でんべ さん プロフィール

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でんべさん: シンイ二次小説でんべのブログ
ハンドル名でんべ さん
ブログタイトルシンイ二次小説でんべのブログ
ブログURLhttps://s.ameblo.jp/32763276-0525/
サイト紹介文シンイ二次を書いて居ます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供449回 / 365日(平均8.6回/週) - 参加 2016/07/25 10:16

でんべ さんのブログ記事

  • 木春菊  [偕老同穴] 36
  • 「確かに、身体が解れじんわり汗をかいておる。背筋が伸びるようじゃこれはなんと言う名じゃ?」「特にはなかった筈です。色んな運動の仕方があって、総くくりで柔軟体操って言ってましたよ。」「そうか。これは武閣氏の間で遣らせるかの…冬場朝の鍛練の前にやれば、寒さで縮こまる身体が伸びるであろう。のうアル」「はい。チェ尚様・・背筋も伸び特に、この腰に手をあて足の腱を伸ばすのが癖になりそうです。」チェ尚宮に問われ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 35
  • 「上護軍。遅くなり申し訳ございませぬ。」「よい。奥方の話は耳にした故の無事でなによりであった」「はっ!ありがたきお言葉。奥も喜びましょう」都の入り口で、上護軍を筆頭に高麗軍が、大護軍と迂達赤の到着を待っていたのだ。「功労者の大護軍がおらなば、華が咲かぬであろう?民は皆知っておるこの地を護る守護神とな」「何を仰せになられます。某などまだまだ若輩者・・守護神は上護軍殿にございます。」「世辞はよい。参ろ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 34
  • 馬車の手配も済みウンスとソマンと叔母は輿に乗り込む「まったく…年寄り扱いしおって」「叔母様それは違います。相乗りでは馬がもたぬって、あの人が言ってましたから、たまには良いじゃないですが甘えても?」「・・・そうか?邪魔ではないのだな」「邪魔なんてこれぽっちも思ってませんよ」ウンスは、ソマンを膝の上に抱え満面の笑みを浮かべ、親指と人差し指で長さを表していた。チョンスの里の皆は、急ぎ古着でソマンのおしめ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 33
  • 一晩離れているだけなのに・・・長い戦と腹をくくり、お役目と子育てに奮闘し寂しさを紛らわせていたのだと思い知る気が付けば数え切れないほどのため息を溢している。粗末な家屋だが心温まる持て成しを受けている中、縁側に腰を下ろし夕闇迫る空を眺め無事でいるだろうかと気を揉む。「駄目ね…ソマン・・母(かか)は弱い人間だわ・・父様(ととさま)が心配でたまらないの・・」「ぶぶっっ」ソマンは、ウンスの膝の上から首を傾げウ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 32
  • 西京ほぼ全域を紅色の頭巾を被った農民が蠢く。民は逃げ惑いおなご子どもは泣きわめく。凄まじい光景とも言える。ヨンは市中の光景を目の当たりし怒りが込み上げる。市中へ脚を踏み入れ馬上からヨンは、上護軍にお伺いをたてる。「上護軍。某が口上を述べても構いませぬか?こやつらに伝えねばならぬことがございます。」「構わぬぞ。」「はっ忝なく・・某は高麗大護軍チェ・ヨンであるその方らの首謀者 劉 福通(りゅうふくつう)の [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 31
  • 「待たせた。これより沙汰を言い渡す先ずはキム・スギョン。重臣の立場でありながら、己の欲を重んじ、医仙殿を拐かした罪は決して許すことはできぬ!よって斬首を申し渡す。奥方と孫娘も同罪である。尚、一族もろとも身分を剥奪し都追放と致す。刑の執行は夜明けと致す。」王様は眉を上げ、厳しいお顔で語尾を強め言い渡す。ひそひそと声を潜め騒ぎだす重臣ら「なんじゃ!異議があると申すつもりか?」「・・王様の御英断に異議を [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 30
  • 「ぐっ〜〜」安堵の証か・・ウンスの腹の虫が盛大に鳴る。「あ、あのね・・・昨日の拐かされてから何一つ口に入れてないの・・」ウンスは、恥ずかそうにぼそぼそと呟き頬を染め俯く。「みなそうだが・・・」「そう言っても…叔母様?私はお乳をあげてるから人一倍お腹が減るんですよ・・・」「物は言いようと言う事か?まあよい。されどこの様なところになにかあればよいが」「チェ尚宮様俺に任せてくださいひとっ走り調達してきま [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 29
  • 「ん?ソマン!!」ヨンはソマンの声を聴いた。チュホンの横腹を蹴り一人先に進む突如加速したチュホンに、迂達赤は目を見張るが、みな遅れる事なくついて行く。「が、餓鬼を放り投げろ近寄ることもできねえだろう!」「ふん!そんなこと出来る訳ないわよあんた馬鹿なの?自分の命欲しさに赤子を捨てる親がいますか!」そう睨み付け啖呵を切るウンス。ウンスの回りには二人の男が気絶している。ソマンの雷功に触れたのだ。ウンスの [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 28
  • 「ちょっと!厠行きたいんだけどどこかで止めてくれないかしら」「・・・」「聞こえてる?早くして漏らしちゃうじゃない!」「煩いおなごだ!…ちょっと待ってろ聞いてくる」馬車の小窓を開け、見張りの男にウンスは投げ捨てるように言葉を吐く。『怯んじゃ駄目よ。強気で行かなきゃ』がらりと馬車の戸が開くと顎でついて来いと指図される「まったく…貴族の奥方でもこうも煩いものか!」「あら知らないの私は天人よ。私の世ではみ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 27
  • すべて吐いた・・・日が変わる頃キム・スギョンが吐いたのである。初老の域に達してる奥方が、逆さ釣りにされ、気を失うものなら容赦なく樽の水を浴びせられ目を瞑りたくなる有り様であった。「西京だ!!紅巾の中に放り込み騒動のなかで、人知れず抹殺されるとふんだようだ。アンジェを呼べ!」王様は声を張り上げた。「ちょうどよい!早馬が来ておったな形式上は応援要請に答えた形じゃ大護軍に早馬を遣わせる!ドチ支度をせよ」 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 26
  • 辺りは既に漆黒の闇に包まれていた先ほどからウンスのお腹は「ぐぅ〜ぐぅ〜」と鳴りっぱなしである「お腹は空いた・・・もう何かお腹に入れないとお乳の出も悪くなるんだから…分かってるのかしら…まったく・・」ウンスは一人ぷりぷりと怒っているソマンはじっとウンスを見つめ真っ赤な顔で力んでいる「ん?暗くてよく見えないけどもしかして・・・?風呂敷包みを持ってきて良かったわ」慣れた手つきでおしめを替えてやるとソマン [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 25
  • 「なに!自ら馬車に乗り込んだと!」「はい。チェ尚宮様!申し訳ございません。私が男らに捕まったばかりに・・・・」チェ尚宮が到着した時にはウンスとソマンの姿は既になくチョンスとサルムがあとを追いミントはチェ尚宮と出くわしそのまま王宮に走らせた。サンミが額を地に擦りつけ泣き叫びながら詫びている。「サンミ…そなたのせいではないウンスは、誰も自分の為に傷ついてほしくはないのだ。身も心も・・・そんなおなごじゃ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 24
  • 数日後密かに王宮をたったヨンら数十名の迂達赤は、西京の街道を抜け、劉 福通(りゅうふくつう)が陣を張る山を目指し、あと僅かまでたどり着こうとしていた。死なぬ程度の日々鍛練の成果であろう脱落者は誰一人としていない。遠く西京の街中では、紅巾の略奪が横行しているのであろう、女人の悲鳴や子がらの泣き叫ぶ声が、風に乗り迂達赤の耳に届く。「・・・応援要請が来ぬば手出しはできぬ。辛いであろうが、今は耳を塞げ先に大 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 23
  • 密かに出立する当日早朝熱い抱擁を交わしウンスは屋敷でヨンを見送るだが…ソマンを抱え密かに馬車に乗りそのあとを追うここは兵舎の裏門であるごく僅かな迂達赤を従えヨンはチュホンに跨がりウンスに背を向け激を飛ばしている。「ソマン…父様(ととさま)よ見える?あの背を忘れないで・・・ソマンがいるこの国を守るために敵を打ちのめしに行くのでもね、ほんとうは行きたくないの…剣を振り下ろしたくないの優しい人だもの・・・ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 22
  • 数日後早朝。先発隊が出陣して行く王様より激励のお言葉を賜り意気揚々と総勢二万の兵が西京へ向け歩を進める。「所詮敵は農民故、二万でも多いくらいと、上護軍は譲らなかったご様子。どうなることでしょう」「チュンソク。紅巾を指揮しておるものはつかめたか?」「はっ。劉 福通(りゅうふくつう)と申す者のみでありますが」「そうか。で、其奴は元に身を潜めておるのか」「はっ。 西京に布陣している様子にて如何が致しましょう [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 21
  • 「久しぶりにお役目に付くと足腰に堪えますね」「そうであろうのぉ。義姉様…ご無理をなさらずゆるりとお身体を慣らし刻を過ごして下され・・・」「ふふふ…ありがとうございます。そうさせて頂きます。先に診脈させて下さいね。」ウンスは坤成殿へと脚を運んでいた王妃様の診脈をし、御変わりがないことを確認するとお付きの女官に抱えられ王子様が姿を現す「王子様は侍医が診てくれておるのだ」「そうですよね…顔色もよく健やか [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 20
  • 昨日は一日ウンスは動けず睦事の激しさを物語っていたが久方ぶりの出仕の日気合いを入れ直しウンスは、ソマンを抱え馬車に乗り込む「なんだか緊張するかも…ソマン良い子で待っていてね母様(かかさま)は今日からお役目なのイルムとサンミと一緒にいれるわよね・・」「ぶぶっっ」返事を返したいのか、ウンスにはソマンの口を震わす事がうまく掴めていない・・・「分からないわ…ソマン・・・怒ってるの?それとも分かったと言ってく [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 19
  • 暫し寛ぎ時が過ぎた頃どんどんどんと飛びはねているのか客間のほうから煩いほど地響きをさせ、トクマンが顔をだす。「大護軍…俺なんで縛られているんですか。酒に酔い厠へ行ったような・・・」夜も更け長椅子で眠っていたソマンが、トクマンの声に反応するかのように、ぱちりと眼を開くと…「ぶぶぶっっ!」と唇を震わす。ウンスが抱き上げると、戸口で佇むトクマンをぎろりと睨む。「わっ・・・また睨まれた・・俺…何もしてない [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 18
  • 「どう言うこと?ソマンは雷功も持ち合わせているの?大丈夫なの?」ソマンはヨンの腕の中でくたっとしている。ウンスはすぐに診脈をするが正常に機能している様子で胸を撫で下ろす。「大事ないはず…ソマンはトクマンいや。貴女を雷功で護ったのであろう」「・・え?ソマンが?」「・・乳を出しておった故・・」「え?…うっそ!!まるで貴方じゃない貴方の代わりに、ソマンが?そう言うことでしょう・・」ウンスは素っ頓狂な声を [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 17
  • 「ひっく・・・確かこっちが厠のはずだ−−−ひっく…あれ?暗くで何にも見えねえぞ・・・お〜い!○×□どこで○□・・痛て」どうやら門の方へと向かったようで誰かとぶつかる…だがトクマンはそのまま大の字になり、ぐうぐう寝息を立て寝入ってしまう・・・「だ、誰とぶつかってしまわれたのです。お怪我はございませぬか?」「大事ない。迂達赤のようだ。だいぶ飲んでおるのだろう。庭へこっそり廻ろうではないか。」どうやら歩 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 16
  • 皆が席に着く卓の膳に、にやけ顔のトクマン。表情変えぬチュンソク。みなそれぞれの思いを乗せ祝いが始まろうとしている。顔が一斉に上座を向きヨンの言葉を待っている。「よく来てくれた。あまり派手は好まぬ故、身内同然のその方らだけでの祝いであるが、無礼講故飲め食えそして倅の百日目を祝ってくれ」「おお〜」迂達赤の低い声が大広間に響きわたるソマンは一瞬瞳を見開くが泣きもせず大物ぶりを発揮している「流石大護軍の嫡 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 15
  • 赤子の成長は早い。目まぐるしく時が過ぎ…百日祝い当日の朝である。ソマンの首も座り風邪も引くことなく順調に育ってくれていた。「ソマン…もうじきたくさんのお客様が見えるわよ。父様(ととさま)の大切な仲間なのよ。ちゃんとご挨拶してね、お着替えしましょうね・・ふふふ」叔母様に誂えてもらった深みのある白地…百日祝い用に特別仕立て…「この衣、ちゃんと名前がついていたはず…なんだったかな・・・?どわすれしたな〜ま [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 14
  • 「王妃様…お目通りが叶い恐悦至極に存じ上げ奉ります。」「して、なにようじゃ?」回廊では無礼にあたるかと一段降り頭を垂れるボギョンとボンニョ「王妃様。私どもキム家では、王様王妃様の御為、日々お役目に邁進しております。王様より賜りし従二品の官位は、伊達ではございませぬ貧しい者には分け与え、慎ましく生きております。されど孫娘とチェ家の縁談話に始まり、先日の尚宮の無礼な言いぐさといい、目に余るものがござい [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 13
  • 「早よう、坤成殿へあない致さぬか王妃様に確かめねばならぬ事がある」「お待ちくださいませ…例え重臣の奥方様とて、安易にお目通りは叶いませぬ…今暫くこちらでお待ちくださいませ」坤成殿に続く回廊にて王妃様お付きとなったヘジンが必死に止めている。だがキム家奥方も容易くは引き下がらない「 武閣氏!チェ尚宮を呼んで参れあとは、任せろ!」颯爽と現れたのはヨンとチュンソクである。「すみませぬが、奥方…王妃様にはお [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 12
  • 翌日・・・王宮ではにわかに騒がしくなっていた「大護軍少々宜しいか」「はっキム殿・・某に如何なる用がおありで・・・」「叔母の教育がなっておらぬのではないか?…キム家に歯向かう素振りいや…完全に歯向かうっておると我が奥方は、怒りを露にしていたが」「・・・叔母は道理を解いたまでの事我が奥は、王妃様から義姉様と慕われておるのは、キム殿も承知のはず叔母を敵に回すのであれば、チェ家、王妃様を敵に回すのと等しい [続きを読む]