スズマル さん プロフィール

  •  
スズマルさん: Dulce Noche -珠洲丸の甘い夜-
ハンドル名スズマル さん
ブログタイトルDulce Noche -珠洲丸の甘い夜-
ブログURLhttp://moonsuzumaru.blog.fc2.com/
サイト紹介文小説サイト『アルファポリス』にて珠洲丸名義で色々書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供847回 / 294日(平均20.2回/週) - 参加 2016/09/03 12:33

スズマル さんのブログ記事

  • 更新おしらせ
  • いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。本日1つだけ更新します。・眠れぬ夜また土日更新のお礼の時効は今週はお休みいたします。来週の更新予定は以下のとおりになりますのでよろしくお願いします。《月ー金》・眠れぬ夜(6:00更新)・鈴のアンクレット(6:00更新)6/27、28、29はお休みなので来週の更新は月・金・土・日のみとなります。《土日・祝》・お礼の時効(6:00更新)どうぞよろしくお願いします珠洲丸排追伸:本当 [続きを読む]
  • 森崎からの頼み
  •  亜紀が午前の診療を終えて詰め所に戻ると、机の上に見慣れたメモが置かれていた。 そのメモを見ると森崎から連絡が入っていたようで、そこに書かれている内容を見ると、いつでもいいので折り返し連絡をしてほしいということだった。 そのメモを眺めたまま、亜紀は瞳を翳らせる。 森崎からの連絡といえば、そのほとんどが和明に関することだ。 しかもい今までを振り返れば、そのほとんどが急を要するものばかり。 夜更けに聞 [続きを読む]
  • 第七話
  •  彼の愛撫によってどんどん高められていく官能は、私の体の内側に炎となってゆらめいていた。 その炎がゆれるたび、肌の真下に電流が走ったかのように体が小刻みに震えてしまう。 そしてそれに耐え切れず声を漏らしていた。 切羽詰ったような彼の息遣いと、胸を揉みしだく荒々しい手つき。 なのに誰にも触れさせたことがない場所をなぞる指の動きはとても優しい。 まるでそこを解すように撫でている彼の指の動きを追っている [続きを読む]
  • 嵐の前の静かな夜
  •  背後から抱きしめられるように体を横たえさせていると、背中から和明の体温が伝ってくる。 やがてささくれ立っていた気持ちがどんどん安らかなものへと変わっていって、亜紀の体から徐々に力が抜けていった。 亜紀は閉じていたまぶたをゆっくり開くと、薄暗がりが広がっている。 その闇を眺めながら、父親から聞かされた話を思い返していた。『私はどうやら大きな間違いを犯したようだ』 父親から聞かされた話は、すべて初め [続きを読む]
  • 涙の理由
  • ★珠洲丸さんは『涙の理由』をお題に、140字でSSを書いてください。環が目覚めると、男に抱きしめられていた。顔を上げて男の寝顔を眺めていると、男はゆっくりとまぶたを開き、当たり前のように環を見下ろした。「環、おはよ」たったその一言で環の瞳から涙が溢れた。すると男は指でその涙を拭い取る。「どうしたの?」名前を呼ばれただけで涙するとは思わなかった。 [続きを読む]
  • 苛立ちの理由
  • 「ったく。カインもカインだけど、お父様もお父様だわ……」 鬱陶しい父親が逃げるように部屋から去った後、カリーナは独り言をつぶやきながら刺繍を再開させていた。 つぶやきにしてはあまりにもハッキリしすぎているが、その言葉を向ける相手などこの部屋にはいないので、それはたぶん独り言なのだろう。 心の中で漏らした不満がそのまま彼女の口から飛び出していたばかりでなく、態度にまで表れてしまっているため、当然のこ [続きを読む]
  • 父親と娘
  • 「誰が、誰に、なんのために、なにを、教えるんです?」 カリーナはわざと一言一句区切るように父親に問いかけた。 目の前では彼女の父親が顔を両手で覆いながら、ソファの肘掛に突っ伏している。 その姿を見るとまるで泣いているようにも見えなくはないのだが、父親が泣いているフリをしていることをカリーナは知っている。 父親が時折子供じみた真似をすることに、カリーナは呆れ果てていた。 泣いて頼めばなんでも受けると [続きを読む]
  • [改稿版]金の糸と黒い糸
  • 離婚し静かな毎日を実家で過ごしていたカリーナのもとに、ある日とんでもない依頼が舞い込んできた。それは15年まえに別れた幼馴染カインが花嫁を迎えるために、女の口説き方を教えてほしいというものだった。意味がわからず一度は断るものの、ついついそれを受けてしまったカリーナは、カインと関わるうちに幼馴染以上の気持ちを抱くようになる【おねがい】・久しぶりのファンタジーですので、設定の甘さなどについてのご指摘はな [続きを読む]
  • [改稿版]金の糸と黒い糸
  • 離婚し静かな毎日を実家で過ごしていたカリーナのもとに、ある日とんでもない依頼が舞い込んできた。それは15年まえに別れた幼馴染カインが花嫁を迎えるために、女の口説き方を教えてほしいというものだった。意味がわからず一度は断るものの、ついついそれを受けてしまったカリーナは、カインと関わるうちに幼馴染以上の気持ちを抱くようになる【おねがい】・久しぶりのファンタジーですので、設定の甘さなどについてのご指摘はな [続きを読む]
  • 更新おしらせ
  • いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。本日2つ更新します。・眠れぬ夜(6:00更新)・鈴のアンクレット(6:00更新)もうすでに眠くて仕方がないので、今後のスケジュールについてだけご連絡いたします。土日の更新はお休みいたしますので、来週月曜から眠れぬ夜と鈴のアンクレットの更新を再開いたします。ただし来週火曜日・水曜日についてですが、この日は更新をお休みいたします。なので来週の更新は月・木・金・土・日 [続きを読む]
  • 声が聞こえた
  • ★珠洲丸さんは『声が聞こえた』をお題に、140字でSSを書いてください。うとうととしているうちに意識が沈み込んでいく。環のまぶたが少しずつ閉じようとしていた時、男の声がした。「名前、教えて」そんな問いかけに答えるつもりなどなかったのに、眠りに落ちる間際気が緩んでいたのだろう。環は名前を口にする。するとすぐさままぶたに柔らかなものを押し付けられた。 [続きを読む]
  • 覚悟の逃避
  •  日付が変わっても一向に亜紀が帰ってくる気配がなく、和明は無性に焦り始めた。 それというのも彼女がここに戻りたくない理由に、思い当たるものがありすぎるからだった。 和明は苛立たしげに、リビングの壁に掛かっている時計を見て眉間に皺を寄せる。 手にしていたスマホを乱暴にソファに放り投げ、額に手を添えて目を瞑った。 和明がたてた計画では、理事長の不正を引き合いに失脚させたあと、亜紀を自由にするつもりだっ [続きを読む]
  • 第六話
  •  尻に押し付けられているものを意識しないようにはしているものの、どうしたって気にせずにいられなかった。私がそれに気づき体を離そうとしたら、彼はそれを誇示するかのように押し付けてきた。 背後にいる彼の息遣いだけでなく、背中にあたっている体の感触や下腹を押さえ込むようにしている大きな手のひらの感触がそこから伝ってくる。特に下腹に添えられた彼の手のひらから、その奥へとじわじわと熱が伝ってきて、もどかしい [続きを読む]
  • 捨てきれぬ思いの行き先は
  •  ヴェルダの婚礼の日から数日経ったある日のこと。 カインは長としての役目を果たすため、夜明け前の薄暗がりの海へ向かっていた。 皆がいまだ夢の中を彷徨っている夜明け前の森は、ひっそりと静まり返っている。 湿った朝の空気があたりに漂っていて、そろそろ夜明けが近いことを感じさせた。 海に近づくたびに潮の香りが濃さを増す。それを含んだ空気を吸い込むと、体が徐々に目覚め始めた。 風もなく静かな海には朝もやが [続きを読む]
  • 目を曇らせていたもの
  •  シルヴァンスに戻ったカインは、すぐさま長老たちを集めることにした。 長であるカインの突然の行動に長老たちは戸惑いながらも、数日前に王都に向かったその理由について話があるのではないかとじっと待っている。そんな彼らの姿を見ながらカインは告げた。 まず最初に告げたのは、リリティア姫との結婚が白紙になったことだった。 それにはほとんどの長老は顔色一つ変えずに、ただ頷いていた。 そしてその次にカインが告げ [続きを読む]
  • ずっと追いかけてる
  • ★珠洲丸さんは『ずっと追いかけてる』をお題に、140字でSSを書いてください。いつからその男のことを愛し始めていたのか、環は男の腕の中で思い返していた。不意に気づいた香りをずっと追いかけているうちに、少し離れた場所で酒を飲んでいた彼に気がついて、気づけば二人並びあい酒を飲んでいた。そしていまその男の香りに包まれて、環は眠りに落ちかけている。 [続きを読む]
  • ご報告
  • いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。また週末全米オープンで松山選手の活躍から目が離せず、更新ができずにいることをお許しください。松山選手の活躍はニュースなどで放送されているかと思いますが、全米オープン2位、そしてワールドランキング2位となりました。夫曰く「松山選手は地道で緻密なゴルフをしている」と良く話しています。最近では日本のスポーツ選手が世界を相手にすることが、珍しくなくなりました [続きを読む]
  • 真実
  • 「私が家を空けるときに限ってやって来る男がいることに気がついたのは、娘が戻ってからすぐのことです。離婚して帰ってきたんですからそれなりに落ち込んでいるのを隠し、明るく振る舞おうとしている娘の姿が辛くてね。でもある日を境にして娘は何も話さなくなった。そればかりでなくいつも思いつめた顔をするようになった。普通に考えれば何かあったとしか考えられないでしょう?」 カリーナの父親は落ち着いた口調で淡々と話し [続きを読む]
  • 「愛してる」が照れ臭い
  • ★珠洲丸さんは『「愛してる」が照れ臭い』をお題に、140字でSSを書いてください。その先をいまさら求めたとしてもそれは叶いっこない。そんな事など百も承知のうえで、こうして抱き合っていた、はずなのに。今夜に限ってはその言葉が聞きたかった。「ね、今夜だけ愛してるって言って」甘えるように環が告げると、男はふと笑みをこぼした。「「愛してる」って、なかなか照れくさいね」 [続きを読む]
  • 独占欲
  • 「お前、なに女になってんだよ」「え?」「え?じゃねえよ。アイツと楽しそうに話してる姿は、女の顔になってたぜ?」「あ…」「アイツの事が好きなんだろ?でもおあいにくさま、アイツはお前のこと何とも思っちゃいないよ」「ま、待って!私が好きなのは――」「脱げよ……」「え?」「さっさと脱げって言ってんだよ。アイツの代わりに気を失うまで抱いてやるよ」「いやっ!」「そんなに、いやなのか?」ネクタイを外し女の目を塞 [続きを読む]
  • それだけで良かったのに
  • ★珠洲丸さんは『それだけで良かったのに』をお題に、140字でSSを書いてください。ただ欲望のままに抱き合って求め合うだけのセックスだ。欲望をぶつけ合うのに名前なんか必要ない。仮に名前を教えてしまえば、そして名前を呼ばれたなら、こんな風に求め合うことはできなくなってしまうだろう。そう、ただの男と女。それだけで良かったのに。いつの間にかそれ以上のものを求めていた。 [続きを読む]
  • 今ならあなたに言える、愛してますと
  •  手首をつかんだまま歩き続けている浅野の背中を春季は眺めていた。 ダークグレーの仕立てのよいスーツを着ている浅野の背中は大きなもののように見える。 男の背中など、しかもスーツを着ている男のものなどいやというほど見飽きているはずなのに、それらには感じたことがないものを感じてしまい春季は内心戸惑いを感じていた。 ずいぶん強引で勝手な男だ。それまで同僚弁護士たちから聞かされた浅野の印象は、堅物・やり手・ [続きを読む]
  • お話ししたいことがあるのですが
  •  結果としてその事件は「嫌疑なし」の不起訴になり、被疑者は無事に釈放された。 一ヶ月の間それまで拘置所に留め置かれていた依頼人の家族とともにそこを出たとき、依頼人が涙を浮かべて待っていた。依頼人は被疑者だった人間の姉で、無事を確かめるようにきつく妹の体を抱きしめている。 その姿を見たとき春季はつい涙ぐんでいた。 こんなときいつも春季は考えてしまうことがある。日本の警察の捜査はとても優秀だとは思う。 [続きを読む]
  • 更新おしらせ
  • いつも拙作をお読みいただきありがとうございます。本日3つ更新できました。・眠れぬ夜・鈴のアンクレット・金の糸と黒い糸眠れぬ夜は、和明視点の幕間に入りました。これが和明視点の最後になります。(たぶん)和明が亜紀との距離を置こうとして、結婚式まで日本からというより亜紀から離れるわけですが、その間も亜紀サイドのほうで何かしらありまして・・・。薄々お気づきの方もいると思いますのであえて伏せときます。結婚式ま [続きを読む]
  • #大好きだから意地悪したい
  • 【#大好きだから意地悪したい(https://shindanmaker.com/716347)】を親世代のカプで使ってみました。(作品名はブログ内の作品紹介ページにリンクしています)【あなたの香りに包まれて】旧題:Lecons de seduction心が脩に「優しくできなさそう」と言って生クリームを綺麗な肌につけて舐めとると、「こんなの…馬鹿になる…」と泣きじゃくりました。そういえば脩の誕生日に心がホテルの一室で生クリームやらチョコソースとかぶっかけ [続きを読む]