ここトト さん プロフィール

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ここトトさん: 理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと
ハンドル名ここトト さん
ブログタイトル理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと
ブログURLhttp://cocototo1978.com/
サイト紹介文不妊症、不育症、体外受精、流産、40週で帝王切開での死産。いろんなことを経験したボクたち夫婦のはなし
自由文このブログは不妊症、体外受精、3度の流産と不育症診断、そしてようやく授かった娘の臨月の死産など、たくさんのことを経験したボク達夫婦の5年間にわたる、そして今なお続く不妊・不育治療の記録を男目線、夫目線からまとめたものです。不妊・不育、流産・死産後の心のケアとたたかう旦那さま、奥さまにボク達の経験が少しでもお力になれればと思います。いっしょにがんばりましょう。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供143回 / 200日(平均5.0回/週) - 参加 2016/10/11 22:49

ここトト さんのブログ記事

  • 38.ポコズカフェ
  • 某日。ボクは奥さんと近くで開催された「ポコズカフェ」に初めて参加しました。 「ポコズカフェ」は流産・死産経験者による遺族会である、「ポコズママの会」さんが主宰されるおはなし会。とても有名な会なので、このブログをご覧のみなさまの中にもご参加されたことがある方もおられるのでは。 結論から言うと、やっぱり参加してよかった。参加してみないとわからない、いろんな気づきがあった。 その日のポ [続きを読む]
  • おすすめの本「なくしたものとつながる生き方」
  • 「なくしたものとつながる生き方」。この本の著者、尾角光美さんのことは、あるウェブサイトで知りました。ボクがグリーフケアについていろいろ検索していく中で見つけたサイトで、尾角さんはこのようにおっしゃっていました。 「グリーフケアはするものではない。誰かを亡くして悲しんでいる人と、その人を大事に思っている人との間に、生まれてくるものやと思っています」* ボクはこの言葉がすごく腑に落ちまし [続きを読む]
  • 37.さくら
  • ある日、離れて暮らす義母から1通のメールが来ました。 「裏庭に、ココの桜を見つけたよ!きっとジィジが植えたんだね」 そっかお義父さん、そんなことしてくれてたんだな。お義父さんらしいな。 義父はココが奥さんのおなかにいるとき、妊娠7ヶ月の時に亡くなりました。聡明で、読書家で、とても優しい人だった。少し皮肉屋なところもボクは大好きだった。1年ほど前から患っていた難病はみるみる進行 [続きを読む]
  • 泣きたい時にきく音楽#15 NolenNiu-de-Ossi / 決めた
  • 決めたあそこのお家にしようわたしはあの人の子になろうやさしい目をしたあの人はわたしを見て喜んでくれるかな? うん。トトもママも大喜びしたよ産まれてきてくれてありがとうトトとママを選んでくれてありがとう 「子どもは親を選んで産まれてくる」というコンセプトは万人に受け入れられるものではないと思いますが、ボクは好きです。 あの子は、ボクたちの子どもになりたいと思ってい [続きを読む]
  • 36.テディベア争奪戦
  • 前回と前々回のつづき そしてついに即売会がはじまりました。 「整理番号1番の方〜」1番のはがきを持った女性が前に出る。選んだのはなんと…いきなり小さいほうのウサギ!! 「あぁ…ココ…」思わず声が漏れたボクを奥さんが制する。 「大丈夫、まだもう1体残ってるよ」 それでも敵(違うけど)はまだ6人もいる。誰か1人でも残り1体を選んでしまったら終わりだ。 2番、3番。やっぱりかわいい [続きを読む]
  • 35.ジャパンテディベアフェスティバル
  • 前回のつづき 数週間後、HPでついに展示即売会が告知されました。場所も十分いける距離。スケジュールも空いてる。よし、絶対行こう! 展示即売会は「ジャパンテディベアフェスティバル」という、国内の熊作家さんたちが集まるフェス形式のもの。会場は作家さんごとにたくさんのブースに分かれていて、それぞれ作品を展示したり、その場で製作していたりする。アレルギー体質のボクは早速、埃で目がシパシパする( [続きを読む]
  • 34.メモリアルベア
  • メモリアルベア、というものがあります。身長や体重を指定して作ってもらう、オーダーメイドのテディベア。赤ちゃんが産まれたときのサイズで作って、いずれ我が子の成長した姿と見比べたりだとか、産まれた時の感動を忘れないためにとか。 死産を経験された天使ママさんたちのブログなんかでもよく拝見します。みなさんとても満足されているご様子。 ボクたちも欲しい。ココサイズの熊。 ネットで探してみる [続きを読む]
  • あなたの親しい人が死産を経験したら
  • もしあなたの親しい人が死産を経験したら?もちろん励ましたい、慰めたい。でもおそらくどう言葉をかけていいのか、どう慰めていいのか分からないのではないでしょうか。この項ではボク自身が死産を経験したものとして、自分だったらこうして欲しいな、こうしてあげたいなと思うことを書いてみたいと思います。 元気に産まれて一緒に生きていくはずだった子供が亡くなる悲しさは、他に例えようもなく大きく深いも [続きを読む]
  • 33.移植なき採卵でも
  • ココの死産から半年後、奥さんの女性周期が整うのを待って、ボクたちは再び採卵に臨む決心をしました。 気持ちの整理がついたわけではない。ココのことを取り返そうとしたわけではない。後ろめたい気持ちが、少しもないわけではない。 ただボクたちはこの時、何か“具体的に”前に進むことがしたいと考えていました。たとえすぐには妊娠することができなくても、それまでの期間をムダに過ごしてはなかったという、 [続きを読む]
  • 32.みたび、不妊クリニック
  • ボクたちはまた、あの不妊クリニックを受診しました。ココのことの報告と、また再開するかもしれない不妊治療の相談のためでした。 クリニックにはすでに産院から報告が行っていて、クリニックの先生も事情を把握してくれているはずでした。約1年ぶりに訪れるクリニックは前と何も変わらず、患者さんはむしろ前より増えているように感じられました。 待合で待つボクたちを診察室に呼んでくれたのは、奥さんのカウ [続きを読む]
  • おすすめの本:自分で心を手当てする方法
  • よもやま話「死産を経験された旦那さまへ」で参考文献に挙げさせていただいた本「NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法」についてご紹介させていただきたいと思います。この本との出会いはインターネットに公開されていた著者のTEDスピーチでした*。著者のガイ・ウィンチ氏はアメリカの心理学者。スピーチで語られるなかで一番おもしろいのはこの話。 心に傷を負って落ち込んでいる人には「ああ 落ち [続きを読む]
  • 31.終診
  • 退院して3か月後、奥さんの最後の診察の日がやってきました。 奥さんの術後の経過は順調で、身体的にはもう何も問題はなかった。 でもココの死因は、結局わからずじまいでした。病理解剖では大きな異常は見つからず、考えられるのは陣痛中にココの身体のどこかがへその緒を押さえつけてしまい、血流が途絶してしまったか、あるいはSIDS(乳幼児突然死症候群)のようなものか…。いずれにせよ、今となっては何も断 [続きを読む]
  • 泣きたい時にきく音楽#14 星野源 / 兄妹
  • 後ろを向くと 思い出すもの海の中で ねむるあの子横になって 端に寝るよいつも愛が漂う目に見えぬもの触れられぬもの話しかけてるひとりきりの兄妹生まれてないし居場所がないのふてくされてる笑顔みせて兄妹 「あの、生まれなかった兄妹がいるんですけど、妹が。なんとなくそんなことを思って作りました」「前にお墓参りにいったとき、なんかすごい楽しくって。すごくキレイな場所で、外国人がジョギング [続きを読む]
  • 30.おひなさま
  • 3月のはじめ、叔母からの小包が届きました。中には小さなかわいい雛人形が入っていました。 添えられていた手紙にはお悔やみの言葉と一緒に、こんなことを書いていてくれました。 「かわいい雛人形を見つけたからココちゃんに贈ります。差し出がましいことだったらごめんなさいね。でも、ココちゃんがいるようにしてあげられたらと思って」 とても、うれしかった。 ココと過ごす時間。ココとつくる思い [続きを読む]
  • 29.希望と絶望
  • 奥さんは、お葬式でココのお棺を包んでいた布で小さなかわいいぬいぐるみを作り、ボクたちはそれを肌身離さず持ち歩くようになりました。最後にココを守っていてくれた布には何か特別な力が残っているような気がしていました。 他にも奥さんはココの骨壺のカバーを作ったり、もらったお花をドライフラワーに加工したりもしていました。 ボクもしばらく離れていた趣味をまた始めました。 写真立てをたくさん買 [続きを読む]
  • 28.じっと息をひそめて
  • 久しぶりに職場に戻ったボクを、同僚たちはあたたかく迎えてくれました。ある人は「大変だったな」と慰めの声を掛けてくれ、ある人は何事もなかったかのように、ただそっとしておいてくれました。 それでも、やっぱり誰もが事情を知っているわけではない。ボクにもうすぐ子供ができる、ということまでしか知らない人の中には「そろそろ産まれた?」と笑顔で話しかけてくる人もいました。事情を話すと、必ずお互いバツの [続きを読む]
  • Yahooニュース「妊活クライシス」のこと
  • 3/30のYahooニュース特集「妊活クライシス-男女の意識差が夫婦の危機に」はお読みになられましたでしょうか。以前このブログをご紹介いただいた「コウノトリこころの相談室」*さまでも、この特集がピックアップされています。 素人ブログながらも、こうして妊活・不妊治療などについての文章を日々書いておりますと、それなりに他の方の書いておられる文章も気になってくるもの。特にこのようにプロのライターさんが書 [続きを読む]
  • 27.忌引き休暇
  • 奥さんが退院した翌日からボクはまた仕事に復帰しました。 結局なんやかんや10日近く休ませてもらった。でも土日を含めると、出産休暇と忌引き休暇で全部まかなえるはずだ。ボクは会社の人事課に休暇の手続きに行きました。 書類を提出しようとすると、担当の人が申し訳なさそうにボクに言いました。 「あの、ここ村さん。お休みになっていた事情は上司の方から伺っております。それで、あの…大変申し上げに [続きを読む]
  • 死産を経験された旦那さまへ
  • つらい、悲しい、大変なご経験だったと思います。この記事では、ボク自身が初めて授かった子どもを亡くしてからの1年間、死産を経験した夫としてのありかたについて考えてきたことを書いていきたいと思います。 産まれてくるはずだった子供を亡くす悲しみというのは、他に例えようもないほど深いものです。思い描いていた、楽しみにしていたおなかの子との生活はある日突然無くなってしまい、再びやってくること [続きを読む]
  • ご連絡
  • 3月27日18時ごろメッセージ頂いたSさま3月28日12時ごろメッセージ頂いたCさま 「理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと」管理人のここトトです。メールフォームにご記載いただいたアドレスに誤りがあるようで返信がかないませんので、こちらでお礼を述べさせてください。 当ブログにご訪問される方には、ボクたち夫婦と同じようにつらく苦しいご経験をされている方が多いかと思います。みなさまにご共感いただき、あ [続きを読む]
  • 26.退院
  • ココのお葬式の翌日。午前中のいくつかの検査をパスして、奥さんに退院許可が出ました。 たくさん洗濯物、暇つぶしの雑誌、プラスチックのマグカップやらお箸やら。そしてココの肌着、ココのおもちゃ、ココのへその緒、ココの手形、ココがかぶっていた黄色いニット帽。一切合切を大きなカバンにつめて、ボクたちはお世話になった病室を後にしました。 何人ものスタッフさんが病院の出口まで見送りに来てくれました [続きを読む]
  • 25.さよならココ
  • 真冬の曇り空の下。 お寺に着くと家族たちはもうみんな揃っていて、ココの到着を待ってくれていました。お棺を開けて、みんなにココの顔をみてもらいました。 「こんにちは、ココちゃん」「かわいいね〜」「ここトト似かな」「あ、でもこの辺はここママに似てない?」 みんな口々にココに話しかけてくれました。ココが自分たちの大事な家族の一員であることを確かめてくれているようでした。 みん [続きを読む]
  • 24.最後の朝
  • 朝を迎えました。もちろん(残念ながら)夜中にココが泣き出すことはありませんでした。 ボクが目を覚ますと、奥さんはもう起きて台所に立っていて、家じゅうに甘い匂いが立ち込めていました。奥さんはココのためにクッキーを焼いていました。動物やココの名前のアルファベットを型抜きしたクッキー。ひとり旅立つココのためのおやつ。 その日はお葬式の前にいちど病院に戻って、看護師さんにお棺の準備を手伝って [続きを読む]
  • 泣きたい時にきく音楽#12 The Rolling Stones / She’s a Rainbow
  • She’s like a rainbowComing, colors in the airOh, everywhereShe comes in colors彼女って虹みたいだな。彼女がやってくると世界がカラフルになるんだ。どんなところでもね。彼女がいてくれれば。(ここトト意訳) きっとあの子には虹みたいにいろんな色の表情や感情や未来があったはずだ絵の具の七色を混ぜると真っ黒になるけど光の七色を混ぜると真っ白になるらしいあの子は真っ白な1本の光になった [続きを読む]