積 緋露雪 さん プロフィール

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積 緋露雪さん: 黙考のしじま
ハンドル名積 緋露雪 さん
ブログタイトル黙考のしじま
ブログURLhttp://ninetailsgoldfox.org
サイト紹介文哲学的な、中でも存在論的な内容の詩のやうなものを書いてゐます。
自由文物書きです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供111回 / 365日(平均2.1回/週) - 参加 2016/06/13 06:42

積 緋露雪 さんのブログ記事

  • 廻向
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 廻向此の世の浮かばれぬ死者共に囲まれながら性交してゐると、何処かから読経の声が聞こえてきて、さうして汗とErotic(エロティック)な匂ひに塗れた性交は一気に抹香臭くなり、とはいへ、おれは一気呵成に腰を動かして射精する。女は子宮を痙攣させながら此の世ならぬ快楽の世界にどっぷりと浸かり [続きを読む]
  • 自然と世界の狭間で
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 自然と世界の狭間で自然と世界との差異とは、敢へて言へば自然には神神が住まふ神話が息づいてゐるが、世界に対しては初め人間は自然に謙虚に畏怖の念を抱きながら、自然の理を紐解く事に全身全霊を注ぎ、論理で自然を再構築する、即ち論理的世界を構築する事で稠密な論理で編まれたものを世界と [続きを読む]
  • 予知夢
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 予知夢瓦礫の山の上で、おれは誰かおれの知り合ひの名を叫んでゐる。街は壊滅的に破壊し尽くされ、それでも生き延びた幸運な人人は、皆大地震の脅威に身震ひしてゐる。 これはどうやら近近、地球の何処かで、もっと言へば近隣で、大地震が起きる前兆のやうだ。何時も大地震が起きるときはこんな風 [続きを読む]
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 傷鋭い犬歯で剔抉された中指上部の傷からどくどくと血が溢れ出すのを目の当たりにしたおれは、それが将にこのおれに相応しい傷として目に焼き付けるほどに凝視す。その深い傷は、中指ばかりではなく、おれの心も剔抉したのだ。その心の傷手は、これまでおれが目を背けて来た心の急所を見事に抉って [続きを読む]
  • 曖昧なるものの影は
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 曖昧なるものの影はうっすらとその姿を仄めかしてはゐるが、あるともないとも判断が下せぬそいつは、然し乍ら、多分、存在するのであらうが、曇天の雲を切れ味鋭い日本刀で切り裂くやうにして、そいつは、雲間に青空を齎すのである。その抜刀の凄みは正しく達人の域に達してゐて、そいつは、多分 [続きを読む]
  • 理不尽
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 理不尽問答無用に、また、何の悪びれる様子もなく、つまり、眦一つ動かすことなく、壊れた機械をうち捨てるやうに私の首を切ったあなたは根っからの商売人で『無駄』と思ったものは片っ端から切り捨てて、それでも泰然自若としてゐられるその神経が全く信じられぬのであるが、しかし、それがあな [続きを読む]
  • 思弁的実在論考
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 思弁的実在論考先づ、思弁的実在論は此の世は人間中心主義ではないといふ、日本人からしたならばとても当たり前の事をあれやこれやと理屈を捏ねくり回し、非人間中心主義である事を最終的には突き詰めたいのであるが、その捏ねくり回し方が何とも可笑しく、基督教の下、つまり、一神教が頑強に根 [続きを読む]
  • 独断的なる五蘊場試論 その三
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 独断的なる五蘊場試論 その三命題:外部の出来事はいづれ内部の五蘊場内の出来事に収斂し、さうして吾は自己の限界を自覚する。証明:先づ、外部とは何かを証明せねばならない。外部とは、吾が吾の存在の膨脹を断念した処にぱっと視界が開ける《限界》を知る事で、漸く吾が吾の存在の限界を自覚 [続きを読む]
  • 神神しい人よ
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 神神しい人よ汝、神々しい人よ、汝はその内面の美しさを表に、否、面に顕はし、吾が魂魄を鷲掴みにす。汝が神神しさは、正しく女神と言ふに相応しく、汝の存在は、世界に閃光を走らせる。 そんな汝に一目惚れしてしまった吾は、最早汝の一挙手一投足から目が離せず、何故にそんなに汝は魅惑的なの [続きを読む]
  • 論理が制圧に失敗し、神話が再び猛威を振るふ時
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 論理が制圧に失敗し、神話が再び猛威を振るふ時初めにLogos(ロゴス)ありき、と刷り込まれて来た現存在は、何時の間にやら図に乗って論理で全てが制圧出来ると錯覚する事で、邯鄲の夢を不知(知らず)不識(識らず)見てゐたのであったが、然し、世界に現はれた綻びは最早彌縫出来ぬまでに拡大し、その [続きを読む]
  • 球体の存在が余剰次元の存在を予想させる
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 球体の存在が余剰次元の存在を予想させる此の四次元多様体の中で、あらゆる面が垂直に交はる球体は、五次元以上の余剰次元の存在を予想させるに十分なのだ。此の四次元多様体の中で、あらゆる面が垂直に交はる球体は、どうあっても五次元以上の次元が此の世に存在する事を示唆するに十分なのだ。 [続きを読む]
  • 生生(しゃうじゃう)流転
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 生生(しゃうじゃう)流転生れては死に、死んでは生まれ変はる生生流転にあると言ふ存在は、先験的に苦を所与のものとして背負ふべく定められてゐると言ふのか。哀しみは何度生まれ変はった処で消ゆる事はなく、永劫にそれは続くと言ふのか。生生流転にあると言ふ存在は、それでは、永劫に救はれぬ [続きを読む]
  • 落涙
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 落涙自問自答の末に吾落涙す。何故に涙が零れ落つるのか吾暫く解らず。然し、次第にそれが《杳体》の渦動に因ある事が闡明す。扨(さて)、抑(そも)抑(そも)《杳体》とは何なのかと問はれれば、其は、存在の変態系のあり得べき一つの姿に思ひ至る。森羅万象に問ふ。――皆、吾に堪へ得るのか。と。 [続きを読む]
  • 断絶
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 断絶此の世界との断絶に、唯、茫然自失する自我の未成熟な吾は、何とか世界との接続を試みるのであるが、その試行錯誤の末にあっても、それは悉く世界に拒絶されるのだ。それは多分に、吾において問題があり、結局、世界の問題が吾の問題に帰結してしまふ此の未成熟な吾といふ存在は、しかし、己 [続きを読む]
  • ねえ、あんた。
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} ねえ、あんた。――ねえ、あんた。と、彼女が軽軽しく私を呼ぶやうになってからといふもの久しいのですが、しかし、私と彼女の距離が、さう、目に見えぬ私と彼女との間合ひが、縮まったかといふと、どうもそんな事はなく、とても怪しいものなのです。私は彼女が、――ねえ、あんた。と、呼ぶ時、 [続きを読む]
  • ふらつきながらも
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} ふらつきながらも道なき道をふらつきながらも一歩一歩と進むその姿勢に酔ってゐるのか、陶然とするおれは、悲劇のHero(ヒーロー)にでも為ったとでも思ってゐるやうで、全く唾棄すべき醜悪な悪臭をプンプンと放ちながら、此の世に実存してゐるその実存の仕方が全くお粗末なのだ。それは自覚しながら [続きを読む]
  • 異物を吐き出すやうに
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 異物を吐き出すやうにそいつは異物を吐き出すかのやうにおれをあしらった。その手捌きは慣れたもので、おれは路傍の石と同等に恰もなき如くに、否、あるにもかかはらず見出さうとしなければ、決して見出されることがない運命の存在として見事におれを扱ったのだ。それは普遍的なる平等をしたまで [続きを読む]
  • 棄てられる
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 棄てられる一瞥しただけであなたに私が棄てられるのは解りました。あなたは遠回しに事の確信を何とか語らうとしてゐる苦労は認めますが、そんな努力は虚しく響き、棄てられるのは私なのです。歯牙にもかけぬ魅力がない私と言ふ存在に腹を立てたところで最早手遅れで、これまでの私の歩みがその時 [続きを読む]
  • 春眠暁を覚えず
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 春眠暁を覚えず矢鱈に眠い一日が過ぎていったのです。どうしても起きてゐることが困難で、とはいへ、私は何にも疲れてはをらず、只管に眠い一日だったのです。無理矢理に起きたところで座ったままに寝てゐる次第で、どうあっても何かが私を起きさせない力が働いてゐたやうなのです。そして私は或 [続きを読む]
  • 封印
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 封印丸太ん棒や切り出した石材を見ただけで、その中に例へば仏像や女体が見えるといふ仏師や彫刻家はその姿形を素材から彫り出す事で既にその作品は完成してゐるのかも知れぬが、それは裏を返せば姿形を木材に石材に封印する事でもある。それと同じ事が頭蓋内の闇の脳と言ふ構造をした五蘊場に刻 [続きを読む]
  • 朦朧
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 朦朧黄泉の国の使者ではあるまいし、高が睡魔に襲はれたくらゐで、何も恐れる必要はないのであるが、しかし、朦朧とする意識の中に観念の化け物でも掲げてみようかとこれで此の世からおさらばするかのやうに《念》を呼び起こすその様は、何とも見窄らしくもあり歯痒いのである。 埴谷雄高が [続きを読む]
  • 世界に脱臼する
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 世界に脱臼する操り人形の糸が切れたかのやうに私の四肢はだらりと脱臼したやうなのです。それは世界に対しての私の対し方に問題があったとしかいいやうがないもので、此の世界を認識しようなどといふ暴挙を何故私が思ひ付いたのか後悔先に立たずなのです。そもそも世界認識などと言ふ譫妄に陥っ [続きを読む]
  • 絶望の行進
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 絶望の行進我が物顔で行進するそれは、こっちの都合なんて全くお構ひなし。今更参勤交代の時代でもなからうがそれが行進すれば、此方は平伏するばかり。ちらりでもそれを見てしまったならば、もう意識はそればかりにこだわり、盲目になるばかり。それだけそれは権威の象徴なのであった。 そ [続きを読む]
  • 偽装
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 偽装そのままでいいと言はれようが、おれは終始偽装する。それが世界に対する正統な振る舞ひ方で、騙し騙される此の世の渾沌の中での唯一残さた主体の取り得る姿勢なのだ。 此の世は欺瞞に満ちてゐるなどと嘯いたところでそれは現実逃避の逃げ口上に過ぎず、此の世が欺瞞に満ちてゐるからこ [続きを読む]
  • 異形
  • .ads_top_disp{} .ads_top_corner_disp{ float:left; margin:0px 10px 10px 0px; } .ads_first_p_disp{} .ads_bottom_disp{} 異形頭蓋内の闇の中に棲まふ異形のものたちに何時喰はれるか解らぬままに、冷や冷やしながら、また、背中に嫌な汗を流しつつ、おれはそれでも此の世に佇立しなければならぬ。 それは時空間を切り裂くやうにして立たねばならぬ。さうぢゃなきゃ、おれは頭蓋内の異形のものたちにたちどころに [続きを読む]