中野 恒平 さん プロフィール

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中野 恒平さん: ぽむの音楽箱
ハンドル名中野 恒平 さん
ブログタイトルぽむの音楽箱
ブログURLhttps://ameblo.jp/nackpiano/
サイト紹介文コンサートの感想や、好きな演奏についての記事を書いています。
自由文ひとつひとつの音楽との出会いを大切に、選び抜いたコンサートの感想や、大事にしている演奏についての記事を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供102回 / 349日(平均2.0回/週) - 参加 2016/10/05 21:51

中野 恒平 さんのブログ記事

  • 京都市交響楽団の東京公演【感想】
  • 今日はサントリーホールで、「サントリー音楽賞受賞コンサート」と銘打った、京都市交響楽団のコンサートを聴いてきました。常任指揮者広上淳一さんとこのコンビの評判の高さは様々な方面から聞いていました。今日演奏された、ラフマニノフの交響曲第2番は、彼らにとって自信の持っている曲なのでしょう。熱演でした。 ただ、私としては音色に瑞々しさが欠け、この曲の持つ美しさを表現しきれていないように感じました。特に、弦楽 [続きを読む]
  • シューマンの室内楽曲
  • 個人的に、シューマンの室内楽は好きな曲が多いです。第1楽章の広がりのある旋律が印象的なピアノ五重奏曲。穏やかな秋の日を思わせる第2楽章が素敵な「3つのロマンス」。心が弾むような終楽章の「幻想小曲集」。そして、レオポルト・ウラッハの惚れ惚れするようなクラリネットの音色が楽しめる「おとぎ話」。どれも素敵な曲だけれど、その中でも一曲選ぶとすれば、弦楽四重奏曲の第2番を挙げます。 聴き手を不安にさせるような第1 [続きを読む]
  • N響JAZZat芸劇【感想】
  • 今日のNHK交響楽団のコンサートは、オーケストラのサウンドでジャズを楽しめる、質の高い演奏を聴くことができました。 冒頭のショスタコーヴィチの「タヒチ・トロット」から、弦楽器が柔らかなサウンドを奏で、格調高い雰囲気を作り出します。続く「ジャズ組曲第一番」は心地よいスイング感のフォックストロットが素敵でした。ピアノの塩谷哲さんの柔らかな音とオケが良く合っています。前半ラストのチック・コリアの「ラ・フェス [続きを読む]
  • ハンブルク交響楽団の来日公演【感想】
  • 今日のシュテファン・ザンデルリンクとハンブルク交響楽団のコンサートは、すみずみまで丁寧に表現された良い演奏でした。 一曲目の「エグモント序曲」は、出だしの決然とした弦が印象的。困難にも屈しない主人公の意志の強さを感じさせました。弦の分厚いサウンドもこの曲によく合っていましたし、ズシンと重たく響いてくるティンパニも効果的。一方で木管楽器はしなやかに歌い、良いコントラストになってきました。 二曲目はフジ [続きを読む]
  • 幸福なブラームスの第二交響曲
  • 「ブラームスの田園交響曲」とも呼ばれ、穏やかな雰囲気が支配的なこの曲。多くの録音の中でも、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団の演奏はオケの燃焼度が高く、素晴らしい音色も堪能できる聴いていて幸福感に包まれる演奏なので、ぜひ多くの方々に聴いていただきたいです。 冒頭の柔らかいホルン。雄弁なチェロの歌。そして、美しい鳥の声のような木管楽器・・・すべての楽器が生き生きと歌っており、 [続きを読む]
  • アヴィ・アヴィタルの日本ツアー【感想】
  • アヴィ・アヴィタルのマンドリンは歯切れがよく、リズムには生気があり、聴いていて心地よいです。それ以上に素晴らしいのがしっとりとした部分の歌い方で、まるで曲一体化し、自在に呼吸しているかのよう。一気に引き込まれました。アンコールで演奏されたブルガリア民謡の「ブチミシュ」では、まるでロックのようにかき鳴らすなど、様々な表現で楽しませてくれました。 一方でオケはガサガサした第一ヴァイオリンと代役の非力な [続きを読む]
  • 救いのモーツァルティアーナ
  • 吉松隆さんの「アイノラ抒情曲集」は、途中まで聴くのがどんどんつらくなっていくような音楽です。 儚げに始まり、最後は感極まって大粒の涙をこぼすような「ロマンス」。夕暮れの海辺に一人佇んでいるような物寂しい「アラベスク」。暗い部屋の中で物思いに耽るような「バラード」。そして、絶望の深みに落ちていく「パヴァーヌ」。これ以上聴き進めるのがつらくなっていくほど追い込まれます。 ここで登場するのが、「モーツァル [続きを読む]
  • 「プレイアデス舞曲集」聴き比べ
  • シンプルで美しい、吉松隆さんの「プレイアデス舞曲集」。5種類の録音を聴き比べました。 一番好きなのは、パスカル・ロジェの演奏。磨き抜かれた音色と深みのある演奏でじっくりと聴きたくなります。交互に収録されているサティの演奏は節回しが気になるところあるので、プレイアデスだけ抜き出して聴いています。 全曲を録音し、この曲集を広めた田部京子さんの演奏はこの曲の持つ素朴な美しさを引き出した演奏。個人的にはより [続きを読む]
  • 日下紗矢子さんのピアソラ
  • クラシックのコンサートでも取り上げられるピアソラの「ブエノスアイレスの四季」。クレーメルの演奏はアクが強くて苦手という方には、日下紗矢子さん率いるベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの演奏がおすすめです。 この演奏の特徴は、響きがゴージャス。弦楽オーケストラで聴く醍醐味が存分に発揮されています。そして、たっぷりと歌う場面の美しさ。特に、「ブエノスアイレスの冬」のラストのしっとりとした歌がと [続きを読む]
  • 朴葵姫さんの魅力
  • 朴葵姫さんの魅力といえばトレモロの美しさがよく挙げられますが、私はパリッとした音色とリズム感の良さが素晴らしいと思っています。 朴さんのベスト盤「FAVORITE SELECTION」はそんな彼女の魅力を存分に堪能することができます。ゆったりとした三拍子が心地よい「スケルツォ・ワルツ」、切れ味鋭く迫る「特徴的舞曲」。新緑の季節にぴったりな清々しさのある「ジョンゴ」。一方で、しっとりと歌う「大聖堂」や、しっかりと計算 [続きを読む]
  • 田部京子さんのプレイアデス
  • 田部京子さんの「プレイアデス舞曲集」は、何度も再販されているのは第一集のほうですが、個人的には、より深みのある第二集のほうが好みです。 特に好きなのが第6番で、色とりどりの花がそよ風に揺られているような「春の終わりのワルツ」、どこまでも澄み切った青空が広がっているような「夏のパストラル」、満月の日に、湖面にボートをこぎ出すような「秋の舟唄」。そして、雪がはらはらとちらつく「冬のパストラル」、四季折々 [続きを読む]
  • 中毒性のあるヨシマツ
  • ついつい繰り返し聴いてしまう作品集。私にとってそれは、吉松隆さんの「優しき玩具」です。ペンギンたちがよちよち歩くようなかわいらしい様子が伝わってくる「ペンギン公園の午後」、ショスタコーヴィチ風の諧謔さが楽しい「ゼンマイ仕掛けの終曲」、デジタルバード組曲にも転用された、メランコリックな「夜のオルゴール」、そして、終曲にふさわしいしっとりとした「少し暗めの夢のワルツ」・・・。様々な性格の小曲がおもちゃ [続きを読む]
  • アンドラーシュ・シフのリサイタル【感想】
  • アンドラーシュ・シフの良さは、手首を柔らかく使って、旋律をとても滑らかに聴かせたり、軽やかに聴かせたりすることだと、個人的には思っています。この良さが最も良く発揮されていたのが、アンコールで演奏されたシューベルトの三つの小品からの二曲目で、特に中間部の優美さは聴いていて幸福感を覚えるほどで、この時間がいつまでも続いてくれたらいいのにと思ったくらいでした。 残念ながら、全体的にはこの良さを感じ [続きを読む]
  • じっくり聴きたいプレイアデス
  • 田部京子さんによる吉松隆さんの「プレイアデス舞曲集」はどの曲もしっとりと歌っていて、何かをしながら聴くのにうってつけです。一方で、パスカル・ロジェによる演奏はどの曲も考え抜かれた演奏で、じっくりと聴きたくなります。 交互に演奏されているサティは節回しが気になるところがあり、あまり好きな演奏ではないけれど、プレイアデス舞曲集はどれも素敵です。磨き抜かれた音色に説得力のあるテンポ。そして、考え抜 [続きを読む]
  • テレマンのお誘い
  • 私がバロック音楽で一番多くの曲を聴く作曲家は、おそらくテレマンだと思います。 多くの楽器に精通していたといわれているこの作曲家は、この評価が間違ってはいないと思えるほど、どの楽器も魅力を最大限に発揮できる使い方をしているような気がします。そのため、リコーダーのように音色の幅が少ない楽器のソロであっても、飽きることなく聴き通すことができます。有名なヘ長調のソナタももちろん素敵ですが、個人的には [続きを読む]
  • ある跳躍
  • 優雅なフルートが印象的なバッハのブランデンブルク協奏曲第5番の終楽章。今まで聴いた演奏はほとんどがこのイメージ通りの演奏だったけれど、フランス・ブリュッヘンは全然違った吹き方をしています。 それはまるで、ダンスの優雅さを競っているところに颯爽と登場し、羽毛のように軽やかな跳躍を披露して周囲をあっと言わせているよう。一度聴いてしまうと癖になってしまうようなこの演奏。フルートでこのように吹くのは難 [続きを読む]
  • 舞曲としてのプレイアデス
  • 吉松隆さんの「プレイアデス舞曲集」で真っ先に思い浮かぶ演奏は田部京子さんのですが、どの曲もしっとりとしていて、舞曲として聴くにはもう少しリズムに乗った演奏のほうが適切なような気がします。 「デジタルバード組曲」等で鮮やかなピアノを聴かせてくれた松谷翠さんが、ほんの数曲ですが「プレイアデス舞曲集」の録音も残してくれています。この演奏は舞曲としての性格を前面に出した演奏。リズムはシャープでキレが [続きを読む]
  • 心躍る「ト短調交響曲」
  • 曲の持つ生命力を最大限に表出する演奏を目指したフランス・ブリュッヘンと18世紀オーケストラ。けれども、エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団と合同で演奏したモーツァルトの交響曲第40番の録音は、生命力がありすぎて聴いていると逆に元気が出てきてしまうような困った演奏です。 この演奏、リズムの反応が良すぎると形容すれば良いのか、出だしからとにかく生き生きとして聴こえます。第1楽章や終楽章の展開部の最 [続きを読む]
  • サイバーバードの風に
  • サクソフォンというと、どこかお洒落なイメージがあり、吉松隆さんの「サイバーバード協奏曲」を聴いているとこのイメージに沿うような部分もあるのですが、須川展也さんとBBCフィルハーモニックの録音は、とにかく気迫で押したような演奏です。 出だしのワン・フレーズから、須川さんのこの曲に賭ける意気込みが伝わってきます。もっとお洒落に聴かせてくれてもいいのにと思う場面もありますが、まだ名曲といわれるものがあ [続きを読む]
  • 二人の「夏子」
  • 三島由紀夫の「夏子の冒険」に出てくる夏子さんは、普通の価値観では満足できないお嬢さん。やがて風変わりな野望を抱く若者と出会ってお互い惹かれ合い、結婚してめでたしめでたしになるのかと思いきや、その若者が野望を叶えたことでごく一般的な価値観に戻ってしまった途端熱が冷めてしまい、結局修道院へ入ってしまいます。 一方、武者小路実篤の「愛と死」に出てくる夏子さんは、人前で宙がえりをするようなお転婆なお [続きを読む]
  • 星空とスティーヴ・ライヒ
  • 昨日、今日と生誕80年を祝うコンサートが東京オペラシティで開催されているスティーヴ・ライヒ。彼の硬質な音色の音楽は冬の星空を思わるものが多いように思えます。 中でもこのイメージに近いのが、「大アンサンブルのための音楽」。私にとって彼の曲の中で一番好きな曲です。シロフォンとフルートによる出だしから無数の星たちが煌めいてるかのようですし、いくつかの楽器で現れる伸ばしの音はまるで流れ星のよう。フルー [続きを読む]
  • おすすめのバロック音楽
  • 肩の力を抜いて楽しめて、フラウト・トラヴェルソの優美な音色を楽しみたい。そんな方におすすめなのが、ラモーの「コンセールによるクラヴサン曲集」です。 何か大きなことが起こりそうな劇的な感じのする「クリカン」、儚げなフラウト・トラヴェルソが印象的な「リヴリ」。そして、軽やかなステップを踏むような「ヴェジネ」。この3曲から構成される第1コンセールを聴いただけできっと、この曲集の虜になってしまうことで [続きを読む]