あむ さん プロフィール

  •  
あむさん: ピアノ弾きのあれこれちょっと
ハンドル名あむ さん
ブログタイトルピアノ弾きのあれこれちょっと
ブログURLhttp://amuicabuzz.blog.fc2.com/
サイト紹介文ピアノを弾きながらピアノ講師をやっています。日々感じてることをアップしています。
自由文演奏し続けることで新しく出会える謎や壁にぶつかりながら、還暦迎えた頃に少しは頑張ってきたかなと思えることを目標にやっています。拙いながらピアノを弾くことに必要なことなどを記事にしています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供10回 / 365日(平均0.2回/週) - 参加 2016/07/01 16:49

あむ さんのブログ記事

  • ソルフェージュ
  • 音楽を勉強する上で欠かせないひとつが、ソルフェージュです。楽譜を正しく読んだり、より深く理解するためには、その音楽を書いた作曲者の言葉である楽譜から、さまざまなメッセージを受け取り、消化し、表現しなければなりません。音楽を勉強するために必要なソルフェージュは基本的なところは以下2つ。・聴音・・・音を聴き取り楽譜にする・視唱・・・楽譜を読み声に出す聴音には大きく旋律聴音と和声聴音に分類されており、旋 [続きを読む]
  • インヴェンション ④
  • 各インヴェンションの難易度を以下の4点、1.要素の数2.主題、対旋律の長さ(5段階)3.テンポとレガート(3段階+−)4.トリル(2段階+−)で評価します。同点のものは更に、調性と楽曲の和声感を考慮して各評価のポイント数で難易度をはかり習得順を割り出します。(詳細と評価点は後日ブロマガで配信)評価点から割り出した難易度による習得順は以下のとおりとなります。1番8番3番10番13番4番6番7番15番 [続きを読む]
  • インヴェンション ③
  • バッハのインヴェンション全15曲の調性と拍子は以下のようになっています。1.C-dur ハ長調 4/4拍子2.c-moll ハ短調 4/4拍子3.D-dur ニ長調 3/8拍子4.d-moll ニ短調 3/8拍子5.Es-dur 変ホ長調 4/4拍子6.E-dur ホ長調 3/8拍子7.e-moll ホ短調 4/4拍子8.F-dur へ長調 3/4拍子9.f-moll ヘ短調 3/4拍子10.G-dur ト長調 9/8拍子11.g-moll ト短調 4/4拍子12 [続きを読む]
  • インヴェンション ②
  • インヴェンション(BWV772〜786)は2声の対位法の練習です。平均律と同じようにC-dur(ハ長調)から順に書かれていますが、平均律はその理論上に存在する24調全てが使用されているのに対し、インヴェンションは鍵盤楽器演奏において実用的な15の調性で書かれています。演奏する上で実用的な調性で作曲されている事から、作曲技法と鍵盤楽器演奏技術の両方を目的とした教材として書かれたことが推測されます。各曲の構成と難易度は以下 [続きを読む]
  • レッスンにおける伝わり方の違い③
  • 伝わり方の違いの2つ目「本来の身体の使い方の違い」について述べていきます。これは、レッスンを受ける側よりもむしろ教授する側が分かっておかなければならないことです。より効率よく大きな音を出したり、弱音をきれいに粒を揃えたりするという技術は、簡単に習得できるものではなく、様々な要素が必要となっています。そのコツを伝える時、当然のように自分自身が得たやり方が最善だと教授する側は考え、強くその方法を薦めて [続きを読む]
  • レッスンにおける伝わり方の違い②
  • 同じごとを伝えても、人によって伝わり方が違う一つ目の「理解の違い」についてお話します。少し前、世間で流行った性格診断で、右脳タイプ、左脳タイプなどの分類がありました。現在の脳科学の見解では右脳派左脳派という分類は意味が無いとされていますが、人によってあることを行うときの癖のようなものは存在します。それをわかりやすく二元化することである程度の個人の傾向はわかります。心理学においては、物事の理解するル [続きを読む]
  • レッスンにおける伝わり方の違い①
  • レッスンにおいて、不自然な演奏スタイルであったり、技術的に難しそうに演奏する事に対してアドバイスする、またはアドバイスを受ける時、なかなか上手く伝わらなかったり、理解できなかったりした経験はないでしょうか。レッスンを受ける場合においては、社会的地位のある先生は発言力が大きいため自分には全く合わない方法でのアドバイスでも、それを盲信してしまうことが多々あります。良いほうに転べば問題はありませんが、そ [続きを読む]
  • モシュコフスキー 左手のための12の練習曲 Op.92
  • モシュコフスキー「左手のための12の練習曲 Op.92(12 études de piano pour la main gauche seule)」は、左手のみで様々な音型を強化するための教材です。基礎練習カテゴリーのベレンス「左手のトレーニング」で、左手のための練習曲集を紹介しましたが、モシュコフスキーの「左手のための12の練習曲」は、ベレンスよりも一つの練習曲が少し長めで、より音楽的でなおかつ、ロマン派から近現代の作品に頻出する左手の音型や重要 [続きを読む]
  • 不快な音を聴かなくなる保身耳
  • 音楽家にとって不快な音や音楽は死の恐怖に匹敵するストレスなのだそうです。みなさんは、ピアノの練習中に家事の音などの生活音にイライラされたことありませんか?筆者は、特に高い周波数の音まで聴き取れていた20代の頃、離れた部屋の掃除機の音や、テレビの電波の音などにも敏感に反応しイライラしていた記憶があります。ピアノの調律も少しの違和感を感じれば頻繁にお願いするほどの神経質ぶりでした。しかしその音に対する神 [続きを読む]
  • 暗譜の必要性③
  • 譜面を見ているとき暗譜のときではどうしてパフォーマンスに大きな差があるのでしょうか。これは、人間の脳内における五感の処理量と処理速度に関わっています。五感の中で楽器演奏において主に使われるは、視覚、聴覚、触覚です。そして人間の脳に入ってくる情報量は正確な数値は諸説ありますが、視覚が7〜8割、聴覚が1割強、触覚は0.5割未満です。視覚情報の領域量からすると、聴覚情報の量はとても多いとはいえませんが、聴覚 [続きを読む]
  • 暗譜の必要性②
  • 演奏しているときの・譜面を見ている場合・暗譜の場合の感覚を述べていきます。1.譜面をみているとき譜面をみていると、視覚が楽譜に持っていかれて自身に入ってくる音の量が大幅に減ってしまっているように感じます。フレーズの行間が狭くなったことを安易に受け入れてしまっていたり、端っこの処理が雑でもそれを逃してしまったり、いまひとつ消化仕切れていない感覚が残ります。楽譜を見ていると安心感はありますが、譜面を見 [続きを読む]
  • 暗譜の必要性①
  • 前記事「ピアノ弾きはなぜ暗譜で演奏しなければならないのか」において、慣習的な暗譜の必要性について述べました。慣習的な暗譜の必要性に従い暗譜する事に対してとてもプレッシャーに感じる人も多いのではないでしょうか。筆者自身も以前は慣習と自身のプライドによって暗譜をしていました。しかし過去に2度、暗譜が出来なくなってしまった経験があります。一度目は、数年間室内楽ばかりを演奏していた頃のことです。楽譜を見な [続きを読む]
  • ピアノ弾きはなぜ暗譜で演奏しなければならないのか
  • ピアノ独奏には暗譜演奏が求められている昨今ですが、他の楽器の人たちは楽譜を見て演奏していることが多いのに、なぜピアノ弾きは暗譜をしなければならないのでしょうか。ロマン派の時代までは、鍵盤楽器を演奏する音楽家は、基本的に作曲や他の楽器の演奏もマルチにこなすというのが定義でした。主に自分の作品を演奏するわけですから、わざわざ覚えるという作業は必要ではなく、現在ほどミスに対して神経質でもなかったと考えら [続きを読む]
  • モシュコフスキー 15の熟練のための練習曲集Op.72
  • モシュコフスキー「15の熟練のための練習曲集 Op.72」(15 Études de virtuosité pour piano Op.72)は、洒落た旋律や和声を用いて華やかな技巧で書かれています。ツェルニー練習曲よりも音楽的ニュアンスを多く含んでいて、ショパンエチュードより技術的な負荷が軽いという位置づけでしょう。15の練習曲集は、音階、アルペジオ系・和音系・重音系・オクターブ系の4つの技術に大きく分類され、各曲はその技術の1〜2つにスポッ [続きを読む]
  • モシュコフスキーの練習曲
  • モシュコフスキーは1854年に旧プロイセン領(現ポーランド)のブレスラウで生まれ、ドイツ、フランスで活躍したピアニスト、ピアノ教師でもあった作曲家です。自らの作品を演奏するピアニストとして華々しく活動し、また教育者としても優秀でした。後世になると思うように手が動かなくなってしまったことから更に後進の指導に力を入れていったといわれています。ピアノ音楽の作品スタイルは大きく、サロンなどで少人数の聴衆に対し [続きを読む]
  • バッハ インヴェンション
  • J.S.バッハ インヴェンションとシンフォニアは対位法という作曲技法の知識を得るために書かれたピアノ就学者には必須の教材です。対位法というのは、バッハの時代以前から音楽の形式として長く存在するもので、1声、2声…などと表記されるように、歌の音楽から発生しています。旋律と伴奏という古典派時代の親しみやすい明らかに主役と脇役の存在はなく、対位法ではすべての声部に等しく主旋律(テーマ)と対旋律や経過句などを [続きを読む]
  • ソロとアンサンブル
  • ピアノ演奏は、他の楽器とは違って独奏(ソロ)で弾くことが多いですが、演奏形態は大きく4つに分類されます。1.独奏2.協奏3.室内楽4.伴奏2〜4はアンサンブルですが上からにパフォーマンスエネルギーが高い順番になります。同じピアノ演奏といっても各分類ごとに演奏に違いがあり、その形態によって弾き分けなければなりません。1.独奏においてはすべてが一人で賄うことになるので、すべてが自己責任で、そして演奏者 [続きを読む]
  • J.S.バッハの教材
  • ツェルニーなどの練習曲と並んでピアノ就学に取り入れる教材の代表がバッハの作品です。バッハの作品においては、舞曲や組曲などの形式音楽や、即興的なトッカータやファンタジー、そしてカノンやフーガといった対位法で書かれたものを習得します。バッハはドイツのアイゼナハ出身バロック時代の最後に活躍した作曲家です。アイゼナハにはバッハ一族が80名以上暮らしており、その中には数多くの音楽家がいたといわれています。中 [続きを読む]
  • ツェルニー50番練習曲
  • ツェルニー50番練習曲は、モシュコフスキー15の練習曲と並んで次にロマン派の大家ショパンやリストのエチュードを弾くためにとても重要な一冊となります。原題は「Kunst der Fingerfertigkeit Op.740」(技術の芸術)となっており、その名のとおり技巧的で華やかな練習曲です。これまでの30番、40番練習曲との大きな違いは、ツェルニー50番練習曲には各曲にどういった技術習得の目的があるのかが題されているところでしょう。楽曲 [続きを読む]
  • 音を聴く
  • 演奏するためにとても大切なことがあります。音を聴くという事です。テクニックを身につけることは基本的なことですが、ピアノを弾くのには基礎練だ!と指ばかりを動かして音を聴かないのは本末転倒です。テクニックを身につける目的は、弾きたい曲を演奏するため、自分からでる音楽を理想に近づけるため、出したい音色をコントロールするために技術を磨くのです。その為には先ずは自分の音を聴く…聴覚で音を感知しているという聴 [続きを読む]
  • 楽譜に忠実に
  • みなさんは「楽譜に忠実に」や、「楽譜の裏を読みなさい」などレッスンで言われたことはありませんか?楽譜には、作曲家たちが自分の頭の中にあるイメージを、限られた手段でなんとか伝えようとする多くのシグナルが書かれています。発想記号やフレージングのためのスタッカートやスラーなど、目に見えて書かれているものから、その作曲家の特徴的な和声進行が故の重要な音や、楽器の特性を伝えるべく書かれている音列など。後者は [続きを読む]
  • ツェルニー40番練習曲
  • ツェルニー練習曲の中でも作品番号が若いツェルニー40番練習曲の原題は「Die Schule der Gelaeufigkeit Op.299」(流暢な訓練)です。テクニックの習練を目的としていることが伝わるタイトルで、10曲ごとにセクションが分かれています。古典時代の機能和声と簡潔なメロディーラインをとっていて楽曲としての難解さはありませんが、音楽的魅力という点では30番練習曲に比べてすこし退屈さを感じるかもしれません。「流暢な…」と原 [続きを読む]
  • 音が見えるという音楽家の脳ミソ
  • みなさんは音を聴く時に聴覚以外の感覚を感じられることはあるでしょうか?最近の研究では、音楽家は聴覚の部分だけでは賄いきれない量の音を脳内で処理をしているので、別の部分も使って聴覚を補っていることが分かってきています。音楽家仲間に聞くと、音やフレーズ、調性に色があるように感じている人も少なくありません。このように視覚的な感覚を持つ人が多いようですが、中には触覚や嗅覚に感じられる人もいるようです。こう [続きを読む]
  • ツェルニー30番練習曲
  • ツェルニー30番練習曲は、ツェルニー練習曲の中でまず始めのほうで教材としてとりいれられるのが常となっていますが、作品番号が40番や50番よりも後であることやオリジナルタイトルがフランス語になっていることはご存知でしょうか。「Etudes de Mécanisme Op.849」(メカニズムの練習)これが原題です。ツェルニーは生涯に80を超える練習曲集を書いています。その中にウィーンではなくフランスで出版されたものがいくつかあり、 [続きを読む]
  • ピアノ弾きも身体の使い方の勉強が必要
  • 楽器演奏は身体の歪みがつきもの。ヴァイオリンやフルートは見るからに構えがアシンメトリです。ピアノは演奏体勢が比較的左右対称に見えますが、身体の小さい日本人女子はダンパーペダルを踏む右足が前に出て腰より少し上の背骨から左にまがってしまいます。手の向きは解剖学的に肩からひねっている状態がデフォルトなので、肩甲骨が開き猫背になりやすいのです。そして座って演奏するので、ペダルを踏む時の歪みが背骨に影響して [続きを読む]