菊千代 さん プロフィール

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菊千代さん: 武士ーもののふー
ハンドル名菊千代 さん
ブログタイトル武士ーもののふー
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/gushax2
サイト紹介文大阪の陣へ向け、そして大阪の陣で獅子奮迅の活躍をする信繁と真田十勇士。
自由文関ヶ原の戦いの後、九度山に蟄居させられた真田家。
豊臣家と徳川家の軋轢の中、次なる戦いに向けて準備をする。
後に真田十勇士とも称される武士達が逆境に立ち向かう姿を描く。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供7回 / 349日(平均0.1回/週) - 参加 2016/08/28 15:30

菊千代 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 第七話/若武者と好々爺
  • 信繁達が大阪へ出掛けている間も、九度山では住民達がいつも通り、農作業に精を出していた。その農作業の合間に、一人の若い侍が槍の稽古に勤しんでいる。歳は二十代前半といったところだろうか。顔立ちは整っており、中性的な雰囲気を漂わせていた。女性であれば、さぞ美しかろうと思える程である。その者の名は由利鎌之助。信繁の家臣の一人で、信繁達の留守を任されていた。真田家の重臣達の中で、もう一人、留守の責任者として [続きを読む]
  • 第六話/愚者と愚者
  • 信繁と甚八を取り囲む様に散らばった山賊達。一番、奥に控える、頭目と思われる男が信繁に問う。「そこの坊主共を助けに来たのか!?」「さて、坊主共とは、何の事やら!?」信繁はすっとぼけた。男が納得せず、信繁を脅す。「しらばっくれるんじゃねぇよ。坊主共がどうなってもいいのか!?」「しらばっくれてなんかおらん。第一、お主等如き山賊共に捕まる間抜けな者など、助けて何になる!?それよりも、お主等の方がその坊主共 [続きを読む]
  • 第五話/誤算と計算
  • 数日間を掛けて、大阪城周辺の地理を確認した信繁は二人の家臣を連れて、九度山へ帰る前にと、環観寺へ清海と伊三を訪ねた。信繁は以前から体が大きく、ずば抜けた力を持つ者を家臣に加えたいと思っていて、清海と伊三は正にピッタリだったのである。それも二人は二人共、であった。勿論、一人でも十分ではあったが、二人なら尚、良い。上手い事、家臣に引き入れる事は出来ないものかと、環観寺を訪れたのだ。寺に着くと、一人の坊 [続きを読む]
  • 第四話/巨僧と小僧
  • 場所は代わって、此処、大阪の町には真田信繁と伴の者達が二人、やって来ていた。真田昌幸と信繁は九度山に配流の身ではあったが、比較的に自由な行動は許されていたのである。だから、こうして大阪まで出て来る事も難なく出来た。ただ、恐らくは何処かからか監視の目を向けられてはいるだろう。しかし、そんな事を気にする必要はない。今はまだ、表立って徳川方に警戒を与える様な事をするつもりは無かった。単に大阪城周辺の地理 [続きを読む]
  • 第三話/情けと誇り
  • 佐助は才蔵との死闘で消費した忍具の回収に来ていた。才蔵は肉体を川に浸して、失った水分と体力を回復している。半日程はかかるらしい。その時間を利用して、死闘の跡を辿り、忍具の回収をする。それも自分の分だけでなく、才蔵の分もしなければならない。というのも、佐助と才蔵は今後、行動を共にする事になった。─────「何故?」手応えを打ち消された、佐助が才蔵に尋ねた。才蔵ははぐらかす。「そこまでお前に言う必要は [続きを読む]
  • 第二話/仕える者と雇われ者
  • 佐助は自分の体力を幾らか回復すると、先程まで死闘を繰り広げた相手の介抱を始めた。川の水を布に含んで、男の口の中に水を絞り出す。それを何度か繰り返していく。すると何度目かに男が目を覚ます。男が目を覚ますと佐助は男から距離を取って、大きな石の上に腰を下ろした。そして男は体を横たえたまま、再び佐助に訊く。「何故!?俺を助けた?」「助けるかどうかは、まだ決めちゃいない。その前にお前の素性を確かめておきたく [続きを読む]
  • 第一話/朱雀と青龍
  • 武士(もののふ)とは。『困難に立ち向かう事の出来る者』主君である真田昌幸の言葉であったそして、その困難を乗り越えて、初めて武士としての評価が得られるのだろう。佐助は今、正に、そんな困難に直面していた。猿飛佐助。紀州にある九度山に蟄居中の真田家に仕える忍者である。昌幸はそんな佐助を武士として扱ってくれるのだ。この時代はまだ、その様な見方は一般的ではない。武士と忍者には明確な区別がされており、あくまで [続きを読む]
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