メビウスのポーンちゃん さん プロフィール

  •  
メビウスのポーンちゃんさん: メビウスの輪
ハンドル名メビウスのポーンちゃん さん
ブログタイトルメビウスの輪
ブログURLhttp://chiangrai.liblo.jp/
サイト紹介文このブログでは日本人男性が描く、タイ人女性との正解のない恋愛小説を公開しています。
自由文メビウスのポーンちゃんです。タイの少数民族出身の43歳!!ある日本人の援助でチェンマイ大学の日本語学科を卒業し、今はタイのチェンライで日本文学を研究しています。日本人の旦那さんと一児の母
よろしくお願いいたします。
このブログは外道の細道 煩悩の夕暮れ リターンズ からデーターを提供してもらっています。オリジナルの外道の細道、及びその関連サイトとは何ら関係がありませんので、ご了承ください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供243回 / 252日(平均6.8回/週) - 参加 2016/07/17 01:30

メビウスのポーンちゃん さんのブログ記事

  • メーコック川に夕日が沈む時、第11章 帰国(42)
  • 大きな川、この言葉を聞いた時、あのメーコック川に沈む夕日の光景が、まるで映画のシーンのように浮かんできました。そうだ、故郷に帰りたい。家族に会いたい。でも、そうしたらコウイチとは別れることになるだろう。私が初めて愛した人だから離れたくない。「一度帰って、ビザを取りなおして、堂々とこのアパートに戻ってくればいいじゃない。不法滞在のままじゃ不安でしょ。」確かに、いつかは捕まるんじゃないかという不安はあ [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第11章 帰国(41)
  • 最初のうちは気にならなかったのですが、だんだんコウイチのことが気になり始めました。好きになってしまったのです。そうなると、嫉妬の炎がメラメラと心の中で燃え上がります。コウイチはしょっちゅう友達と、フィリピンクラブとかタイスナックとか飲み歩いていたし、日本人の彼女が泊まりに来た日はアパートに顔を出しません。そんな夜はアパートで一人寝していると寂しくて、切なくて。だんだんと喧嘩もするようになりました。 [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第11章 帰国(40)
  • 私の娼婦生活は、このようにあっけなく終わりました。ママからパスポートを返してもらい、コウイチと一緒に荷物を取りに店に帰りました。みんなに別れを告げ、とにかく一刻も早くこの店から離れたかったので、そそくさと店を後にしました。別れ際にエーンが、「ノイ、うまくやったじゃない。あなたのどこにそんな才能があったの?セックスもへたくそなのに。あのさ、1ヶ月くらいたったら逃げ出っしゃいなさいよ。そしたら日本中ど [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第11章 帰国(39)
  • ほんとに、こいつバカじゃないかと思いました。まさかこのあと、コウイチが私の救世主になるなんて。この後、コウイチは毎日のように私を買いにきました。何日も一緒にいればだんだん心も打ち解けてきます。ある日、私は今までのことを全てコウイチに話し、心の中のもやもやをぶちまけました。「私、フランソワーズは絶対いや!」「うん、そうだな。ノイの性格じゃ日本での仕事は務まらないね。でもそのハッサンていう男、ちょっと [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第11章 帰国(38)
  • 「人間とて、この地球上における一種の生命体である。そしてあらゆる生命体は創造主から種族保存の本能をインプットされている。種族保存の手段とは進化であり、進化の手段とは生殖である。下等生物は一度に多数の子孫を産み、その中でよりすぐれた遺伝子の組み合わせを持った個体だけが生き残り、次の世代の生殖にかかわることによって進化を遂げていくが、人間のように子孫を産む数が限られてしまっている高等生物は、あらかじめ [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第10章 タイスナック「フランソワーズ」(35)
  • 1990年6月20日、私の日本での「仕事」が始まった日です。フランソワーズに着くと、ママが私とエーンを皆に紹介しました。7人のタイ人が働いていたのですが、何とみんな私より年下、最年少は1*歳でした。ママはタイ人の一人を通訳に立て、「あなたが日本に密入国するのに莫大な費用がかかっている。私がそれを立て替えた。だから今から9ヶ月間ここで働いてもらう。ショートが2万5千円で泊まりが3万5千、あなたの取り [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第9章 グレースホテル(34)
  • 6月になって、日本行きのゴーサインが出ました。私は仕事でアラブ人とパタヤにいたのですが、呼び戻されました。この時は、どこにいても連絡がつくように、ボスの部下に連絡場所を知らせておいたのです。日本へ行くのは私とエーンと、「あなた達を日本に運ぶのが私の仕事よ」と言った中年の女性の3人。この時からちょっとおかしいと思うようになりましたが、もうどうにもなりません。生まれて初めての飛行機でした。TG640です。 [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第9章 グレースホテル(33)
  • 皆様、今までの私の話を読んで、タイの娼婦に失望しましたか?でも、私は性格的なことや、17歳と仕事を始めるのが比較的遅かったこと、そして自分で言うのも気が引けるのですが、色白で可愛かったので、何ら努力をしなくても客がいくらでもついたこと、等で仕事を仕事と思っていなかったのです。金のため、しょうがないからやってるだけ。ボーイフレンドもつくったことはないし、プライベートなセックスもしたことなかったので、 [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第8章 グレースホテル(32)
  • ソンクラーンが近づいたこともあり一旦チェンライへ帰ることにしました。日本では戸籍謄本は役所でコピーを貰えるのですが、タイでは原本を各々の家で保管し、必要とあればその原本を使うのです。家へ帰ると、長女が子供を連れて来ていました。私が抱き上げようとすると長女は、「あなたの体は汚れているのよ。汚い手で私の子供に触らないで。」このわがまま女、誰がこの家の家計を支えていると思ってるんだ。私の気持ちを察した5 [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第8章 グレースホテル(31)
  • そうこうするうちに、ホテルのスタッフや、ホテル付きのドライバーとも仲良くなっていきました。前にも書きましたが、私はかつて番長をやっていたくらいなので、仕事以外では結構男の人とウマがあったのです。そんな時、あるタクシードライバーがこんな話を持ちかけてきました。「なあ、ノイこんなとこで体売ってるより、1ヶ月で5万バーツ稼げる仕事があるんだけどやってみないか?」「5万バーツ?どうせMPかなんかの仕事でし [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第8章 グレースホテル(30)
  • こうして、グレースホテルでの私の仕事が始まりました。回りを見渡すと30過ぎの女ばかり。アラブ人目当てと思われるエジプトの女も何人かいました。とにかく背が高い。私はスティサンと同じく、自分を定価1,000バーツ、最低価格800バーツと決めていました。若いアラブ人の客を狙ったのですが、こちらから声をかける勇気はなく、何となく狙った客のそばに腰をかけると別の場所にいた日本人に声をかけられることもしばしば [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第8章 グレースホテル(29)
  • グレースホテル。サイアム、レックス、テルメ同様、フリーの娼婦が客を求めて集まる場所。皆様にとっては常識ですね。ここはアラブ人の客が多かったので「仕事場」として選びました。90年の2月から6月までいました。私は二十歳でした。あと皆様は、アラブ人は背が大きくて、デブな女が好きと思ってらっしゃるかもしれません。年配のアラブ人はそうかも知れませんが、青年の場合は全く逆でしたよ。私は152cm、43キロだっ [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第7章 逃亡そして(28)
  • 計画は思った通りにうまくいきました。あとで父に聞いたのですが、案の定あの女がやってきたので「警察」と言ったら、真っ青な顔して逃げていったそうです。アパートに落ち着いた後、ハッサンが「これで僕もホームナンバー6には顔だせないね。」と言うので軽くひっぱたいてやりました。ハッサンは笑顔でこれに答え、「ノイ、ここで僕の帰りを待ってて。国へ帰って君と結婚できるよう両親に相談してくるから。」私は「ありがとう」 [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第7章 逃亡そして(27)
  • 私は、ルチンダが私の家を訪ねて来てからのことを、事細かにハッサンに話しました。ハッサンは少し考え込んだ後、笑顔を浮かべて、「君をバカにするわけじゃないけど、だからタイ人は華僑や日本人に騙されるんだよ。ねっ、まず3万バーツ借りて6万返し、売上げはホームと折半だったら、君は借金を返すために12万バーツ売上げなければならないんだよ。それに借用書のことだけど、それはボスが君のお父さんに10万バーツ渡した時 [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第7章 逃亡そして(26)
  • ホームへ着くと、ハッサンはボスに面会を求め、私が仕事を辞めるので、今まで私が稼いだ金を清算するよう告げました。するとボスの口から以外な言葉。「冗談じゃないよ。ノイは堕胎費用、保釈金、ホームの規則を破った罰金、あわせて4万バーツの借金がまだあるんだ。」ハッサンは、ボスに殴りかかろうとする私の腕を制し、「わかった、とにかく5日間、ノイをブッキングするから。」と言って5,000バーツを払い私達はホームを [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第7章 逃亡そして(25)
  • 堕胎してから、私はまるで抜け殻のように、フラフラと生きていました。もう、何もする気力もなく、薬で精神を麻痺させ、眠りにつけば、私が「殺して」しまった赤ん坊の亡霊に悩まされる。夢の中では、この子は日に日に成長しているのです。客に買われ、ホテルにいっても、薬の飲みすぎでそのまま寝てしまい、起こされても起きず、ボスがホテルまで迎えに来たこともありました。ハッサンから電話があると、「私が今どうなっているの [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第6章 苦悩そして挫折(24)
  • 次の朝、ルチンダが私の身柄を引き取りに来ました。この時はあんなに憎らしかったボスに、心から感謝しました。その時は何も考えなかったのですが、これは後になってハッサンに指摘されて分かったのですが、絶対におかしい。私だけ捕まって、他の女の子もホーム自体も手入れを受けないというのは。間違いありません。ルチンダと警察官がグルになって私をハメたのです。あの金のことでの喧嘩が原因でしょう。皆様はお金を見せられて [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第6章 苦悩そして挫折(23)
  • こうして私の娼婦生活も1年半を過ぎた頃でした。実家から連絡が入り、台風で屋根が吹き飛ばされたとのこと。私は何となく、30万バーツ位貯まったら、仕事をやめて国へ帰り、家を建てようと思っていたのですが、こうなれば、今までに貯まったお金で、とりあえず家を建て直そうと決心しました。自分で計算してみても、20万弱はあるはずです。ボスのルチンダに「家を建てたいので、親を呼ぶから、今までの私の稼ぎを渡して欲しい [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第6章 苦悩そして挫折(22)
  • 次の日、客を空港まで見送って(私は何日もブッキングしてくれて、気に入ったというか、嫌じゃなかった客は必ず空港まで見送りに行きます。こうしておくと、必ず次もブッキングしてくれるのです。)、午後1時頃ホームに戻りました。すると、昨日の男が待っているではありませんか。顔にバンドエイドをつけて。「やあ、ノイ、3時間待ったよ。」「どうしたの?その顔。」「やあ、昨日の女にキャンセルって言ったら、引掻かれちゃっ [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第6章 苦悩そして挫折(21)
  • 「ノンブア村 ノイ 仕事中の睡眠薬使用により、罰金500バーツ」「客からクレーム 500バーツ」「病院の医者と喧嘩 500バーツ」2階宿舎の壁の掲示板にはしょっちゅうこんな短冊が張り出されました。私は売上もトップでしたが、罰金もダントツのトップでした。とにかく、毎日仕事があるのは私とデンとその他数人だけ。中には、1週間まったく客がつかないという子もいました。そういう子は、ボスが知り合いの日本語通訳ガイ [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第5章 ホーム ナンバー 6 PART 2(20)
  • こうして、ケンジはこの後3ヶ月の間、週末の2泊3日でずっと私をブッキングしてくれました。一度だけアラブ人に10日間ブッキングされたとき以外は。きっと彼は怒って別の女に乗り換えたのだろうと思っていたのですが、次の週、「先週は寂しかったよ。」と言って私を連れに来てくれました。彼のように、朝電話をくれて夜迎えにきてくれると、こちらとしても大変助かるのです。その日がフリーになるから。約束の時間までにホーム [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第5章 ホーム ナンバー 6 PART 2(19)
  • 彼の社員寮に行くわけにもいかず、ホテルへ行くことになりました。高いホテルでは彼がかわいそうだし、連れこみでは日本人は嫌がるだろうし、私は彼をサパンクワイのミドーホテルに連れていきました。私の名前でチェックインします。こうすると日本人がするよりずっと安く泊まれるのです。彼は部屋に入っても、他の日本人のようにすぐに私の体に手をかけてこようとせず、ビールを飲みながら、「僕、あさってまで休みなんだけど明日 [続きを読む]
  • メーコック川に夕日が沈む時、第5章 ホーム ナンバー 6 PART 2(18)
  • ある金曜日の夕方でした。2階で待機しながらデンとおしゃべりをしていると、いつものように呼び鈴が鳴ります。下に降りていくとき、ふと見ると色黒でアラブの青年のように見えたたので、そそくさとひな壇に並びました。すると何と日本人ではないですか。しかも、よりによって私を指名してきた。失敗したと思い、あきらめていつものように薬を飲み、この男のもとへいきました。彼は挨拶をし、「英語はしゃべれる?」と聞いてきたの [続きを読む]