明智紫苑 さん プロフィール

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明智紫苑さん: Avaloncity Central Park
ハンドル名明智紫苑 さん
ブログタイトルAvaloncity Central Park
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/akechi_shion
サイト紹介文不肖「信頼出来ない語り手」明智紫苑の我楽多ブログです。主に自作小説とカスタマイズドールを扱います。
自由文当ブログは主に、私のオリジナルキャラクタードール画像と小説並びにエッセイを掲載しております。個人サイト「Avaloncity」の広報部的存在のブログです。
http://akechi-shion.jimdo.com/
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供60回 / 118日(平均3.6回/週) - 参加 2016/10/28 01:49

明智紫苑 さんのブログ記事

  • Mercia
  • 「 直家 ( なおいえ ) 公や 秀家 ( ひでいえ ) 公の子孫は私たちだけではないけど、私たちの系統は女系の一族なのね」 確かに、母の言う通りだ。私たちウキタ(宇喜多)家は女系家族だが、それは21世紀の地球かららしい。 ここ、研究機関〈アガルタ〉では様々な研究や開発がされているが、人造人間「バール(baal)」たちもここで産み出される。 バールたちは主に、兵士や警察官、消防士や看護師として人間社会で使われるが [続きを読む]
  • 『Avaloncity Stories』について
  •  私のライフワークである小説群『Avaloncity Stories』(以下、AS)は、大きく分けて三部に分かれる。古代から現代・近未来までの地球の歴史を描く第一部、未来の植民惑星「アヴァロン」が中心のSF第二部、そして、アヴァロンのさらに未来が舞台のファンタジー第三部である。 これらは、タイトルからも分かる通り、我が最愛の漫画『ファイブスター物語』(以下、FSS)の影響がかなり大きい。第一部の「海の子(娘/息子)」や第 [続きを読む]
  • これって何の花?
  •  これは近所に咲いている花である。念のため言っておくが、民家の敷地ではない。一見、八重桜のように見えるが、木の形は明らかに桜の木ではない。時期的にも多分違う。試しにネットで「八重桜に似た花」と検索してみた。 すると、どうやらハナカイドウという花らしい。他のブロガーさんの記事にツボミの段階の写真が載っていたが、その写真からしてそうだ。ウィキペディアによると、花言葉は「温和」「妖艶」「艶麗」「美人の眠 [続きを読む]
  • 化け猫先生 ―宇喜多直家―
  • 「やはりフォースタス様は無敵ですね、アスターティ様?」 私たちは、フォースタスと「ドクター・マーシレス」の「手合わせ」を観戦している。二人は驚異的な跳躍力で床を蹴り、天井を蹴り、透明強化ガラスの壁を蹴って、二刀流同士で文字通り火花を散らしている。 二人のキックでガラス壁や障害物などにひびが入っても、それらはすぐに自己修復する。私たちの身体と同じように。「ドクター・マーシレス」、本名は猫の鳴き声みた [続きを読む]
  • ドクター・マーシレス ―宇喜多直家―
  •  俺はここ〈アガルタ〉に来てからは、ほぼ毎日ハチローと「手合わせ」をしている。 日本のある動物園のアザラシの展示のような、透明な筒状の外壁。そのアザラシの展示の外壁を巨大化したような、分厚い強化ガラス張りのホールで、ハチローと俺は「剣舞」をしていた。ハチローも俺も、それぞれの戦装束に身を包んでいる。ハチローはいわゆる「当世具足」「南蛮胴」で、俺は上半身は赤の漢服に下半身は黒のスキニーレザーパンツと [続きを読む]
  • 女神のおもちゃ ―果心居士―
  •  ニューヨーク、マンハッタン。あるペントハウスの一室で、俺はタニトと戯れていた。 かつてカルタゴの太女神だった女。若き日のエリザベス・テイラーに似た、黒髪に紫色の目の美女だ。 即席の「聖婚」、俺は女神の「生贄」だ。このフカフカのベッドは女神の祭壇に他ならない。俺は女神のおもちゃだ。  緋奈 ( ひな ) が死んで、遺灰を沖縄の青い海に撒いて以来、俺は何人かの女神たちの「遊び相手」になっている。このタニ [続きを読む]
  • アスタルテの百合
  •  今日から新しいベビーシッターさんが来る。 松永緋奈 ( まつなが ひな ) さんという若い女性だけど、履歴書の写真を見ると、かなりの美人だ。それに、どこかで見覚えがある。 あれは私が小学生時代、公園で変質者に襲われそうだったところを助けてくれたきれいなお姉さん。腰まで届く長さのまっすぐな黒髪に色白の肌の美人。あるSF小説の美少女ヒロインは、個人的にはあの人を連想させた。そして、あの人もあのヒロインのよ [続きを読む]
  • Scarlet Apple ―『緋色の果実』断片―
  •   果心 ( かしん ) 様、早く会いたい。 琉球の海で果心様に遺灰を撒いてもらってから、私は光と水の精霊として生まれ変わった。  松永緋奈 ( まつなが ひな ) 、それが今の私の名前。元々「緋奈」という名前は、「海の娘」として生まれた私を拾ってくださった果心様に名付けられたものだけど、松永という苗字は「あのお方」にあやかったもの。 私は、あのお二人以外の殿方に身を任せてはいない。精霊としての修行のために [続きを読む]
  • Faustus
  • 「どうだね、何か気に入った名前があるかのう?」 俺は様々な文献を読んで、新たな名前を考えていた。ギリシャ語、ヘブライ語、アラビア語など…やはり、ラテン語か。 何しろ西域はローマ帝国の天下だ。これはやはり、ラテン語の名前だろう。「Faustus」 なるほど、これは良い名だ。「決まったか?」「ああ、このラテン語の単語がいい。 ファウストゥス ( Faustus ) 、幸ある者」「確かに良い名だ。おぬしにふさわしい」 魔 [続きを読む]
  • 趙氏孤児 ―趙高―
  •  大叔父上、 子鳳 ( しほう ) 大叔父上。もうお別れです。 私の仕事はこれで終わり、もう思い残す事はありません。 私があなたの兄上である安陽君(趙章)の孫だと名乗った時は、あなたは信じてくださらなかった。それはそうでしょう。仮にも趙の王族の血を引く者が秦に仕える宦官だなんて、信じられない。しかも、あなたが慕っていた兄君の孫だなんて、悪夢でしかない。 そう、悪夢。私はあなたとは別のやり方で、秦に対す [続きを読む]
  • 薤露行 ―田横―
  • 「皇帝は、私の顔を見たいだけなのだ」 彼は、自分の従者としてついて来た二人の食客に語った。「平和のために」命を絶つ。なぜなら、自分たちの存在が戦乱の世を再び呼ぶ事になりかねないからだ。「犠牲は私一人で十分。他の者たちを巻き添えにはしたくない」「天下のために」、この世を捨てよう。彼の決意は堅かった。かつての大国の末裔、そして最後の「王」としての誇りだけではない。天下万民のため、私は死のう。 彼は自ら [続きを読む]
  • 不死鳥
  • 「趙の武霊王の庶子、平原君趙勝の異母兄」 周りの者たちがどよめいた。「楽毅の娘婿、李牧の師」 そんな馬鹿な? 秦軍の者たちは動揺した。 秦王の前に連れてこられた趙軍捕虜の男は、どう見てもそのような年には見えなかった。まだ二十代、せいぜい三十前後にしか見えなかった。胡服が似合う長身の美丈夫である。 なるほど、あの「英雄」武霊王の血を引くだけの事はある。「『狂公子』趙翔、字は子鳳。 信陵君 ( しんりょ [続きを読む]
  • 海の娘たち ―田常―
  •  地球から何十隻もの「ノアの方舟」たちが旅立つより、はるか昔。かつて人間は2種類いた。 一方は地上で産まれる「陸の子」、そしてもう一方は海から産まれる「海の子」だった。 かつて、 田常 ( でん じょう ) という名の男がいた。彼は中国・春秋時代の大国・斉の宰相だった。「ほほう、今度は女の子、しかも一度に二人も産まれたのか」 田常の屋敷には奇妙な噂があった。彼は国中から背の高い女を集めて、自分の後宮に入 [続きを読む]
  • フォースタスとアスターティ
  •  かつての地球人の子孫たちが住む惑星の一つ、アヴァロン。この星を統治するアヴァロン連邦の首都、アヴァロンシティ。この街に一組の恋人たちが住んでいた。 男の名はフォースタス・チャオ(Faustus Chao)、30歳。父は中国系とアイルランド系のハーフで、母は日本人。職業は作家。 女の名はアスターティ・フォーチュン(Astarte Fortune)、20歳。プラチナブロンドの髪に空色の目の白人美女で、現役大学生ミュージシャン。 同棲 [続きを読む]
  • マティアス・博之・ホフマンの北国の夜 ―『恋愛栽培』後日談―
  •  僕は寒さが苦手だ。だから、冬になればドイツを脱出して、イタリアや南フランスなどに逃げている。幸い、ノートパソコンといくつかの資料さえあればどこでも仕事が出来るんだ。 しかし、今年の冬はなぜか北海道にいる。ハンブルクよりずっと寒いのに。しかも、雪かきの手伝いをしなければならない。まあ、この家のご厚意に甘えている分、色々と手伝いをする必要があるけどね。「…で、マッさん。レーパーバーンの『飾り窓』って [続きを読む]
  • Femme Fatale
  •  俺は、夢の中で細川忠興になっていた。雲一つない青空の下、俺は九曜紋の 直垂 ( ひたたれ ) を風になびかせて、一人菜の花畑を歩いていた。 多分、ここはあの世だ。 忠興である俺は 珠 ( たま ) 、すなわち忠興の正妻で、明智光秀の娘であるガラシャの事ばかりを考えながら、一人で歩いていた。途中で誰かとすれ違っていたような気がするが、俺はそいつらの事など気にしなかった。 俺はなぜか、ラファエル前派のダンテ・ [続きを読む]
  • 酔っ払い天国
  •  ある酔っ払いの男が死んで、天国に行ってしまう。 昔、そんな歌があったけど、俺も死んじまったようだ。 俺は飲み会の帰りに運河に落ちて、そのまま溺死したらしい。吾輩は猫である。ゆえに犬に非ず。 しかし、ここはどうやら地獄ではなさそうだ。空は快晴、のどかな春の花畑。ひょっとして天国? それにしても、退屈だ。何もする事がない。通行人はたまに見かけるけど、知らない奴ばかりだ(まあ、当然か)。さっきは九曜紋 [続きを読む]
  • Sympathy For The Goddess
  •  彼女は世界一裕福な 貴婦人 ( lady ) だった。そして、世界一美しい女だった。 さて、これでローリング・ストーンズの名曲「悪魔を憐れむ歌」を連想した人もいるだろう。多分、君の世代にはあまり馴染みのない曲だろうけど、いい曲だよ。 とりあえず、彼女の名前をわざわざ呼ぶ必要はない。なぜなら、彼女は全世界で信仰されている「無数の名を持つ 女神 ( lady ) 」なのだからね。 イシュタル、アスタルテ、アフロディー [続きを読む]
  • 銅の匂い ―范蠡―
  •  彼は、かつての主君・ 勾践 ( こうせん ) を思い出した。 あの王は、ある意味類まれな「正直者」だったのかもしれない。 他人に感謝するのが心底から大嫌いな男。人が他人に対して感謝の気持ちを持ち続けるのは、相手に対して頭を下げ続ける事に他ならない。そして、自らがそのような状態に置かれる事態を不快に感じる者は(実は)少なくない。それも、老若男女も身分の尊卑も問わず。何しろ、思いやりとは、いじめや差別と [続きを読む]
  • たった一人の「極楽」 ―細川忠興―
  •  彼は延々と歩き続けていた。雲一つない青空の下、一面に広まる花畑の中を、彼は黙々とさまよっていた。 ここは極楽なのだろうか? いや、とんでもない。「何だ、地獄と変わらぬではないか?」  珠 ( たま ) のいない世界なんて、極楽でも何でもない。今頃珠は、 伴天連 ( バテレン ) どもの言う「パライソ(天国)」にいるのだろうか? 心地よいそよ風が、彼の着る九曜紋の 直垂 ( ひたたれ ) をなびかせる。安らかな春 [続きを読む]
  • 春乙女リセ
  •  当ブログは自作小説やオリジナルキャラクタードール画像やエッセイなどの記事を載せるが、既製品の着せ替え人形やフィギュアも扱う。当ブログはにほんブログ村では一応「キャラクタードール」枠に登録しているのだ(メインは「オムニバス小説」だが、それは私の作品群が『Avaloncity Stories』というシリーズでくくられるからである)。私はオリジナルキャラクタードールという意味でこの「キャラクタードール」カテゴリーに登録 [続きを読む]
  • あるお方の遺言
  •  2017年5月3日に、私がツイッターでフォローしていたお方が亡くなった。その人は元自衛官で集団的自衛権反対運動家の泥憲和さんというお方だが、その泥さん(珍しい苗字だ)の最後のツイートを引用する。《10個の提案や訴えがあるとしますよね。1個も受け入れない相手のことは面倒だからほっといて、8個受け入れた相手に「2個足りない!」と食ってかかるような人がいます(自戒)。運動というのは敵を味方に変えていくものな [続きを読む]
  • Cherrypink2017
  •  私は昨日、今年の桜画像を撮るために円山公園に行ってきた。次に載せるのは、円山公園や北海道神宮で撮ってきた写真である。動物園にも入って写真を撮ったが、ほとんどはボツにしてしまい、当記事に載せているのしかない。 実物を見た際には華やかでも、いざ写してみると実物ほどパッとしない。そんな事態は少なくない。デジタルカメラというものが発明されて本当に良かった。私ごときの腕前では、かつてのフィルムカメラは資源 [続きを読む]
  • White Sweet Christmas
  •  今日は、ママとさや 姉 ( ねえ ) の新作が同時に並んだ。すでにフライングゲットをしている読者もいるようだけど、どれだけ売れるか、楽しみ。 ママは出版業界のお偉いさんたちが集まるパーティーに出席するけど、あたしとさや姉は家でまったりクリスマスパーティーをする。 ローストチキンに、オードブルに、クリスマスケーキ。今晩が楽しみ。早く帰りたい。 加奈は多分、いとこの倫君と倫君の彼女小百合ちゃんと一緒にク [続きを読む]
  • 星形ピアス
  •  もうすぐ、 加奈 ( かな ) の誕生日だ。涼ちゃんやさや 姉 ( ねえ ) と一緒に祝いたいけど、さや姉は仕事の締め切りギリギリなので、難しい。 涼ちゃんと加奈は幼稚園時代からの幼なじみで親友だけど、さや姉は恋人。そう、あたしたち二人はレズビアンカップルだ。 親友二人とママにはカミングアウトしている。そもそも、ママ自身がバイセクシュアルだ。ママは未婚の母だった。色々と「規格外」なのは、売れっ子作家の特権 [続きを読む]