梨野礫・エッセイ集 さん プロフィール

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梨野礫・エッセイ集さん: 梨野礫・エッセイ集
ハンドル名梨野礫・エッセイ集 さん
ブログタイトル梨野礫・エッセイ集
ブログURLhttp://nasino.muragon.com/
サイト紹介文古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供292回 / 310日(平均6.6回/週) - 参加 2016/06/23 11:16

梨野礫・エッセイ集 さんのブログ記事

  • 映画「ことぶき座」(監督・原研吉・1945年)
  •  ユーチューブで映画「ことぶき座」(監督・原研吉・1945年)を観た。この映画が作られたのは、敗戦直前の昭和20年6月、当時の社会状況、日本人の意識を知るには恰好の作品であると思う。登場人物の服装は、男は戦闘帽に軍服、女はモンペ姿、「撃ちてし止まん」「欲しがりません勝つまでは」といった意識が津々浦々にまで行き渡っていたことがよく分かる。私は当初、これは軍隊の映画だと思ったが、主人公は梅中軒鶴丸(高 [続きを読む]
  • 自民党・二階幹事長の《資質》
  •  自民党の二階俊博幹事長は、復興相を辞任した今村雅弘氏の発言を巡る報道機関の姿勢について「マスコミは余すところなく記録を取り、一行でも悪いところがあれば首を取れと。なんということか」「人の頭をたたいて血を出したという話ではない。いちいち張り切らなくてもいい。そんな人は、はじめから排除して(会場に)入れないようにしないといけない」などと述べたうえで、一方「マスコミに罪をなすりつけるような、ひきょうな [続きを読む]
  • 映画「秀子の車掌さん」(監督・成瀬巳喜男・1941年)
  •  ユーチューブで映画「秀子の車掌さん」(監督・成瀬巳喜男・1941年)を観た。甲府の甲北乗合バスに勤務する運転手・園田 (藤原鶏太)と車掌・おこま(高峰秀子)の物語である。冒頭場面は、山村の街道を走るバスの中、乗客は一人も居ない。「この分だと今月の給料、払ってもらえるかなあ」「あぶないものね」などと園田とおこまが話していると、後ろから一台のバスが近づきたちまち追い抜いて行く。商売敵の開発バスである [続きを読む]
  • 映画「三百六十五夜」(監督・市川崑・1948年)
  •  ユーチューブで映画「三百六十五夜」(監督・市川崑・1948年)を観た。原作は小島政二郎の恋愛通俗小説(メロドラマ)である。登場人物は、川北小六(上原謙)、大江照子(山根寿子)、その母(吉川満子)、その父(河村黎吉)、小牧蘭子(高峰秀子)、津川厚(堀雄二)、姉小路三郎(田中春男)、大江家の女中・お咲(一宮あつ子)、おでん屋のおかみ(清川玉枝)、宮田龍之助(大日向伝)、キャバレーの歌手(二葉あき子) [続きを読む]
  • 三人のお母さん
  •  ある土曜日、電車の中の風景。ベビーカーから弾けるように抜けだして、辺りを歩き回ろうとする一歳の女児、「危ないからダメ」と抱き止めようとするお母さんの手を振りほどいて、逃げ回る。とうとう捕まってベビーカーに収容されたが、今度は大声をあげて泣き叫ぶ。もう一人のお母さんがその様子を見て、女児をあやし始めた。「グーチョキパーで何作ろう、右手はグーで、左手はチョキで・・・」、女児はたちまち笑い出してお母さ [続きを読む]
  • 道徳「教科化」の《問題点》・学校教育の《誤り》
  •  東京新聞朝刊(1面)に、「難しい心の評価 道徳教科化 指導要領改定案」という見出しのトップ記事が載っている。その内容を要約すると、以下の通りである。 ①文部科学省は4日、現在は小中学校の教科外活動の道徳を、正式な教科とする学習指導要領の改定案を公表した。 ②文科省は「教材を読むだけの読み物道徳から、考え、議論する道徳への転換を目指す」と説明している。 ③改定案は「数値などによる評価は行わない」と [続きを読む]
  • カラスなぜ鳴く
  •  昔のカラスは、「山に可愛い七つの子がある」(野口雨情・1921年)から鳴いたり、その子らが育って「コケコッコのおばさんに赤いお帽子ほしいよ」(海沼実・1939年)といって鳴いたが、今のカラスはなぜ鳴くか。  カラスは太古の昔から人間と「共に」生きてきた。それゆえに、人間の来し方・行く末を知り尽くしているのだ。とりわけ、人間の愚かさ、欲深さが、いつになっても払拭されないことに呆れている。他の動物た [続きを読む]
  • 徳育の「根幹」
  • 「徳育」(道徳教育)を教科に位置づけても、すべての子供たちに高い規範意識を身につけさせることはできない。なぜなら、そのためには、すべての大人たちが高い規範意識を身につけていることが前提であり、まず大人の社会が子供の「手本」にならなければならないからである。しかし、規範意識に欠ける大人の行動が社会の隅々にまで蔓延しているのが現状ではないか。学校という社会、教員という大人だけに、その高い規範意識を [続きを読む]
  • 道徳「教科化」(学習指導要領改訂案)の《誤り》
  •  文部科学省は、「道徳」の学習内容に、「節度、節制」「親切、思いやり」「国や郷土を愛する態度」「生命の尊さ」といった徳目(キーワード)を加え、《教科化》するという「学習指導要領改定案」を公表した。しかし、それは、「教科別の指導」と「領域の指導」を混同しているという点で、《完全な誤り》である。「教科別の指導」は、「知識や技能」を、一定のコマ(学習日課表・時間割)の中で、「座学」(机上学習中心)として [続きを読む]
  • 内閣府世論調査の《嘘》
  •  東京新聞4月4日付け朝刊・22面 「こちら特報部」の記事によれば、内閣府が1日発表した「社会意識に関する世論調査」で「現在の社会に満足している」と答えた人が過去最高の66%に達したという。調査の対象は18歳以上の1万人で有効回収率は59.9%であった。この結果から、国民の66%が「現在の社会に満足している」と勘違いしてはならない。内閣府の調査対象は1万人、回答者はおよそ6千人、そのうちの66%、 [続きを読む]
  • 安倍内閣の《終息》
  •  共産党の大門実紀氏は28日の参院決算委員会で、「森友学園」元理事長・籠池泰典氏が安倍晋三首相の昭恵夫人付き政府職員に手紙を送り、国有地の早期買い取りを陳情していたことを明らかにした。陳情の内容は、①賃貸していた国有地を早期に買い取りたい、②賃料月200万円超は高すぎるので半額程度にしてもらいたい、③一部ごみ撤去費の早期支払いをしてもらいたい、という要望であり、その結果は、①評価額から8億円余り値 [続きを読む]
  • 《私の教育「改革」基本法》
  •  「教育基本法」は平成18年(2007年)12月に改まったが、実際の「教育」そのものは、いっこうに改まる様子が見られない。そこで、私版「教育改革基本法」を以下の通り提言する。 《私の教育「改革」基本法》 第1条 すべて大人は子どもを「よい子」に育てなければならない。「よい子」とは「相手を大切にし、ともに助け合うことができる子」のことである。 第2条 家庭は、子どもの「安らぎの場」であり、のびのびと [続きを読む]
  • 安倍首相の《詭弁》
  •  安倍首相は、国有地が「森友学園」に格安で払い下げられた問題で「私も妻も一切、払い下げに関係していない。もし関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」と明言した。それは「大言壮語」に等しい物言いであり、とりわけ《一切》という文言を使ったことが命取りとなった。まさに「口は災いの元」、安倍首相はようやく「事の重大さ」に気づき始めたようだ。「夫人付き職員」(公務員)が、籠池氏の意向を受けて(拒否せずに) [続きを読む]
  • 遂に暴かれた、安倍首相の《嘘》
  •  安倍首相は2月17日の衆院予算委員会で「私も妻も一切、認可にも、国有地の払い下げにも関係ない。関係していたということになれば、私は間違いなく、総理大臣も国会議員も辞める」と明言した。しかし、《一切、認可にも、国有地の払い下げにも関係ない》という文言は、一通のファックスによって覆された。  ファックスの宛名は「塚本幼稚園 幼児教育学園 総裁・園長 籠池泰典様」、差出人は「内閣総理大臣夫人付 谷査恵 [続きを読む]
  • 安倍首相は「裸の王様」
  •  東京新聞3月18日付け朝刊(2面)に、佐藤正明氏の漫画が載っている。タイトルは「モリジゴク」、国会議事堂をバックに大きな穴、その底には森友学園籠池元理事長が大きな口を開けて待っている。穴の斜面をずり落ちそうな二人の女性、一人は稲田防衛相、独りでもがいている。もう一人は安倍首相夫人、安倍首相の手にしがみついて宙ぶらりん状態、安倍首相の右足は辛うじて穴の外に残っているように見えるが、左足は斜面の中、 [続きを読む]
  • 「森友学園《問題》」の構図
  •  「森友学園」の籠池理事長は、小学校の建設に当たって安倍首相から100万円の寄付を頂いた旨の発言をした。安倍首相は「寄付はしていない」と否定している。それは当然の話で、もし「寄付した」と言えば、直ちにこれまでの「森友学園とは一切関わっていない」という言辞が、すべて《嘘》になるからである。口が裂けても「寄付した」とは言えないだろう。籠池理事長と安倍首相は「正反対」のことを述べているのだから、どちらか [続きを読む]
  • 開いた口がふさがらない「八紘一宇」問答
  •  3月16日の参院予算委員会で、自民党の三原じゅん子議員が「八紘一宇」の思想を紹介したのに対して、麻生太郎副総理兼財務相は〈戦前の歌の中でも「往け八紘を宇となし」とかいろいろある。(略)こういった考え方をお持ちの方が三原先生みたいな世代におられるのに、ちょっと正直驚いたのが実感だ〉と応じたそうである。(東京新聞3月19日付け朝刊28面・「こちら特報部」)その問答を聞いて、私はまっさきに「老いては子 [続きを読む]
  • 巨星墜つ!作家・大西巨人氏の《死》
  •  東京新聞朝刊(30面)に、作家・大西巨人氏の訃報が載った。「骨太な批評精神と大作『神聖喜劇』で知られる作家の大西巨人(本名のりと)氏が12日、肺炎のため、さいたま市内の自宅で死去した。97歳。福岡県出身。葬儀・告別式は故人の遺志で行わない。作家の大西赤人氏は長男。(以下略)」  私にとっては、まさに青天の霹靂、寝耳に水、文字通り「巨星墜つ」といった感懐である。「大西巨人は決して死ぬことはない。死 [続きを読む]
  • 「嘱託殺人」・司法(横浜地裁)の判断は間違っていないか?
  •  東京新聞朝刊(31面)に「嘱託殺人 夫に猶予判決 横浜地裁『苦悩の深さ、同情』」という見出しの記事が載っている。〈難病の長男の命を絶った苦しみから「死なせて」と懇願した妻=当時(65)=を殺害したとして、嘱託殺人罪に問われた神奈川県相模原市、運転手S被告(66)の判決公判が5日、横浜地裁であり、川口政明裁判長は「苦悩、葛藤、悲しみの深さは余人の想像の及ぶところではなく、大いに同情の余地がある」と [続きを読む]
  • (安倍首相に続く)稲田防衛相の《嘘》
  •  稲田防衛相は、13日の参院予算委員会で「籠池氏の事件を受任したこともなけれなば、裁判を行ったこともない。(稲田氏が籠池氏の)顧問弁護士をしたというのは全くの虚偽だ」と発言したが、翌14日の参院予算委員会では「私の記憶が間違っていた。訂正し、おわびする。『虚偽』というのも言い過ぎだった」と答弁を撤回し、謝罪した。(「東京新聞」3月15日付け朝刊・トップ記事「揺れる稲田氏 答弁撤回」)野党四党は、与 [続きを読む]
  • ユーチューバー「みずにゃん」の闘い
  •  ユーチューブを検索していたら「みずにゃんちゃんねる」というサイトを見つけた。これがたいそう面白い。「みずにゃん」と称する青年が、アダルト動画の架空請求業者らと電話で「やりとり」する場面を「自撮り」している映像である。  要するに、青年は、①ショートメールで法外な金額の請求が届いたが、登録した覚えはない。どういうことか。②これからどうすればよいか。③金額の支払いはどうすればよいか。④金額が十万円を [続きを読む]
  • 混沌とする「受動喫煙対策」の解決方法
  •  インターネットの「TBSニュース」に以下の記事が載っている。 ◆自民、受動喫煙対策で党内議論が二分  受動喫煙を巡って自民党内が揺れています。山東氏が会長を務める議員連盟は対策を強化する厚生労働省案の早期成立を求めています。一方、野田氏をトップに据える議員連盟は「たばこを楽しむことも国民の権利」と反発。党の重鎮を巻き込んだ論争が過熱しています。 「とにかく日本が受動喫煙ということに関して非常に [続きを読む]
  • 安倍首相の《無責任》
  •  安倍首相は、「森友学園」への国有地売却に関して「私や妻、事務所を含めて一切関わっていない。関係していたなら、首相も国会議員も辞める」と明言した。《一切関わっていない》ということが、《土地売買の「取引」に》ということであれば、当然のことであろう。一国の首相がそのような「取引」に直接に関わるはずはないからである。しかし、そのことが、「関係していない」という証しにはならない。その取引が「国有地」を対象 [続きを読む]
  • 安倍首相の《嘘》
  •  東京新聞2月28日付け朝刊(2面)に「森友学園側と距離おく首相 徐々に変わる国会答弁 『熱意素晴らしい』→『適切ではない』」という見出しの記事が載っている。安倍首相は、2月17日の衆院予算委員会で「妻から森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしいと聞いている」と述べたが、一週間後の24日には「学校の理念、パンフレットのようなものをちらっと見せられただけだ。詳細は全く承知していない」と変化し、1 [続きを読む]
  • 映画「東京の女」(監督・小津安二郎・1933年)
  •  二組の男女(同胞)が登場する。その一は姉・ちか子(岡田嘉子)と弟・良一(江川宇礼雄)、その二は兄(奈良真養)と妹・春江(田中絹代)である。姉はタイピスト、夜は大学教授の下で翻訳補助を行い、大学に通う弟の学資を稼いでいる。兄は警察官、妹は良一の恋人である。二組の男女はそれぞれ慎ましく暮らし、やがては良一の卒業、良一と春江の結婚も間近と思われていたのだが・・・。ある日、姉の会社に警察官が訪れ、人事課 [続きを読む]