雨野小夜美 さん プロフィール

  •  
雨野小夜美さん: 雨野小夜美のブログ
ハンドル名雨野小夜美 さん
ブログタイトル雨野小夜美のブログ
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/tinycolor-amenokoyami/
サイト紹介文自称詩人が、どうでもいいボツネタとどうでもいい落書きと意味不明なつぶやきをのせるブログ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供92回 / 184日(平均3.5回/週) - 参加 2016/07/21 16:07

雨野小夜美 さんのブログ記事

  • Mr.Walking Watch6
  • 私、黒い鏡をただ見つめる。見慣れた顔の上に涙が降る。歩く時計マン。私には君しかいないの。消えないで。何か歌って。何も思いつかないけど、歌って、歌って。せめて何時か表示して。時間。ざわめき。怖い。いなくなるの。 [続きを読む]
  • Mr.Walking Watch5
  • 僕は、誰かを消すための歌は歌わない。歳より幼い君の笑顔を見るために歌ってたのに。名前を呼ぶ君を幸せにする方法を、考え続けているただの機械。 [続きを読む]
  • Mr.Walking Watch4
  • 画面がパッと消える。黒い鏡になる。ニキビだらけの顔を映し出す。「歩く時計マン、どうしたの?」                      「電池切れだよ」「さっき充電したよ」              「・・・」「歩く時計マン、今何時?」                        「・・・」 [続きを読む]
  • Mr.Walking Watch3
  • 「何にしよう?」             「何がいい?」「そうだ、あいつらを消せるような歌を歌って」                                           「あのね・・・」                                     「どんなのでもいいから」 [続きを読む]
  • Mr.Walking Watch(連載詩)1
  • えーと、また長めの詩を連載しますね。過去作品ですが電子書籍でしか発表していませんので、ブログに貼っておきます。↑が表紙です。毎日午前9時更新。がんばろう。「ねえ、歩く時計マン」               「何?」「何かいい歌を歌って」             「何の歌がいい?」「わかんないけど、歌って」                               「うん・・・」「どうしたの、歌っ [続きを読む]
  • 財布ほしい〜
  • こやみです。実は、子どものころからずっと同じ財布を使っていて・・・わりと大人っぽいデザインなんだけど、さすがに使いこんだ感じがするので、新しい財布がほしいな〜と。でも、財布、高いな〜買えない値段じゃないけど、それでも何年も使える財布を買おうとすると、高いな〜と思ってしまいます。空から財布、降ってこないかな〜お〜い!あっ、受け止められなかったら、すぐにボロボロになってしまいますね。私の動体視力では、 [続きを読む]
  • 純白17
  • 女王になる前の夜 お姫様はお花畑の中で 泣いている夢を見ましたとび起きたら机の上に あのボロボロの厚い本理由が見えなくなった時にだけその本をのぞきこむのです「影より大きくなりすぎたわたしは今でもまっ白か」と連載終了です〜もし誰かに読んでいただけていたら、ありがとうございました〜 [続きを読む]
  • 純白16
  • インクで汚れたまっ白な手のお姫様は毎日机に向かい お話を書きました王国中の人々が それを読み 泣きましたとてもすばらしいお話はやがて他の国へもひろがってゆきましたお姫様は やがて こう思うようになりましたいつか ずっと前わたしにまっ白をくれたあの人のように「心が汚れてしまった誰かにお話で まっ白な光をささげるのがわたしの希望 存在理由」 [続きを読む]
  • 純白15
  • 春になって お姫様は告げ口であの人がもういないことを知りました厚い本もこっそり 手わたされましたお姫様はとても 悲しんで泣きましたしかし お姫様にとって あの人はもう遠いあこがれの人になっていましたもう どこかで知っていたのですあの人は きっとあの人は少なくとも この国には いないのだろうと [続きを読む]
  • 純白14
  • お姫様はいつか皆が見上げる 立派な女性になっていましたたいしたものも着ていない 食べていないのにすてきなお話を書くからです「あの人に会いたい」だけだったお話は少しずつ ひろがってゆきましたまずしい家庭の親たちはなんとかして働いて その本を手に入れて子どもたちに読んできかせましたもっとまずしい親たちは 文字を読める人に頭をさげて子どもたちに読んでもらいました [続きを読む]
  • 純白13
  • その冬 王国に病気がはやりたくさんの人々が苦しみ 亡くなりましたお姫様は 「苦しんでいる人のどこかにあの人がいるのでは」と思い病気の人々を 自ら手当てしはじめました家来たちは 皆止めましたそのころそういう仕事は とても身分の低い人のきたない仕事だと思われていたのですでもお姫様はもう きこうとはしませんでしたもしあの人がまだ この病室のどこかにいてきっといて きっといて苦しんでいるかもしれないから・・ [続きを読む]
  • 純白12
  • 見つめるほどまっ白なお姫様は知らなかった自分の気持ちを ノートへ映すようになりましたドレスもお菓子も すっかり忘れて毎日同じような服 同じようなものを食べて机に向かうようになりましたどれも言いたいことは同じでしたお話というより叫んでいるだけでもそれが家来たちからしだいに まずしい人々へとひろがり王国中の人々の心をうちました [続きを読む]
  • 純白11
  • あるとき お姫様はできたお話を家来たちに見せましたそして そのお話をあの人に見てほしいと言いました「今どこにいるのか」とそのお話はとても家来たちの心をうちましたお姫様は外の世界のことなど知らないのでただ「あの人に会いたい」と書いていただけそれが 悲しくて家来たちは仕事が終わって家に帰って泣きました ある家来は仕事をやめました [続きを読む]
  • 純白10
  • お姫様はなぜ その人と会えないのかさみしくて さみしくてペンをとり お話を書くようになりました最初は お話とも呼べないようなものを書いていたのにだんだん うまくなっていきました自分に夜 読んであげるためのお話読みながら泣くばかりでした [続きを読む]
  • 純白9
  • お姫様は毎日 夜が来るたびその人を待ち続けました答えを知りたいと願う 小さな白他の家来たちは しめしめと思いつぎつぎに「本を読んであげます」と名のり出ましたお姫様は 彼らの表情を決して受けつけることはありませんでした [続きを読む]
  • 純白8
  • しかし その人はある晩 急にこなくなりましたお話も 読んでもらえなくなりましたそれもそのはずその人は 亡くなってしまったのですがいじわるな他の家来たちはお姫様に教えなかったのです [続きを読む]
  • 純白7
  • 重い扉をあけたら庭にあるのは とてもとても白い床でしたその人は はだに冷たい降りこんでくるひとつぶをすくって「これが雪というものですよ」と お姫様の小さな手にのせました「お姫様 雪とはけっして窓の外に降っているものではありません」手のひらの温度でとけていく これが 雪 まっ白の床を色とりどりの足跡で汚しましたドレスで走って 転びましたそれでも降りつづく 雪というものまっ白の床はまっ白のまままっ [続きを読む]
  • 純白6
  • ある日その人は「外にとてもすごいものが降っていますよお姫様 見に行きませんか」そうお姫様をさそいました「あれは 雪が降っているだけなのに」お姫様は思いました [続きを読む]
  • 純白5
  • 赤や黄色のしっぽをつけた魚人々が見上げるような巨大な石夜空を飛ぶカーテンお姫様は そのお話が とてもおもしろくてその人が去ったあととてもよく眠れるようになりました [続きを読む]
  • 純白4
  • その家来は 厚い本を「夜のキライなお姫様に」と毎晩もってきて 読んできかせてくれるようになりましたお姫様は はじめは眠いだけでしたがしだいにその本のおもしろさが わかるようになりました外の世界には ドレスやお菓子ではないもっとおもしろいものがあるそうです [続きを読む]
  • 純白3
  • ある家来が言いました「お姫様ドレスよりお菓子よりもっと おもしろいものがこの中にありますよ」その家来は 厚い本をバサっと ひろげてみせたのですお姫様には 何がおもしろいのか見ただけでは まったくわかりませんでした家来たちは皆 かわいそうな目で その人を見ました [続きを読む]
  • 純白2
  • お姫様は 夜が大キライでしたドレスもお菓子も 色をうばわれてただ 真っ暗な部屋で 眠るだけだからです眠れない日は よく二階のテラスで色で汚れきった夜にさわってみます「いつか わたしはこの王国にとけて 消えてしまうだろう」 [続きを読む]
  • 長編連載詩「純白」1
  • きょうから長めの詩を連載します〜物語みたいな詩です。いずれまとめて読めるようにもするつもりですが、ちょっと時間がかかっています・・・毎日午前9時更新。では。ここは とある王国わがまま放題のお姫様は毎月 ドレスを15着 買っていましたお菓子といえばイチゴや... [続きを読む]