Happyending さん プロフィール

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Happyendingさん: With a Happy Ending
ハンドル名Happyending さん
ブログタイトルWith a Happy Ending
ブログURLhttp://happyendingstory.blog.fc2.com/
サイト紹介文花男の二次小説です。CPはつかつくです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供372回 / 365日(平均7.1回/週) - 参加 2016/08/26 13:58

Happyending さんのブログ記事

  • 恋のスパイス 12
  • 専務が立ちあがった反動で、私が座っていた座面がボワンッと跳ねた。それで、コーヒーを取ろうとした私が前につんのめりそうになったのを専務が片手でキャッチしてくれたんだ。びっくりして、ぱっと専務を見たら、もう目の前に専務の顔があった。驚くのも当然でしょう?片手で抱きとめられた姿勢だったし。その相手は専務だし。だから、思わず突き飛ばしちゃった。本当にビックリして、反射的な行動だった。そうしたら、専務が床に [続きを読む]
  • 恋のスパイス 11
  • 専務にメールを入れて、その返事を待ちながら、来週のA社との会合の資料を確認していた。私にとっては今までで一番大きな商談になる。楓社長には絶対に迷惑をかけたくないから、準備に手落ちは許されない。でも、笹山部長が言うように、身なりも大切だって事が、今日よく分かった気がする。グループの社長である道明寺楓の秘書としての自覚の問題。以前は内勤だったから無頓着すぎたのかも知れないけど、この会社の社長秘書として [続きを読む]
  • 恋のスパイス 10
  • 私のクローゼットの中いっぱいに収まった洋服たち。スーツが10着もある・・。インナーは色違いも含めて20着。靴が3足と鞄が3つ。アクセサリーが・・・やだ、これダイヤだよ。それに、ドレスやワンピースは必要ないよね?多すぎるよ・・・多すぎる。友達だからなんて言うけど、そのレベルは遥かに超えてるし、例え恋人だったとしてもこんなプレゼントはないでしょ?どうしよう・・・。今日袖を通してしまったドレスはこのまま頂く約 [続きを読む]
  • 恋のスパイス 9
  • 「てめっ。散々買い物に付き合ってやった俺に向かって、何爆笑してんだよっ!!」「だって・・・ぷっ・・。」だって、うまこって何よ。専務、日本語大丈夫なの?ぷぷぷっ。笑いが収まらない私に、ちょっとイラっとした専務が、私の手を取って歩き出した。「行くぞっ。」「行くぞっ・・て、どこにですか?」「メシ。」は?なんで、専務とメシ?笑いを抑えて、私の手を引く専務を見たら、自然と目が合った。「ランチ。」「えっ?いえ [続きを読む]
  • 恋のスパイス 8
  • 専務に手を引かれて、一つ目に入ったショップはCHA●EL。そりゃ、当然名前は知っているブランドだけど、入ったことなんてあるわけない。ずらっと並んだ店員さんの美しいこと・・それに比べて、ノーブランドの服を着た自分の惨めなことと言ったら・・言葉にならない。「いらっしゃいませ、お待ちしておりました。」「こいつに合うスーツをいくつか出してくれ。」「畏まりました。」店員さんが、私の頭からつま先までを観察している [続きを読む]
  • 恋のスパイス 7
  • どうして買い物行くのに、8時集合なの!?どこのお店も開いてないでしょうよ・・・。なんて思いつつ、私は翌朝8時前から玄関ロビーに立っていた。しかし、昨日は凄い夜だった。専務のお部屋で食事をしちゃうなんて。ううん。それだけじゃない。はじめは「知らねぇ」って言ってたのに、やっぱり私のこと覚えてたんだ。それがちょっと嬉しかった。ありがとうも、ごめんなさいも言えたし。専務にも許してもらえたし。でも、まさか、 [続きを読む]
  • 恋のスパイス 6
  • 運ばれてきたオードブルをつまみながら、同時に注がれた食前酒を口にすると、牧野の顔が急に火照りだした。「酒弱いなら、あんまり飲むな。」「はい、すみません。」俺がそう声を掛けると、こいつも素直に返事をする。そんな俺らを見て、総二郎は、ハハーンとしたり顔だ。「へぇ・・マジで優しいね、司君。」「うっせーぞ。」別に、深い意味はねぇんだよ。こいつはなんか危なっかしいから、つい面倒をみたくなっちまうんだ。あの花 [続きを読む]
  • 恋のスパイス 5
  • 「お前ら、知り合いなのか?」目の前には、相変わらずのダセェ黒スーツを着た牧野つくし。総二郎との会話に割り込んだ俺に、相当驚いて固まっている。そりゃそうだろう。『あんた誰なのよ!』あの言葉は強烈だった。自分とこの会社の専務を知らねぇとはな。だが、その時思った。なんだ、こいつのことを少しばかりでも気にしてたのは俺だけだったのか・・。そう思ったら、それ以上文句を言う気にもなれず、その場を後にしちまった。 [続きを読む]
  • 恋のスパイス 4
  • チラチラ・・・コソコソ・・・道明寺邸の玄関ロビーや階段付近で、キョロキョロ辺りを見回してみるけど、あの人の姿は見かけない。あれから1週間。専務にいつお会いするか、私のことを覚えているのか、とても心配していたけれど、幸か不幸か、その後専務をお見かけることはなかった。ちょっと・・残念?って、何がよ。私のことなんて覚えてるはずもないんだし、お礼なんて今更だよ。解雇になってないんだからそれでいいじゃないの [続きを読む]
  • 恋のスパイス 3
  • 日曜日の朝、久しぶりに完全オフだった私は、思い切って庭の散歩に出てみた。メイドさんたちによると、お庭には楓社長が大切にしているバラ園があって、いろいろな品種のバラが一年中咲いているとのこと。この時期は東側のバラ園が綺麗だと聞いて、東側の通用口から外に出ると、正面にバラ園が見えた。濃い緑の葉の中に、真っ白な花びらコントラストが美しい。ピンクや赤のバラも綺麗だけど、私は白いバラが好きだと感じた。まだ何 [続きを読む]
  • 恋のスパイス 2
  • 朝6時半。起きてからすぐに顔を洗い、今日のスーツに着替える。私のスーツはほとんどが黒。そうじゃなければ、ネイビーかグレー。どうしてかって言われると困っちゃうんだけど、ニューヨークに来る前に日本で購入したものしか持っていないし、自慢じゃないけどセンスもないから、とりあえず無難な黒を選んでる。第三秘書になってからは、黒のパンツスーツかタイトルスカートばかりかも。インナーは白シャツ。ほら、黒だったら間違 [続きを読む]
  • 恋のスパイス 1
  • あの女・・またいるな。何してんだ?最近、邸でたまに見かける女がいる。とは言え、俺もこのニューヨークの邸には週に1、2回しか立ち寄らないから、あの女が誰なのかは知らねぇ。黒髪を1本にきっちりと結んだ後ろ姿。いつも黒のスーツで、その格好からはSPに見えなくもないが、それにしてはやたらと小さいし、華奢だ。メイドでもないしな。先週も1週間ぶりに帰宅した俺が自室に向かう途中で、階段を上った反対側にあの女が歩いて [続きを読む]
  • 今でもずっと・・ ⑥ (完)
  • すっかり元気になった牧野は、無事に大学を卒業し、社会人になった。耳のビハインドはあるものの、仕事は順調に覚えているらしい。牧野が大学生の頃よりも会える時間は少なくなったけど、俺たちはメールでやりとりを続けていた。牧野が仕事のペースを掴み出した頃、俺は牧野をディナーに誘った。「来月、司が帰ってくるよ。」俺は明るく言ったんだけど、牧野は一言、「そうなんだ・・」と呟いただけ。牧野は、じっと左手の薬指を見 [続きを読む]
  • 今でもずっと・・ ⑤
  • 「いつもありがとう。ごめんね。」「お前のありがとうとゴメンは聞き飽きたって。」「そうだけど・・。」1週間入院し、退院の許可が下りた牧野を、俺は自宅へ連れて帰った。左手足の骨折は複雑なものではなかったけど、2か月程度ギブス固定が必要だったし、その間一人暮らしは難しかった。牧野の両親は地方で仕事を持っていたし、弟も地方大学に入学したところだったから、東京で牧野の世話をできる人間はいなかった。「気兼ねし [続きを読む]
  • 今でもずっと・・ ④
  • 花沢類に告白されてから半年になる。類は今まで通り、時々やってきては一緒にいてくれる。それはとても穏やかな時間。あれ以来、類は何も言わない。私に何も要求しない。そのことに、どこかで安心している私がいた。私の気持ちは変わらない。花沢類の気持ちに応えることはできない。類のこと、嫌いなんかじゃないけど、道明寺のことを忘れられないまま付き合うなんて、やっぱりそんなことはできない。道明寺と別れてからも、ずっと [続きを読む]
  • 今でもずっと・・ ③
  • 雑誌に写る道明寺はいつも無表情。大きな仕事を成功させたとか、大学生の身分で国際会議に出席したとか、その容姿も目立つから、すでに日本にはいない人なのに、道明寺の話題は事欠かなかった。女性をエスコートする姿も見た。ズキッと胸が疼く。当たり前。だって、私はまだ道明寺のことが好きだから。私達が別れたのは仕方のないこと。でもあの決断があって、今の私達がいる。こうやって大学生に通う私がいて、アメリカで芽を出し [続きを読む]
  • 今でもずっと・・ ②
  • ニューヨークへ渡った俺を待っていたのは、半端なくハードな生活。大学生でありながら、同時に会社の仕事も覚え始めた。今まで、真面目に勉強してこなかったツケも相当あった。自宅に帰れば、家庭教師が待ち受けている。俺には自由な時間なんてゼロに等しい。だが、それは全て俺が望んだことだ。自分の大切なものは自分で守るために。大切なものを守る力をつけるために。その力を出来るだけ早く手に入れたかった俺には、1日が24時 [続きを読む]
  • 今でもずっと・・ ①
  • こちらは、Eternalの番外編です。Eternalで書ききれなかったところの穴埋め的なお話。少しだけお付き合いください。1話目は類君視点です。***司と牧野が別れた理由なんて、聞かなくたって分かってた。あの司の母親だ。牧野を排除することなんて朝飯前だろう。牧野と別れた司は、しばらくの間『無』になっていた。怒り狂うでもなく、ただ黙って、誰とも会おうとはしなかった。牧野じゃなきゃ埋めることができない司の心の闇。そ [続きを読む]
  • 俺の、大切な一日。
  • 道明寺ホールディングス、日本支社長。道明寺財閥の直系の長男。次期総帥候補の筆頭。それが、俺の肩書。見目麗しい、カリスマ経営者。クールな美貌は世の女性たちを惹きつけて止まない。俺がが描き出すビジネスプランは、必ずや成功を収める。今や世界経済に影響を及ぼす男。それが、俺の世評。**朝7時 俺の執務室**「おはようございます、支社長。こちらがブレックファーストミーティングの資料になります。」「分かった。 [続きを読む]
  • 感謝♥1周年
  • こんばんは。Happyendingです。いつもとは少し毛色の異なるお話、『Eternal』に最後までお付き合いいただきありがとうございました。一度書いてみたかったんです。プチ鬼畜な司(笑)。プチ・・です。プチ(笑)。最終的には、いつもの司。まぁ、私のお話ですから、こんなもんです、ハイ。さてさて、この度、8月26日で、この『With a Happy Ending』も1周年を迎えました〜。パチパチパチ・・・いつも覗いてくださる皆様に、とっても感 [続きを読む]
  • Eternal 15 (完)
  • 「悠、寝たのか?」シャワーを浴びて、頭をタオルでガシガシ拭きながら、司が寝室に戻って来た。「うん。ぐっすり。」悠はもうすぐ3ヶ月になる。司に再会してから、もう1年が経つんだ。「マジ可愛いな。」「うん。寝顔は司そっくりね。」「目を開けるとお前そっくりなんだよな。」「そうかなぁ。」ふふふ。私たちの結婚生活は至って順調で穏やか。再会した頃の激しさが嘘のようだ。妊娠が分かり、結婚が決まってから、私は司に隠し [続きを読む]
  • Eternal 14
  • 翌朝の新聞の一面記事は・・・____道明寺司氏 結婚!!デカデカと書かれたその見出しに、目が飛び出しそうになった。どこから漏れた情報よ?と考えてみたけれど、考える間も無く思い至る。だって、昨日は病院前で散々大騒ぎしていたんだもん。昨晩、道明寺が私を連れて系列病院の産婦人科を受診した。病院側が極秘にしてくれたところで、病院の外であれだけ騒いでいればそりゃすぐに話題にもなるわ。夜中だとは言え、他の患者 [続きを読む]
  • Eternal 13
  • 「だから、違うって!」「いや、間違いないな。」「やだって、離してっ!」「離すか、ボケ。」私たちは、今、道明寺系列の病院前。もう、夜の11時近い。それなのに、道明寺に無理やり連れられて、ここまで来てしまった。当然彼が、事前に連絡を入れてのことだけど。妊娠検査薬の結果は陽性。だけど、本当に妊娠しているかどうかはまだ分からない。一人で産むつもりだったのに。どうしてこんなことになってるんだろう?道明寺に妊娠 [続きを読む]
  • Eternal 12
  • 「俺は、お前が好きだ。今まで、一度も忘れたことなんてない。」俺の告白に、牧野は目を大きく見開いた。その瞳に映っているのは、間違いなく俺だ。そして、牧野が口を開いた。「私も、道明寺が好きだよ。ずっと好きだった。ごめんね、あの日、言えなくて。あんたを傷つけてごめん。」牧野からの告白に胸が踊る。牧野の瞳に溢れた涙を、俺の親指で拭った。「そんなことはもういいんだ。俺は、お前と生きていきたくて、お前との未来 [続きを読む]
  • Eternal 11
  • 「お前が欲しい」道明寺にそう言われて嬉しかった。道明寺の本心。過去に縛られている訳じゃない。かつての復讐じゃない。今の私が欲しいと言ってくれた。あの指輪は、まだ誤解してるんだね。私がずっと大切にしてきた指輪。それを道明寺が引き抜いた。この指輪はあんたがくれたんだよって言おうと思った。そうすれば、誤解は解けるって分かってた。だけど、言えなかった。だって、言ってどうなるの?言えば事故のことを話さなきゃ [続きを読む]