happyending さん プロフィール

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happyendingさん: With a Happy Ending
ハンドル名happyending さん
ブログタイトルWith a Happy Ending
ブログURLhttp://happyendingstory.blog.fc2.com/
サイト紹介文花男の二次小説です。CPはつかつくです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供298回 / 244日(平均8.5回/週) - 参加 2016/08/26 13:58

happyending さんのブログ記事

  • 続・俺の女 50
  • 「ねぇ。あたしを司さんでいっぱいにしてくれる?」と、つくしが言った。つくしは最近、上の空になることが多くて、何かを真剣に考えていることは分かっていた。それが、どんなことであるのかも、粗方の予想は付いていた。それでも、つくしが話し出すまでは、黙って見守るつもりだった。そして、心のどこかでは願っていたと思う。俺から離れるな。俺がいなければ生きられない女になれ。一生俺に甘えてくれていたら、それでいいのに [続きを読む]
  • 続・俺の女 49
  • 「ったく、目を離すとキョトキョトしやがって・・。」「司さん・・なんで?」桜子を見ると、苦笑いをしている。「桜子・・あんた、知ってたの?」「知りませんよ。でも、予想はしてましたから。」「予想?」「道明寺さんは、悩んでる先輩を絶対に一人になんかしませんよ。」はっと、司さんを見ると、ちょっとだけ寂しそうな顔。あたしは、できるだけ自分のことは自分で決めたいと思ってきた。自分の考えをしっかりまとめたくて、こ [続きを読む]
  • 続・俺の女 48
  • 翌日は水曜日。朝から快晴。目が覚めて、お腹が空いたな〜と思ったら、朝からピンポーンとお部屋のチャイムが鳴った。運ばれてきたのはベーグルサンドとフレッシュジュース。当然のことながら、司さんがオーダーしていたもの。ここまでくると、完全な保護者だわね。司さんの過保護っぷりにも、慣れてしまうのが恐ろしい。美味しく朝食を頂いて、午前中はプールに入った。誰も見ていないプールだからと、ビキニに着替えて飛び込んだ [続きを読む]
  • 続・俺の女 47
  • 「おい、あきら、協力しろよ!」月曜日の午後一番に、俺はあきらの執務室に乗り込んだ。あきらが会社にいることはリサーチ済み。「なんだよ、司。暇なのかよ。」何を呑気なことを言ってやがる。んな訳ねーだろ。午前中の会議をかっ飛ばして、時間作ってきたんだっ。「お前の女、毎度厄介だな。つくしを旅行になんか誘いやがって。」「桜子が?」「二人で沖縄行くんだと。聞いてねぇのかよ!」「へぇ、まぁ、いいんじゃねーの。俺も [続きを読む]
  • 続・俺の女 46
  • ブウォーン・・・今、やっとあたしは機上の人。とにかく、心配だからと火曜日にの朝に無理やり乗せられたのは、道明寺家のプライベートジェット。しかも、離陸ギリギリまで、心配性の司さんが、あたしのシートベルトをチェックしたり、荷物をチェックしたりとせわしなくウロウロとして、あたしの方が落ち着かず、桜子すらも苦笑いだった。はぁ〜。「さすがは道明寺さんですね。」「何が?」「だって、先輩のためにプライベートジェ [続きを読む]
  • 続・俺の女 45
  • このお話は『ある日のThe Classic ⑦』へ繋がります。***「どうした?封筒なかったか?」とつくしに問いかけてみるが、返事はない。タブレットから顔を上げるとつくしが、ぼーっと机を見つめていた。「何だよ。」俺は立ち上がって、つくしに近づいて行くと、彼女がビクッと体を震わせた。ん?なんか、あったか?つくしの隣に立ち、彼女が覗いていた引き出しに視線を落とす。そこには、白地に黒の柄の入ったハンカチが入っていた [続きを読む]
  • 続・俺の女 44
  • 「沖縄っ!?」「うん。急だけど、来週の火曜日から3泊4日。」「3泊っ!?」「うん。桜子んちの別荘があるんだって。あたしも、夏休みとってないし、平日休みに会わせてくれる友達なんていないしさ。それに来週は、まだ担当のお客様がいないから休みやすいの。」「・・・。」「飛行機も空いてるみたい。桜子ったら、ファーストクラスじゃなきゃやだとか言うけど、国内線だし、それは空席ないから、エコノミーだけどね。それで十分 [続きを読む]
  • 続・俺の女 43
  • 9月に入り、あたしはブライダル部門へ異動になった。ブライダルでは、涼ちゃんと一緒。引き継ぎのお客様はいるけれど、まだ新規のお客様はいない。メープルウェディングについて、まずは自分たちが学ばなければならず、先輩に教えられながら業務を学ぶ日々。結婚式は週末に入ることが殆んどで、週末のお休みは少なくなったけれど、その分平日にしっかり休みが取れる職場でもある。一時期の忙しさを考えれば、各段に生活は楽になっ [続きを読む]
  • 続・俺の女 42
  • 後藤会長の誕生日パーティーは、あれから大きなトラブルに見舞われることはなく、むしろ事態を聞きつけた会長夫妻に謝罪をされてしまった。後から知った話だけれど、後藤悟さんには恋人がいて、どこかしらのお嬢さんらしい。だから、あたしと会うように勧める会長夫妻にあまりいい感情を持っていなかったみたい。兄二人には、どこかの家柄の良いお嬢さんをあてがって、自分には普通の女。確かにそれじゃあ、え?って思うよね。でも [続きを読む]
  • 続・俺の女 41
  • 「俺は彼女にベタ惚れですよ。」そう言って、俺は後藤悟を睨んだ。つくしは俺に肩を抱かれたまま、俯いちまっている。これ以上、何か言ってみろよ?今日は、オヤジの手前、見逃してやってんだ。次はない。「すみません。失礼を。しかし、とても意外だったもので。牧野さんの人柄については、うちの両親から色々と聞かされているんです。若いのに、しっかりとした素敵なお嬢さんだと。だから・・」「だから・・?」「だから、私にも [続きを読む]
  • 続・俺の女 40
  • 後藤建設の協力を得て、道明寺HDが先導する高齢者住宅建設も順調に進む中、後藤会長の誕生日パーティーに招待された。後藤会長はすでに長男に社長職は譲っているものの、今でも壮大な権力を持っている。その誕生日パーティーと言えば、後藤会長が普段から個人的に交流のある上流階級の選ばれた人物しか招かれない。俺だって、年齢からすると、今回のプロジェクトが無ければ呼ばれていなかったに違いない。そんなクローズドの会に牧 [続きを読む]
  • 続・俺の女 39
  • 「ちょっと!やだっ。引っ張らないで!やだって!」司さんがあたしの腕を引いて、無理やりリムジンへ乗せようとする。絶対おかしいっ!何か隠してるっ!桜子には、「行ってらっしゃい〜、先輩。」と手を振って見送られた。なんでよっ。なんで、こんな恰好で、連れ出されてるのよ。そもそも、桜子を認めてないんじゃなかったの?騙されたっ!絶対に、司さんと桜子が結託していたに違いない。「やだっ。こんな恰好、恥ずかしいし。ど [続きを読む]
  • 続・俺の女 38
  • あたしは今、メープルのフロント業務と、道明寺HDとの共同企画に追われている。西門先生との茶道の企画は、目途が立ちつつあって順調に進んでる。一方で、『女子力アップ講座 』と題して、夢子先生の料理、メープルのエステ、桜子のヨガとメイクアップ教室を企画しているけれど、こちらは、司さんがなかなかGoサインを出さなかった。その理由は、先日、桜子が、あたしを揶揄ったからだとか言うんだけど・・・。あの日、初めて桜子 [続きを読む]
  • 続・俺の女 37
  • 「なんで、オメーら、勝手につくしに会ってんだよ!!」聞いてねぇぞ?つくしがこいつらをここに案内したのかよ。それなら俺もそうすりゃよかった。あいつの仕事の邪魔をしないように、いつも気を使ってる俺に対して、こいつらと来たら・・。態々つくしに案内させてたのかよっ!つくしが初めて宿直業務だと言い出した日。俺はそれに難色を示し、当然のように喧嘩になった。俺としては心配して言ってんだ。だけど、メープルのフロン [続きを読む]
  • 続・俺の女 36
  • さすがは道明寺HDの日本トップ。若干23歳にして、オーラが違う。司が登場すれば、その場の雰囲気が変わる。「遅れた。」と司が一言。一瞬だが、一気に部屋の温度が下がったように感じた。中学・高校時代こそ、憂さ晴らしのように荒れていた司も、今では立派な支社長で、その手腕も認められている。恐らく、道明寺財閥総帥になるのは間違いないと言われる男は、ビジネスでは年齢以上の落ち着きを見せるようになっていた。それが、司 [続きを読む]
  • 続・俺の女 35
  • 「司さん!起きてっ!」「なんだよ、つくし・・・早すぎねぇ?」「今日は早出なのっ。あたし、もうすぐ出ちゃうからねっ。」「ん・・」時計を見れば、まだ6時過ぎだ。フロント業務のつくしは、早出の時には7時までに業務に付く。だから、昨日は1回だけって約束もさせられた。「二度寝したら、起きられないでしょっ!」そう言って、俺を叩き起こそうとするつくし。その腕を引っ張って、ベッドの中に引きずり込む。「きゃっ!」と可 [続きを読む]
  • あとがき&そして、明日から・・
  • こんばんは。Happyendingです。この度は、コラボのお話に、たくさん応援頂き、ありがとうございました!そして、lemmmon様、この楽しい機会を与えてくれてありがとう!バタバタでしたが、充実した数日間でした!告知でも書きました通り、当初は、『現代版!花街に護られて』のような、コメディを考えていました。ですが、『桜・恋・歌』を皆様より1日早く読ませていただき、これをコメディにするのは、私の力量では無理!とすぐに [続きを読む]
  • Sakura 7
  • 昨日俺たちは、5年ぶりに再会し、5年ぶりに肌を合わせた。牧野は相変わらず痩せっぽちなくせに、昔より確実に女らしい丸みを帯びた体になっていた。俺は、離れていた5年を全て埋めたくて、牧野の全身に唇を這わせ、俺の痕を付けていく。それはまるで桜の花びらのように甘美で、儚いもの。桜は1年に一度だけ咲く。けど、こいつは、俺の桜は、俺の手で、一年中咲かせ続けてやる。決して絶えることなく、こいつを愛し続ける。それが、 [続きを読む]
  • Sakura 6
  • 二人、自然と手を繋ぎ、牧野のアパートの階段を上る。5年間の空白なんて、全く感じずに、当たり前のように、同じ家を目指す。それが嬉しい。「あんたのせいで、階段壊れそう。」そう言いながら、アハハと笑う牧野。この笑顔を、これからはずっと見られるんだな。アパートに入ると、そこは段ボールだらけ。「お前、どっか行くのか?」「そうなの。月曜日から、社会人になるからね。明日、引っ越しなの。今日は最後の荷物を整理しな [続きを読む]
  • Sakura 5
  • 3月末、俺は日本へ帰国した。NYでの社内改革が認められ、今後は日本支社の改革に踏み込むと同時に、アジアでの事業を展開する予定だ。でも、俺にとって、この帰国はビジネスの為なんかじゃない。ビジネスは手段に過ぎない。俺が、あいつともう一度共に歩き出すための手段に過ぎないんだ。俺はニューヨークにいる間、牧野の情報は一切入れなかった。報告してくる奴らもいなかった。ババァにしても然り。約束の2年を過ぎても、俺にあ [続きを読む]
  • Sakura 4
  • 明日はクリスマスだという日、姉ちゃんがニューヨークの邸に顔を出した。先日まで、日本の邸にいたと言う姉ちゃん。その姉ちゃんから、思いがけない話を聞いた。「司、あんた、5年前、東の角部屋前の庭に桜を植えたらしいじゃない。」「あ・・あぁ。」5年前のクリスマスに、牧野との動物園デートから帰った俺が、あいつとの二人きりの花見を楽しみにして、後先考えずに植えたソメイヨシノのことだ。・・・すっかり忘れていた。「あ [続きを読む]
  • Sakura 3
  • あたしは大学1年生の冬からダブルスクールを開始して、大学3年生で、公認会計士の短答試験と論文試験に合格した。これは、快挙というみたい。あたしとしては、これ以上ダブルスクールにお金を掛けられないっていうのもあって、背水の陣だったんけどね。少しずつ、自分の夢が現実になっていく実感。嬉しかった。あたしが公認会計士を目指す理由。それはやっぱり、将来、道明寺の役に立ちたいから。公認会計士は、会計のスペシャリ [続きを読む]
  • Sakura 2
  • 大学に入学したあたしは、相変わらずのバイト生活。講義以外は、バイトに明け暮れた。有名大学に通うあたしは、時給の良い家庭教師先を見つけることが出来て、それを貯金に回した。何の貯金かって?あたしの今の夢はね。公認会計士になること。在学中にその試験に受かる可能性は数%しかない。しかも、あたしの頭じゃ、独学は無理。やっぱりダブルスクールが必須だと分かった。そのスクールに通うための費用を貯めることにしたんだ [続きを読む]
  • Sakura 1
  • 昨日までの『花街に護られて』コラボ、いかがでしたか?さて、今日からは、『花街に護られてー桜・恋・歌ー』からヒントを得て、『花街〜』とは全く違う、つかつくのお話がスタートです。ちょっと切ない、つかつく。全7話。そして、それが終了してから、『続・俺の女』の再開になります。是非、こちらのお話も楽しんで頂ければと思います。原作の、『鍋の日』から分岐したお話です。鍋の日に離れ離れになる二人・・のその後になり [続きを読む]
  • 『現代版!花街に護られて』 ②
  • 昨日の続きになります。『甘さとすっぱさと』のlemmmonさんとのコラボ作品。『花街に護られて』の中の、『恋仲になるまで』のお話です。***「司、お帰りぃ。いいところに帰ってきたよぉ。つくし、月の物が来たんだって!」はぁ?なんだよ、それ。仕事から帰ってきた俺に、開口一番、「月の物」って何なんだ。あぁ〜、またかよ。またあのドラマだな。ったく、身請けされて、終わったんじゃねーのかよ。「ええ〜。やだ、水揚げっ [続きを読む]