッカーの集団なのである。日頃から敵対関係にある某国の電波を傍 [続きを読む]
  • 手塚治虫 『ヤジとボク』最終章
  • その薬品倉庫はヤジの後を付けた大人たちによって発見される。非常に悲劇的な結末が待っていた。そして兄は言う。「今度はお前の頭がよくなる番だ。普通の人になるんだ」ヤジローは答える。「僕普通の人なんかになりたくない。ネズミになりたいの」ネズミのした爆発事件は許される事ではない。たとえ、それをしなければ多くの餓死するネズミたちが出ようとも、あくまでも犯罪となる。などと言う当たり前の理屈は抜きにして、何が幸 [続きを読む]
  • 手塚治虫 『ヤジとボク』 その2
  • 手塚治虫は医学者でもある。なので、この様な実験について如何にも納得出来る説明がされていた。さて、ある日兄の研究室を訪れた弟、ヤジローは囚われたその知能指数が高度のネズミと出会う。惨めに束縛される自分の身と重ね合わせ、いたく同情してネズミを逃すのである。兄は落胆するが、又実験を再開して特効薬や治療法を研究する。ネズミはヤジローに懐いて離れない。とうとうヤジローは家に連れて帰る。ごはんの残りを与えて、 [続きを読む]
  • 手塚治虫 『ヤジとボク』 その1
  • お馴染みの手塚治虫、生き生きした動物を描いて天下一品である。この作品は1975年コミック雑誌少年ジャンプに発表された。人から馬鹿にされる立場の少年と、実験動物として人の思いの儘にされるネズミとの友情を描いたと言っていい。これは、40年近く経った現在の世相のパロディとも観られる。どう受け取るかは、読む人の自由である。ただ私は虐げられた物への著者の温かい視線が好きで紹介する。ごく一般的な中流家庭に、ヤジロー [続きを読む]
  • 宮部みゆき 『火車』続き
  • 私が宮部みゆきの作品を徹底的に読み返したいと思ったキッカケは、今回恩田睦が受賞した直木賞の選評を読んでからだ。宮部みゆきは終始暖かい言葉を選んで評していた。それ以上に感銘を受けたのは、冲方丁の『十二人の死にたい子どもたち』に対し「自分も触発された」と述べた事だ。選考委員が候補作を上から見ず、同じ立場で感想を記してる印象である。あの宮部みゆきにしてこの言葉、まさに苦労人と思われる。ずっと以前、雑誌の [続きを読む]
  • 宮部みゆき 『火車』
  • 「火車の、今日は我が門を、やり過ぎて 哀れ何処へ、巡りゆくらむ」中世の古歌の一節だ。自らの意志でなくて火の燃え盛る車に乗り、逃げようとしても逃げられない女性がこの物語のヒロインである。私が『火車』を読むのは二度目である。一度目は1990年代の終わり、図書館で借りた。今回は宮部みゆきの本、それも『火車』を読もうと著者の他の作品と共に買い込んだ。以前の倍以上の時間をかけて読んで、気がつかなかった細部の描写 [続きを読む]
  • バッテリー容量セットアップまで
  • 数日前にバッテリー残容量0になりました。後もう少しの我慢でブログ記事自由に書けそうです(?)。我慢の子と言うには過激ツイート繰り返してますが。元々設定容量が少ないのですから気をつけてスマホを利用したいと思います。尚、非常にノロノロ運転ですが、スマホを使用する事は可能です。又本格的なブログでお会いしたいです!^_^容量が大幅に減った原因の一つに、国会のネット中継があると気がつきました。国会に限らずリアルタ [続きを読む]