onboumaru さん プロフィール

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onboumaruさん: 砂村隠亡丸の余苦在話-よくあるはなし-
ハンドル名onboumaru さん
ブログタイトル砂村隠亡丸の余苦在話-よくあるはなし-
ブログURLhttp://onboumaru.com
サイト紹介文江戸怪談、民話の怖い話、中国伝奇、能、落語など。古典怪異譚を、ワタクシ「砂村隠亡丸」が語ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供121回 / 303日(平均2.8回/週) - 参加 2016/06/22 00:09

onboumaru さんのブログ記事

  • 母は蛭子を淵に捨てよ
  • こんな話がございます。 我が日の本には八百万(やおよろず)の神々がましますト申しますが。 みとのまぐわい(美斗能麻具波比)によって、この神々を産みたもうたのは。 伊邪那岐(いざなぎ)、伊邪那美(いざなみ)の二柱の男女神で... [続きを読む]
  • 夜ごと女の首が飛ぶ 飛頭蛮
  • こんな話がございます。 唐土(もろこし)の話でございます。 秦のころ、南方蛮地に落頭民ト申す異族がおりまして。 なんと首から上がひゅるひゅるトよく飛んだト申します。 この者たちの祭というのがまた凄まじい。 互いに首の飛ば... [続きを読む]
  • 吉田御殿 千姫乱行
  • こんな話がございます。 番町皿屋敷ト申しますト。 これはもう、芝居の方で大変に名が知られておりますが。 あの皿を一枚、二枚――ト数えるくだりは。 実はある種の洒落でございます。 ト申しますのも、あれは元々「皿屋敷」ではな... [続きを読む]
  • 八王子千人同心 蛇姫様
  • こんな話がございます。 武蔵国は多摩郡八王子の地に。 千人同心ト申す集団がございますが。 これは、滅亡した武田家の遺臣たちを家康公が惜しみまして。 甲州口――すなわち甲州武州の境を守らせたのが始まりでございます。 その後... [続きを読む]
  • 熊野起請文 烏の祟り
  • こんな話がございます。 よく「神に誓って」ナドと申す人がございますが。 その神トハどの神かト考えますに。 大抵の場合、それは熊野三山の祭神、熊野権現でございましょう。 三山の各社では、牛王符(ごおうふ)ト申す御札を配って... [続きを読む]
  • 月蝕む夜に鞭打つ女
  • こんな話がございます。 平安の昔の話でございます。 うら寂しい夜の通りを。 男がひとり歩いている。 年の頃なら三十ばかり。 背丈はスッと伸びるように高く。 頬の髭は少し赤茶けている。 侍格好の逞しき男児でございます。 「... [続きを読む]
  • 子育て幽霊
  • こんな話がございます。 唐土(もろこし)の話でございます。 淮河と長江に挟まれた宣城の地は。 かつて戦乱に巻き込まれたことがございまして。 人々は取るものも取りあえず、四方へ離散する。 土地は踏みにじられて、ペンペン草も... [続きを読む]
  • 蓮華往生
  • こんな話がございます。 世の中誰もが最後はいずれ死にますが。 同じ死ぬならせめて穏やかに死んでいきたいト。 やはり誰もが願っていることでございましょう。 中には、金を積んででも。 満ち足りた死を得ようとする。 そんな御仁... [続きを読む]
  • 崖の上の狐とお歯黒婆
  • こんな話がございます。 奥州は八戸のとある在に。 宗介ト申す若い衆がひとり。 呑気に暮らしておりましたが。 ある冬の日のことでございます。 宗介は山一つ越えた向こうの町へ。 物を買い出しに出掛けることにいたしまして。 朝... [続きを読む]
  • 剣樹刀山 炎熱地獄
  • こんな話がございます。 よく、悪事を働いた者を指差して、 「今に地獄に落ちるぞ」 ナドと脅す人がおりますが。 地獄に落ちるのも、実はそう単純ではございません。 少なく見積もっても八大地獄ト申しまして。 多く見積もれば百三... [続きを読む]
  • 魔物の棲む家
  • こんな話がございます。 唐土(もろこし)の話でございます。 かの国の晋王朝の時代のこと。 呉興ト申す地に百姓がつつがなく暮らしておりました。 この者には息子が二人ございまして。 どちらも周囲が羨むほどの孝行息子でございま... [続きを読む]
  • 三尺の翁が顔を撫でる
  • こんな話がございます。 平安の昔の話でございます。 ただいま、徳川様の二条城が鎮座する地には。 もと、冷泉院(れいぜいいん)ト申す後院がございました。 後院ト申すは、上皇の御所でございます。 つまり、天皇の地位を退いた後... [続きを読む]
  • 班女と梅若丸 隅田川
  • こんな話がございます。 両国の地名にも表れております通り。 古来、隅田川は武蔵下総の国境いを成してまいりました。 この川を越えれば、その先はもう奥地でございますので。 都人から見れば、相当の辺境であったろうことは間違いな... [続きを読む]
  • 言うなの地蔵
  • こんな話がございます。 とかく世間で疎んじられますのは。 口の軽い男に、尻の軽い女だナドと申しますが。 人様の事ならいざ知らず。 己のことなら喋ってもよかろうト。 そうお考えになるのも分からぬではないが。 やはり、あなが... [続きを読む]
  • ひとり女房 一殺多生
  • こんな話がございます。 あなた様は呑気に――イヤ、平和にお暮らしでございましょうから。 よもやこんなことはご存知ありますまいが。 山には山の禁忌があり。 海には海の禁忌がございます。 多くの山里では、師走の初めから翌二月... [続きを読む]
  • 蘭陵王の婿
  • こんな話がございます。 平安の昔の話でございます。 北斉の蘭陵武王は、武勇と悲劇の名将でございます。 数々の武功を立てながら、かえって疎まれてしまいまして。 最期は時の皇帝により自害に追い込まれたという。 我が朝で喩える... [続きを読む]
  • 土偶の博徒
  • こんな話がございます。 唐土(もろこし)の話でございます。 肇慶(ちょうけい)は古代、百越の住まった地でございまして。 秦の始皇帝が、彼ら異俗の民を征服いたしまして以来。 かの地は漢人の管轄するところとなって、今日に至っ... [続きを読む]
  • 傾城阿波の鳴門 巡礼歌
  • こんな話がございます。 阿波のご領主は玉木様でございますが。 昔、衛門之助様なる若殿が、色に堕ちたことがございました。 高尾ト申す傾城に、文字通り国を傾けられたのでございます。 その隙を突いてお家転覆を企てたのが。 小野... [続きを読む]
  • こんな晩
  • こんな話がございます。 よく三歳までは神のうちナドと申しまして。 幼な児はいつ死んでもおかしくないからト。 こう解釈したりいたしますが。 本当のところはそればかりが理由ではございません。 まだ前の世で己が何者だったのか。... [続きを読む]
  • 廃寺の五妖怪
  • こんな話がございます。 昔、智行兼備の僧がおりまして。 諸国をさすらっておりましたが。 ある国にやってまいりますト。 妙な噂が耳に入った。 かつては荘厳だった名のある寺が。 今では住持の僧が住み着かなくなってしまい。 庭... [続きを読む]
  • 阿弥陀の聖
  • こんな話がございます。 平安の昔の話でございます。 さる国の山中をひとり行く僧形の者がございました。 鹿の角を付けた杖を突き、鉦を叩いて諸国を廻る。 方々で阿弥陀如来の本願を説いて歩きます。 世にいう念仏聖(ひじり)でご... [続きを読む]
  • 水を飲んだ女
  • こんな話がございます。 唐の国のお話でございます。 孟母三遷トいう言葉がございますが。 これは孟子の母が息子の正しい修養のために。 三度までも引っ越しをしたというお話でございまして。 一度目は、墓地の近くに住まいましたが... [続きを読む]
  • 死神
  • こんな話がございます。 ある年の暮れのことでございます。 貧しい男がひとりございまして。 金の算段もつかぬまま家に帰ってまいりますト。 女房が眉を吊り上げて待っている。 「空手で帰ってきたのかい。全くだらしがないね。どう... [続きを読む]
  • 生きながら鬼になりし者
  • こんな話がございます。 丹波国桑田郡は佐伯村という片田舎に。 小太郎ト申す貧しい若者が暮らしておりましたが。 この者が貧しいのには、きちんとわけがある。 なんでも幼いころに二親と死に別れまして。 その後、叔父夫婦に育てら... [続きを読む]