スズマル さん プロフィール

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スズマルさん: Dulce Noche -珠洲丸の甘い夜-
ハンドル名スズマル さん
ブログタイトルDulce Noche -珠洲丸の甘い夜-
ブログURLhttp://moonsuzumaru.blog.fc2.com/
サイト紹介文小説サイト『アルファポリス』にて珠洲丸名義で色々書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供590回 / 208日(平均19.9回/週) - 参加 2016/09/03 12:33

スズマル さんのブログ記事

  • 鈴のアンクレット 幕間最終話更新しました
  • いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。そしてMisty、ならびに眠れぬ夜への評価・ブクマありがとうございます。いろいろ面倒くさい作品ですが、こういった目に見える形でのエールは励みになりますし、より良いものをお届けしたいという意欲につながります。趣味で始めたものですが、なにかひとつでも心に残る作品をお届けしたいと思いまして、いろいろ考えているところです。さて、やっと鈴のアンクレットの幕間「愛す [続きを読む]
  • 愛する人へ 最終話
  •  バレンタインデーの二日後、突然部屋に田沢がやってきた。 彼女が突然やってくるのは、そう珍しいことではない。 俺の担当を外れた後も外回りのついでにやって来ては、俺の部屋を休憩所代わりに使っていく。 そして言いたい放題言ったあと、田沢はすっきりした顔で会社に戻るのがお約束のようなものになっていた。 部屋にやって来た田沢が期待をこめた瞳で何かを待っていたことくらいわかってはいたが、その前にあのヌルヌル [続きを読む]
  • 愛する人へ 7
  •  彼女の首筋に顔をうずめると、柔らかな花の香りがした。 懐かしい香りについ彼女の耳の裏側に鼻を摺り寄せると、それがくすぐったいのか彼女が肩を竦ませる。ため息にも似た吐息の合間に聞こえる彼女の声が、少しずつ熱を帯び始めた。 着ているガウンの結び目を解きそれを引き抜き、わずかに開いたあわせから差し入れた手を滑らせるようにしながら脱がせると、ルームライトの柔らかな灯りが彼女の体を照らしだした。 曲線とや [続きを読む]
  • 交渉開始
  •  和明の肩に担がれ連れ出されたのは、見合いの席が設けられたレストランの駐車場だった。 自分をどこへ連れ出そうとしているのか亜紀は気が気でない。 しっかりと両脚を抱えられてしまい逃げ出す隙などどこにも見当たらない。 黙って和明の言うなりになどなるつもりはないが、今の状況ではどんな抵抗をしたとしても徒労になってしまうだろう。亜紀は忌々しげに和明をにらみつけるが、彼の方はといえば平然とした顔で目的の場所 [続きを読む]
  • 更新おしらせ&拍手お礼&もろもろ
  • いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。おかげさまでMisty、眠れぬ夜、それぞれの投稿サイトさまのほうで好評のようで、とりあえずほっとしております。以前はランキングとかまったく気にしていなかったんですが、最近スタート時のみ気になってしまいます。というのは、私の作品ってキャッキャウフフではないし、好き嫌いはっきりわかれると思うので、どのように思われているのか気になり始めたんです。←おいw処女作 [続きを読む]
  • The 1st night in Newport,RI
  •  オレンジだった空がすっかり暗闇になったころ、真琴はバスルームで温かい湯に浸かっていた。 一人で考え事をしているうちにどんどん気持ちが後ろ向きなものへと変わり、そんな気持ちを切り替えようとシャワーでも浴びることにしたのだが、残念なことにこの部屋にはシャワーがなかった。 それに気がついた真琴は仕方がないとばかりに、正方形の白いバスタブに熱めの湯を張ることにした。 肩まである髪を高い位置でまとめあげ、 [続きを読む]
  • 交渉のはじまり
  •  昼過ぎに始まった見合いは当人同士ろくな会話を交わさずに進んでいた。 今にして思えばいろいろな理由を挙げ連ね、断ることもできたかもしれない。 早く見合いが終わらないかと亜紀はため息をこぼした。 それにしても先ほど懐かしむようなまなざしを向けられていたことが気になる。 大体初めて会ったはずなのに、なぜあのような視線を向けられたのか。 もしかしたら、自分だけが初めて会ったと思っているだけではないかと、 [続きを読む]
  • 更新おしらせ&もろもろ
  • いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。えー・・・、まあ土日でいろいろ考えまして、新作を公開することにしました。悩んだんですよ。不倫ものだし、ガチで不倫です。しかも愛人契約まで登場します。眠れぬ夜も設定がめんどうくさかったけど、Mistyはもっと複雑な人間関係がからんできます。極端な話単純な話であればあるほど書くのって楽なんです。設定をこめんどうくさくすればするほど、それをいかにさらっと読んで [続きを読む]
  • 懐古のまなざし
  • 「亜紀、支度はできた?」 母親の声に亜紀はため息をつく。 鏡に映る自分の顔を見れば、ため息のひとつも出てしまうというものだ。 背中まで伸びた髪はゆるく波打っていて、きつめの印象を与えていた瞳を柔らかなシャドウでカバーし、女性らしさを引き立たせるような淡い珊瑚色のリップを塗られている。 見合いだからとわざわざ呼び寄せた美容師に亜紀の母親が頼んだのは、思わず守りたくなる女性にしてほしいということだった [続きを読む]
  • 登場人物
  • ※登場人物の年齢は第一章時点ものです。序章はその二年後のお話となりますので、ご了承くださいませ。上条 亜紀(かみじょう あき) 32才上条家の長女。上条病院産科の医師。実家の上条家で暮らしている。堺 和明(さかい かずあき) 44才堺家長男。現在は外資系コンサルタント会社の日本代表となっている。■上条家古くは江戸時代までさかのぼるが、とある藩の典医を勤めた家系で、明治維新のころには要職についていた政治家 [続きを読む]
  • 現在
  •  そろそろこんなことやめようかと亜紀はふと考えた。 ベッドで上体を起こしている亜紀の隣で、夫である和明が無防備な姿で寝入っていた。 それを見ながら亜紀は小さなため息をつく。 夜明けを迎えようとしている二人の寝室には彼の寝息だけが響いていた。 ルームランプの淡い灯りが和明の顔を照らしていて、その姿を亜紀は物憂げな表情で眺めている。 子供をもうけるためだけに行う行為をしたあとは、いつもこうだった。 そ [続きを読む]
  • The 1st day in Newport,RI
  • ――――私にとって、生活とジャズはまったく同義語なんだよ。生きていることをそのまま音にしている。 その言葉が真琴の頭に浮かぶ。彼女は店のバーカウンターの席に座りながら、一人の男を眺めていた。 ブラックジーンズにリネンのシャツの上にターコイズのニットを身につけ、肩まで伸びた黒い髪が毛先のあたりで少しはねている。冷たい印象をもたれがちな真琴はそれを気にして、わざとピンクのリップを塗っていた。 年末の休 [続きを読む]
  • Misty
  • 年末の休暇を利用しアメリカ・ニューポートに来ていた真琴は、そこの古ぼけたジャズバーでピアノを弾いていた男と出会い、忘れられぬ日々を過ごした。甘い思い出を胸に日本へ戻った真琴は、意外な場所でその男と再び会うことになる。【注意】不倫に不快感をもたれている方はご遠慮願います。作中で無理やり行為を行うシーンもありますので、そういったものが苦手な方もご遠慮くださいませ。とりあえず第一章を書き終えたら投稿しま [続きを読む]
  • 更新おしらせ
  • いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。アンクレット更新しました。あとRシーンと後日談(立花による田沢説教タイム)があるので、二話ほどお付き合いくださいませ。さて今日はDVDを観ました。「あるふたりの情事,28の部屋」というとっても期待できるタイトルだったし、あらすじもうひゃー的な匂いがしたのでポチったんです。https://youtu.be/ETHrkWN5_lo□あらすじ小説家の男と情報処理の仕事をしている女―――‐二 [続きを読む]
  • 愛する人へ 6
  •  荒い息遣いがバスルームに響く。 体から力が抜けてくったりとなっている彼女を抱いていると、頬を優しく撫でられた。 彼女の顔を覗き込むと、ふてくされた顔で俺を見上げていた。「意地悪な人……嫌い……」 恨めしそうにつぶやく彼女の姿がかわいくて仕方がない。 いくら憎まれ口をたたかれても、それが彼女からならばそれさえ愛しく感じてしまうだろう。「意地悪? 俺が?」 わざとらしく言いながら彼女の額にキスをする [続きを読む]
  • 更新おしらせ
  • いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。コンクパールだけ更新いたしました。そしてとりあえず第一部終了ということで一旦完結扱いとなっています。こんなに長くなる話ではなかったんですよね、これ。三日で終わらせるともりで練っていたんですが、「愛してるからっといってそんなにあっさり相手を受け入れられるものかな」とずーっと悩みましてね。何度もくどくいいますが、SM行為は信頼関係がないと無理というのが私 [続きを読む]
  • 雪豹は黒豹を激しく求める
  •  ベッドの上で抱き合いながら口付けを交わしていたのだが、伊織の唇が名残惜しげに離れた。「寒くない?」 耳元で尋ねられたとき伊織の声がわずかに掠れていて、くすぐったさに煌はつい肩をすくませる。 慰撫するように耳や頬に唇を押し付けられ、あの夜とは違う伊織の愛撫に煌は身を任せていた。「大丈夫……」 隣でひじ枕をつきながら、気遣う伊織の頬を撫でる。 すると伊織が穏やかな笑みを浮かべ、煌の手に自分の手を添え [続きを読む]
  • 愛する人へ 5
  •  彼女を抱きかかえながら寝室へ向かう途中、彼女が不安げな顔で話しかけてきた。「あの……」「ん?」「その……、シャワー……」 彼女が言いにくそうに話す。よく見れば頬が少し赤くなっていた。「ああ、心配ないよ。寝室(あっち)にバスルームがあるから一緒に入ろう」「へっ?!」 彼女が驚いた顔で大きな声を出した。 そして視線をさまよわせ、その姿がなんだか戸惑っているように見える。 すると更に顔を赤くしながら彼 [続きを読む]
  • 今後の予定と、なんだりかんだり
  • いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。「なんだりかんだり」とは、津軽弁で「なんでもかんでも」という意味ですよ、これ津軽弁では割りとメジャーな言葉です。母語が津軽弁、しかも青森市のスタイリッシュな津軽弁ではなく、弘前市や五所川原市などの本家・津軽弁の影響をもろにうけていますので、きっと私が普通に津軽弁で話したことを、読者の方は理解できないだろうなあとしみじみ感じています。その表現をどんな言 [続きを読む]
  • 雪豹は黒豹を求める
  •  伊織の指先が煌の頬を掠めるように撫でている。 その指先が耳たぶに触れたとき、煌は身を竦ませながら吐息を漏らした。煌の唇が開いたときを逃さぬように、伊織がそれを塞いだ。軽く触れ合うだけのものから徐々に濃さを増し、煌の表情が切なげなものへ変わり始めた。途切れ途切れの吐息が重ねた唇の合間から漏れている。開いた唇から舌先を出せば伊織がそれを舐めしゃぶり、その動きもどんどん激しいものへなっていた。 舌が絡 [続きを読む]
  • 更新おしらせ
  • いつも拙作をお読みいただき本当にありがとうございます。しかもここ数日コンクパール完結詐欺をくりかえしており、土下座しかできませんwやっとここまできました。伊織とアキラの思考回路がどうしても理解できないor納得できない方もいるかと思いますが、もともとこの流れで予定していた作品なので、コメントを読んで「ああ、どうしよう」と悩みましたが作者の考えを最後まで貫かせていただきました。今回コンクパールを書くにあ [続きを読む]
  • 雪豹と黒豹は引き寄せあう
  •  煌は走り続けた。 住宅街を抜けるあたりに差し掛かったとき、伊織が息を切らしながらこちらに駆け寄ってくる姿が目に入った。――――え? 突然の事態に頭がうまく働かない。 どんどん近づいてくる伊織の姿に煌は戸惑ってしまい、それまで走っていた足が止まってしまっていた。 伊織が険しい顔で近づいてくる。荒い息遣いが耳に入ってきた。 彼から漂うただならぬ雰囲気を感じ取り、煌は乱れた呼吸を整えながらこちらへやっ [続きを読む]
  • 黒豹は雪豹のもとへ駆ける
  •  煌が部屋を出て行った後、伊織はしばらくその場に立ち尽くしていた。 彼女が横を通り過ぎたとき、思わず彼女の腕を取りそうになったが、そうすることができなかった。『自信が、ないの……』 向かい合った夜の、彼女から告げられた言葉が伊織の頭に浮かぶ。 頼りなげな声で告げられた言葉は、今でも伊織の胸に突き刺さったままになっていた。 彼女がそれを望むなら普通に抱き合う道も選べたはずだ。 だがもしも煌と抱き合っ [続きを読む]
  • 愛する人へ 4
  •  彼女を抱きかかえながら部屋へ向かい、部屋のソファにゆっくりと下ろした。 不安げな瞳で見上げている彼女の頬に手を添えて撫でると、恥ずかしそうに彼女が笑みを浮かべる。「じゃ、聞かせてもらうか」「え?」「あの日なぜ俺を置いて帰ったのか。じっくり聞かせてもらおうか」「あ……」 彼女の隣に腰掛けて、それを尋ねた瞬間彼女の表情が曇る。「あのまま居たら、迷惑になると思って……」「迷惑?」 聞き返すと彼女がこく [続きを読む]
  • 雪豹は黒豹のもとへ駆ける
  •  何度か伊織に呼びかけてみるのだが、彼が目覚める気配はない。眠っている伊織の胸に耳を押し当てたままでいると、規則正しい彼の鼓動が子守唄のように聞こえ始め、気を抜いてしまえばそのまま眠ってしまいそうになっていた。 何度か眠りに落ちそうになりながらも、意識を保とうとする。このままの状態でいるときに伊織が目覚めてしまったならばさすがに少々都合が悪い。彼が目覚める前になんとしてでも離れたいところだが、煌を [続きを読む]