つきとが さん プロフィール

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つきとがさん: 絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ハンドル名つきとが さん
ブログタイトル絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ブログURLhttp://ameblo.jp/touyouigaku-ehon/
サイト紹介文東洋医学の気の絵本と、黄帝内経素問をもとにした童話を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供191回 / 249日(平均5.4回/週) - 参加 2016/10/23 14:01

つきとが さんのブログ記事

  • 邪のある所 10
  • 王様は、思い出して聞きました。 「たしかに、医者たちは、脈に軽く触れたり、ぐーっと押したりするな。どうして、あんなことをしているのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、王様。それは、どの深さに脈があるかを診ています。 脈を打つのが外にあって、ぐっと押した内に無いのは、浮脈です。体に熱があるのだと分かります。 脈をさわって外に無く、ぐっと押した内にあるのは、沈脈です。お腹か胸に、移動しない塊がある [続きを読む]
  • 邪のある所 9
  • 王様は聞きました。 「ではもし、病の者が、苦しさにうなって何も話せず、病はいつからなのですか、と医者が問いかけても、答えることが出来なければ、医者は病の始まりが分からずに、困ってしまうか?」 たしかに、話が出来ない病人も来るかもしれません。そんな時、医者はどうするのでしょうか? 岐伯はこたえて言いました。 「王様、細かい質問をされますね。もちろん、大丈夫です。話が聞けなくても、顔色を見て、脈を触れば [続きを読む]
  • 邪のある所 8
  • 「王様、では私は一旦下がります。まだ朝も早いですので、どうぞお休みください。」 しかし王様は、岐伯を引きとめました。 「いや、もう眠くない、だから、もう寝ないのだ。だから、もっと色々聞かせてくれ。」 外はまだ暗いですが、もう王様は、寝床から出てしまいました。 王様と岐伯は、机のある部屋に行き、座りました。まだ朝ご飯は出来ていませんので、召使いたちがお茶だけ用意してくれました。 王様は岐伯に知りたいこと [続きを読む]
  • 邪のある所 7
  • 王様は聞きました。 「体の中で、囲って取られないように守っているものとは、何だ?」 岐伯はこたえて言いました。 「それは、たくさんあります。どれも大切で、無くてはならない物ばかりです。 体には、大切な臓と腑が入っています。脈には、血がぎっしりと入っています。 頭には、物をはっきり見る力が入っています。虚ろな目でじーっと頭を傾けているのは、その力が今にも抜け出る時です。 背には、心肺肝が入っています。背が [続きを読む]
  • 邪のある所 6
  • 王様はあらためて、今朝の脈を岐伯に診てもらいました。岐伯がじっくりと、脈に手をあてている間、王様もじっと、その様子を見ていました。 「良い脈です、今日もお元気ですよ。」 岐伯が言うと、王様は聞きました。 「やはり不思議だ。どうして脈で、体の中が分かるのだろうか…。」 首をかしげる王様に、岐伯は言いました。 「では王様、体の中の国のことを、思い出してください。」 皆さんは覚えているでしょうか?体の中に国 [続きを読む]
  • 邪のある所 5
  • 王様は岐伯に聞きました。「なるほど、では、脈は、季節によって違うのだな。」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、王様。 脈とは、深い井戸の中に、ゆったりと溜まって動かない水の様子がもっとも良いので、これを大切にします。」 たしかに、前に出てきた良いとされた脈も、水溜まりにトプン、トプンとしずくが落ちる様子でした。(王様と脈6) 岐伯は続けて言いました。 「春は、魚がひらひら泳いで波が出来るように、脈は [続きを読む]
  • 「知りたい王様」の動画を作りました
  • 動画なら、子供に見てもらいやすいかなと思い、はじめて、動画を作りました!同じパソコンでも、ブログを書くのとは全然違って、すんげー大変でした。早く苦しい作業から解放されたくて、頑張りました!やっと完成した動画を我が子に見てもらうと、「変なしゃべり方ー!」とか「ひげ動いてるー!」とかぜんぜん内容は見てくれてなくて、これなら読み聞かせのほうが、聞いてくれてたような。というような状況の物ですが、お暇なと [続きを読む]
  • 邪のある所 4
  • 王様は、起き上がって、自分の脈をさわってみました。…やっぱり、打っていることは感じますが、特に何もわかりません。 「岐伯は、脈で体の中が分かるというが、私には、不思議な話としか思えないなあ。」 岐伯はこたえて言いました。 「たしかに、脈は目には見えないですし、微かで分かりにくいですが、汚れを取りのぞくように、よく見極ると、脈には違いがあります。」 王様は岐伯に聞きました。 「脈はいつも同じではなく、違 [続きを読む]
  • 邪のある所 3
  • 王様は、窓の外を見ました。いまの時計でいうと、午前4時ぐらいなので、まだ夜の暗さです。 王様は、どうして、こんな時間に岐伯がいるのか、不思議に思って聞きました。 「今は、夜明け前だぞ。岐伯はなぜ、こんな時間に、私の部屋にいるのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、王様の脈をみる為に、来ております。」 「こんな、朝早くにか?」 王様は、どうやら、信じていないようです。岐伯はこたえて言いました。 「は [続きを読む]
  • 王様と邪のある所 2
  • 汗を拭いて、落ち着いた王様は、岐伯に言いました。 「とても、疲れた夢だった…。 たしか、夢は、未来に起こることを教えていたりするそうだな。今の夢はどういう意味だろうか?」 岐伯はこたえて言いました。 「それは、夢占い、と言われています。 王様は夢で、体が小さくなった、とおっしゃっていましたが、私は夢占いを知りませんので、その暗示するところは、分かりません。 しかし、夢を聞 [続きを読む]
  • 王様と邪のある所 1
  • このおはなしは、黄帝内経 素問より第十七篇「脈要精微論」をもとにしています。 夜明け近く、寝ている王様が、いっぱい汗をかきながら、苦しそうに、うなっています。 「王様!王様!」 寝ている間にもそばにいる召使いたちは、心配して声をかけてみましたが、王様は、目を覚まさず、ずっとうなっています。 「王様が苦しんでおられる、大変だ!」 召使いはあわてて、誰かを呼ぼうと廊下に飛び [続きを読む]
  • 季節と鍼治療 6
  • 王様は岐伯に言いました。 「岐伯はよく、死ぬというが、どう死ぬのだ?バタンと死ぬのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、王様。 経脈の流れが無くなり、気が尽きて、死に至る時は、どの経脈の気が無くなるかによって、死にざまは違います。」 王様は言いました。 「では、十二経脈、それぞれの気が無くなって死ぬ様子を話してくれ。」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、 [続きを読む]
  • 季節と鍼治療 5
  • 王様は岐伯に言いました。 「鍼を刺す医者は、とても気を付けないといけないな。」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、そうなのです。 医者は、胸やお腹にも鍼を刺しますが、刺すときには、必ず乾いた白い布をかけてその上から鍼を刺します。 そして、必ず五臓を避けて打たなければいけません。 ちゃんと五臓の位置を知って、五臓を避けて鍼をする医者は、病がこれから良くなるか、悪くなるかを [続きを読む]
  • 季節と鍼治療 4
  • 王様は、岐伯の話を聞いて言いました。 「それは大変だ。病が重くなるのではなく、体も心も、様子が変わってしまうのだな。」 岐伯は言いました。 「はい、王様。ですから、季節にふさわしい治療でなければならないのです。」 王様は、岐伯に言いました。 「では、他の季節の鍼治療も話してくれ。」 岐伯はうなずいて、話をしました。 「夏になりましたら、三百六十五ある絡脈の気穴に鍼をし [続きを読む]
  • 季節と鍼治療 3
  • 岐伯は続けて言いました。 「では、それぞれの季節の鍼治療について、お話します。 季節が、春であれば、十二ある経脈の上にある気穴に鍼を刺します。正しく流れていない経脈をほどいて、整えます。血が出たら、鍼を刺すのをやめます。」 王様は、思いついたことを岐伯に聞きました。 「季節によって、鍼を刺すべき深さが違うのは、邪がいる場所の深さが、違うからなのか?」 岐伯は答えて言いました。& [続きを読む]
  • 季節と鍼治療 2
  • 王様は岐伯に聞きました。 「前に、岐伯が言っていた、季節を考えて治療に当たらねばならない話は(王様と昔の治療法6)これらを知っておかなければいけないということだな。 では、これらを知った上で、病気になった人が来たら、医者はどんな治療するのか?」 岐伯は答えて言いました。 「治療には鍼を使いますが、鍼を打つ前に、まず、鍼を刺そうとする者は、心を緊張させます。 人に鍼を刺す、とは [続きを読む]
  • 季節と鍼治療 1
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第十六「診要経終論篇」をもとにしています。 王様は岐伯に聞きました。 「前に、季節は立春から始まると言っていたが、(十三月の謎10)暦で見れば、立春は二月になっている。 なぜ、暦の始まりは、立春では無いのだ?」 王様の見ている暦も、みなさんのおうちのカレンダーと同じです。暦の始まりは一月一日、お正月ですね。 岐伯は答えて言いました。 「はい、 [続きを読む]
  • 王様と本作り 6
  • 岐伯は答えて言いました。 「はい、王様。従と逆は、顔の変化で分かります。しかしそれは、揆度のような、顔全体ではありません。 顔の、上下左右で、どこが変化しているかで分かりますので、それぞれを部分として、見ることが大切です。」 王様は鏡を出して、顔を見ました。左右の境目は真ん中ですね、上下の境目は、耳の穴の高さぐらいでしょうか? 岐伯は続けて言いました。 「なぜ、顔の部分で現れる [続きを読む]
  • 王様と本作り 5
  • 岐伯は答えて言いました。 「陰が下に下がり、陽が上に上がるのは、(王様と東西南北21)どんな時も変わらない道理です。 それは、季節が必ず、春夏秋冬の順にまわり、(王様と十三月の謎10)一年が終われば、また必ず春から始まるのと同じです。 季節が順番をさかのぼったり、途中からはじめに戻ってやりなおしたりできないように、人の中の陰陽も、玉が転がるように、なめらかに進んでいき、反対向きになった [続きを読む]
  • 王様と本作り 4
  • 王様は岐伯に言いました。 「なるほど、病の重さは顔に現れることから、揆度とは、顔を見て病の重さを見分ける方法だな。 では、次に、奇恒について話してくれ。」 岐伯はうなずいて、言いました。 「はい、王様。奇恒とは、奇の病、正の病、どちらであるかを見分けることです。 正の病とは、邪による病奇の病とは、邪によらない病で、陰陽のバランスの崩れ で 起 こります。」 王様は、前 [続きを読む]
  • 王様と本作り 3
  • 岐伯は言いました。 「ではまず、揆度(きたく)について、お話ししましょう。 揆度とは、邪がどのぐらい深くにまで入っているかを推測することです。それは、病の人の顔を見れば、分かります。 顔の変化が少しの人は、邪がまだ浅いので、病は軽いです。おもゆを十日間、飲み続ければ治ります。 顔の変化を見て、だいぶん変わっている人は、邪が深く入っているので、病は重いです。薬草のしぼり汁を、二十一 [続きを読む]
  • 王様と本作り 2
  • 岐伯に会えると、王様はすぐに黄帝内経について相談しました。 「あの本は、読めば病気や治療が分かるようにしたい。どんなことを書いたら、病が分かって、治せるようになるだろうか?」 岐伯は答えて言いました。 「それは良いですね、では、揆度と奇恒はいかがでしょうか。」 揆度(きたく)は、はじめて出てきた言葉ですね。 王様も聞いた事のない言葉でしたので、いそいで聞きました。 「揆度 [続きを読む]
  • 王様と本作り 1
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第十五玉版論要篇をもとにしています。 このおはなしの基にしている、黄帝内経という本は、王様が2000年前に上古聖人の知恵を未来に伝えたいと願いを込めて、作り始めたものです。(王様の中の国10) 最初は、十篇だけでしたので数冊でしたが、ずっと書き続けているので、冊数がずいぶん増えました。 そこで、大臣は王様に言いました。 「王様にお聞きします。黄帝内経と [続きを読む]
  • 王様と医者 5
  • 王様は言いました。 「病とは、必ず外からやってくるのか?」 岐伯は答えて言いました。 「いいえ、体の中の五臓の陽気の力が無くなって、起こる病もあります。 体の中で、陽が減って、陰が多くなってしまうと、水が溜まっていくので、むくみが起こり、動悸がして、ただ、息をしているだけになります。 さらに、体の外でも陽を消耗してしまうと、手足は引きつって、なめらかな動き方は出来ず、体はだら [続きを読む]
  • 王様と医者 4
  • 王様はまだ、医者のせいで人の病が治らないのではないか疑っています…。岐伯は、王様に答えて言いました。 「たしかに、どういう仕組みで治療が効くのか分かっていないような医者には治療を使いこなせません。 治療とは、医者の正しい心と強い意志があってはじめて効きます。精神に充分な自信が無く、心が安定していないと病を治すことは出来ないのです。 それに、病は本、治療は標、と言い、本(病)と標(治療 [続きを読む]