林檎泥棒 さん プロフィール

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林檎泥棒さん: 笑って,林檎泥棒
ハンドル名林檎泥棒 さん
ブログタイトル笑って,林檎泥棒
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/ringodorobo/
サイト紹介文林檎泥棒の生きた詩の集まり
自由文15歳から言葉だけ食べて生きてきた痩せた病人
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供184回 / 365日(平均3.5回/週) - 参加 2016/06/29 13:36

林檎泥棒 さんのブログ記事

  • 土に還る
  • 眉間を燃やす猫胸郭を開き、砲を突き出す間髪入れず放つ撃つ撃つ木漏れ日を追う猫風に凭れて、薬を吐き出す透けた林道に雨は降らない [続きを読む]
  • 夏祭り
  • 汚い髪の女が分別を終えて、市街の混雑を目指して異音を転がす少年か少女の健康な笑い声橋の上で泣く男みっともなく殺された約束感情と共に発達した文字が限りある無地を埋め尽くしてゆく故郷の夏祭り夜更けの帰り道羽虫を払う僕駆けつけたバスに街の灯がうつる [続きを読む]
  • 前線に住んだ男
  • 二度、海を渡った祖父は生存の記憶をとうとう語らないまま住み慣れた田舎で静かに、牛と暮らした人々は彼を型の古い気難しい人間として馴染まなかったようだ私も。見たことがあるだけ知ったことはない。ただ、男の背中に残る裂創は銃弾によるものではなかった [続きを読む]
  • よいふるさと
  • 乱暴な夢の日には誰もいないこの道を人の代わりに猫探し惰性と歩く真夏に、無音の下り坂急に怖くなって来た道をひき返す静かに、光と熱を放つ頭上の太陽は不自然に動いて見えた [続きを読む]
  • 僕と星
  • 僕が星を見ていたのは傷を小さく見せるためだ僕が星を好きになったのはお前のことなんか忘れるためだ僕が星を嫌いにならないのは僕が星を嫌いになれないのは [続きを読む]
  • 僕を知らない人
  • 唾垂らす潔癖の花蟷螂小さな頭を左右に振って距離や大きさを測る怖いのか街角の酒屋には山積みの段ボール粗末な幸福の大小寒いのか不機嫌な黒毛の野良猫背を向けたまま尻尾を憎しみを打ちつける [続きを読む]
  • 作詩
  • 悪夢は、いつでもいかにも、安っぽく使い古しの陳腐な発想薄弱な人間を脅かすにはそれで十分か。夕方、午後六時を過ぎて落ち着きを取り戻す心臓日々、やるべきことは一緒死への恐怖が生を拒む遺伝子の矛盾有り余る微力、寄る、啜り泣く、、首を回す、目を細... [続きを読む]
  • 泥団子
  • 直感を川底に沈めてあなたにはそれしか、言葉しかないのね薄く透き通る肌を見て中身を見た気でいるのね女は息継ぎを済ませてやはり、深層を目指す [続きを読む]
  • エニグマ
  • 無情な自然選択を避ける為のエネルギーを手に先ず鼻を利かす更に容赦なく旅の従者を急かす寂れた路上に咲く花その名もトラウマ枯れそうで枯れず妄想を糧に育つ明け星、宇宙人孤独な同居人触るの冷たくて怖いよどこにいたのおかえり [続きを読む]
  • 脅威に対する反応
  • ポルカドットのビンカの花が咲く頃既に薄まった麦茶に新たに氷を足す作業生活は遅れ気味でも生命の証拠は増していく調律など省いて繰り返し、打つ。心底を這う低音に内臓が共鳴しているもう、いっそこのまま抜け落ちてしまえば [続きを読む]
  • Joke
  • 餌に縋る鳩たち価値知り尽くし退屈な昼待ち道をたずねる男、絵に描いたような顔立ち忽ち色めく二十歳の働き蜂 [続きを読む]
  • Cycle
  • サイクルヘッド王に従いまわす頭捻れて逆戻り治すのはあなたの、あなたでない部分だけ [続きを読む]
  • Spotlight
  • 夕日に縁取られた積乱雲分厚い胴体が厭わしい今日はお出かけだから構っていられないわ露出した傘の骨組み注目が眩しい雨に冷やされて泣いているみたい君の声は時々輪郭を失って深く、深水中にいるみたい嫌いじゃないけれど [続きを読む]
  • Avema
  • 己に克つ、括弧閉じる。横断幕はただの飾りだった同じ目をしたフォーカード残り一枚は何だって良し少し離れて敵を狙う君不機嫌そうに睨まれるより笑っているのが怖かった [続きを読む]
  • ばつ
  • 悲惨な男、熱を溜め込んで消音声を隠して十五年指で刻む [続きを読む]