積 緋露雪 さん プロフィール

  •  
積 緋露雪さん: 黙考のしじま
ハンドル名積 緋露雪 さん
ブログタイトル黙考のしじま
ブログURLhttp://ninetailsgoldfox.org
サイト紹介文哲学的な、中でも存在論的な内容の詩のやうなものを書いてゐます。
自由文物書きです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供220回 / 350日(平均4.4回/週) - 参加 2016/06/13 06:42

積 緋露雪 さんのブログ記事

  • 思弁的実在論考
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 思弁的実在論考先づ、思弁的実在論は此の世は人間中心主義ではないといふ、日本人からしたならばとても当たり前の事をあれやこれやと理屈を捏ねくり回し、非人間中心主義である事を最終的には突き詰めたいのであるが、その捏ねくり回し方が何とも可笑しく、基督教の下、つまり、一神教が頑強に根 [続きを読む]
  • 独断的なる五蘊場試論 その三
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 独断的なる五蘊場試論 その三命題:外部の出来事はいづれ内部の五蘊場内の出来事に収斂し、さうして吾は自己の限界を自覚する。証明:先づ、外部とは何かを証明せねばならない。外部とは、吾が吾の存在の膨脹を断念した処にぱっと視界が開ける《限界》を知る事で、漸く吾が吾の存在の限界を自覚 [続きを読む]
  • 神神しい人よ
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 神神しい人よ汝、神々しい人よ、汝はその内面の美しさを表に、否、面に顕はし、吾が魂魄を鷲掴みにす。汝が神神しさは、正しく女神と言ふに相応しく、汝の存在は、世界に閃光を走らせる。 そんな汝に一目惚れしてしまった吾は、最早汝の一挙手一投足から目が離せず、何故にそんなに汝は魅惑 [続きを読む]
  • 論理が制圧に失敗し、神話が再び猛威を振るふ時
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 論理が制圧に失敗し、神話が再び猛威を振るふ時初めにLogos(ロゴス)ありき、と刷り込まれて来た現存在は、何時の間にやら図に乗って論理で全てが制圧出来ると錯覚する事で、邯鄲の夢を不知(知らず)不識(識らず)見てゐたのであったが、然し、世界に現はれた綻びは最早彌縫出来ぬまでに拡大し、その [続きを読む]
  • 球体の存在が余剰次元の存在を予想させる
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 球体の存在が余剰次元の存在を予想させる此の四次元多様体の中で、あらゆる面が垂直に交はる球体は、五次元以上の余剰次元の存在を予想させるに十分なのだ。此の四次元多様体の中で、あらゆる面が垂直に交はる球体は、どうあっても五次元以上の次元が此の世に存在する事を示唆するに十分なのだ。 [続きを読む]
  • 生生(しゃうじゃう)流転
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 生生(しゃうじゃう)流転生れては死に、死んでは生まれ変はる生生流転にあると言ふ存在は、先験的に苦を所与のものとして背負ふべく定められてゐると言ふのか。哀しみは何度生まれ変はった処で消ゆる事はなく、永劫にそれは続くと言ふのか。生生流転にあると言ふ存在は、それでは、永劫に救はれぬ [続きを読む]
  • 落涙
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 落涙自問自答の末に吾落涙す。何故に涙が零れ落つるのか吾暫く解らず。然し、次第にそれが《杳体》の渦動に因ある事が闡明す。扨(さて)、抑(そも)抑(そも)《杳体》とは何なのかと問はれれば、其は、存在の変態系のあり得べき一つの姿に思ひ至る。森羅万象に問ふ。――皆、吾に堪へ得るのか。と。 [続きを読む]
  • 断絶
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 断絶此の世界との断絶に、唯、茫然自失する自我の未成熟な吾は、何とか世界との接続を試みるのであるが、その試行錯誤の末にあっても、それは悉く世界に拒絶されるのだ。それは多分に、吾において問題があり、結局、世界の問題が吾の問題に帰結してしまふ此の未成熟な吾といふ存在は、しかし、己 [続きを読む]
  • ねえ、あんた。
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} ねえ、あんた。――ねえ、あんた。と、彼女が軽軽しく私を呼ぶやうになってからといふもの久しいのですが、しかし、私と彼女の距離が、さう、目に見えぬ私と彼女との間合ひが、縮まったかといふと、どうもそんな事はなく、とても怪しいものなのです。私は彼女が、――ねえ、あんた。と、呼ぶ時、 [続きを読む]
  • ふらつきながらも
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} ふらつきながらも道なき道をふらつきながらも一歩一歩と進むその姿勢に酔ってゐるのか、陶然とするおれは、悲劇のHero(ヒーロー)にでも為ったとでも思ってゐるやうで、全く唾棄すべき醜悪な悪臭をプンプンと放ちながら、此の世に実存してゐるその実存の仕方が全くお粗末なのだ。それは自覚しながら [続きを読む]
  • 異物を吐き出すやうに
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 異物を吐き出すやうにそいつは異物を吐き出すかのやうにおれをあしらった。その手捌きは慣れたもので、おれは路傍の石と同等に恰もなき如くに、否、あるにもかかはらず見出さうとしなければ、決して見出されることがない運命の存在として見事におれを扱ったのだ。それは普遍的なる平等をしたまで [続きを読む]
  • 棄てられる
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 棄てられる一瞥しただけであなたに私が棄てられるのは解りました。あなたは遠回しに事の確信を何とか語らうとしてゐる苦労は認めますが、そんな努力は虚しく響き、棄てられるのは私なのです。歯牙にもかけぬ魅力がない私と言ふ存在に腹を立てたところで最早手遅れで、これまでの私の歩みがその時 [続きを読む]
  • 春眠暁を覚えず
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 春眠暁を覚えず矢鱈に眠い一日が過ぎていったのです。どうしても起きてゐることが困難で、とはいへ、私は何にも疲れてはをらず、只管に眠い一日だったのです。無理矢理に起きたところで座ったままに寝てゐる次第で、どうあっても何かが私を起きさせない力が働いてゐたやうなのです。そして私は或 [続きを読む]
  • 封印
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 封印丸太ん棒や切り出した石材を見ただけで、その中に例へば仏像や女体が見えるといふ仏師や彫刻家はその姿形を素材から彫り出す事で既にその作品は完成してゐるのかも知れぬが、それは裏を返せば姿形を木材に石材に封印する事でもある。それと同じ事が頭蓋内の闇の脳と言ふ構造をした五蘊場に刻 [続きを読む]
  • 朦朧
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 朦朧黄泉の国の使者ではあるまいし、高が睡魔に襲はれたくらゐで、何も恐れる必要はないのであるが、しかし、朦朧とする意識の中に観念の化け物でも掲げてみようかとこれで此の世からおさらばするかのやうに《念》を呼び起こすその様は、何とも見窄らしくもあり歯痒いのである。 埴谷雄高が [続きを読む]
  • 世界に脱臼する
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 世界に脱臼する操り人形の糸が切れたかのやうに私の四肢はだらりと脱臼したやうなのです。それは世界に対しての私の対し方に問題があったとしかいいやうがないもので、此の世界を認識しようなどといふ暴挙を何故私が思ひ付いたのか後悔先に立たずなのです。そもそも世界認識などと言ふ譫妄に陥っ [続きを読む]
  • 絶望の行進
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 絶望の行進我が物顔で行進するそれは、こっちの都合なんて全くお構ひなし。今更参勤交代の時代でもなからうがそれが行進すれば、此方は平伏するばかり。ちらりでもそれを見てしまったならば、もう意識はそればかりにこだわり、盲目になるばかり。それだけそれは権威の象徴なのであった。 そ [続きを読む]
  • 偽装
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 偽装そのままでいいと言はれようが、おれは終始偽装する。それが世界に対する正統な振る舞ひ方で、騙し騙される此の世の渾沌の中での唯一残さた主体の取り得る姿勢なのだ。 此の世は欺瞞に満ちてゐるなどと嘯いたところでそれは現実逃避の逃げ口上に過ぎず、此の世が欺瞞に満ちてゐるからこ [続きを読む]
  • 異形
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 異形頭蓋内の闇の中に棲まふ異形のものたちに何時喰はれるか解らぬままに、冷や冷やしながら、また、背中に嫌な汗を流しつつ、おれはそれでも此の世に佇立しなければならぬ。 それは時空間を切り裂くやうにして立たねばならぬ。さうぢゃなきゃ、おれは頭蓋内の異形のものたちにたちどころに [続きを読む]
  • すれ違ひ
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} すれ違ひおれはしっかりとお前を見つめ、最低の礼儀は尽くしたつもりだが、それが癪に障ったお前はおれに対して牙を剥いたのだ。それがお前のおれに対する切実なる思ひの表現であり、おれの存在はお前を瞋恚に駆らせる導火線でしかなかったのだらう。怒りを爆発させたお前は、おれに牙を剥き、吾 [続きを読む]
  • 惚れる
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 惚れるその存在を全的に受け容れたいと言ふ欲求に駆られ、何もかもをかなぐり捨ててでも抱きしめたいのです。あなたは既に私にとっての欲望の捌け口であり、私の理想なのです。これを恋と言ふのでせう。切ない思ひを噛み締めながら、あなたからの便りを心待ちにしてゐる私がゐます。 さうし [続きを読む]
  • 幽玄なる重み
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 幽玄なる重み20世紀初頭に自身の患者の死の直前の体重と死後の体重を量ったボストンの医師、ダンカン・マクドゥーガルといふ先達がゐることに思ひを馳せ、確かに其処には体重の差異が認められたやうだが、それが即ち、「心」若しくは「意識」の重さかと言へば、それは否と言ふ輩が多いに違ひない [続きを読む]
  • 或る冬の日に
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 或る冬の日に哀しい女が流した涙は、凍てつく寒風を起こします。落ち葉もすっかり落ち尽くした裸の木が、それを欲してゐるからなのです。 幾時代が過ぎまして、木のみが生き残りました。哀しい女は、幾人も死んでしまひましたが、何時の時代も哀しい涙を流すのです。それを受け止められる男 [続きを読む]
  • 焦燥する魂
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 焦燥する魂空きっ腹にのむ煙草に全身が弛緩して行く中、魂だけは吾を渇仰して、また、世界を渇仰して已まないのです。髪を振り乱し、形振り構はず魂は貪婪に存在を欣求して已まないのです。そもそも私の存在は魂との大きくずれてゐて悩ましいのです。これは誰にもあることとは思ひますが、悲嘆に [続きを読む]
  • 死へ傾く
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 死へ傾く生と死の均衡が破れたとき、生者はもう死へとまっしぐらへと突き進む。これはどうすることも出来ぬことで絶えず、生と死の均衡の元に生が成り立つ以上、その均衡が破れれば、死への顚落は必然なのだ。 それでも残された生の時間を充実したものにするのに、周りのものは変はらぬ日常 [続きを読む]