つきとが さん プロフィール

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つきとがさん: 絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ハンドル名つきとが さん
ブログタイトル絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ブログURLhttp://ameblo.jp/touyouigaku-ehon/
サイト紹介文東洋医学の気の絵本と、黄帝内経素問をもとにした童話を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供129回 / 157日(平均5.8回/週) - 参加 2016/10/23 14:01

つきとが さんのブログ記事

  • 王様と色 6
  • 「肺と大腸の経に歪みがあると、胸の中に気の塊が現れます。これによって、咳がのどに突き上げてくるので、短い息づかいになるのを、肺痺といいます。 ここで、酒に酔って、好きな人とくっついていると生きるのに大事な精を、体の外に出してしまい、その弱っているところで、邪気に入られてしまいます。 体をめぐっている気は、全て、肺に入り込んでいますので、肺が虚すると、心が実して心神不安になり、よく驚くよう [続きを読む]
  • 王様と色 5
  • 岐伯の話で不安が消えると、王様は、いつもの王様に戻りました。 「顔色はどんなふうに変わるのだ?目で分かる色の事、知りたいぞ!」 岐伯は答えて言いました。 「分かりました、しかし、王様、医者は、顔色を見る前に、まずは脈をみますので、先に、脈について、お話しします。」 王様が、うんうんとうなずきましたので、岐伯は話し始めました。 「肝と胆の経に歪みがあると、流れが正しくないので、 [続きを読む]
  • 王様と色 4
  • 岐伯は言いました。 「病をみるときは、はじめに脈を触ります。五臓に当てはまる脈は、指で、分別します。」 脈のおはなしは、みなさん、覚えていますか?脈が、浮いた所にある・沈んだ所にある、幅が、大きい・小さい、進み方が、滑っている・渋っている、など、さまざまに変化すると聞きましたね。(王様と脈6) 王様は、脈のおはなしのときに、脈を手で触って違いを見分けることはとても難しい、と感じたのを思 [続きを読む]
  • 王様と色 3
  • 王様は言いました。 「では、病とは血の滞りから始まっていて、その血の滞りは邪気によって起こっていて、その邪気は歪みで生じた隙間から入るのだったら、つまり、病は、歪みから始まっているのだな。」 岐伯は答えて言いました。 「はい、王様。 病を治そうとするなら、その病が、どこから起こったかどこで歪んで、隙間が出来て、邪気が入ったかを明確にします。 そして、歪んで出来た隙間が分かれば [続きを読む]
  • 王様と色 2
  • 岐伯は王様に言いました。 「衛気が欠けている所は、歪み(ひずみ)です。 歪みがあれば、外で寝たりして体に風に当たると、そこから体の中に邪気が入ってしまいます。」 王様は、全身を余すとこなく流れる十二の経と、三百六十五の絡の、網目のように正しいのが歪んでしまい、衛気に守られていない隙間ができるのを想像しました。 簡単に邪気が入ってしまいそうです。 岐伯は続けて言いました。& [続きを読む]
  • 王様と色 1
  • ただいまー!妄想(おかえりー!)王様、再開します!------------------------------------------このおはなしは、黄帝内経素問から第十「五臓生成論篇」をもとにしています。 「人の中にある三百六十五は、どこだ?ぜひ知りたいぞ!」 前のお話で、一年が三百六十五日であると分かりましたが、(十三月の謎4)最後に岐伯が、人にも三百六十五があると話したところで(十三月の謎16)更新を休んでいたので、王様は、 [続きを読む]
  • 十三月の謎 16
  • 王様は、知らない事をたくさん聞けてとても満足そうです。 「岐伯よ、今日もまた、色々な事を知れたぞ。しかし、本当に何でもよく知っているなあ。」 王様が感心して言うと、岐伯は言いました。 「いえいえ、王様。医者であれば、知らないといけないのです。 一年間の陰陽による影響、生長収蔵による変化、気の盛りあがりと衰え、虚と実が起こる事、これらを知らないと医者は出来ません。 そして、天の [続きを読む]
  • 十三月の謎 15
  • これで、臓腑のある場所が分かりましたね。 岐伯は続けて話しました。 「心は、命の根源です。血脈を養います。その様子は、顔にあらわれます。」 王様は、顔色の良い時と、良くない時があるのは心の様子なのだな、と想像しました。 岐伯の話は続きます。 「肺は、息をする元です。皮を養います。その様子は毛にあらわれます。」 王様は、腕や足に多く毛が生えている人と、少ない人がいるのを思い [続きを読む]
  • 十三月の謎 14
  • 王様は聞きました。 「今の話で出てきた、五臓が収めている、五つの生きる力、とは何だ?」 岐伯は言いました。 「王様に、お答えします。 心には神、神は、生きる精神肺には魄、魄は、考えずとも呼吸する力脾には意、意は、蓄えた知識で考え悩む肝には魂、魂は、霊腎には志、志は、自分で決めて進む気持ちです。」 この五つは、人が人として生きるのにとても大切です。みなさんの中にも、必ずなくてはい [続きを読む]
  • 十三月の謎 13
  • 岐伯は答えて言いました。 「人を区切っている数字といえば、九ですね。」 さて、今までいろんな数字が出てきましたが、九は出てきたことがあったでしょうか? 王様は、思い出そうと考えてみました。そして、言いました。 「九といえば、我が国は九つの地域に分けられるが、それと関係あるか?」 岐伯は答えて言いました。 「たしかに、体の中にも国がありましたが、(王様の中の国2)今から申し上 [続きを読む]
  • 十三月の謎 12
  • 王様は聞きました。 「前に、世界の全ての物は、陰と陽が合わさって出来ていると聞いた。(王様と東西南北2) そして、陰陽の生長収蔵の作用によって、芽は葉になり、蕾は花になり、実は種になり様子や名前が変わっていくと分かった。(三陰三陽の川7) つまり、陰陽はまわり、物は止まることが無いのだな。」 岐伯はうなずいて言いました。 「さすが王様、その通りでございます。気の法則とは、形を [続きを読む]
  • 十三月の謎 11
  • 王様は、季節が五行の力によって、次々に来ると分かり、ちょっと安心しました。しかし、季節は乱れることがありましたね。(王様と季節4) 岐伯は続けて話しました。 「季節で正しいのは、正しい気が、正しい時に届いて、引き締めて逃がさないことです。 しかし、季節が変わるべき時に前の季節が弱まり、次の季節と入れ替わるのがうまくいかないこともあります。 未だ時が来ていないのに、次の気の力が来て [続きを読む]
  • 十三月の謎 10
  • やっと、王様の部屋の暦が十三枚あった謎がとけましたね。 こうして、昔の天文学者たちが、粘り強く太陽と月を観察をしたから、暦が出来たのだと分かりました。 でも、王様の顔はすっきりしていません。どうやら、まだ知りたいことがあるようです。 王様は言いました。 「太陽は天の動きであり、冬至・夏至は太陽を観察して決めるから、毎年、正しくやってくることは分かるぞ。 しかし、春夏秋冬は、は [続きを読む]
  • 十三月の謎 9
  • うーん、うまくいきませんでしたね…。 二十九、三十を十二回足していくと、三百五十四でしたので、一年の三百六十五日からは十一日が余りました。 王様はため息をついて言いました。 「太陽で考えた暦より、あふれる日数が多くなってしまったぞ。」 岐伯はうなずいて言いました。 「はい、王様。 月で暦を作れば、一年で十一日があふれましたので、二年たてば二十二日あふれ、三年たてば三十三日 [続きを読む]
  • 十三月の謎 8
  • 岐伯は答えて言いました。 「さすが王様、そのとおりでございます。 天文学者たちは、月の見えない暗い夜をはじめの日として、次の日は細く見え、日に日に丸くなり、丸くなった後、だんだん細くなってついに見えなくなるまでの日数を数えました。 すると、月の姿が周って元に戻るのは二十九日かかる時と、三十日かかる時がかわりばんこに来ていることが分かりました。」 王様は、紙に、二十九、三十、と書き [続きを読む]
  • 十三月の謎 7
  • 岐伯は答えて言いました。 「いいえ、王様。 天文学者たちは、そこであきらめませんでした。太陽ではない方法で、空の動きを知ることはできないかと、みんなで考えました。 そして、夜空の月に気がつきました。」 王様は、月を思いだして、言いました。 「たしかに、月は太陽ほどまぶしくないから観察しやすいな。」 岐伯は言いました。 「そうですね。王様もごらんになったことがあると思い [続きを読む]
  • 十三月の謎 6
  • 岐伯は答えて言いました。 「そうです、王様。三百六十五日のうち、五日があふれてしまいました。 そこで、天文学者たちは、今度は、五日ごとを候として、一年を考えることにしました。」 今度は上手くいくかな?と思いながら、王様は紙に、五、と書きました。 「候で一年を見ていくと、三候の間、天は一枚の布のように同じ様子であるということが分かりました。そこで、三候はひとまとまりであると分かりま [続きを読む]
  • 十三月の謎 5
  • 岐伯の話は続きます。 「一年が三百六十五日と分かりましたので、次に、暦になる区切りを考えました。」 王様は、三百六十五、と紙に書きました。これからどんどん数が出てきますよ、みなさんも数字で書いてみてください。 岐伯は話しました。 「天文学者たちは、はじめに、十干で区切りました。」 十干とは一週間のことです。私たちのカレンダーの一週間は月・火・水・木・金・土・日で七日ですが、昔 [続きを読む]
  • 十三月の謎 4
  • 岐伯は話しました。 「天文学者たちは、はじめに、一年の長さを知ろうと考えました。 昔から、暑さと寒さがくりかえすことは知っていましたので、まわって元に戻るをくりかえす一年は、寒い時期から暑い時期になって次の寒い時期までだと考えました。 暑い時期は、太陽の日差しが強いことから、これには太陽の動きが関係していると考えました。しかし、太陽はまぶしく、見ていられません。」 王様は言いまし [続きを読む]
  • 十三月の謎 3
  • 王様は言いました。 「あふれる日?だめだ、それではぜんぜん分からん。 まずそもそも、暦とはどうやって作っているのだ?」 岐伯は答えて言いました。 「暦は、先人の天文学者たちが天の太陽と月の動きを研究して見つけました。 天は陽であり、地は陰であり、太陽は陽であり、月は陰であります。つまり、太陽と月の動きとは、陰陽です。 陰陽には、道理と分紀があります。道理とは、正しく決まっ [続きを読む]
  • 十三月の謎 2
  • なんと岐伯は、十三月ある暦が、正しいと言います。 みなさんも、びっくりしていますよね、王様も、皆さんと同じ気持ちです。全く信じず、岐伯に言いました。 「一年は十二月なんだぞ、そんな、うそをつくな!」 腹を立てた王様は大きな声を出しました。 岐伯は無礼をしてしまったと気が付きました。相手は、国の王様です、急いで頭を低くして言いました。 「王様、お聞きください、それは、うるう、に [続きを読む]
  • 十三月の謎 1
  • このおはなしは、黄帝内経素問から第九「六節臓象論篇」をもとにしています。 みなさんの家には、カレンダーがありますね。王様のお部屋にも、ちゃんとあります。カレンダー、ではなく、暦(こよみ)と言いました。 暦は一月から十二月まで、ひと月一枚づつ、全部で十二枚ですね。 でも王様のお部屋の暦は十三枚ありました。表紙をめくっていない、じゃないですよ。 王様は暦をもう一度数えてみました。やは [続きを読む]
  • 王様の中の国 10
  • 王様は岐伯にお礼を言いました。 「知らないことばかりだったが、正しい道という生き方の真の意味を聞くことができて、とてもうれしいぞ。ありがとう、岐伯。 しかし、この偉大な上古聖人が見つけた道が今の時代には広まっていないのを何とかしたいと思う。 岐伯、どうしたら良いと思うか?」 岐伯は答えて言いました。 「それはとても素晴らしいお考えだと思います。近くの人には話すことができますが [続きを読む]
  • 王様の中の国 9
  • これで十二人が分かりましたね。 王様は感心して言いました。 「十二人がみごとに違う仕事をしているな。それに、どれも無くては困るものばかりだ。] 岐伯は答えて言いました。 「はい、王様。おっしゃる通りで、十二の臓腑はどれも抜け落ちることがあってはなりません。ですから常に中の様子に気を付け、油断してはいけません。」 王様は、あらためて中の十二人を想像しました。最後に出てきた、にらみ [続きを読む]
  • 王様の中の国 8
  • 「いよいよ、最後のひとりだな。」 王様が言うと、岐伯はうなずいて話し始めました。 「はい。最後のひとりは、胆です。 胆は、中の国を支える十一人のことを見張る役目です。十一人、それぞれがちゃんと働いているか、みんなににらみを利かしています。」 王様は見張っている胆を想像してみました。めっちゃ怖そうです。 「それは、王である心のこともか?」 岐伯は答えて言いました。 「は [続きを読む]