内田重太郎 さん プロフィール

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内田重太郎さん: 海外文学読書録
ハンドル名内田重太郎 さん
ブログタイトル海外文学読書録
ブログURLhttp://pulp-literature.hatenablog.com/
サイト紹介文海外文学の書評・感想を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供56回 / 180日(平均2.2回/週) - 参加 2016/10/28 01:05

内田重太郎 さんのブログ記事

  • リチャード・パワーズ『エコー・メイカー』(2006)
  • エコー・メイカー作者: リチャードパワーズ,Richard Powers,黒原敏行出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/09メディア: 単行本 : 9回この商品を含むブログ (26件) を見る★★★ネブラスカ州。マークがトラックを運転中に事故に遭って意識不明の重体になる。姉のカリンが病院に駆けつけて彼を看病するも、意識を取り戻したマークは彼女のことを偽物だと思い込んでいた。マークはカプグラ症候群という障害を負っており、 [続きを読む]
  • ウンベルト・エーコ『前日島』(1994)
  • 前日島(上) (文春文庫)作者: ウンベルト・エーコ,藤村昌昭出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/11/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (10件) を見る★★★★1643年。小貴族のロベルト・ド・ラ・グリーヴは、戸板一枚で海を漂流して一隻の船に辿り着く。見たところそこは無人のようだった。船からは島が見えるものの、ロベルトは泳げないので渡ることができない。彼はなぜ漂流したのか? それまでの経緯が語られていく。 [続きを読む]
  • ジュリアン・バーンズ『人生の段階』(2013)
  • 人生の段階 (新潮クレスト・ブックス)作者: ジュリアンバーンズ,Julian Barnes,土屋政雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/03/30メディア: 単行本この商品を含むブログを見る★★★(1) 19世紀。軍人フレッド・バーナビーと女優サラ・ベルナールは気球で空を飛んだ。(2) フレッド・バーナビーがサラ・ベルナールに結婚を申し込む。(3) 作家の「私」ことジュリアンは妻を亡くして自殺を考えていた。人生の各段階で、世界はざっ [続きを読む]
  • キャサリン・ダン『異形の愛』(1989)
  • 異形の愛作者: キャサリン・ダン,柳下毅一郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2017/05/24メディア: 単行本この商品を含むブログを見る★★★★小人で禿のオリンピア・ビネウスキは、サーカスを運営する両親によって奇形になるよう生み出された。他にも、兄はアザラシ少年、姉はシャム双子、弟は超能力者に生まれついている。サーカスでは兄アーティが権力を握り、遂には健常者を心服させてカルト宗教を形成するまでに至る。 [続きを読む]
  • マヌエル・プイグ『天使の恥部』(1979)
  • 天使の恥部 (白水Uブックス)作者: マヌエル・プイグ,安藤哲行出版社/メーカー: 白水社発売日: 2017/01/19メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る★★★★(1) 1936年。映画女優の女は、夫によって電流を流した鉄柵のなかに閉じ込められていた。彼女は死者との密約により、30歳になったら他人の心が読めるようになるという。女はスパイの男に恋をして一緒に脱出する。(2) 1975年。メキシコ。癌で闘病中のアンは日記をつ [続きを読む]
  • フランソワ・ラブレー『ガルガンチュア』(1534)
  • ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)作者: フランソワラブレー,Francois Rabeleis,宮下志朗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/01メディア: 文庫購入: 2人 : 45回この商品を含むブログ (34件) を見る★★★★巨人族の王家に生まれたガルガンチュアは、長じてからパリに留学する。そこへ村人たちの些細ないざこざから祖国が攻め込まれて戦争になっているとの知らせが来た。帰国した [続きを読む]
  • コラム・マッキャン『世界を回せ』(2009)
  • 世界を回せ 上作者: コラム・マッキャン,小山太一,宮本朋子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/06/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る★★★★★1970年代。ダブリンで生まれ育った「僕」は、修道士としてニューヨークに渡った弟コリガンを追うように渡米する。コリガンは売春婦への慈善活動と介護施設で老人介護をしていた。あるとき、コリガンは売春婦を乗せてバンを運転中に予期せぬ事故に見舞われ [続きを読む]
  • ポール・オースター『冬の日誌』(2012)
  • 冬の日誌作者: ポールオースター,Paul Auster,柴田元幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログを見る★★★自伝。主に肉体の出来事を軸に、時系列を錯綜させながら語っていく。野球に熱中した少年時代、女の子に熱をあげた思春期、生まれてから現在までの住所遍歴、母親の死、自分の結婚など。自分はそんなふうにならない、そう君は思っている。そんなことが自分に起きるはずがない、自 [続きを読む]
  • マーティン・エイミス『時の矢』(1991)
  • 時の矢―あるいは罪の性質作者: マーティンエイミス,Martin Amis,大熊栄出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1993/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る★★★アメリカ。「私」ことトード・フレンドリーは医師に囲まれ蘇生処置を受けている。ここから「私」は時間を逆回しにしてトードの人生を語っていく。彼は一見すると腕の良い普通の外科医だったが、実は何度も名前を変えていて……。クレディターは興味を示し [続きを読む]
  • ヒラリー・マンテル『罪人を召し出せ』(2012)
  • 罪人を召し出せ作者: ヒラリーマンテル,Hilary Mantel,宇佐川晶子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/09/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る★★★★1535年秋。イングランド王ヘンリー8世はアン・ブーリンと再婚するも、彼女が妊娠している間に女官のジェーン・シーモアに愛情を抱くようになる。そんななか、秘書官のトマス・クロムウェルはアン・ブーリンの不興を買い……。「もしも息子を持つことができ [続きを読む]
  • J・M・クッツェー『鉄の時代』(1990)
  • 鉄の時代 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-11)作者: J.M.クッツェー,くぼたのぞみ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/09/11メディア: 単行本 : 35回この商品を含むブログ (23件) を見る★★★★アパルトヘイト時代末期のケープタウン。老女の「わたし」はガンが骨まで転移していた。彼女はひょんなことから付近にいたホームレスの男を居候させることになる。さらには、使用人の子供の友達まで受け入れることに [続きを読む]
  • オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界』(1932)
  • すばらしい新世界 (光文社古典新訳文庫)作者: オルダスハクスリー,Aldous Huxley,黒原敏行出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/06/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (21件) を見る★★★フォード紀元632年。世界では人間が工場で生産され、赤ん坊の頃から階級が固定していた。支配階級のバーナードは、生まれつきのコンプレックスから周囲とは浮いた行動をとっている。ある日、彼は野蛮人の居住区へ旅行し、文明人を両親に [続きを読む]
  • 閻連科『丁庄の夢』(2005)
  • 丁庄の夢―中国エイズ村奇談作者: 閻連科,谷川毅出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/01メディア: 単行本 : 3回この商品を含むブログ (5件) を見る★★★丁庄の村は売血によってエイズが蔓延していた。もともと売血は政府の主導によるものだったが、村の有力者が私的に商売したのが原因でエイズが流行することになる。村人たちは熱病に苦しみながら新薬の到来を待ちわびていた。事の次第を12歳で死んだ少年が物語 [続きを読む]
  • 賈平凹『老生』(2014)
  • 老生作者: 賈平凹,吉田富夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/04/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る★★★(1) 国共内戦。父を亡くして孤児になった老黒が、地元の有力者に引き取られる。彼は共産党員の従兄と再会し、挙兵計画に参加する。(2) 土地改革。村では地主から貧農まで階級が設定され、村人たちはそれぞれ境遇が変わる。(3) 文化大革命。人民公社の役人が、村の革命と生産に血道をあげる。(4) 改革 [続きを読む]
  • スティーヴ・エリクソン『ルビコン・ビーチ』(1986)
  • ルビコン・ビーチ (ちくま文庫)作者: スティーヴエリクソン,Steve Erickson,島田雅彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2016/11/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る★★★★(1) 刑務所から仮釈放されたケールは、図書館で働くことになった。ある日、彼は女が男の首をナイフで切断するところを目撃する。(2) 南米のジャングルで生まれたキャサリンは、村人たちの不信を買い、勝手に賭けの対象にされる。村人たち [続きを読む]
  • ミシェル・ウエルベック『ある島の可能性』(2005)
  • ある島の可能性 (河出文庫)作者: ミシェルウエルベック,Michel Houellebecq,中村佳子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2016/01/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る★★★(1) コメディアンのダニエルは世相を皮肉ったショーで一世を風靡し、さらには映画監督としても成功する。金持ちになった彼は貪欲にセックスを求めるのだった。(2) 異常気象によって人類の大半が死滅した未来。ネオ・ヒューマンのダニエ [続きを読む]
  • ウンベルト・エーコ『プラハの墓地』(2010)
  • プラハの墓地 (海外文学セレクション)作者: ウンベルト・エーコ,橋本勝雄出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2016/02/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (17件) を見る★★★★19世紀。ユダヤ人嫌いの祖父に育てられたシモーネ・シモニーニは、祖父の死後、公証人のもとで遺言書をはじめとした文書偽造の仕事をする。やがて彼は各国の秘密情報部と接触し、文書偽造の技術を駆使して政治的陰謀に関わっていくのだった。人 [続きを読む]
  • オルハン・パムク『僕の違和感』(2013)
  • 僕の違和感〈上〉作者: オルハンパムク,Orhan Pamuk,宮下遼出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2016/03/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る★★★★12歳のときに故郷の村からイスタンブルに移住したメヴルトは、学校に通いながらヨーグルトの呼び売りをしていた。成人後、いとこの結婚披露宴に出席した彼は、ある女の子に一目惚れする。3年間恋文を送り続け、いざ駆け落ちをするも、ついてきた相手は惚れた女の [続きを読む]
  • 鄭義『神樹』(1996)
  • 神樹作者: 鄭義,藤井省三出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 1999/09メディア: 単行本 : 30回この商品を含むブログ (8件) を見る★★★山西省の山村。樹齢数千年の神樹が花を咲かせた。それを機に村にゆかりのある亡霊たちが次々と現れ、過去の出来事を呼び覚ましていく。やがて村には大勢の参拝客が訪れるようになった。そこへ共産党が迷信を打破するために戦車隊を送り込んでくる。「お前だって共産党だ、党の言うこと [続きを読む]