つきとが さん プロフィール

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つきとがさん: 絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ハンドル名つきとが さん
ブログタイトル絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ブログURLhttp://ameblo.jp/touyouigaku-ehon/
サイト紹介文東洋医学の気の絵本と、黄帝内経素問をもとにした童話を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供170回 / 215日(平均5.5回/週) - 参加 2016/10/23 14:01

つきとが さんのブログ記事

  • 王様と本作り 2
  • 岐伯に会えると、王様はすぐに黄帝内経について相談しました。 「あの本は、読めば病気や治療が分かるようにしたい。どんなことを書いたら、病が分かって、治せるようになるだろうか?」 岐伯は答えて言いました。 「それは良いですね、では、揆度と奇恒はいかがでしょうか。」 揆度(きたく)は、はじめて出てきた言葉ですね。 王様も聞いた事のない言葉でしたので、いそいで聞きました。 「揆度 [続きを読む]
  • 王様と本作り 1
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第十五玉版論要篇をもとにしています。 このおはなしの基にしている、黄帝内経という本は、王様が2000年前に上古聖人の知恵を未来に伝えたいと願いを込めて、作り始めたものです。(王様の中の国10) 最初は、十篇だけでしたので数冊でしたが、ずっと書き続けているので、冊数がずいぶん増えました。 そこで、大臣は王様に言いました。 「王様にお聞きします。黄帝内経と [続きを読む]
  • 王様と医者 5
  • 王様は言いました。 「病とは、必ず外からやってくるのか?」 岐伯は答えて言いました。 「いいえ、体の中の五臓の陽気の力が無くなって、起こる病もあります。 体の中で、陽が減って、陰が多くなってしまうと、水が溜まっていくので、むくみが起こり、動悸がして、ただ、息をしているだけになります。 さらに、体の外でも陽を消耗してしまうと、手足は引きつって、なめらかな動き方は出来ず、体はだら [続きを読む]
  • 王様と医者 4
  • 王様はまだ、医者のせいで人の病が治らないのではないか疑っています…。岐伯は、王様に答えて言いました。 「たしかに、どういう仕組みで治療が効くのか分かっていないような医者には治療を使いこなせません。 治療とは、医者の正しい心と強い意志があってはじめて効きます。精神に充分な自信が無く、心が安定していないと病を治すことは出来ないのです。 それに、病は本、治療は標、と言い、本(病)と標(治療 [続きを読む]
  • 王様と医者 3
  • 岐伯は答えて言いました。 「いいえ、今の人が米の飲み物で病が治らないのは、医者のせいではありません。 どうしてそうなったかというと、理由は今の人の心にあります。 今の人は、欲が多く、あれがしたい、これがほしいと次々に言い、止まる様子がありません。そして、いつも心配をしていて、心を痛めています。 すると、営気は、少なくなって、体を栄養できなくなり、精気は、ゆるんで、まとまらず、バラ [続きを読む]
  • 王様と医者 2
  • 岐伯は答えて言いました。 「先ほどの調理係の方に聞きますと、材料は、秋に刈り取ったお米を使ったそうです。 米や、他の穀物というのは、天と地と、陰陽の力よる四季の、良いバランスを得て出来ています。ですから、穀物とは、欠け目なく丸く、この上なく完璧な物であります。 それを、刈り取るのにちょうど良い秋に収穫しているので実は芯まで隙間なく充実しています。 ですから、その米を使って作った飲 [続きを読む]
  • 王様と医者 1
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第十四、「湯液醪醴論篇」をもとにしています。 王様は、前のおはなしで聞いた(王様と昔の治療法4)昔の時代には飲むだけで病気が治ったという、甘酒、おかゆ、スープを、飲んでみたくなりました。 そこで、調理係の者を呼んで岐伯に聞いた話をし、作ってくれと頼みました。 調理係は、王様に満足してもらうために、料理に関する古い本まで読んで、四種類の飲み物を作りました [続きを読む]
  • 昔の治療法 8
  • 岐伯は答えて言いました。 「ただ一つの道理とは、病の者を診るのに、体に現れているものを下地として、その上で治療すると言うことです。」 体に現れているものと言えば…何が思い浮かびますか? 「体に現れるものとは、外に現れる顔色と、内に現れる脈です。 これは、私の昔の師である僦貸李先生から教わったことです。先生は、東西南北と中央と上下天地に各季節に一定の法則通りやってきて吹くいろんな風を [続きを読む]
  • 昔の治療法 7
  • 岐伯の話により、王様はこれから正しい治療法を広めていこうと決めましたが、これから、医者たちには、どんな事を伝えればよいのでしょうか。 王様は少し考えてから、岐伯に聞きました。 「まずは、聞かせてくれ。岐伯の考える正しい治療について、大まかに話してくれるか?」 岐伯は答えて言いました。 「はい、お答えします。 病の者を診る時には、部屋の戸を閉め、窓をふさぎ、光や音が入ってこない [続きを読む]
  • 昔の治療法 6
  • 今の医者を質す王様の厳しい言葉に、岐伯は、すぐに返すことは出来ませんでした。 たしかに、そうなのです。町で人々を診ている医者たちの治療を見ていると、正しい治療をしていない医者が多いことが岐伯はずっと気になっていました。 「はい、王様。実は、申し上げにくいのですが、王様のおっしゃるとおりでございます。 今の医者は、太陽と月の運行を知りもせず季節による気候の変化を考えず無関係な治療をして [続きを読む]
  • 昔の治療法 5
  • 王様は岐伯に聞きました。 「どうして今の時代の病は、簡単に治らなくなってしまったのだ?」 岐伯は答えて言いました。 「それは、人々の心と体が違うからです。 昔も今も、季節は、寒い時は寒く、暑い時は暑いのが正しいのですが、もし、順序を間違ってめぐれば、(王様と十三月の謎11)季節外れの風が吹いて、次々と体に当たります。 風には邪が含まれていて、(王様と東西南北13)衛気が虚した [続きを読む]
  • 昔の治療法 4
  • 王様は、岐伯の話を聞いて、たしかに、往古の人の暮らしぶりは、自分たちとはだいぶ違うなと思いました。 岐伯は続けて話しました。 「やがて、往古の時代から、時が経ち、人の病は、祝由では治らなくなってきました。 ですから、上古の時代の人々が、色々な治療法をあみだし、治療に使うようになったのですが、それでも、中古の時代には一番の治療は、食事でした。 中古の時代は、病になってから、その人が [続きを読む]
  • 昔の治療法 3
  • 王様から次々出て来る質問を、すべて聞いてから、岐伯は答えました。 「王様、祝由(しゅくゆ)が治療法だったのは、それはそれははるかに遠い昔であり、今の時代は、それでは治りません。なぜなら、人の暮らしがすっかり違っているからです。 往古の時代、人々は鳥や獣と共に生きておりました。冬であっても、動物たちと一緒に動くので寒くないので、温めたりせず、夏であっても、動物たちと日かげにいたので、暑くあ [続きを読む]
  • 昔の治療法 2
  • 王様は、医者の部屋で岐伯を見つけました。その部屋には、医術に必要な色んな道具や、薬などががたくさん置いてあります。 このように、王様の時代の治療法には体の内からは煎じ薬、外からは鍼や灸と、いろんなものを使いますし、現代の治療法となれば、大きな機械なども要りそうです。 しかし、昔の治療では、本当に、何にもいらなかったのでしょうか? 王様は、見た事の無い道具のほうに興味がそそられましたが [続きを読む]
  • 昔の治療法 1
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第十三「移精変気論篇」をもとにしています。 私たちから見れば王様は昔の人ですが、歴史とは、もっとずっと前からつながっています。 私たちがいるのが、現在で、王様のいる時代を、幕世といい、その前を、近古その前を、中古その前を、上古といい、聖人がいた時代で、一番昔が、往古です。 王様の時代からは、2000年の時が経っていますので、現代の治療法と、王様の時代 [続きを読む]
  • 自己紹介
  • つきとが 奈良県育ち 兵庫県在住  0〜5歳自然の多い奈良の環境と、元からのゆっくりの性格により、競争心の無い、おだやかさんに育つ。  6〜12歳毎日絵を描いていた。広告の裏、プリントの裏、使い残したノート。小学生には、両面真っ白の紙なんて手に入らなかった。じゆうちょう、を初めて手に入れた時は、「じゆうって、すてき!」と感動した。  13〜17歳今から考えれば、体育のマット運動で [続きを読む]
  • 五つの治療法 7
  • 岐伯の話は続きます。 「中央は万物を生ずると言われますが、その地は湿気が多く、平らなので、万物が生ずる条件がちゃんとそろっています。 中央には、たくさんの種類の食べ物があるので、人々は住みやすく、過酷な労働はしなくても暮らせるので、手足が痿えて、力が入らなくなり、足が冷え、熱が出る病になります。 治療は、手足を揉んだり、引っ張ったりして、筋や骨を動かす、導引按蹻を用います。 です [続きを読む]
  • 五つの治療法 6
  • 岐伯の話は続きます。 「天地を養う南は、西や北より低く、霧と露がたくさん降るので、すべてが良く育ちます。 いつも陽が盛んなので、南の民は色が赤く、酢などの発酵させた食べものを食べているので、肌のきめが細かいです。 病は、痙攣や痺れがおこり、動けなくなります。治療には、細い針を用いて、体に刺しました。 ですから、九鍼のはじまりは、南から来ています。」--------------------------------- [続きを読む]
  • 五つの治療法 5
  • 砭(いしばり)が東、漢方薬が西と、ふたつの治療法の、起こった方向が分かりました。 岐伯の話は続きます。 「天地の閉蔵する北は寒い風に、氷が凍る地です。 北の民は家には住まず、高原の広い丘で天幕を張って住んでいます。 人々は馬や羊と共に遊牧し、獣の乳を飲んで、暮らします。 北の地の寒気はとてもひどいので、体の中は、内臓まで冷えてしまい、胸やお腹が膨らんで、ぱんぱんになる病になり [続きを読む]
  • 五つの治療法 4
  • 岐伯は続けて話しました。 「天地の収引する西は、岩山と、砂の丘の地です。 岩山は、掘り出せばとても価値のある、銅鉄や大理石があります。 西の民が住む砂の丘は風当たりが強く、気候はおだやかではありませんが、人々は獣の肉を食べて暮らし、体はがっしりと太っています。 着る服は布ではなく、毛布やゴザで出来ており、粗末ですが、がっしりと太っているので邪が表面から体の中に入ることがありません [続きを読む]
  • 五つの治療法 3
  • 岐伯は続けて言いました。 「世界には、東西南北と中央があります。(王様と東西南北6) それぞれの土地は、気候も、風土も異なっており、人々の暮らしもまた、同じではありません。 それぞれの土地に住む人々にとっては、その地の食べ物がおいしいので (知りたい王様10朴)その地に長く暮らします。 そうなると、人々がかかる病にも、それぞれの土地によって特性があり、病にふさわしい治療法もまた、 [続きを読む]
  • 五つの治療法 2
  • 岐伯がやってきました。 「おはようございます、王様。 昨日は、お腹が痛くなられたと聞きました。今朝はご気分、いかがですか?」 王様は答えて言いました。 「おはよう、岐伯。すっきり治っている、大丈夫だ。 昨日の医者は、手や足を揉んでお腹の痛みを治していたぞ。岐伯には、揉まれたことはないなあ。 他の医者の治療を、岐伯は知っているか?医者によって、みんな治療のやり方が違うのだぞ。 [続きを読む]
  • 五つの治療法 1
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第十二篇「異法方宜論」をもとにしています。 おはなしには、岐伯しか出てきていませんが、王様の医者は、ひとりだけではありません。 ですから、王様は、他の医者の治療も受けていました。 お城に上がっている医者は、みんな立派で、どの医者も、王様の病気を正しく治しました。 しかし、医者たちは、だれも同じ治療ではありませんでした。 王様は、時々お腹が [続きを読む]
  • あやしい方士 7
  • 岐伯は答えて言いました。 「その者たちの、話す言葉と様子をよく見ます。 そして、脈を見て、脈とその者の訴える病状が合っているか比較します。」 それを聞いて、王様は、以前から思っていた話をしました。 「それにしても、脈は不思議だなあ。 寸口の他に、触って体の中の様子が分かる場所はないようだし、どうして、寸口だけが、五臓の様子が分かるのか?」 岐伯は答えて言いました。 「 [続きを読む]
  • あやしい方士 6
  • 王様は岐伯に聞きました。 「対の無い腑が奇、であれば、五臓と対になっている腑は、偶になるのか?」 岐伯は答えて言いました。 「王様にお答えします。いいえ、そうは呼びません。 胃・小腸・大腸・三焦・膀胱は転がるように次々送りますので、その様子を伝とし、送るものはどんどん様子が変わるのを、化としよって伝化(でんか)の腑、と言います。 伝化の腑は、受け取り、運び、送り出します。口か [続きを読む]