tmasahi さん プロフィール

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tmasahiさん: 古典案内
ハンドル名tmasahi さん
ブログタイトル古典案内
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/tmasahi/
サイト紹介文文学・哲学の感想をつづったサイト
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供138回 / 299日(平均3.2回/週) - 参加 2016/06/12 02:43

tmasahi さんのブログ記事

  • 文明論之概略
  • 現代語訳 文明論之概略 (ちくま文庫) [文庫]福澤 諭吉筑摩書房2013-02作者:福沢諭吉言語:日本語ページ数:390 福沢諭吉による作品であり、題名通り文明について述べた作品である。当時は明治維新あたりの時期であり、西洋文明を大いに取り入れていた時期であったため、特に西洋文明についての記述が目立つ。時代背景もある程度は知っておくとこの作品がより玩味できるであろう。 文明は必要なのか必要ではないのか、という [続きを読む]
  • 獄中からの手紙・独立への道
  • ガンディー 獄中からの手紙 (岩波文庫) [文庫]ガンディー岩波書店2010-07-17真の独立への道―ヒンド・スワラージ (岩波文庫) [文庫]M.K. ガーンディー岩波書店2001-09-14作者:ガンディー言語;英語ページ数:獄中からの手紙 110独立への道 150 『獄中からの手紙』はガンディーの日常思想を述べたものである。真理への道を第一とし、愛・純潔・無差別を目指す。非常に禁欲的な内容となっている。 私は思想としては格別目 [続きを読む]
  • ギボン自叙伝 − Memoirs of my Life
  • ギボン自叙伝―わが生涯と著作との思ひ出 (岩波文庫) [文庫]ギボン岩波書店1997-03作者:ギボン 言語;英語 ページ数:270  『ローマ帝国衰亡記』で有名なギボンの自伝。マイナーな作品だが、モームが『読書案内』で紹介していたので、前々から気になっていた。自伝を読む前に当然ながら読み手に必要とされるのは、その自伝を書いた本人に対する何らかの形での愛着である。無論、まったく知らない人物でも楽し [続きを読む]
  • エミーリア・ガロッティ − Emilia Galotti
  • レッシング名作集 (1972年) [−]白水社1972作者:レッシング 言語;ドイツ語 ページ数:130 この作品はドイツの文学史において欠かせない人物の一人であるレッシングの作品である。悲劇としての色調を帯びた戯曲であり、彼の代表作の一つであろう。 個人的にはまあまあといったところ。作品全体は正統派、王道といったもので、目立った欠点もなく突出した個性もなく、減点方式なら高得点だが、加点方式なら [続きを読む]
  • アンナ・カレーニナ − Анна Каренина
  • アンナ・カレーニナ〈上〉 (岩波文庫) [文庫]トルストイ岩波書店1989-11-16作者:トルストイ言語:ロシア語ページ数:1500 『アンナ・カレーニナ』はトルストイの作品であり、言うまでもないがロシア文学の代表作の一つである。文学好きなら読んだことはないにしろ、名前は知っているであろう。トルストイの『戦争と平和』程は長くないが、それでもかなりの量があり、読み終えるだけでも一苦労である。 この作品を私は二週間 [続きを読む]
  • 壁抜け男 − Le Passe-Muraille
  • 壁抜け男 (角川文庫) [文庫]マルセル エイメ角川書店2000-07作者:エイメ言語:フランス語ページ数:壁抜け男 17変身 18サビーヌ達 52死んでいる時間 25七里のブーツ 55 あるフランス文学の小冊子にここで取り上げている『壁抜け男』という作品を紹介していた。分量もそれほどあるわけではないたため、購入し読んでみることとした。短編集みたいだ。 基本的に各々の作品において共通しているのは、主人公が超 [続きを読む]
  • 悪魔物語・運命の卵 − Дьяволиада・Роковые яйца
  • 悪魔物語・運命の卵 (岩波文庫) [文庫]ブルガーコフ岩波書店2003-10-17作者:ブルガーコフ言語:ロシア語ページ数:悪魔物語 90運命の卵 170 ブルガーコフは岩波によれば近年再評価されつつある、ロシアの作家らしい。かなり自由奔放な作品を書き、その無軌道ぶりがその何よりの味らしい。私はロシア文学にそれほど詳しくはなく、この作家もほとんど知らなかったが、とりあえず読んでみることとした。 おさめられている二 [続きを読む]
  • 語録・要録(人生談義)ー  διατριβαί・?γχειρίδιον
  • 語録 要録 (中公クラシックス) [単行本]エピクテトス中央公論新社2017-03-08作者:エピクテトス言語:古代ギリシャ語ページ数:220ソクラテス:マテーシスよ、君は死を恐れるかね。マテーシス:そりゃ、やはり恐れるものではないのでしょうか。ソクラテス、それはあなたとて同様のはずでは?ソ:ふむ。私もまた死を恐れるという気持ちがあることは否定はしないよ。だが、そもそも人間において死というのは予め定められているも [続きを読む]
  • キリストにならいて − De imitatione Christi
  • キリストにならいて (岩波文庫) [文庫]トマス・ア・ケンピス岩波書店1960-05-25 作者:トマス・ア・ケンピス言語:ラテン語ページ数:270 この『キリストに倣いて』は聖書に次いでもっともよく読まれた作品とされている。書かれている内容は神の愛なき人生、すなわち富や地位といったものを頼みにする人生というのは空虚なものであり、ただ神の愛を感じている人生がもっとも実り多い人生だというのである。色々と作品内に [続きを読む]
  • キリストは再び十字架に − Ο Χριστός ξανασταυρώνεται
  • キリストはふたたび十字架に〈上〉 [単行本]ニコス カザンザキス恒文社1998-08作者:カザンザキス言語:ギリシャ語(現代)ページ数:700 『キリストは再び十字架に』はカザンザキス並びに現代ギリシャ文学の代表作とされる作品である。日本においては知る人間はほとんどいないが(かく言う私も紹介されるまでは全く知らなかった)、海外ではそれなりには知られているらしい。 題名からもわかるように、キリスト教を取り扱っ [続きを読む]
  • 消しゴム − Les Gommes
  • 消しゴム (光文社古典新訳文庫) [Kindle版]ロブ・グリエ光文社2014-11-28作者:グリエ言語:フランス語ページ数:420 何かフランス文学案内みたいな、そんな感じの小冊子を本屋で見つけ、そこでこの『消しゴム』という作品を目にした。ちょうど文庫本でもこの作品が出ていたので、買ってみて読んでみることにした。 内容としては推理小説みたいな内容。「みたいな」というのは実際の推理小説とはやや趣が異なる。事件の真相は [続きを読む]
  • 風立ちぬ
  • 風立ちぬ・美しい村 (新潮文庫) [文庫]堀 辰雄新潮社1951-01-29body作者:堀辰夫言語:日本語ページ数:100 『風立ちぬ』は私と恋人であり肺病を患う節子の二人の物語である。舞台は主にサナトリウムにおいてで、その闘病生活が描かれるわけである。 物語は動的な展開を殆ど見せない。出来事はあまり発生せず、最後節子がどうなったのかも明確にされないままに物語は幕を閉じていく。出来事ではなく、二人の日常性、といって [続きを読む]
  • ソクラテスの思い出 − ?πομνημονεύματα
  • 作者:クセノフォン言語:古代ギリシャ語ページ数:230 クセノフォンがソクラテスに関する伝記を書いていたことは前から知っていた。だが、それは哲学者によるものではない、ということでどこか二流扱いされているものだということも知っていた。岩波でにおいて『ソクラテスの思い出』という作品を本屋で見つけ、あまり知られてないソクラテスの言行に好奇心を抱きつつ、どこまでが二流なのかを知りたいと思い、実際に読んでみ [続きを読む]
  • 八月の光 − Light in August
  • 八月の光 (新潮文庫) [文庫]フォークナー新潮社1967-09-01作者:フォークナー言語:英語ページ数:750 『八月の光』は非常に独特的な作品である。その物語のあらすじ、舞台、環境のみならず描かれる手法、文体もまた独特なものである。 フォークナーの作品の多くはアメリカ南部を舞台とした作品であり、黒人を何らかの形で取り扱う。この作品もまたそれは例外ではない・・・・・というよりこの作品こそがその代表作である、と [続きを読む]
  • ノーサンガー・アビー − Northanger Abbey
  • ノーサンガー・アビー (ちくま文庫) [文庫]ジェイン オースティン筑摩書房2009-09-09作者:ジェーン・オースティン言語:英語ページ数:380 個人的に『ノーサンガー・アビー』はオースティンの作品の中で異色の内容だと思う。確かに恋愛ものを取り扱っているのは事実で、最終的には意中の人と婚約することになるのもそうだが、かといって少なくとも主人公の恋愛が前面的にプッシュされているわけではない。むしろ彼女を取り巻 [続きを読む]
  • 落窪物語
  • 作者:不詳言語:日本語古文ページ数:350 『』は継母いじめの物語としてしられる。北の方とされる継母が娘をいじめたりするが、娘と恋に落ちた男が彼女を助け出し、結婚していく。男の名前は語られず位名で地の文において読まれ、出世したらその名前も変わるわけだから結構紛らわしい。 物語は前半は面白かった。継母によって部屋に閉じ込められたりする姫君が男と恋愛関係になり、そこからどのような展開を見せていくのかに [続きを読む]
  • 金閣寺
  • 金閣寺 (新潮文庫) [文庫]三島 由紀夫新潮社2003-05作者:三島由紀夫言語:日本語ページ数:330『金閣寺』は三島由紀夫の代表作とされる作品である。『仮面の告白』や『豊饒の海』といった作品も彼の代表作とされてるようだが、完成度の点を鑑みれば、この作品こそが彼の代表作としていいと私は考える。 結局のところ、私はこの作品を一種の教養小説ではないか、と考える。自分の成長していく姿を描いた教養小説。描き方は三島 [続きを読む]
  • 人間の学としての倫理学
  • 人間の学としての倫理学 (岩波文庫) [文庫]和辻 哲郎岩波書店2007-06-15作者:和辻哲郎言語:日本語ページ数:250 本書においては倫理学というものを取り扱っている。倫理学というのはいかなる学問か、そしてそれは今までどのような変遷を迎えてきたのか、といったことが本書において述べられる。 和辻は人「間」というものに着目する。なぜ人間なのか。人との間であるにも関わらずなぜそれが人というものを指すのか。それは [続きを読む]
  • 堤中納言物語
  • 堤中納言物語 (岩波文庫) [文庫]大槻 修岩波書店2002-02-15作者:不詳言語:日本語古文ページ数:100 この作品は短編集である。異なった作者による作品が納められており、時代を跨いでいるらしい。 正直に言えば、取るに足らないという感想を読み終えたあと抱いた。才能がそれなりにある人間なら書けそうな水準の作品が大半である。文学の価値、もっといえば芸術の価値とは独創性、いわばオンリーワンにあるのだが、これらの [続きを読む]
  • タウリスのイフィゲーニエ − Iphigenie auf Tauris
  • ゲーテ全集〈5〉戯曲 [単行本(ソフトカバー)]ゲーテ潮出版社2003-10-01作者:ゲーテ言語:ドイツ語ページ数:65(文庫本で130前後) ゲーテの戯曲は日本では基本的に『ファウスト』しか知られていない。しかしながらそれ以外の作品もたびたび耳にした。この『タウリスのイフゲーニェ』もまたそのうちの一つである。内容もそれほど長くないこともあり手に取ってみることとした。 読んでみるとトロイア戦争のあとを描いた作 [続きを読む]
  • おくのほそ道
  • (角川ソフィア文庫)" src="https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51U5XgTXnvL._SL160_.jpg" border=&
    quot;0" hspace="5">おくのほそ道(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川
    ソフィア文庫) [Kindle版]角川書店KADOKAWA / 角川学芸出版2012-11-05作者:松尾芭蕉言語:日本語古文ペ
    ージ数:70 『おくのほそ道』は紀行文である。作者が各地を遍歴し、そこで観光したものを
    綴り、さらに俳句を何句か加えるも [続きを読む]
  • 分別と多感 − Sense and Sensibility
  • 分別と多感 (ちくま文庫) [文庫]ジェイン オースティン筑摩書房2007-02作者:ジェイン・オースティン言語:英語ページ数:520  『分別と多感』は二人の姉妹による物語である。「分別」を持つ姉と「多感」な妹によって繰り広げられる恋愛小説である。彼女らの恋愛を多彩な人間関係による紆余曲折を経ながらがいていく作品である。 ジェイン・オースティンの作品の説明については他の彼女の記事で描いた通りである。描かれるの [続きを読む]