ねじまき士 さん プロフィール

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ねじまき士さん: ねじまき士クロニクル
ハンドル名ねじまき士 さん
ブログタイトルねじまき士クロニクル
ブログURLhttp://nejimaki96296.hatenablog.com/
サイト紹介文とある整備士のつぶやき
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供91回 / 354日(平均1.8回/週) - 参加 2016/08/30 08:51

ねじまき士 さんのブログ記事

  • スローターハウス5
  •  捕虜として囚われていたドレスデンで、連合軍の味方が行ったドレスデン爆撃に被災した体験を描いた、自伝のような反戦SF小説と言われています。とは言ってもドレスデン爆撃について、多くの紙面は割かれていません。そして直接、声に出して戦争を否定するようなこともしていません。それでもすべての文章がドレスデンに繋がっています。本人も種明かしをしているようにSF小説の形を取らないと現実の戦争体験は書けなかったのかも [続きを読む]
  • 共同幻想
  • 国家は共同の幻想である。風俗や宗教や法もまた共同の幻想である。もっと名づけようもない形で、習慣や民俗や、土俗的信仰がからんで長い年月につくりあげた精神の慣性も、共同の幻想である。人間が共同のし組みやシステムをつくって、それが守られたり流布されたり、慣行となったりしているところでは、どこでも共同の幻想が存在している。 吉本隆明による国家論のようなものです。読みましたがはっきり言って、ほとんどすべて [続きを読む]
  • 人間の大地
  •  星の王子さまでおなじみのサンテグジュペリ(1900〜1944)の空にまつわるエッセイです。サンテグジュペリが活躍した時代は、人が飛行機で空を飛び始めたころとほとんど重なります。飛行機から見た世界を文章の世界に持ち込んだ張本人だと言えます。エッセイなのであらすじもないし、星の王子さまも出てきません。出てくるのはサンテグジュペリによって観察された人間です。飛行機にまつわる話を通して描かれた、人間についての文 [続きを読む]
  • 星の王子さまにまつわる感想文のようなもの
  •  前回の零戦からの飛行機つながりです。飛行機乗りの物書きと言えばとりあえずサンテグジュペリしか思い浮かびません。船乗りの作家ならコンラッド?医師ならコナン・ドイルや森鴎外? 昔から日本では星の王子さまと作者の扱いがひどいと個人的に思います。たぶん星の王子さまを読んだほとんどの人がサンテグジュペリ(1900〜1944)の残りの作品を読んでいません。それでもネット上には星の王子さまのレビューの嵐。読書感想文の [続きを読む]
  • 零戦  その誕生と栄光の記録
  •  日本に現存する零戦は少ない。動く零戦は恐らくもっと少ない。飛行する零戦が何年か前にニュースになっていた記憶がありますが、たぶんゼロに近いはずです。お金があれば零戦を買ってみたいですが…お金がないので無理です。 飛行機の保存に比べて、車の場合はもっと恵まれています。例えばトヨタ博物館に展示してある車はほとんどが動態保存だと謳っています。トヨタ車ではなくても、100年近く前の車でも、部品がすでに手に入 [続きを読む]
  • 神さまのせいにして
  •  先日、知人の裁判を傍聴しに行きました。 無免許で友人から借りた乗用車を運転中、左折時に停止していたところ前方から突っ込んできたバイクが接触(この国は右側通行)、その結果バイクが歩行者に当たり歩行者は右ひざから下を切断。 ここでは足を切断している人が日本よりもはるかに多いです。膝から下がないのはそれほど珍しいことではありません。事故を起こしたら機能を残すことを考えずに切ってしまうからなのかどうなの [続きを読む]
  • 祖父たちの零戦
  • 祖父たちの世代が体験した「零戦」の戦いを通じて、こんな戦闘機が日本にあり、搭乗員たちがいたという、そのことだけを、いまを生きる人々に伝えたい。──これが、この物語に登場する零戦搭乗員たちから、世紀を越えた遺言ともいうべき「最後の証言」を託された私の、筆者としてのささやかな一念である。 祖父たちの戦争が歴史の中の戦争になる日が近いうちに必ずやってきます。別に私は右でも左でもありません。ただ日本がいつ [続きを読む]
  • 走れ 魂のバイク
  •  たまにはバイクとかそういった本も読まないと… 「魂のバイク」と言いながら本の冒頭は飛行機に憧れた男の話です。飛行機に憧れて、戦時中は航空機関士として任務についていましたが、戦後オートバイの世界へ…?地獄?は、一九四五(昭和二〇)年四月に訪れた。命じられた特殊任務は、「神風特攻隊」の先導飛行。片道分の燃料を積んだ特攻機を操縦するのは、若くて未熟なパイロット。夜間、彼らを敵艦隊の上空まで誘導し、決死 [続きを読む]
  • 広島乙女
  •  私が男だからかもしれませんが「乙女」という言葉にはどこか特別な印象を持ちます。おとめ座、スピカ、春になったら探してしまいます。乙女の祈り。どこかで聞いたことがあるピアノ曲。乙女の涙。バイクでまたいつか行きたい知床にある滝です。 坂本龍馬の姉は坂本乙女。何年か前に買った『竜馬がゆく』は読まれることもないまま、もう何年も本棚の隅に眠っています。はやく竜馬を高知から脱藩させて千葉さな子と会わせてあげた [続きを読む]
  • 教養としての「世界史」の読み方
  • 歴史は過去のことを学ぶ学問だと多くの人が思っています。確かに歴史学者は過去のことを知るために文献を調べ、遺跡を調査し、当時の人々に関する知識を深めます。歴史という学問に知識は必要不可欠ですが、単に知識を得ることが歴史という学問の本質ではありません。われわれ学者が必死に過去の知識を学ぶのは、今の選択に役立てるためです。 馬の世界史とローマに関する本でおなじみの著者の、世界史を通じた教養についての解説 [続きを読む]
  • 完全教祖マニュアル
  • 大事なことなのでもう一度言います。教祖は決して難しいものではありません。本書を読めば誰でも簡単に教祖になることができます。本書は様々な宗教の分析から構築された極めて科学的なマニュアルです。科学ですから決して怪しい本ではありません。皆さん、本書を信じて、本書の指針のままに行動して下さい。本書の教えを遵守すれば、きっと明るい教祖ライフが開けるでしょう。教祖にさえなれば人生バラ色です! あなたの運命は、 [続きを読む]
  • 藤原アレルギー
  •  私は名字で人を差別はしません。それどころか珍しい苗字の人に会えばこっそりアプリで名字の由来を検索するくらいの苗字マニアと言っても過言ではありません。「梵」…全国人数10人。広島県三次市にみられる。「北別府」…全国人数120人。近年、鹿児島県曽於市に多数みられる。「鞘師」…全国人数50人。刀の鞘を作る職人より起こる。青森県弘前市には鞘師町の地名があるといわれている。大阪市、千葉県など少数みられる。職業姓 [続きを読む]
  • 移民受け入れ大国日本?
  •  人口減少に続いて移民の話です。表向きは移民は受け入れてないけれど内実は日本はすでに移民国家になっているのではないか?というのが著者の主張です。ちなみに私は移民には反対です。日本人とも何とか上辺を取り繕って仲良くしている水準の社交力なのに、外国人と上手くやっていく自信がありません。ついでに外国人参政権ももちろん反対です。 先日の蓮舫さんは会見で、親が選べないこと、53人に1人の赤ちゃんがいわゆるハー [続きを読む]
  • 未来の年表 人口減少カレンダー
  • 未来の年表 人口減少カレンダー2016年  出生数は100万人を切った2017年  「おばあちゃん大国」に変化2018年  国立大学が倒産の危機へ2019年  IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ2020年  女性の2人に1人が50歳以上に2021年  介護離職が大量発生する2022年  「ひとり暮らし社会」が本格化する2023年  企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる2024年  3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ202 [続きを読む]
  • 乗っていたバスが人をはねた
  •  これは日本ではなく右側通行の外国での話です。 前日の夕飯に当たってお腹が痛いのを心配しながら、長距離バスで田舎道を速度60Kmほどで移動中、ドンという何かが破裂したような音と共にバスの車体が大きく左にスリップしました。お腹は痛かったですが、もちろんシートベルトをしていたので何ともありませんでした。私は真ん中の左側の窓側の席に座っていたので何が起きたのか全く分かりませんでした。何らかの理由でタイヤがバ [続きを読む]
  • ヘッジスの楽譜
  •  なぜかは知りませんが、楽譜は絶版になりやすくあとから入手しようと思っても、その時にはかなりの高額になってしまっています。昔3000円程で買ったアンドリュー・ヨークの楽譜が今ではアマゾンで3万円ほどで売られています。なぜかは知りません。私のせいではありません。 ヘッジスの楽譜は先月発売したばかりなのと、人気がある編曲家による本なので簡単に絶版になることはないとは思いますが…興味がある方は早めに入手して [続きを読む]
  • 永井隆 長崎の鐘
  •  長崎医科大学(長崎大学医学部)の放射線科医だった永井隆による原爆についての手記です。前半は原爆の悲惨な状況、後半はキリスト教に関しての思想が中心に書かれています。 前半の部分は当時の状況を伝える貴重な資料です。戦火の中の医療関係者の奮闘には頭が下がります。後半のキリスト教に関する部分は読む人を選びます。私は残念ながら選ばれなかった方です。結局永井隆は何が言いたかったのか?他の作品を通して読んでも [続きを読む]
  • 永井隆 この子を残して
  • この子を残して――この世をやがて私は去らねばならぬのか! 永井隆は原爆投下前から白血病による余命を宣告されていましたが、後を託すはずだった妻は原爆で亡くなり、2人の子供と残されることになりました。父親として残された時間が少ない中、できる限りの想いを残した遺書のような文章です。ただそれも半分くらいで、もう半分はキリスト教の話です。 妻を原爆で亡くして、自分も死期が近い。子供は原爆孤児になることが決ま [続きを読む]
  • 永井隆 ロザリオの鎖
  •  永井隆は松江出身で、長崎医科大学に勤めていた時に被爆した放射線医師です。キリスト教徒(カトリック)と放射線医師という立場から被爆後の長崎について著作を残しています。そのどれもが被爆後の長崎を伝える貴重な資料になっています。怒りの広島、祈りの長崎という言葉がありますが、祈りの長崎に強く影響を与えたのは永井博士です。長崎の被爆者の総意を表しているとは思えませんが、日本のカトリックにおける総本山、浦上 [続きを読む]
  • オペ・おかめ 広島乙女
  • 私の思いついたSF的状況がもし実現すれば、核戦争から世界を救う手がかりが得られるかもしれない、と考えたからである。アイディアは簡単である。「一人の老物理学者が100パーセント確実な実行性能をもつ暗殺用機器を完成し、それを用いて、核軍拡に狂奔する世界に対して神を演じようとする」 オペ・おかめの小説のあらすじは上記の通りです。一人の物理学者が100%確実な暗殺の方法を考案し、それを用いて核拡散を防ごうとす [続きを読む]
  • ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか 内村鑑三
  •  キリスト教ではなく武士の家に生まれた内村鑑三(1861〜1930)がどのようにしてキリスト教徒になったかの自伝です。『Boys be ambitions』で有名なクラーク博士の札幌農学校に行ったときに半ば強制的に改宗されたことがきっかけで信仰の道に入ったということです。元々は内村鑑三自身によって英語で書かれていたものです。 周りの環境や先輩たちにより強制的にキリスト教徒にされたものの、その後、紆余曲折を経て確固たる意志 [続きを読む]
  • インディアスの破壊についての簡潔な報告
  • 彼らにとって、キリスト教徒という名前ほど、忌まわしいものはほかにはないほどであります。この土地ではどこでも、インディオはキリスト教徒のことを彼らの言葉でヤレスと呼んでいますが、それは悪魔という意味であります。 開かれた一神教であるキリスト教は、まず他の宗教の否定をすることが大切です。それは信仰の基に関わる問題です。キリスト教徒にとって神というものはキリスト教の神様、一神教の神様しかありえません。今 [続きを読む]
  • 松山行きフェリー 村下孝蔵
  •  広島と熊本。二つの都道府県を並べて連想するものは何でしょうか?二つの都道府県に縁があるのはカープの背番号1の選手だけではありません。 6月24日はシンガーソングライター村下孝蔵の命日です。熊本出身なのに広島にとても縁がある方でした。子供の頃、母に連れられて安佐南区をドライブしていた時に村下孝蔵の曲をよく聞きました。安佐南区育ちの一ファンのよもやま話でしたが、その時に、梅林、毘沙門、上安…それぞれの街 [続きを読む]
  • 安楽死のできる国
  •  エリック・クラプトンは20代の頃に作った「Bell Bottom Blues」の中で「死に場所を選べるなら君の腕の中で死にたい」と歌っています。長い音楽生活の中で多くの友人たちを亡くしながら、70代の今も音楽活動を行っています。 三国志演義では劉備、関羽、張飛の三人が「生まれた時は違っても、死ぬ時、死ぬ場所は一緒だ」と義兄弟の誓いを交わしました。力を合わせて蜀を建国しながらも、関羽は戦場で張飛は部下の裏切りで殺され [続きを読む]
  • 森 達也 『A』『A3』
  • 「なぜサリンを撒いたのか?」この疑問が解けない限り、僕らの中では地下鉄サリン事件は終わらない。この疑問が続く限り、オウムに残る信者たちは今も、僕らの意識の裾野では、連日人を無差別に殺傷し続ける絶対悪の存在のままだ。 オウム真理教の教団を追ったドキュメンタリー?映画?の原作です?中立ではなくオウムよりです。映画は見ておらず、本だけでの感想です。一応全部読み通しました。一応…ただオウムに関する本の中で [続きを読む]