百人一句堂 さん プロフィール

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百人一句堂さん: 沙翁百人一句 シェイクスピアの百人一首
ハンドル名百人一句堂 さん
ブログタイトル沙翁百人一句 シェイクスピアの百人一首
ブログURLhttp://ameblo.jp/hyakunin-ikku-do/
サイト紹介文シェイクスピア劇の登場人物とか、名場面や名台詞について紹介し、解説します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供58回 / 201日(平均2.0回/週) - 参加 2016/10/10 20:56

百人一句堂 さんのブログ記事

  • 男の子だけを産んでくれ
  • 続けてマクベス夫人が、ダンカン王の暗殺方法を具体的に夫に説明し、実行を促します。それに対しマクベスが言います。 第一幕第七場 Bring forth men-children only;男の子だけを産んでくれ。For thy undaunted mettle should composeお前の恐れを知らぬ気性からはNothing but males.男児しかできまい。 なぜこの会話の経過で突然男の子を産んでくれなんて。読んでいてびっくりですが、もしかするとマクベスにとっ [続きを読む]
  • 王殺しはふたりの共同作業
  • まるで母親に叱られても、言い訳する子のようにマクベスは尋ねます。 第一幕第七場If we should fail?もし失敗したら。 妻が叱るのは分かるのだが、やはりできれば王殺しはしたくない、恐ろしい、やらないで済む理由が欲しい。 We fail!失敗するですって。But screw your courage to the sticking-place,勇気のネジをぎりぎりまで巻きなさい、And we'll not fail.そうすれば失敗しません。 しかしマクベス夫人 [続きを読む]
  • 夫を溺愛するマクベス夫人
  • ダンカン王がマクベスの居城に泊まることになり、やって来ます。つまりダンカンを暗殺する絶好のチャンスが到来します。しかしマクベス夫人の危惧通り、マクベスは凶行を逡巡します。 第一幕第七場 If it were done when 'tis done, then 'twere wellやってしまえばそれで終わりというのならIt were done quickly:早くやってしまうがいい。 ダンカンを殺せば終わりではないことを彼はうすうす気づいているのです。 [続きを読む]
  • マクベス夫人登場
  • マクベス夫人が手紙を読みながら登場します。それは王になると魔女に予言されたことを妻に伝えたくてマクベスが送ってきたものです。するとマクベス夫人は心配します。夫が王殺しに手を染めることについてではありません。夫の性格についてです。 第一幕第五場yet do I fear thy nature;だけど恐れるのはあなたの性格。It is too full o' the milk of human kindness人情という乳が多すぎて最短ルートをTo catch the nearest [続きを読む]
  • 再び人物判断を過つダンカン
  • スコットランドを裏切ったコードーの領主であるが、処刑される際は潔かったとの報告を受け、ダンカンは心情を述べます。 第一幕第四場There's no art顔つきで心のありようをTo find the mind's construction in the face:知る術はない。He was a gentleman on whom I builtあれにわしは全幅の信頼を寄せてAn absolute trust.いたのだが。 信頼していた人物に裏切られ、顔つきではその人物の心根を読み解くことはできない [続きを読む]
  • 魔女にたぶらかされるマクベス
  • 謎めいた予言をして魔女たちは消えます。するとそこへ王ダンカンの使者がやって来て、マクベスに「おめでとうございます、コードの領主。」と述べます。コードの領主はまだ存命だとマクベスが訝ると、使者は、「確かにまだ生きていますが、スコットランドを裏切りノルウェーに付いたことを自白したので、間もなく処刑されます。それであなたが次のコードの領主に任命されました。」と告げます。魔女の言うことは2つ的中した、する [続きを読む]
  • マクベス登場
  • 魔女たちが待ち構えている荒野にマクベスとバンクォーがやって来て、マクベスが言います。 第一幕第三場So foul and fair a day I have not seen.こんなに荒れて晴れた日を見たことがない。 なんか聞いたことがあるような台詞ですね。そうです、魔女たちが第一幕第一場で言った呪文、「晴れは荒れ、荒れは晴れ。」(Hair is foul,and foul is fair.) です。 つまりふたりは魔女たちの時空に踏み込んだようです。 [続きを読む]
  • 三人の魔女登場
  • 劇の冒頭、雷鳴が轟き稲妻が光る中、三人の魔女が登場します。 一幕一場First Witch: When shall we three meet again第一の魔女  わしら三人いつまた集まろうや、         In thunder, lightning, or in rain?         雷、稲妻、それとも雨の中かい。Second Witch: When the hurlyburly's done,第二の魔女   ごたごたが済んで、          When the battle's lost and won.      [続きを読む]
  • 不実な女の代名詞クレシダ
  • クレシダの父、カルカスは本来はトロイの神官ですが、神通力によってトロイの滅亡を見越して、ギリシア軍の味方をしています。彼は功績の報酬として、捕虜としたトロイの将軍との交換で娘のクレシダをギリシア軍に呼び寄せることを要求し、認められます。そのため共に一夜を明かしたばかりのトロイラスとクレシダの仲が裂かれてしまいます。トロイラスとの別れに涙にくれたクレシダでしたが、いざギリシア軍の将軍たちにキスの歓迎 [続きを読む]
  • 不安になるアキリーズ
  • 軍議を終えて、テントからギリシアの将軍たちが出てきます。以前はアキリーズに敬意を表した彼らが、テントの前にいるアキリーズに満足な挨拶もせずに、あるいは故意に無視して通り過ぎます。実はユリシーズの指示に従って将軍たちはそのような態度を取っているのですが、当然アキリーズは不快に思います。するとユリシーズがアキリーズに言います。 第三幕第三場 Time hath, my lord, a wallet at his back,将軍、時は [続きを読む]
  • パンダラスの歌
  • パンダラスがパリスに会うためにプライアムの宮殿にやって来ます。すると奥で音楽が奏でられていて、楽師たちがパリスとヘレンのために演奏しています。トロイとギリシアの戦争が長引いて両国の兵士たちは疲れて辟易しているのですが、その元凶であるふたりは、そんなのどこ吹く風とばかりに乳繰り合っているようです。そしてパンダラスの来訪で音楽が途切れたのだから、その埋め合わせとして、一曲歌えとパリスが歌の上手なパンダ [続きを読む]
  • ユリシーズが説く愚者の特技
  • トロイ軍の勇将ヘクターから一騎討ちの依頼が来ます。ヘクターはギリシア軍随一の勇者アキリーズがこの挑戦を受けるだろうと思っています。しかしアキリーズが戦って負けたら、ギリシア軍の大変な恥辱であり、もしアキリーズが勝てば、アキリーズの傲慢さは更に酷くなり、どちらにしてもアキリーズに対戦させることはギリシア軍にとって利点がないと考える知将ユリシーズの提案で、首脳陣は愚かなエージャックスに対戦させようと決 [続きを読む]
  • 支持されないヘクターの意見
  • 第二幕第二場'Deliver Helen, and all damage else―ヘレンを引き渡せば、これまでの一切の損失 ーAs honour, loss of time, travail, expense,名誉、時間、労苦、出費、Wounds, friends, and what else dear that is consumed負傷、友人、この貪り食う戦争にIn hot digestion of this cormorant war―消化されたその他のもの −Shall be struck off.'が帳消しになるだろう。 ギリシア軍のネスターから再び出された上記の提案 [続きを読む]
  • 人の真価を説くネスター
  • トロイの王子パリスによって、ギリシアの一国スパルタの王メネレーアスの王妃ヘレンが誘拐されたためこの戦争が起きました。ギリシアは国を挙げてトロイを攻撃しますが、7年を経てもトロイを陥落できずにいます。イライラしている将軍たちに向かって、総大将アガメムノンが、「そもそも人間の精神力は、運命の女神に愛されているときにはその真価がわからぬもの。」(Tofindpersistiveconstancy in men:/The fineness of which met [続きを読む]
  • 男たちを懇願者にするのは得意なクレシダ
  • 舞台はトロイ。トロイとギリシアとの間の戦い、トロイア戦争の末期です。トロイの王子の一人、トロイラスから姪のクレシダとの恋の仲介を頼まれているパンダラスは、戦場から帰還するトロイ軍をクレシダと共に見物しながら、やたらとトロイラスを褒めます。クレシダもトロイラスの雄姿を見て、一目で心を奪われます。しかし叔父の魂胆が分かっている彼女は、全くその気がないかのような返答をします。すると叔父パンダラスが去った [続きを読む]
  • 死を怖れないふたり
  • 妻になるはずであったジュリエットの墓に花を手向けるためにやってきたパリスが、そこに現れたロミオを、モンタギュー家の一員としてキャプレット家のティボルトを殺しただけでは飽き足らず、ジュリエットの死体まで辱めに来たと思い込みます。ロミオは事情を説明しようとしますが、パリスが聞く耳を持たぬため斬り合いになり、ロミオは彼を殺してしまいます。それから棺の中の眠るジュリエットに口づけし、薬屋から買った毒を飲ん [続きを読む]
  • 届かぬ手紙
  • ジュリエットはローレンス神父の言いつけ通り42時間仮死状態になる薬を飲みます。ローレンス神父の調合の腕は確かで、翌朝ジュリエットの死体は起こしに来た乳母によって見つけられます。神父の目論見通り、結婚式は葬式に替わります。マンチュアのロミオのもとにも彼女の死が、下僕のバルサザーによって伝えられます。しかし届くはずのローレンス神父からの手紙をバルサザーは持っていません。神父の計画を知らず、ジュリエットの [続きを読む]
  • 四面楚歌のジュリエット
  • ジュリエットの部屋でふたりが初夜を迎える直前、キャプレット家にヴェローナの大公の親戚で青年貴族のパリスが訪れ、再度ジュリエットを妻に迎えたいと言い、ジュリエットからの返事を求めます。ティボルトが死ぬ前は娘の意思次第と渋っていた父親のキャプレットが、今回は独断で了解し、3日後の木曜日に結婚式を挙げると決めてしまいます。母親のキャプレット夫人も、ジュリエットがいつまでもティボルトの死を悲しんでいると思 [続きを読む]
  • 男になったロミオ
  • ローレンス神父の庵に匿われていたロミオは、そこで自分がヴェローナ追放の処分になったことを聞き、ジュリエットと別れることを嘆き悲しみ、自殺も考えます。それを神父は叱りつけ、マンチュアに逃亡してそこで暮らするように命じ、その間にまたヴェローナに戻れるように手配するとロミオに約束します。神父の説教で落ち着きを戻したロミオは、ジュリエットの指示でローレンス神父の庵まで迎えに来た乳母の手筈で、ジュリエットの [続きを読む]
  • 来ておくれ、夜よ
  • 修道士ローレンス神父の導きにより、密かな結婚式を済ませ帰宅したジュリエットは、その頃友人マーキュシオを殺されて逆上したロミオが、従兄のティボルトを刺殺してしまい、駆けつけた大公からヴェローナ追放を言い渡されたことなど全く知りません。その夜ロミオが自分の部屋を訪れ、初夜を共にするのを待ち焦がれています。 第三幕第二場Gallop apace, you fiery-footed steeds,急いで、全速で駆けてゆくのよ、炎の脚の駿馬 [続きを読む]
  • 毒舌家マーキュシオの最期
  • マーキュシオとベンヴォーリオ(一緒にキャプレット家の仮面舞踏会に忍び込んだロミオの友人)が街を歩いていると、キャプレット家のティボルトと出くわします。ティボルトは昨夜の舞踏会でロミオを見かけたのでとっちめたかったのですが、キャプレットから屋敷内で騒ぎを起こすんじゃないと叱られ、ずっと腹の虫が収まらないでいたので、ここぞとばかりにふたりに喧嘩を吹っかけます。そこに運悪くロミオがやってきます。ロミオは [続きを読む]