そよかぜ さん プロフィール

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そよかぜさん: そよ風のなかで Part2
ハンドル名そよかぜ さん
ブログタイトルそよ風のなかで Part2
ブログURLhttps://soyokaze2jp.blogspot.jp/
サイト紹介文自宅(大阪府)を中心とした身近な所で、共に暮らす多様な生物の姿を紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供96回 / 240日(平均2.8回/週) - 参加 2016/07/28 00:02

そよかぜ さんのブログ記事

  • クビレズタ(海ぶどう)
  •  沖縄県や鹿児島県などで売られている海ぶどうについては、「そよ風に乗って」の2009年04月10日の記事にしています(こちら)。 この海ぶどう(またはグリーンキャビア)として売られている海藻は、上の記事にも書いていますが、和名クビレズタ Caulerpa lentillifera というイワズタ科に分類されている緑藻です。 和名の意味は「くびれているツタ」ですが、1986年に内閣告示として公布された「現代仮名遣い」では「ヅ」は「ズ」と [続きを読む]
  • 蓋の取れたトサカホウオウゴケの蒴
  •  堰堤いちめんについたホウオウゴケ、顕微鏡で葉を見ると・・・ 葉身上部の縁には鶏のとさかを思わせる鋸歯があり、葉縁には明るく見える帯状の部分がありますので(こちら)、トサカホウオウゴケ Fissidens dubius でしょう。 蓋や帽のある若い蒴は以前載せましたが(こちら)今回の蒴の大部分は蓋が取れていました。 蒴歯は1列16本で、中ほどから2(〜4)裂し、その先は糸状になっています。 トサカホウオウゴケは雌雄異株 [続きを読む]
  • ツツバナゴケ
  •  上の写真のコケ、胞子体はたくさんあるのですが、胞子体形成に栄養分をすっかり回してしまったのか、植物体(配偶体)はほとんどとろけたような状態でした。 わずかに残っていた円頭の葉の様子からツボミゴケ科と思いつつも、花被が長いのが気になっていたところ、同行の、コケの特に苔類の師匠と仰ぐM氏はヤバネゴケ科のツツバナゴケ Alobiellopsis parvifolia と同定されました。 長い花被はヤバネゴケ科でよく見られます。  [続きを読む]
  • オオミズゴケ
  •  ミズゴケ科ミズゴケ属ミズゴケ節のオオミズゴケ Sphagnum palustre は、暖温帯のミズゴケとしては最も普通種ですが、水没状態で生育するのは好まないようで、写真のオオミズゴケも小さな流れの縁の水に浸らない所に育っていました。 上の写真、褐色のものが茎で、そこから左右に枝が出ています。 葉(枝葉)は枝に密着していて、この倍率では注意しないと識別できません。 じつはミズゴケの仲間には通常2種類の枝があります。 [続きを読む]
  • ユミゴケ
  •  写真は、蒴があればもう少しはっきりするのですが、シッポゴケ科のユミゴケ Dicranodontium denudatum だろうと思います。 茎の先が離れて盛んに“分身”を作っていました。 上は左が湿っている状態で、右が乾いている状態です。 特に右側でよく分かりますが、褐色になった古い葉は落ちやすいようです。 葉の長さは4〜7mmです。 仮根は緑色をした葉の所にもあります。 上は緑色をした下の方の葉の一部を顕微鏡観察したも [続きを読む]
  • オオホウキゴケ
  •  上の写真にはいろいろなコケが写っていますが、円頭の葉はオオホウキゴケ Jungermannia infusca でしょう。 山道の横の水の沁みだす崖にありました。 密に重なりあって生育していて、上の写真では茎の先と胞子体しか見えていません。 花被は円錐形で、数稜あり、ねじれ、雌苞葉からあまり飛び出していません(上の写真)。 葉は斜めにつき、広く開出して密に重なっています。 1枚目の写真でも葉の縁が赤くなっていますが、オ [続きを読む]
  • ツリバリゴケモドキ
  •  写真はツリバリゴケモドキ Bryohumbertia subcomosa です。 乾くと蒴柄はクニャクニャと曲がります。 植物体は高さ 10mmほどで、葉は針状で長さは5〜7mmです。 上は葉の基部で、中肋は葉の幅の1/3ほどあります。 大型の方形細胞からなる翼部は明瞭に分化しています。 蒴の帽の下端には白く長い毛があります。 蒴の蓋の長さは壺と同長以上です。 同じシッポゴケ科のツリバリゴケ属( Campylopus )の蒴も同様に帽の下端に [続きを読む]
  • ナガサキツノゴケ
  •  上はナガサキツノゴケ Anthoceros punctatus です。 葉状体はロゼットとなっています。 上の2枚は2月3日に富田林市の錦織公園で撮影したのですが、蒴は上の写真の1本のみしかみあたらず、未熟なようでもあるので、持ち帰り、しばらく育てることにしました。 上は3月7日の状態です。 たくさんの蒴が出てきましたがまだ短いようです。 しかし室内のガラス容器の中で育てたので照度不足なのか、葉状体は弱ってきているよ [続きを読む]
  • ゼニゴケの造卵器
  •  1週間前にゼニゴケの精子をこのブログに載せました。 精子が作られている時期なら卵細胞も作られているだろうと、ゼニゴケの造卵器を観察することにしました。 ゼニゴケの雌器床は深く8〜10裂し、それぞれの裂片は指状突起と呼ばれています。 高さ5mmほどの雌器托の、まだ開ききっていない雌器床の指状突起の間にカミソリの刃を入れて手前の指状突起を取り去ったのが下の写真です。 造卵器は簡単にみつけることができまし [続きを読む]
  • ツクシハリガネゴケ?
  •  ツクシハリガネゴケ Bryum billardieri の主な特徴としては、①茎の下部は密に仮根で覆われ、②葉は茎の上部に集まって傘状になる傾向があり、③葉腋にしばしば糸状の無性芽をつけることが挙げられるでしょう。 2月14日に載せたツクシハリガネゴケは、上記の①と②の特徴は見られましたが、③の無性芽は見当たりませんでした。 今回、同じ日に採集したコケを見なおしていたところ、たくさんの無性芽をつけている下の写真のよ [続きを読む]
  • リョウブの冬芽と葉痕
  •  リョウブ Clethra barbinervis は幹の模様から、林の中でもその存在が目につきます。 しかしその他の特徴に関しては、一見平凡な植物にも見えますが、世界的にも1科1属(64種ほど存在するようです)で、日本では1科1属1種で、細かく見ると、いろいろおもしろい特徴を持っています。 花のつくりも特徴的ですし、ツボミから花を経て果実に至る変化もなかなかおもしろいものですが、今回は冬芽と葉痕に注目してみました。 上はリョ [続きを読む]
  • ゼニゴケの精子
  •  ゼニゴケの雄器床に水を垂らすと、たくさんの精子が雲が湧き立つように出てきました。(写真の右下の白い部分は水に光が反射したものです。) 上が精子を出した雄器床です。 精子を出した後に乾かして撮りましたので、少し皺がよっています。 1枚目の写真は、ほぼ上の赤で囲んだ所です。 精子で白濁した水をスポイトで取って顕微鏡で観察すると・・・ 上が精子です。 下は動画で、開始早々に画面が拡大しますが、拡大後の画 [続きを読む]
  • コマユバチ科チビコマユバチ亜科 Blacus属の一種
  •  ヤツデの葉の裏で越冬中のコマユバチです。 体長は1.7mmでした。 藤江さんに見てもらったところ、チビコマユバチ亜科( Blacinae )の Blacus属のようだとのことでした。 Blacusは似たものか多く、日本未記録種もたくさんいて、既知種だとしても、正確な同定には、顔の正面からの写真、前伸腹節背面、腹部背板の形状などが必要だということです。 1ヶ月ほど前に載せたもの(こちら)とも似ているのですが、体長は少し異なり、同 [続きを読む]
  • サンカククラマゴケモドキ
  •  上はシゲリクラマゴケモドキ Porella densifolia var. fallax だと思っていたのですが・・・ 1枚目の写真は、上の赤い線で囲った部分の拡大です。 このように大きな塊になって岩にくっついていました。 上は背面から撮ったもので、背片は長さ 1.7〜2.3mmで、1〜3歯があります。 腹面からみると、腹片や腹葉の先端にも1〜2歯があり、サンカククラマゴケモドキ P. densifolia var. robusta のようです。 学名から分かる [続きを読む]
  • ツクシハリガネゴケ
  •  岩上に生えている写真のコケは、以下のような特徴からツクシハリガネゴケ Bryum billardieri だろうと思います。 無性芽は見当たりませんでした。 ツクシハリガネゴケはしばしば葉腋に糸状の無性芽をつけるようですが、「しばしば」は「必ず」ではありません。 ツクシハリガネゴケの葉は、上の写真のように茎の上部に集まり、傘状になる傾向があります。 そして葉の目立たないところの茎を拡大すると・・・ たくさんの褐色 [続きを読む]
  • ヒメコバネナガカメムシ
  •  ケヤキの樹皮の裏にいたヒメコバネナガカメムシ Dimorphopterus bicoloripes です。 体長は 3.3mmでした。 冬季には集団越冬することがあるようですが、みつけた時は1頭だけでした。 このような小さな虫は、越冬中は確認が容易ですが、活動期にはなかなかみつからず、このヒメコバネナガカメムシの生態もよく分かっていないようです。 なお、これとコバネナガカメムシの長翅型はとてもよく似ているようですが、後者は水辺に [続きを読む]
  • カンハタケゴケの群落
  •  昨年みつけたカンハタケゴケ(こちら)が今年は大きな群落を形成していました。 上はその群落の一部です。 カンハタケゴケなどのウキゴケ科の胞子体は葉状体の中で成熟し、葉状体が腐ることで胞子が外に出ます。 カンハタケゴケなどの場合は、胞子が拡散されるのは耕されて土が移動することによるのでしょう。 上はカンハタケゴケの葉状体背面の接写です。 カンハタケゴケの背面には1〜2細胞からなる突起が密生していて、拡 [続きを読む]
  • ヤママユの繭と卵
  •  ヤママユは卵で越冬し、春に孵化した幼虫はクヌギ、コナラ、クリ、カシなどのブナ科の葉を食べて成長して繭を作り、8〜9月頃に羽化します。 成虫のメスはこちらに、オスはこちらに載せていますが、メスは交尾後に幼虫の食餌植物となる木の枝に卵を産みつけ、一生を終えます。 繭は葉でカムフラージュされ、葉の茂っているうちは見つけにくかったのですが、今の時期はよく分かります。 もちろん成虫が出た後の空の繭ですが・ [続きを読む]
  • 写真を追加しました
  •  2016年12月11日の「センボンゴケ」に胞子を出しはじめた蒴の写真を、 2015年11月22日の「ホソバオキナゴケ」に葉の基部の横断面の写真を、それぞれ追加しました。 [続きを読む]
  • ナガヒツジゴケ
  •  帷子雪に見え隠れする写真のコケ、市内の土の上ということもあり、以下の観察結果からはナガヒツジゴケ Brachythecium buchananii のように思えるのですが、アオギヌゴケ属は似た種が多く、同定には自信が持てません。 上は乾いた状態で、下は湿った状態です。 撮影倍率はほぼ同じにしています。 湿った状態でも、葉はそんなに開きません。 不規則に多くの枝が出ています。 湿った状態でもう少し拡大してみました(上の写真) [続きを読む]
  • ヒノキバヤドリギ
  •  上はツバキの枝についていたヒノキバヤドリギ Korthalsella japonica です。 上の写真では耐寒性を高めるためか赤褐色になっていますが、今の時期でも風当たりの弱い所では緑色で、自身で光合成を行い、宿主の組織内にも根を伸ばす半寄生の常緑小低木です。 葉は退化していて、光合成は扁平になった茎で行っています。 雌雄同株で、枝の節に咲く花は、3枚の花被片が合着しています。 今は花の少ない時期のようですが、上は [続きを読む]
  • ミカドテントウ
  •  イチイガシの葉の裏にいたミカドテントウ Chilocorus mikado です。 体長は4mmでした。 頭部をすくめて真っ黒で、写真で拡大すると翅の縁なども確認できるのですが、はじめはルーペで見てもどちらが頭か分からないほど。 上の写真では葉の主脈に頭を接しています。 持ち帰って暖かい室内に置くと歩きだしました。 裏も観察。うまく足を収納するスペースがあるようです。  ミカドテントウはイチイガシに特異的につくテント [続きを読む]