内田重太郎 さん プロフィール

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内田重太郎さん: 海外文学読書録
ハンドル名内田重太郎 さん
ブログタイトル海外文学読書録
ブログURLhttp://pulp-literature.hatenablog.com/
サイト紹介文海外文学の書評・感想を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供80回 / 243日(平均2.3回/週) - 参加 2016/10/28 01:05

内田重太郎 さんのブログ記事

  • ニコス・カザンザキス『キリスト最後のこころみ』(1951)
  • キリスト最後のこころみ作者: ニコス・カザンザキス,児玉操出版社/メーカー: 恒文社発売日: 1990/03メディア: 単行本 : 2回この商品を含むブログ (4件) を見る★★★★ナザレで大工をしているイエスは、ローマ人のために処刑用の十字架を作っていた。そのことで周囲の人々からは軽蔑されるも、彼にとってその行為は自分をメシヤに選んだ神に対する抵抗だった。やがてイエスは神と和解し、人間の道から神の道を歩み始める [続きを読む]
  • ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』(1993,2005)
  • もうひとつの街作者: ミハル・アイヴァス,阿部賢一出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/02/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (25件) を見る★★★雪の降るプラハ。古書店で「私」は、書名も著者名も記されていない奇妙な本を買う。それはこの世のものではない文字で綴られていた。本の入手を機に、「私」は浮世離れした現実が次々と現れる「もうひとつの街」を探索することになる。(…)「どうやったら、あなたが [続きを読む]
  • 老舎『駱駝祥子』(1936)
  • 駱駝祥子―らくだのシアンツ (岩波文庫)作者: 老舎,立間祥介出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1980/12/16メディア: 文庫 : 56回この商品を含むブログ (10件) を見る★★★★★若くして両親を亡くした祥子は、北京に出てきて車夫になる。懸命に働いて遂に自分の車を手に入れるも、精華へ客を乗せていく途中で兵隊に徴発されてしまう。部隊は戦闘に敗北し、祥子は隙を見て付近にいたラクダ3頭を連れて逃亡、それらを二束三 [続きを読む]
  • パク・ミンギュ『ピンポン』(2006)
  • ピンポン (エクス・リブリス)作者: パク・ミンギュ,斎藤真理子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2017/05/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る★★★★中学校で凄惨ないじめを受けている釘とモアイ。2人は原っぱのど真ん中で卓球台を見つける。彼らはそこで卓球をするようになるのだった。一方、2人をいじめていた同級生はある事件を機に逃亡中の身になり、釘とモアイは卓球用品店主の伝手で「ハレー彗星を待ち望 [続きを読む]
  • サマセット・モーム『月と六ペンス』(1919)
  • 月と六ペンス (新潮文庫)作者: サマセットモーム,William Somerset Maugham,金原瑞人出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/03/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る★★★作家の「わたし」が画家のストリックランドについて回想する。ロンドンで株式仲買人をしていたストリックランドは、40歳のとき突如として妻子を捨てて出奔する。浮気が原因だろうと考えた妻は、夫がいるとされるパリに「わたし」を派遣。スト [続きを読む]
  • 甘耀明『鬼殺し』(2009)
  • 鬼殺し(上) (EXLIBRIS)作者: 甘耀明,白水紀子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2016/12/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る★★★日本統治下の台湾。日本軍は真珠湾を奇襲して太平洋戦争に突入した。関牛窩に住む怪力の少年・帕(劉興帕)は、日本陸軍の鬼中佐・鹿野武雄に見初められてその養子になり、鹿野千抜と名乗るようになる。一方、帕の祖父・劉金福は、日本の支配に断固として抵抗していた。やがて戦争 [続きを読む]
  • 20世紀中国文学お勧め100選(20世紀中文小?100強)
  • 最近、現代中国文学に興味があって、Twitterでその旨をつぶやいたところ、当該分野に造詣が深い方から20世紀中文小?100強というページを教えて頂いた。香港の雑誌社によるランキングらしい。このエントリのタイトルは「20世紀中国文学お勧め100選」となっているが、正確には「中国文学」ではなく、「中国語小説」である(「お勧め」の文言も勝手に追加した)。従って、リストには台湾や香港、東南アジアの小説も含まれている。今 [続きを読む]
  • 呉明益『歩道橋の魔術師』(2011)
  • 歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス)作者: 呉明益,天野健太郎出版社/メーカー: 白水社発売日: 2015/04/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (106件) を見る★★★★短編集。「歩道橋の魔術師」、「九十九階」、「石獅子は覚えている」、「ギラギラと太陽が照りつける道にゾウがいた」、「ギター弾きの恋」、「金魚」、「鳥を飼う」、「唐さんの仕立屋」、「光は流れる水のように」、「レインツリーの魔術師」の10編。魔術師と [続きを読む]
  • カリンティ・フェレンツ『エペペ』(1970)
  • エペペ作者: カリンティ・フェレンツ,池田雅之出版社/メーカー: 恒文社発売日: 1978/12メディア: 単行本 : 9回この商品を含むブログ (16件) を見る★★★★言語学者のブダイはヘルシンキ行きの飛行機に乗ったつもりが、間違って別の便に乗ってしまい、見知らぬ土地で降ろされてしまう。そこはやたらと行列ができる人口密集都市で、ブダイの知らない謎の言語が使われていた。人々は外国語を理解せず、言葉が一切通じない。 [続きを読む]
  • 賈平凹『廃都』(1993)
  • 廃都〈上〉作者: 賈平凹,吉田富夫出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1996/02メディア: 単行本 : 1回この商品を含むブログ (6件) を見る★★★★1980年代の西京。周敏が人妻の唐宛児を伴って潼関から駆け落ちしてくる。文章で身を立てたい周敏は、教授の孟雲房に大作家の荘之蝶を紹介してもらい、彼に雑誌社の編集部に職を斡旋してもらう。やがて荘之蝶は唐宛児と不倫し、周敏は荘之蝶をネタにした記事で筆禍を巻き起こ [続きを読む]
  • ニコス・カザンザキス『その男ゾルバ』(1943)
  • その男ゾルバ (東欧の文学)作者: ニコス・カザンザキス,秋山健出版社/メーカー: 恒文社発売日: 1967/08メディア: 単行本 : 3回この商品を含むブログ (6件) を見る★★★作家の「私」はクレタ島へ向かう船内で、ゾルバという労働者風の男と出会う。ゾルバに島へ一緒に連れていってくれるよう頼まれた「私」は、彼を自分が所有する炭鉱の現場監督に任命する。2人は島で共同生活を送るのだった。私にはよく分かった。ゾルバ [続きを読む]
  • イスマイル・カダレ『夢宮殿』(1981)
  • 夢宮殿 (創元ライブラリ)作者: イスマイル・カダレ,村上光彦出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2012/02/28メディア: 文庫購入: 2人 : 24回この商品を含むブログ (17件) を見る★★★オスマン・トルコ帝国。アルバニアの名門出のマルク=アレムは、秘密機関の<夢宮殿>に奉職することになる。そこでは国民たちの夢を収集・分析し、帝国の将来に関わる重大な出来事に対処していた。マルク=アレムは短期間で順調に出世 [続きを読む]
  • キャシー・アッカー『ドン・キホーテ』(1986)
  • ドン・キホーテ (WRITERS X)作者: キャシーアッカー,Kathy Acker,渡辺佐智江出版社/メーカー: 白水社発売日: 1994/04メディア: 単行本 : 2回この商品を含むブログ (4件) を見る★★中絶手術を目前にして発狂した女はドン・キホーテになり、犬になった聖シメオンをお供に奇妙な冒険をする。ドン・キホーテは66歳、聖シメオンは44歳。彼女は愛を求めながらも様々な社会制度に立ち向かっていくのだった。「信心深い白人の男 [続きを読む]
  • ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ『コスモス』(1965)
  • コスモス―他 (東欧の文学)作者: ヴィトルド・ゴンブロヴィッチ,工藤幸雄出版社/メーカー: 恒文社発売日: 1990/03メディア: 単行本購入: 3人 : 28回この商品を含むブログ (10件) を見る★★★部屋探しをしていた「ぼく」とフクスは、町外れの一軒家に間借りすべくその家に向かう。道中、2人は首くりりのスズメを発見するのだった。その後、宿泊先の部屋の天井に矢印があったため、その方向へ行くと、今度は首くくりの木 [続きを読む]
  • フランソワ・ラブレー『第四の書』(1552)
  • ガルガンチュアとパンタグリュエル〈4〉第四の書 (ちくま文庫)作者: フランソワラブレー,Francois Rabelais,宮下志朗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/11/10メディア: 文庫 : 4回この商品を含むブログ (3件) を見る★★★聖なる酒びんのご宣託を受けるため、パンタグリュエルと愉快な仲間たちが航海する。道中では、島民全員が親類縁者の鼻欠け島や、殴られることで生計を立てるシカヌー族の島など、奇妙な風習の島 [続きを読む]
  • フランソワ・ラブレー『第三の書』(1546)
  • 第三の書―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈3〉 (ちくま文庫)作者: フランソワラブレー,Francois Rabelais,宮下志朗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/09/10メディア: 文庫 : 7回この商品を含むブログ (7件) を見る★★★領主になったパニュルジュは財産を使い果たした後、結婚しようと思い立つ。しかし、彼はあちこちに相談に行くも、コキュ(寝取られ男)になることを心配して決心がつかない。ついには宮廷道化 [続きを読む]
  • イサク・ディーネセン『アフリカの日々』(1937)
  • アフリカの日々/やし酒飲み (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-8)作者: イサク・ディネセン,エイモス・チュツオーラ,横山貞子,土屋哲出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/06/11メディア: 単行本購入: 4人 : 29回この商品を含むブログ (46件) を見る★★★★アフリカ滞在の記録。1914年にデンマークから移住した著者は、以後17年にわたって広大な農園でコーヒー栽培をする。人々の営み、動物、自然。最後は経営が [続きを読む]
  • エイモス・チュツオーラ『やし酒飲み』(1952)
  • やし酒飲み (岩波文庫)作者: エイモス・チュツオーラ,土屋哲出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/10/17メディア: 文庫購入: 2人 : 5回この商品を含むブログ (23件) を見るアフリカの日々/やし酒飲み (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-8)作者: イサク・ディネセン,エイモス・チュツオーラ,横山貞子,土屋哲出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/06/11メディア: 単行本購入: 4人 : 29回この商品を含むブ [続きを読む]
  • フランソワ・ラブレー『パンタグリュエル』(1532)
  • パンタグリュエル―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈2〉 (ちくま文庫)作者: フランソワラブレー,Francois Rabelais,宮下志朗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02メディア: 文庫購入: 2人 : 13回この商品を含むブログ (11件) を見る★★★★巨人王ガルガンチュアの息子パンタグリュエルは、長じてからパリへ留学する。そこで従者のパニュルジュが一騒動を起こした後、ディプソート人がアモロート人の国に侵入し [続きを読む]
  • デイヴィッド・ロッジ『小さな世界』(1984)
  • 小さな世界―アカデミック・ロマンス作者: デイヴィッドロッジ,David Lodge,高儀進出版社/メーカー: 白水社発売日: 2001/10メディア: 単行本 : 5回この商品を含むブログ (7件) を見る★★★大学講師のパース・マガリグルは、T・S・エリオットの詩をテーマにした修士論文を完成させたばかり。その彼が学会で出会ったアンジェリカという女性に恋をする。一方、教授のフィリップ・スワローは講演で世界中を駆け回り、彼の友 [続きを読む]
  • イタロ・カルヴィーノ『不在の騎士』(1960)
  • 不在の騎士 (白水Uブックス)作者: イタロ・カルヴィーノ,米川良夫出版社/メーカー: 白水社発売日: 2017/03/16メディア: 新書この商品を含むブログを見る★★★中世ヨーロッパ。シャルルマーニュ大帝は異教徒のサラセン軍と戦争していた。皇帝の下に集った騎士アジルールフォは、白い鎧を身に着けていたが、中身は空洞の「不在の騎士」として参戦している。彼は意志の力で動いていた。アジルールフォは自分に騎士の資格があること [続きを読む]
  • リチャード・パワーズ『エコー・メイカー』(2006)
  • エコー・メイカー作者: リチャードパワーズ,Richard Powers,黒原敏行出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/09メディア: 単行本 : 9回この商品を含むブログ (26件) を見る★★★ネブラスカ州。マークがトラックを運転中に事故に遭って意識不明の重体になる。姉のカリンが病院に駆けつけて彼を看病するも、意識を取り戻したマークは彼女のことを偽物だと思い込んでいた。マークはカプグラ症候群という障害を負っており、 [続きを読む]